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【会社・取引先へのお歳暮】ビジネスにおける贈答マナー解説とおすすめ品【専門家監修】

更新日:2024年11月7日

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この記事では、取引先の会社にお歳暮を贈る際のポイントについて解説します。

お歳暮は、今年一年の感謝とともに、今後のお付き合いを願って贈り物を渡す、伝統的な風習。

総務部などで働く人なら、取引先会社へのお歳暮を手配するよう上司から命じられることもあるでしょう。

会社どうしのお付き合いにおいて、ビジネスマナーにかなった贈り物を準備することが大切です。

取引先の方に好印象を与えられるよう。贈答マナーに沿ったお歳暮の贈り方を確認しておきましょう。

お歳暮を取引先会社に贈るメリット

会社宛てに贈るお歳暮 

お歳暮は一般的に「お世話になった感謝を表すために、目下の立場から目上に贈るもの」とされています。

得意先企業へのお歳暮は、日頃の取引に対する感謝を伝える良い機会になるでしょう。

前回の取引からしばらく時間が経っている会社には、お歳暮をきっかけに自社を思い出てもらう宣伝効果も期待できます。

また、お歳暮を取引先まで持参すれば、普段会えない重要ポストの方に直接ご挨拶できる可能性もあります。

ビジネス上のメリットは決して小さくないため、「単なる儀礼的なお付き合い」と軽視せず、取引先の印象に残るお歳暮を検討してみましょう。

取引先会社、お歳暮を贈る範囲は?

ビジネス 会社訪問

取引先が多い場合「お付き合いのある会社の、どこまでの範囲でお歳暮を贈ればいいのか」と、判断に迷うことがあります。

良好な関係維持を目的にお歳暮を贈るなら、

  • 直近半年以内でやりとりがあり、今後もお付き合いが続きそうな会社
  • 上得意の会社

上記のいずれかを基準にするとよいでしょう。

贈り先を増やすと金銭的なコストや手間などの負担が発生するため、取引してきたすべての会社に贈らなくても問題はありません。

仕事のやりとりが1年以上途絶えており、今後も取引再開する見込みがなければ、お歳暮を贈らなくても問題はないといえます。

無理に贈ると、相手方はありがたく思うよりも、「なぜ今頃?」「お返しをしなければ」と気を遣う可能性もあります。

お歳暮を贈る範囲は、むやみに広げなくてもいいといえます。

取引先会社にはお歳暮とお中元の両方を贈るべき?

