「ご祝儀とは別に何かプレゼントを贈りたい」
「結婚式をしないからとご祝儀は辞退されたが、気をつかわせない程度のプレゼントでお祝いの気持ちを伝えたい」
このように“ささやかなプレゼント”を贈りたいとお考えの方は多いでしょう。
「ご祝儀にプレゼントを添える場合、いくらくらいの予算にすればいいのだろう?」「気をつかわせない程度の予算では結婚祝いらしいプレゼントは難しいのかな・・・」とお悩みではありませんか?
お気持ち程度のちょっとしたプレゼントでも、祝福の気持ちが伝わるようなものを選びたいですよね。
そこで今回は「結婚祝いに贈るささやかなプレゼント」についての特集です。
- プチ予算でもプレゼントできる“結婚のお祝いにふさわしい”贈り物
- ささやかなプレゼントを贈る際の金額の相場
- お相手に気をつかわせない贈り方
など、詳しく解説していきます。
目次
【結婚祝いに贈るささやかなプレゼント】選び方ポイント5つ
「結婚祝いのプレゼント、どんな品ならうれしいと感じてもらえるかな?」
こんなお悩みをお持ちなら、結婚する2人の立場になって考えてみましょう。
新しく生活を始める、結婚という門出を迎える2人は何をもらったら嬉しいのか。さまざまな視点で考えてみましょう。
新しい生活を始めるうえで役立つものが喜ばれやすい
結婚を機に一緒に暮らし始める方は、家電・寝具・日用品に生活雑貨などさまざまなものが必要になります。
はじめは必要なものを揃えることで精いっぱいで”これがあればとりあえず暮らせる“くらいのアイテムしか揃えていないケースも多いようです。
新生活は何かと物入り。だからこそ、結婚祝いでは新しい生活を始めるうえで役立つものが喜ばれやすいようです。
生活に役立つアイテムはあったら便利なアイテム、いくつあっても困らないアイテムなどさまざまあります。
あなたが生活するうえで必要と感じるもの、あったら便利と感じる実用的なものをプレゼントするのも良いですね。
使い勝手の良いもの、上質なものを選んでプレゼントすると新生活の気持ち良いスタートを応援できるでしょう。
夫婦2人が楽しめる・味わえるものを選ぼう
結婚祝いは2人に贈るものです。
あなたが夫または妻のどちらか一方だけと知り合いだった場合、その方の好きなもの・趣味に関するものを贈りたいと考えるでしょう。しかしパートナーへの配慮も祝福の気持ちを伝えるために大切なことです。
結婚祝いでは夫婦2人で使ってもらえるもの・味わえるもの・共通の趣味に関するものを贈りましょう。
食べ物・飲み物・日用品など「消えもの」も選択肢に入れよう
従来のマナーでは結婚祝いに「消えもの」を贈るのは避けた方が良いとされてきました。
しかし、昨今は、後に残らないもののほうがうれしいという声も聞かれるようになり、結婚祝いの贈り物として選ばれることも増えてきています。
食べ物や飲み物・日用品の消えものはいくつあっても困らない実用品。好みに合ったもの、使い勝手のよいものなら新生活を始める2人に満足していただけるでしょう。
ただしマナーを気にする方もいるため、親しい間柄の方へのプレゼントにすることをおすすめします。
「消えものですが〇〇さんがお好きなものをプレゼントしたいと思い、こちらを選びました」などプレゼントを選んだ理由をメッセージにして渡すと良いでしょう。
“結婚祝い”らしい特別感を演出しよう
結婚は人生の中でも特別なお祝い事です。
贈るプレゼントは結婚祝いらしく、華やかさ・豪華さがあるもの、贅沢な気持ちになれるものを選び、特別感を演出しましょう。
お気持ち程度の金額でお贈りする場合も華やかなパッケージのものを選ぶ、きちんと包装する、結婚祝いののし紙を掛けるなどすると、結婚祝いにふさわしい特別な贈り物にできます。
結婚祝いのプレゼントは縁起の良い「数」を贈ろう
冠婚葬祭にはさまざまなマナーがあります。その一つが「数」です。
結婚祝いの贈答品では基本的に奇数が好まれます。割り切れる偶数は別れを連想させるため避けましょう。ただしペアを連想させる「2」、末広がりを意味する「8」は良いとされています。
