お中元のギフト選びは迷ってしまいやすいもの。そんな場合は、失敗しづらい定番ギフトを選ぶのがおすすめです。
この記事ではGiftA(ギフタ)コラム編集部が昨年の売り位上げの傾向から分析した、定番のお中元・夏ギフト人気ランキングをお届けします。
人気の高い定番ギフトを知っていれば、安心してお中元を贈れるはずです。
後半ではお中元のマナーや相場などの基礎知識もご紹介します。
お世話になっている大切な方へのお中元を探している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
定番お中元ギフト人気ランキング
具体的にどんな商品がお中元で選ばれているのかチェックして、多くの人に喜んでもらいやすい、人気の定番ギフトを贈りましょう。
1位 ゼリー
清涼感があるゼリーが夏のギフト堂々の1位ですです。
フレッシュなフルーツ入りのものや見た目がきれいなものが特に好まれます。
複数の味が詰まったセットを贈り、食べ比べしてもらうのもおすすめです。
2位 ジュース
暑い夏は水分補給が大事!2位はジュースがランクインしました。
果汁100%、国産、野菜ジュース、カルピスなど夏ギフト定番のドリンクが人気を集めています。
子どもも喜んで飲めるため、家族向けのお中元におすすめです。
3位 お肉(精肉・ハムなどの加工肉)
グルメ系はお中元の定番ですが、なかでも嫌いな人が少ないお肉は多くの人にお中元として選ばれています。
すき焼きのセットなどは、夫婦二人暮らしの方への食卓が華やかになる豪華なお中元として最適。
お酒が好きな方へのお中元として、おつまみになるハムやソーセージなどの加工肉がおすすめです。
また、加工肉は大人だけでなく子どもも喜ぶグルメなので、家族みんなで楽しんでもらえるでしょう。
4位 うなぎ
お中元が贈られる7月、8月は夏の「土用の丑の日」を含むため、近年は夏ギフトとして人気が高まっています。
スタミナがつくとも言われているためうなぎを贈れば、夏バテを気遣うメッセージにも。
贅沢感のある長焼きはもちろん、手軽に食べられる「おこわ」は年配の方に喜ばれます。
5位 冷菓(アイスクリーム・シャーベット)
暑い夏においしくいただけるアイスクリームやジェラート、シャーベットといった冷菓もお中元として人気があります。
子どものいる家庭には特に好まれるでしょう。
下記のような高級感、贅沢感があるものがギフト向きです。
- 有名ブランドのアイスクリーム
- 素材にこだわったものジェラート
- 果汁がフレッシュなシャーベット
- 洋菓子と合わさった新感覚アイス
近年は、常温保存で届いて好きなにときに凍らせて食べられるスイーツも人気です。
6位 和菓子(涼菓・せんべい)
和菓子は、目上の方や年配の方へのお中元にぴったり。
水ようかんやわらび餅などの涼菓であれば、夏らしさも演出できます。
意外に人気なのがおせんべいやおかきです。夏バテしていてもサクッと手軽に食べられるのでおすすめです。
7位 コーヒー
日持ちする、嫌いな人が少ない、といった理由から、コーヒーもお中元に選ばれています。
近年は、テレワークのお供として自宅でコーヒーを飲む人も多いのではないでしょうか。
市販のものよりも少し高級なコーヒーを贈れば、贅沢なひとときを楽しんでもらえます。
冷やして飲む人が多い夏は、リキッドタイプのコーヒーギフトが喜ばれるでしょう。
8位 洋菓子(焼き菓子・ケーキ)
洋菓子はお中元に限らずギフトの定番です。
クッキーやフィナンシェといった焼き菓子系は、日持ちする点がポイント。年代を問わず好まれるため、贈りやすいお中元ギフトのひとつです。
マカロンやチーズケーキなど、冷蔵のお菓子も特別感があっておすすめです。
有名店のお菓子詰め合わせなど、少し贅沢なものを選んでみてはいかがでしょうか。
9位 麺類(そうめん・うどん・そば)
暑い夏でもさっぱりと味わえる、日持ちする、といった理由から麺類はお中元の定番ギフトです。
特に高級なそうめんは一般に市販されている商品とはコシや香りが異なるため、ギフトとして申し分ありません。
10位 果物
子どもからお年寄りまで幅広く好まれるフルーツも、お中元の定番です。
旬のフルーツは季節を感じられる贈り物として喜ばれます。
以下の果物は夏が旬でギフト向きのものです。旬の果物がわからなければこちらを参考に選んでみてください。
- 桃
- 小玉スイカ
- ブドウ、マスカット
- メロン
- 梨
11位 ビール
夏といえば、ビールがおいしい季節です。お酒が好きな方には、おいしいビールのお中元を贈ることも検討しましょう。
スーパードライやヱビスビールといった大手メーカーのビールは間違いがありません。
地ビールやクラフトビールなど、少し手に入りづらい贅沢なビールもおすすめです。
12位 海鮮
海鮮系のギフトもお中元の人気商品です。
海鮮といっても種類はさまざま。夏ギフトに人気の以下のラインナップを参考に、相手の好みに合ったものを贈りましょう。
