今回は、「かさばらない結婚祝い」をテーマにお伝えします。
- 「結婚祝いの贈り物を手渡ししたいから、持ち運びしやすいものがいい」
- 「相手は結婚祝いをたくさんもらうだろうから、保管に困らないプレゼントにしよう」
このような理由から、「かさばらないプレゼント」をお探しの方は多いことでしょう。この記事では下記の内容をお伝えします。
- 持ち運びや保管の負担にならない「かさばらない結婚祝い」5選
- かさばらないが、結婚祝いに贈ってはいけない品物
- どうしても「かさばるもの」を贈りたい場合におさえておきたいポイント
相手に喜ばれる贈り物ができるよう、ぜひ最後までご覧ください。
持ち運び・保管OK!もらってうれしい「かさばらない結婚祝い」
結婚祝いのプレゼントにふさわしいアイテムの中から、「かさばらないプレゼント」を5つご紹介します。
結婚祝いは、相手の負担も考えて選ぶことが大切。プレゼントを贈るなら、「持ち運びの負担」や「相手の家の保管スペース」に配慮したものがおすすめです。あなたの温かい心づかいが、新郎新婦にもきっと伝わりますよ。
かさばらず満足度の高い贈り物は「カタログギフト」
かさばらないプレゼントの代表格が「カタログギフト」。
掲載商品の中から、新婚の二人が「本当に必要なもの」を遠慮なく選んで受け取れます。
カタログギフト自体は「冊子サイズ」もしくは「カードサイズ」なので、持ち運びや保管の負担にならないプレゼントといえるでしょう。
さまざまなジャンルの商品が掲載された「総合カタログ」ギフトは、新郎新婦の好みがわからないときにぴったり。
また、最近はブランドのコンセプトや特定のジャンルに特化したユニークなカタログギフトも多数登場しています。
たとえば、食べ物に特化した「グルメカタログ」、クルージングディナー・旅行・アクティビティ施設などの「体験チケット」が商品として掲載されている「体験型ギフトカタログ」など。
おしゃれな方には「ファッションブランド発行のカタログギフト」、舌が肥えたグルメな方には「高級グルメカタログ」を贈るなど、相手の好みに合わせてカタログを選べば、きっと喜ばれる贈り物になるはず。
体験型ギフトなら、新郎新婦の思い出づくりのきっかけにもなるでしょう。
ささやかなプレゼントにもOK「お菓子」
手土産やちょっとした贈り物に最適な「高級感あるお菓子」は、かさばらないプレゼントの一つです。また、食べたら無くなる「消えもの」のため、受け取った側が保管に困ることもないでしょう。
伝統的に、結婚祝いに食べたら無くなる消えものを贈るのはマナー違反とされていました。しかし、近年は生活様式の変化とともに「かさばらないからうれしい」という声も増えつつあります。
結婚祝いにお菓子を贈る際は、普段自分では購入する機会が少ない上質なものを選ぶと、特別感を演出できます。できれば「老舗和菓子店」や「有名スイーツ店」などで、お祝いにふさわしいものを選びましょう。
中でも「焼き菓子」は、軽くて持ち運びしやすい上に常温保存できるため、贈り物として人気です。特に下記のようなお菓子は万人受けしやすいため、年齢・性別を問わず喜んでいただけるでしょう。
- クッキー
- バームクーヘン
- カステラ など
年輪を思わせる見た目のバームクーヘンは、これから夫婦が長い年月を重ねていくことをイメージさせるため、「縁起の良いお菓子」とされており、慶事の贈り物にぴったりです。
お菓子は価格帯が広いため、「予算に合わせて選びやすい」のもメリットの一つです。低価格帯のお菓子の中にも、工夫を凝らしたものや華やかなパッケージのものが豊富に揃っています。
結婚祝いのプレゼントにお菓子の人気は近年どんどん高まっています。親しい間柄の方に贈る結婚祝いなら、お菓子を贈っても特に問題ないでしょう。
万人受けしやすい「コーヒー」「紅茶」
軽くてかさばらない贈り物といえば、身近な飲み物である「コーヒー」や「紅茶」もおすすめです。
「ご祝儀のほかにプレゼントを渡したい」
「ささやかなお祝いの気持ちを贈りたい」
そんなときのプチギフトに選んでみてはいかがでしょうか。コーヒー・紅茶もお菓子と同じ消えものですが、これらも親しい間柄への贈り物にするなら特に問題ないでしょう。