結婚祝いにふさわしいとされる数…2・3・5・7・8
食器の枚数、お菓子の個数など意外と見落としやすいため、気をつけましょう。
【結婚祝い】ささやかなプレゼントの定番&人気ギフトをご紹介
ここからは結婚祝いのプレゼントについて、より具体的にみていきましょう
結婚祝いの定番の品、昨今人気のギフト、お気持ち程度の金額で贈れるプレゼントをご紹介します。
キッチン家電やインテリアアイテムになるものがおすすめ【家電】
結婚祝いでもらってうれしいプレゼントといえば「家電」。
家電は高くてプレゼントするのはちょっと…と思われがちですが、お気持ち程度の予算で購入できる家電もあります。
朝食やおやつ調理にも使える「ホットサンドメーカー」、フルーツジュースやスープが簡単に作れる「ジューサー」「ミキサー」など、“あると便利”なキッチン家電は喜ばれやすいでしょう。
お気に入りの写真を映し出す「デジタルフォトフレーム」、アロマの香りを楽しめる「ディフューザー」などインテリアアイテムにもなる家電もおすすめです。
ブランドのものや汎用性の高いものが人気【食器・カトラリー】
新生活に欠かせない食器やカトラリーも結婚祝いで人気のプレゼントです。
汎用性の高いシンプルな食器は使い勝手がよく、ホームパーティーなどでも重宝するため、いくつあっても困らないアイテムとして定番の結婚祝いになっています。
昨今は北欧ブランドや日本の伝統焼き物、作家ものなど、食卓を彩ってくれる個性的な食器が人気のようです。お相手の好きなテイストに合わせて選ぶと喜ばれやすいでしょう。
2本が一緒でないと使えない「箸」は“寄り添う夫婦”を思わせるとして、結婚祝いにふさわしい縁起物とされています。風格ある贈答品のため、目上の方へのプレゼントにもおすすめです。
食卓を華やかにしてくれる【ペアグラス】
生活するうえで、毎日使うアイテムといえば「グラス」ではないでしょうか。
食事のとき、夫婦団欒の時間、晩酌タイムになど、2人が揃う時間には欠かせないアイテムですよね。
結婚祝いのプレゼントには、2人で過ごす時間をより贅沢に、華やかにしてくれる「ペアグラス」を贈るのもおすすめです。
グラスには日常的に使える「タンブラー」以外にもさまざまな種類があります。
ワインが好きな2人に優雅な「ワイングラス」を、コーヒー好きな方には毎朝の相棒になる「マグカップ」など、お相手の好きな飲み物に合わせたグラスやカップを贈ると良いでしょう。
結婚祝いなら夫婦の名前を刻む「名入れ」をして贈るのもおすすめです。
素材・産地にこだわった上質な物が喜ばれる【高級タオル】
糸を紡いでつくられるタオルは“人と人との絆を紡ぐ”という意味をもつとして、結婚祝いをはじめさまざまな贈答品に使われている定番ギフトです。
好みの差が出にくいため、選びやすいというメリットもあります。結婚祝いでは肌触りの良い上質な「高級タオル」を選びましょう。
ハンカチは慶事のプレゼントにはタブーとされているため、フェイスタオル以上の大きさから選びます。
清潔感のある白色を好む方も多いようですが、白いタオルは弔事で使われるため基本的には避けた方が無難です。お相手の好きな色や汚れの目立ちにくい色を選んで贈ると良いでしょう。
結婚祝いにふさわしい意味が込められた【プリザーブドフラワー】
「プリザーブドフラワー」は生花の瑞々しさを長く保ち続けることから“末永くお幸せに”という意味をもつ結婚祝いにふさわしい品。特別な手入れをしなくても美しさが変わらないため、結婚の記念に贈る方も多いようです。
プリザーブドフラワーにはミニブーケ・フォトスタンド・ガラスドームに入ったものなどお気持ち程度の金額で購入できるものもあります。
赤いバラ(愛)・チューリップ(幸福)・ブルースター(信じ合う心)など、花言葉にも注目して選ぶとより素敵なプレゼントになるでしょう。
おしゃれなプチギフトが人気【お菓子】
親しい間柄の方に贈るささやかなプレゼントをお探しなら、贈り物の定番「お菓子」はいかがでしょうか。
