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世界に評価される山梨ワインの魅力!おすすめ商品も紹介

更新日:2024年11月21日

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山梨といえば、日本におけるワインの産地として有名です。

近年は「山梨ワイン」として正式にブランド化され、世界的にもその味が評価されています。海外のワインを好んで飲んでいる人にもおすすめです。

この記事では、山梨ワインの具体的な特徴や成り立ち、産地やブドウ品種など、詳しい情報をご紹介します。

おすすめの山梨ワインブランドも紹介しますので、ワイン好きの人はぜひ参考にしてください。

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「山梨ワイン」とは厳しい審査を通過した、おすすめの高品質ブランド

山梨ワイン おすすめ

「山梨ワイン」とは、ブドウの収穫から醸造・容器詰めまでの工程をすべて山梨で完結させているワインのことです。

山梨県内で造り、厳しい基準をクリアしたワインだけが「山梨ワイン」のブランド名を名乗ることを許されます。

山梨ワインは、日本で収穫されたブドウのみを使用して造られた「日本ワイン」のなかでも、代表的なブランドです。

「日本ワイン」に関するより詳しい情報は、こちらの記事で解説しています。ご興味があれば、ぜひお読みくださいね。

山梨ワインの特徴

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山梨の甲府盆地周辺は、雨量が比較的少なく、1日の寒暖差が大きい気候が特徴です。こうした気候はヨーロッパに似ており、ブドウ栽培やワインづくりに適していると考えられています。

一方、気候は同じ甲府盆地周辺でも細かく異なり、それぞれのエリアで味わいに特徴のあるブドウが生産・収穫されます。さらに、近年は競争が激しく、各ワイナリーが特色のあるワインを提供している状況です。

ある意味では、バラエティーの豊富さこそが山梨ワインの特徴であると言えます。

『GI Yamanashi』の地理的表示とは

山梨ワイン おすすめ
▲ミュールシャトーブリヤン 白

山梨ワインの品質を保証するのが、「GI Yamanasshi」の地理的表示です。

地理的表示(GI: Geographical Indication)とは、特定の産地の農林水産物・食品等の銘柄を知的財産として位置づけ、保護するための制度。

消費者に対して、信頼できる商品を提供するための制度でもあります。

山梨ワインを保証する「GI Yamanashi」の地理的表示は、国税庁によって2013年に認められました。酒類区分「ぶどう酒」では初めてのことです。

以下の条件をクリアし、管理委員会の審査を通過したワインしか、ラベルに「GI Yamanashi」を表示できません。

  • 山梨県で収穫された指定42品種のブドウ品種のみを使用している
  • 一定の糖度以上のブドウのみを使用している
  • 山梨県内で製造・貯蔵・容器詰めまで行っている

確かな品質の山梨ワインを探している人は、ラベルの「GI Yamanashi」の表示に注目してみることをおすすめします。

GiftA(ギフタ)おすすめの山梨ワイン『SADOYA』ブランド

山梨ワイン おすすめ
▲ミュールシャトーブリヤン 赤

GiftA(ギフタ)のギフトコンシェルジュは、日本国内のギフト向き良品を調査し、自信を持っておすすめできる品をピックアップしてお客様にご提案しています。

数ある山梨ワインのワイナリーのなかから選び、今回ご紹介したいのは、『SADOYA』です。

 

『SADOYA』は、大正6年に創業した100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリー。

フランスから持ち込んだ苗木によるワイン醸造を1936年に開始しています。その後も栽培の研究を続け、1946年には自社栽培した高品質なブドウによる「シャトーブリヤン」を製造しました。

この銘柄は、現在も続く『SADOYA』の名品です。国内外のワインコンテストで何度も受賞してきたことも、『SADOYA』のワインの品質を裏付けています。

 

『SADOYA』は、一貫して日本人の味覚に合わせることや、和食とのマッチングを良くすることをコンセプトにしてきたワイナリーです。ブライダルなどの贈答品にぴったりな高級品から、気軽に家飲みで楽しめるカジュアルラインまで幅広く展開しています。

山梨ワインに興味をお持ちの方には、セカンドラインの「ミュールシャトーブリヤン」がおすすめ。お手頃な価格ながら、独自の熟成など『SADOYA』のこだわりが反映されています。

山梨におけるワインの歴史

山梨は「日本ワイン発祥の地」と言われているとおり、古くからブドウ栽培、およびワイン醸造が根付いている土地です。

現在も栽培されているブドウの日本固有品種「甲州」は、日本にどのように伝わったのかはっきりとわかっていません。

有力なのが、718年に修行僧が栽培を始めたという説と、1186年に住民が偶然見つけたという説です。

どちらの説においても山梨県勝沼が「甲州」の発祥だと言われています。

山梨のワインは、この「甲州」品種と共に歩んできました。

山梨、および日本のワイン製造の歴史を、年表で簡単に解説します。

江戸時代 甲州(現在の山梨県)を中心にブドウ栽培が普及する
江戸末期 ペリーが日本にワインを持ち込む

鎖国を経て、近代化の一環としてワイン製造が奨励される

明治3年(1870年) 山田宥教と詫間憲久が、ヤマブドウと甲州からブドウ酒を醸造する
明治10年(1877年) 勝沼に「大日本山梨葡萄酒会社」が創設される
第二次世界大戦中

(1939-1945年)