コーヒーや紅茶にはさまざまな種類があります。コーヒーをプレゼントする場合は「ドリップバッグ」、紅茶を贈る場合は手軽に飲める「ティーバッグ」を選んでみてはいかがでしょうか。個包装になっているため保存しやすく、お湯を注ぐだけで手軽に飲んでもらえます。
結婚祝いでコーヒー・紅茶を贈る際は、「高級な豆を使用したブレンドコーヒー」や「ブランド紅茶」など、ワンランク上のものを選びましょう。いつものブレイクタイムを贅沢な気分で過ごしてもらえるよう、ギフト用の商品から選ぶのがおすすめです。
かさばらない、上質な結婚祝い「夫婦箸・カトラリー」
「形に残る品の中から、かさばらないものを贈りたい」
「日ごろお世話になっている方に、消えものを贈るのは気が引ける」
そんなときは上質な素材で作られた「夫婦箸」や「カトラリーセット」がおすすめです。
これらは軽くてコンパクトな上に保管しやすいため、かさばらないプレゼントにはピッタリでしょう。
さらに割れにくいため、持ち運びの際に壊れる心配もありません。
箸には、「人と人とを橋渡しする」とのいう意味があり、結婚祝いに贈ると「夫婦を繋ぐ」という意味になるそうです。結婚祝いにふさわしい縁起のよい贈り物ですね。
結婚祝いで箸を贈る際は、「漆塗り」のものなど、上質で高級感あるものがおすすめです。桐箱入りや和紙の包装紙など、包み方にも注目すると、コンパクトでも特別な雰囲気を演出できる贈り物になるでしょう。
日々の暮らしで使ってもらえる上質な「布製品」
結婚祝いでは、「新生活に役立つアイテム」を贈るのが通例です。特に、日々の暮らしで使う「布製品」は、保管の負担にならない結婚祝いとして喜ばれます。
中でも「タオル」は消耗品のため、生活する上でストックがあると助かるもの。いくつあっても困らないアイテムとして、結婚祝いで喜ばれる贈り物の一つです。
ほかにも吸水性・速乾性に優れた「高級リネン」や、肌触りのよい「シルク」素材が使われたアイテムも人気があります。
リネンは上質なものほど耐久性が高く、ヨーロッパでは昔から花嫁の嫁入り道具として一生分のリネン製品を持っていく習慣がありました。
シルクもプレゼントにふさわしい特別感と華やかさがあり、これらの素材を使ったアイテムは結婚祝いのプレゼントにふさわしいと言えます。
- リネン素材の「タオル」
- リネンの「エプロン」
- リネンの「キッチンクロス」
- シルクの「ペアパジャマ」 など
布製品は直接肌に触れるものがほとんどですから、上質な素材にこだわって選びましょう。
「今治タオル」や「泉州タオル」など、日本製のブランドタオルや、「ヨーロッパリネン100%の生地」を使ったキッチンアイテムなど、品質に定評あるブランドものがおすすめです。
かさばらなくても結婚祝いでは「NG」の品物
結婚祝いのプレゼントは、持ち運びや保管に困らない「かさばらないもの」を選ぶ心づかいが大切です。しかし、かさばらないからといって結婚祝いにふさわしくないものを贈っては、お祝いの雰囲気が台無しになってしまいます。
結婚祝いを選ぶ際は、「タブーの品」についても把握しておきましょう。
刃物
結婚祝いのプレゼントでは、新生活に役立つアイテムを贈るのが定番です。中でも、「キッチンアイテム」は特に人気があります。
もしかしたら、かさばらない「包丁」を贈ろうと考えている方がいらっしゃるかもしれません。しかし「包丁」は、「縁が切れる」を連想させることから、結婚祝いのタブーの品物とされています。
結婚する相手からリクエストを受けた場合は贈っても問題ありませんが、そうでない場合は「カタログギフト」など別の形で贈ることをおすすめします。
日本茶
日常で飲んでもらえるからと、「日本茶」を贈りたいと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
日本茶も、コーヒーや紅茶のようにかさばらない贈り物ではありますが、結婚祝いには不適切とされています。なぜなら、香典返しの贈答品として用いられることが多く、弔事のイメージが強いためです。