- おつまみにもなるさつまあげなどの練り物
- ごはんのおともの明太子
- 贅沢を感じる高級魚の干物
- レンジや湯煎ですぐに調理できる焼き魚や煮魚
- お取り寄せギフトならではの新鮮なお刺身
13位 お惣菜
レンジや湯煎の簡単調理で食べられるお惣菜ギフトは、暑い時期に重宝します。
キッチンに立って料理するのも夏の暑い日は大変。お惣菜ギフトなら、手軽に美味しい食事を楽しんでもらえます。
一人暮らしの男性や、年配の方へのギフトに最適です。
14位 お茶漬け
夏バテ気味のときにさらっと食べられるお茶漬けは、お中元の隠れた定番。
高級食材が入ったお茶漬けを選ぶと、特別感のあるギフトになります。
氷を入れて冷やして食べるのもおすすめです。
15位 ワイン
お酒が好きな方へのお中元にはワインもおすすめです。
さわやかなスパークリングワインは夏ギフトにぴったり。
赤白セットを贈って、味の違いを楽しんでもらうのもいいですね。
料理と合わせることが想定されているワインなら、グルメ系お中元とのマッチングも楽しめます。
16位 日本酒
日本酒もお中元の定番です。日本各地の酒蔵が、ギフト用のパッケージを展開しています。
お酒へのこだわりが強い人には、毎年違う日本酒を贈って感想を聞いてみるのもよいかもしれません。
17位 調味料(ドレッシング、オイル)
食卓で日常的に使えるドレッシングやオイルなどの調味料も、お中元では定番のギフトです。
ドレッシングは、いろいろな味が楽しめる詰合せがおすすめ。
オイルはヘルシーな亜麻仁油やこめ油、有機栽培のオリーブオイルが人気です。
18位 洗剤
家族が多い人へのお中元として洗剤は最適です。
汗をかく夏は、洗濯の頻度が高くなりがち。そのため、衣料用洗剤はどの家庭でも助かるお中元ギフトと言えます。
清潔を保つために、ハンドソープも重宝します。
たくさん使ってもらえるように、ボトルと詰替用が一緒になったギフトを贈りましょう。
19位 梅干し・漬物
梅干しや漬物も、お中元で人気のギフトのひとつ。手軽に塩分補給できるため、熱中症対策になると言われています。
梅干しの酸っぱさの正体であるクエン酸は、食欲増進効果も期待できます。
20位 入浴剤
入浴剤のお中元は、夏の疲れをねぎらうメッセージになります。
バスタイムが少し特別な時間に感じてもらえるように、香りがいいものや、美しい色合いのものを選ぶのがおすすめです。
定番ギフトを掲載!お中元にカタログギフトもおすすめ
今年のお中元には、カタログギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?
多数の品物を掲載している点が、カタログギフトの魅力です。
お中元の定番から少し変わった品物まで、相手の方が自由に選択できます。
相手が本当に必要なものを選べるほか、すでにもらっているお中元とのかぶりを防げる点がメリットです。
「定番のギフトを贈ると『ありきたり』な印象を与えるのではないか?」
「定番を外すと、『常識がない』と思われないだろうか……」
といった品物選びの悩みを回避できます。また、相手には品物の価格がわからないので、チープな印象を与えることもありません。
ここからはGiftA(ギフタ)の取り扱いのなかから、お中元におすすめのカタログギフトを紹介します。
・2,640円以上(税込)ご注文いただいた会員様は送料無料
・新規会員登録で500円OFFクーポンプレゼント
・オリジナルデザインののし紙・メッセージカード・包装紙が基本無料
『ANA’sフレッシュセレクション』
ANAグループが独自のネットワークによって集めた、厳選のグルメを掲載したカタログギフトです。幅広いラインナップを網羅しているほか、新鮮さにもこだわっています。
「ワンランク上のグルメカタログギフト」を探している人におすすめです。
『おいしいお肉の贈り物』
お肉の商品に特化したカタログギフトです。お中元で定番のブランド和牛から、ハム、ウインナーなどの加工肉まで幅広くラインナップしています。
各銘柄肉については、エピソードも記載されているため、読み物としても楽しめるでしょう。
夏に贈る定番ギフト! 知っておきたいお中元の基礎知識
お中元は、日頃からお付き合いがある方や、お世話になっている方へ感謝を伝えるために贈る、夏の贈り物です。
また、夏の挨拶や近況報告といった意味もあります。品物にメッセージを添えるのが一般的です。
お中元の由来は、はっきりとはわかっていません。
祖先の魂を供養するために行われていた中国の「中元」という儀式が、日本に伝来した際に仏教の風習と合わさり、現在のお中元になったと言われています。
お中元と似た風習として、お歳暮が挙げられます。夏に贈られるお中元に対し、お歳暮は年末の贈り物です。
特にお世話になっている方にはお中元とお歳暮の両方を贈りますが、1年の挨拶としてお歳暮のみを贈るケースもあります。
お中元を贈る時期はいつ?