お菓子は見た目が華やかでおしゃれなプチギフトが豊富に揃っているため、お気持ち程度の予算でもお祝いにふさわしいものを選びやすいでしょう。
選ぶ際は焼き菓子・チョコレート・和菓子などお相手の好きなジャンルのものを選んだり、長寿・繁栄を思わせるバームクーヘンや動物モチーフなど縁起の良いお菓子を選んだりするのがおすすめです。
”福を分かち合う”縁起の良いプレゼント【お酒】
「お酒」は慶び事に欠かせない縁起物。お酒を嗜まれる方への結婚祝いにはお酒を選びましょう。
お酒は好みがわかれやすいため、お相手の好みはもちろんパートナーの好みについても把握しておきたいところ。2人で一緒に味わってもらえるお酒を贈ることが大切です。
結婚祝いの定番といえばシャンパンですが、2人の生まれ年のワイン、世界各国のビール詰め合わせセット、金箔入りの日本酒など、特別感を演出できるものはさまざまあります。
普段自分では買わないような逸品をプレゼントすると満足していただけるプレゼントになるでしょう。
お相手に本当に好きなものを選んでもらえる【カタログギフト】
「何を贈ったらよいかわからない…」「本当に喜んでもらえるものを贈りたい!」
そうお考えなら「カタログギフト」がおすすめです。
カタログギフトは友人・親戚・職場の方など、どんな間柄の方にも贈れる万能な贈り物。
インテリア雑貨やキッチンツールなどの実用的なアイテム・食べ物飲み物・アクティビティや温泉旅行のチケットなど、豊富なアイテムが掲載されています。
その中からお相手に好きな商品を選んでもらえるため、お相手の趣味嗜好がわからない場合もプレゼントしやすいでしょう。
カタログギフトを扱うネットショップでは事前にカタログの内容をWEB上でチェック可能。
どんな商品が載っているのか確認してから贈れるのが魅力ですね。金額がわかりにくいため、お相手に気をつかわせないプレゼントを贈りたいという方にもおすすめです。
「GiftA(ギフタ)」では結婚祝いのささやかなプレゼントにおすすめのカタログギフトを数種類ご用意しております。
さまざまなジャンルの商品が掲載されている総合カタログはもちろん、肉類・ご当地グルメなどグルメジャンルに特化したものや、オーガニック商品・北欧デザインなどのコンセプトに特化したものなどを取り扱っています。
百貨店で取り扱いしているカタログと同じものを卸値で提供しているネット直販の割引カタログは、予算よりも良いもの、充実したカタログを選べると好評です。ささやかな結婚祝いのプレゼントをお探しなら、「GiftA(ギフタ)」のカタログギフトをご検討ください。
「GiftA(ギフタ)」のカタログギフト詳細はこちら→【カタログギフト一覧】
結婚祝いでは避けるべき!NGプレゼント4つ
結婚祝いに喜ばれる品がある一方で、避けるべきといわれるタブーの品物もあります。
- 刃物…縁が切れることを連想させるため
- ハンカチ…「手巾(てぎれ)」と呼ばれるハンカチは手切れを連想させるため
- 日本茶…お悔やみの贈り物で使われるため
- 櫛…「苦」や「死」を連想させるため
- 「9」や「4」の数…「苦」や「死」を連想させるため忌み数のため
リクエストがない場合でも、上記の品をプレゼントとして贈るのは避けましょう。
【パターン別】結婚祝いに贈る”ささやかなプレゼント”の相場
「ささやかな、お気持ち程度のプレゼントを贈りたい。どのくらいの予算で選べばよいのだろう?」
ご祝儀に添えるプレゼント、あいさつ程度の関係の方へ贈るプレゼントの金額は悩みますよね。結婚祝いで贈るプレゼントにふさわしい金額は、状況やお相手との関係性によって異なります。
お祝いの気持ちからあまり高額なものを贈ってしまうと、かえってお相手に負担をかけてしまうことに・・・
ここでご紹介する一般的な相場の範囲で用意することをおすすめします。
結婚式に出席するなら「3,000円~5,000円」程度
【友人・職場の方…3万円のご祝儀と3,000円程度のプレゼント】