結婚祝いで「かさばらない消えもの」を贈りたいときは、上記で紹介した「コーヒー」や「紅茶」を選んだほうが無難でしょう。
ハンカチ
かさばらない結婚祝いとして「布製品」をご紹介しましたが、布であっても結婚祝いに「ハンカチ」を贈るのはタブーです。
ハンカチは「手巾(てぎれ)」と書くことから、「手切れ=縁を切る」を連想させると考えられているからです。
また、亡くなった方のお顔に白い布をかけることから、特に「白いハンカチ」を結婚祝いで贈るのはNGとされています。
結婚祝いでタオルなどの布製品を贈る際は、「フェイスタオル以上の大きさ」「色柄もの」を選びましょう。
結婚祝いに「かさばるもの」を贈りたいならここに気配りを
結婚祝いは、相手に負担がかかるもの・かさばるものはあまり好まれません。とはいえ、「家電」「食器」「キッチンアイテム」など、「新生活に役立つ品」を贈ってあげたいこともあるでしょう。
これらの品は、かさばるからといってマナー違反になるわけではありません。実際、「結婚祝いでもらってうれしい品」として挙げられることも多いプレゼントです。
贈る際に大切なのは、「相手への気づかいを忘れないこと」です。「気づかい」があるかないかで、受け取る側に与える印象も異なります。
ここからは、「かさばる結婚祝い」を贈る際におさえておきたいポイントをみていきます。
リクエストを聞いてみる
相手に喜ばれる結婚祝いにするには、「自分が贈りたいもの」ではなく、「相手が本当に欲しいもの」を贈ることが大切。相手の欲しいものがわからないときは、直接「リクエスト」を聞くのが確実です。
消えもの以外で結婚祝いに選ばれるものは、かさばる上に好みが反映されやすいものでもあります。たとえば「家電」は、メーカーや機能にこだわって選ぶケースが多いでしょう。
また「食器」は「色」や「デザイン」などで印象が異なるため、「毎日の食卓に並べるものは自分たちの好きなデザインのものにしたい」と思う新婚夫婦もいらっしゃるでしょう。相手の好みでないものを贈った場合は、「タンスの肥やし」になってしまう可能性があります。
「せっかくいただいたお祝いだから捨てられない」と、相手の収納スペースを占領してしまうかもしれません。
せっかく贈ったお祝いの品でも、お相手に「困る」と思われたら寂しいですよね。そのような残念な結果にならないよう、あらかじめリクエストを聞いておくことをおすすめします。
具体的に「何がほしいか」を聞き、可能であれば「ブランドやメーカー」「デザイン」の好みを聞いておくと、より喜ばれる贈り物になるでしょう。
自宅に配送する
かさばるものを贈るときは、「持ち運びの負担」に対する気づかいも忘れてはなりません。結婚祝いを結婚式の二次会で渡したり、ランチやお茶のついでに渡したりする方も多いようです。
結婚祝いは基本的に手渡しが望ましいとされているため、直接お会いして渡すことはマナー違反ではありません。しかし、一度に複数人からプレゼントをもらったり、重くてかさばるものだったりしたら、持ち帰るのが大変です。
そのような負担を減らすためにも、「かさばるもの」「大きいもの」「重いもの」は、配送でお相手の自宅へ送るのが親切です。
直接会った際には祝福の言葉を伝え、「結婚祝いの品物は自宅に送らせてね」と伝えましょう。
荷物を送る際は先方の在宅時間を確認するなど、お相手がスムーズに荷物を受け取れる配慮も忘れないようにしてくださいね。
まとめ
ここまで「かさばらない結婚祝い」についてお伝えしました。
結婚祝いのプレゼントは、「新婚家庭の保管スペース」「持ち運びの負担」に配慮したものを選びましょう。
「普段自分では購入する機会の少ないもの」や「素材にこだわったもの」など、ワンランク上のものを選べば、かさばらないものでも十分特別感がある贈り物になりますよ♪
贈りたいものがどうしてもかさばるものなら、お相手にリクエストを聞くのもおすすめです。相手が本当に欲しいもの・今必要なものなら、「もらって困る」と思われることはないでしょう。
また、重いもの・かさばる贈り物は配送サービスで自宅へ送れば相手の負担を減らせます。
今回お伝えした「かさばらない結婚祝い」の情報を、プレゼント選びの参考に活用してくださいね。