醸造過程で生成される「酒石酸」の軍事利用を目的として、ワイン製造が奨励される
終戦後 欧米系ブドウ品種の栽培が山梨県で本格的に開始される
昭和45年(1970年) 大阪万博開催

食生活の急速な欧米化にともない、国内のワイン消費量が急増する

昭和54年(1979年) 勝沼町ワイン原産地認定制度が条例化される
平成25年(2013年) 地理的表示「GI Yamanashi」が国税庁によって認可される
令和3年(2021年) 甲州を使用した山梨ワインが世界的なワインコンクールでプラチナ賞(最高賞に次ぐ)を受賞する

 

山梨の有名なワイン産地紹介

ワイン ブドウ 産地

山梨のワイナリーは甲府盆地周辺に集中しています。東部・中央部・北西部・西部の4エリアに分けて、特に有名な産地や気候的な特徴について紹介します。

甲府盆地・東部

山梨県の代表的なワイン産地である勝沼地区を含むエリアです。甲州市、山梨市、笛吹市、大月市で構成されているこのエリアでは、水はけの良い土壌を活かし、主要なブドウ品種を多数栽培しています。甲府盆地のなかでも、特にワイナリーが多いのがこのエリアです。

甲府盆地・中央部

河川にはさまれた場所に位置している甲府市を中心としたエリアです。気温が高く、盆地のなかでは標高が低いエリアですが、水はけの良さなど好条件が揃っている場所にはワイナリーが存在しています。

甲府盆地・北西部

近年、外来品種の栽培にも積極的に取り組んでいるエリア。主なブドウ産地は北杜市、韮崎市です。北杜市は2008年、日本初の「北杜市地域活性化特区」に認定されています。

甲府盆地・西部

降雨量が少なく、1日の寒暖差が激しい典型的な盆地気候が特徴のエリアです。南アルプス市は、水の名産地としても知られています。山麓の名水と風によって栽培されたフレッシュなブドウからワインを製造しています。

山梨で栽培されているブドウ品種

ワイン ぶどう

山梨では、日本固有品種から外来品種まで多くのワイン用ブドウ品種が栽培されています。代表的な品種について赤ワイン用と白ワイン用に分けて解説しましょう。

赤ワイン用品種

マスカット・ベーリーA

「日本ワインの父」として知られる川上善兵衛が、新潟県の気候に合わせるために赤ワイン用に交配で開発した品種です。

ワインにすると、キャンディのような独特な香りを放ちます。渋みが少ないワインができるため、和食とも相性が良い品種です。

ブラック・クイーン

「マスカット・ベーリーA」と同じく、川上善兵衛によって開発された22品種のうちのひとつ。黒に近い皮からは、酸味の強いタンニンを含むワインが生み出されます。

一方で、収穫時期を調整することで酸味を抑えられるため、ワイナリーによって違ったワインの仕上がりになるブドウと言えます。

カベルネ・ソーヴィニヨン

栽培面積が世界で最も広いブドウ品種です。世界的な人気の背景には、味が良いだけではなく、「さまざまな気候への適応力が高い」という特徴があります。

ワイナリーによって味に違いが出やすい品種でもあり、日本では日本人の口に合う繊細な味わいに醸造されるのが一般的です。

白ワイン用品種

甲州

日本の白ワインを代表する品種です。

山梨では、甲府盆地東部に栽培が集中しています。多くはワインに使用されますが、食用として流通することもあります。果実の豊かな香りの良さ、酸味のバランスが特徴です。

ワイン用としては糖度の低さが長年の課題でした。しかし、栽培技術の向上により、近年は糖度が高い甲州が生み出されています。

シャルドネ

フランス・ブルゴーニュ地方原産の、白ワイン用の代表格と言える品種です。

ヨーロッパ由来品種のなかでは適応力が高いほうで、温暖地域から冷涼な地域まで世界各地で栽培されています。

温暖な地域の場合はフルーティーでコクが生まれる、冷涼な地域の場合はすっきりとした仕上がりになるなど、ワインにすることで栽培環境による影響が如実に表れる品種です。

セミヨン

フランス・ボルドー地方原産の白ワイン用ブドウです。糖度が高く、穏やかな酸味のワインが出来上がります。

「地味」と評価されることもありますが、良い意味で主張が少なく上品で華やかなことから、和食にも合わせやすい品種と言えます。

日本が誇る山梨ワインに今後も注目

父の日
▲山梨県の自社農場で丁寧に栽培されたぶどうを使用した日本の食事によくあうワインの赤白セット/ミュールシャトーブリヤン 赤&白セット

注目が集まる日本ワインのなかでも、山梨ワインはやはり特別な存在です。

もともと「ワインづくりには適さない」と考えられていた日本の環境で、試行錯誤を繰り返してきた歴史が反映されています。

その努力が実り、近年は日本を代表するワイン産地として山梨が注目されるようになりました。

近い将来、フランスやイタリアといった世界有数の国際的なワイン産地と山梨が肩を並べる日が来るかもしれません。山梨ワインのクオリティ向上と世界での評価に、今後も注目していきましょう。

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この記事の執筆者

GiftAコラム編集部

GiftAコラム編集部

当編集部では「贈り物選びの参考にしたいメディア」を目指し、ギフト通販専門店 GiftA(ギフタ)の社内ライターがリサーチ・執筆を行っています。贈答マナーや人気ギフトのトレンドなど、お役立ち情報をわかりやすく発信します。

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