結婚式に出席する場合は現金のご祝儀を贈るのが一般的。さらにプレゼントも贈る場合は上記の金額で用意する方が多いようです。
結婚式に出席しないなら1,000円~5,000円程度
【友人・職場の方…1,000円~5,000円程度のご祝儀やプレゼント】
友人や職場の方の結婚式を欠席する場合は1万円のご祝儀を贈るのが一般的です。プレゼントを添えるなら3,000円~5,000円程度を目安にしましょう。
あいさつ程度の関係で結婚式に出席しないなら1,000円~5,000円程度のプレゼントを贈る方が多いようです。お菓子・コーヒー・お酒など後に残らないものだと気をつかわせずに受け取ってもらえるでしょう。
【結婚祝いのプレゼント】気をつかわせない渡し方と贈るタイミング
結婚祝いのプレゼントを贈る場合はお渡しする時期に配慮しましょう。
招待状を受け取る前に贈ってしまうと招待を催促しているととらえられる可能性があります。お相手に気をつかわせないためには結婚式の招待状を待ってからお渡しするタイミングを見極めることが大切です。
結婚式に招待されている場合は式の1~2か月前、遅くとも1週間前に渡しましょう。招待されていない場合は式後ひと月以内にお渡しします。
結婚式をしない方へは、結婚報告を受けてからひと月以内に渡すのがマナーとされています。
ささやかなプレゼントも「のし紙」を掛けるのが○
「ささやかなプレゼントにのし紙を掛けたら、かえって恐縮させてしまうかな?」と悩む方も多いでしょう。気をつかわせたくないと考え、ラッピングを検討する方もいると思います。
華やかなラッピングも素敵ですが、包み方や飾りによってはマナー違反になるため注意が必要です。
ラッピングのテープや飾りに使われるリボンは結婚祝いでは避けた方が良いとされる「蝶結び」が用いられるのが一般的です。蝶結びは“何度あっても良いお祝い事”にはふさわしいのですが、“一度きりであるべきお祝い事”である結婚祝いにはふさわしくありません。
お祝いの品にかける「のし紙」は昔から祝賀の贈答品に用いられてきたものです。のし紙を掛けることで正式なお祝いの品だとわかりやすくなるうえ、丁寧な形でお祝いの気持ちをお贈りしたいとの意思表示にもなります。
お相手にとって人生一度きりのお祝いだからこそ、ささやかなプレゼントであってもきちんとのし紙を掛けて贈ることをおすすめします。
結婚祝いのプレゼントには「10本(または5本)」「結び切りまたはあわじ結び」「紅白または金銀」の水引がついたのし紙を掛けましょう。
ささやかな結婚祝いには想いが伝わるメッセージカードを添えて
お祝いの贈り物には「メッセージカード」を添えるのがマナーとされています。
結婚祝いのささやかなプレゼントにも祝福の気持ち、プレゼントを選んだ理由などを綴ったメッセージカードを添えましょう。直接渡す場合はもちろん、何らかの事情で郵送する場合も忘れずに添えまてください。
【メッセージ文例】
結婚おめでとうございます
〇〇さんから結婚の報告を聞き まるで自分のことのようにうれしく思います
○○さんと支え合って 素敵な家庭を築いてね
ささやかですが お祝いの気持ちを込めて 〇〇さんが好きな〇〇を贈ります
末永くお幸せに
御結婚おめでとうございます
おふたりの輝かしい門出を 心よりお慶び申し上げます
ささやかながら お祝いの品をお贈りします
末永いご多幸と健康をお祈りしております
結婚祝いに贈るメッセージでは区切りを連想させる句読点(「、」や「。」)、忌み言葉、重ね言葉を使わないように気をつけましょう。
ささやかなプレゼントに添えるメッセージはぜひ上記文例を参考にしてください。
まとめ
結婚祝いに贈るささやかなプレゼントを選ぶ際はお相手の立場になって考えてみましょう。
どんなものが必要か、どんなものが好きか。お相手のことを思って選ぶことが大切です。
パートナーヘの配慮があると、2人を祝福する気持ちがより伝わりやすくなります。
お相手に満足していただけるプレゼントができるよう、ご紹介した内容をぜひお役立てください。