お中元はお盆の時期、具体的には7月15日、もしくは8月15日までを目安に贈るギフトです。
気をつけなければならないのが、「相手のお盆の時期に合わせる」という点です。
地域によって新盆、旧盆、もしくはそれ以外のタイミングなど、お盆の時期が異なります。
お中元を贈る前には、念のため相手の地域のお盆の時期を確認しておいてください。
なお、早めにお中元を贈っても問題はありません。近年は、6月などかなり早めにお中元を贈ることも一般的になっています。
早めに贈る場合はお中元だと気付いてもらえないケースがあるため、夏の挨拶を記載したメッセージなどを同封して、お中元であることを明確に示しましょう。
お中元で贈っていけないもの
お中元は正式な慶事ではありませんが、縁起の観点からいくつかNGとされている品物があります。以下のような品物は、お中元で贈るのを避けましょう。
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「死」や「苦」を連想させる品物
例:櫛(クシ)、など -
名前や花言葉から縁起の悪い植物
例:ヒガンバナ、ホオズキ、ユリ、ローリエ、リンドウ、アジサイ、ラベンダー、スイセン、シクラメン、など -
「切る」を連想させる品物
例:ハサミ、包丁、ナイフ、ハンカチ、など -
目上の方に対して失礼な意味を持つもの
例:靴・靴下・スリッパ(「踏みつける」という意味がある)
時計・文房具・カバン(「勤勉、精進すべき」という意味がある)
下着・肌着(「ほどこしを与える」という意味がある)
お中元の熨斗(のし)の選び方・書き方
お中元の贈り物にはのし紙を掛けて贈るのが一般的です。
のし紙にはいくつかの種類があります。
お中元には「何度繰り返してもいい」ことを意味する紅白蝶結びの水引が印刷されたのし紙を選びます。ただし、喪中の方にお中元を贈る場合は、白無地の紙を選ぶ配慮が必要です。
贈り物の名目を示す表書きとして、のし紙の中央、水引の上に「お中元」、もしくは「御中元」と記載します。水引の下には、贈り主の名前を記載しましょう。
連名で贈る場合は、右側から目上→目下になるように、3人分までの名前を記載します。夫婦で贈る場合は、夫のフルネームを記載し、左に妻の名前だけを記載してください。
【お中元の相場】予算は相手との関係によって変えてもOK
お中元の一般的な相場は3,000円~5,000円です。
お中元に限らずギフトは、自分の負担にならず、相手にも気を遣わせない金額の範囲で選びます。
上司など特にお世話になったお相手なら5,000円~1万円程度でもかまいません。
相場を大きく越えるようなお中元は、相手が気軽に受け取れないので気を付けましょう。
定番? センス重視? お中元選びのポイント
一般的に、お中元の定番と言われているのは、食べ物や日用品などです。
「消えもの」と呼ばれているこうした品物であれば食べたり使ったりすればなくなるため、相手の家で邪魔になることがありません。
相手に与える印象が気になる場合や、毎年の恒例としてお中元を贈っている場合は、定番の品物を贈るのが無難と言えます。
定番ギフトのお中元によって、印象を悪くすることはあまり考えられないでしょう。
毎年贈っていてマンネリ化が気になる場合や、自分のチョイスに自信がある場合は、あえて定番を外したお中元を選んでも良いかもしれません。
相手の好みや家族構成に合わせてギフトを選ぶことが、「センスがいいお中元」と思ってもらうためのポイントです。
お中元で定番を贈るか、センスを重視するか迷ったら、上記のような点を意識して考えてみてくださいね。
定番のお中元・夏ギフトを贈ろう
お中元の定番人気ランキングと基礎知識をご紹介しました。
お中元選びで迷った場合は、失敗しづらい定番に頼ってみてください。
多くの人に受け入れられている定番ギフトであれば、悪い印象につながることなく「嬉しい!」と思ってもらえるはず。
定番だけではなく、センスのいい品物までカバーしたい場合は、カタログギフトもおすすめです。
相手にお中元で喜んでもらうために、ぜひ人気の定番ギフトから探してみてくださいね。