お中元 取引先

お歳暮もお中元も、日頃お世話になっている方への季節の贈答品であり、それぞれ継続して贈るのが基本のマナーとされます。

重要な取引先には夏・冬にそれぞれ季節のご挨拶としてお中元・お歳暮を贈り、両社の関係性を深める機会にするのもいいでしょう。

ただし、両方を毎年贈るのが負担になる場合は「お歳暮のみでも問題ない」という見方が一般的です。

贈答を年一回にしておきたい場合は、一年間のお付き合いの締めくくりとして、年末のお歳暮のみを贈るのが自然といえるでしょう。

今年一回限りのつもりなら「お歳暮」ではなく「御礼」ののし紙を

お歳暮は継続性を伴う風習であり、一度贈ったらその後も贈り続けるのが基本です。

しかし、「今年は特にお世話になったのでお歳暮を贈ろうと思うが、来年以降は未定」というケースもあるでしょう。

その場合は、のし紙の「表書き(贈り物の名目)」を使い分けることで対応可能です。

今年限りの感謝の気持ちとして贈りたい場合は、表書きを「お歳暮」とせず、「御礼」にするのがおすすめです。

会社に贈る【お歳暮】基本のビジネスマナー

ビジネスマンと手土産

会社を代表して先方へ持参する場合は、贈答マナーをしっかりと確認しておきましょう。

「ビジネスマンとして失格」といった印象を与えてしまうと、自社の評判を落とすきっかけになりかねません。

まずは基本を押さえましょう。

お歳暮を贈り始める時期

一般的なお歳暮の時期は12月初旬日頃~20日頃とされています。

ただし、地域によってお歳暮の時期の解釈が異なる場合もあります。

先方の会社所在地のお歳暮時期を調べ、それに合わせて贈るのが丁寧な対応です。

地方 時期
関東・東北・北陸・沖縄 12月1日~12月20日頃
関西・中部・四国・中国・九州・北海道 12月10日頃~20日頃

会社宛てのお歳暮であれば、12月の中旬に先方に届くように贈れば、時期を大きく外すことはないでしょう。

近年は、お歳暮を早めに贈る人が増えつつあり、中には11月下旬に贈り始めるケースもあるようです。

ビジネスシーンでは、12月になると繁忙期に入る会社がほとんどなので、あまり遅くならないうちに贈るほうが無難です。

宅配便などのサービスを使ってお歳暮を贈る場合、配送の込み具合によって通常より時間がかかる可能性もあります。

お歳暮を贈る取引先会社が多いなら「11月に入ったらお歳暮ギフトの候補を絞り、12月に入ったら配送手配を始める」ぐらいのスケジュール感で準備を進めると無難でしょう。

▶地域ごとのお歳暮の時期について詳しく解説。

会社のお歳暮の準備

会社同士で贈るお歳暮は、総務部や事務課など間接部門で手配するケースが多いでしょう。

準備の流れは以下のようなイメージです。

  1. 総務担当者から各部署に、お歳暮の準備の案内をする
  2. 各部署からリストアップされたお歳暮の贈り先を整理する
  3. 取引先ごとに、お歳暮の予算・品物を決定する
  4. お歳暮をどこで購入するかを決定する
  5. 配送か持参か、各部署のスケジュールを確認して調整する

特に、贈り先のリストアップと、ギフト商品の選別は早めに済ませましょう。

取引先へのお歳暮の相場金額

菓子折り 謝罪

会社宛てにお歳暮を贈るときの相場は、以下が目安です。

送り先 相場金額
会社宛ての基本相場 3,000円~5,000円
取引先の社長・個人宛 5,000円~10,000円
複数の取引先へあいさつ回り 1,500~2,000円

特にお世話になっている会社宛て・個人宛てのお歳暮なら、一般的な相場よりやや高めの金額に設定してもよいでしょう。

ただし、相場からあまりにもかけ離れた高額のお歳暮を贈るのは控えましょう。

自社の負担になる上、相手に気を遣わせてしまうため、高額であればよいというものではありません。

ビジネス上のお歳暮は、取引先会社とのお付き合いの深さによっても金額の考え方が変わります。

予算の判断が難しい場合は、これまでの経緯を知っている上司に相談しながら検討することをおすすめします。

会社宛てのお歳暮「のし紙」の付け方

お歳暮ののし紙と表書き

お歳暮として贈る品物には「のし紙」を掛けるのがマナーです。

のし紙とは慶事・弔事などあらたまったシーンの贈答品に掛ける紙の通称です。

お歳暮に使うのし紙は上記の画像の通り。

  • 右上にのし飾りあり
  • 中央に印刷されている水引(飾り紐)は紅白・蝶結び

贈り物の名目を示す「表書き(贈り物の名目)」として、上段中央に「御歳暮」と記載します。

下段中央に自社代表者の氏名を書き、その右に小さく自社名を記載してください。

今年限りの可能性があるときは、表書きを「御礼」とします。

内のし・外のしの使い分け

のしの掛け方(蝶結び)

のし紙のかけ方には、「内のし」「外のし」の2種類があります。

  • 品物にのし紙を掛け、その上から包装紙で包む……内のし
  • 品物を包装し、その上からのし紙を掛ける……外のし

先方の会社に出向いてお歳暮を手渡しする場合、先方が贈り主の名前を確認しやすい「外のし」がおすすめです。

一方、お歳暮を郵送するときは「内のし」にするのがおすすめです。

「外のし」にした場合、送付状を貼って郵送すると、のし紙が汚損する可能性があるためです。

渡し方によって、のし紙の付け方を使い分けましょう。

取引先会社へのお歳暮、贈り方マナー

商談前にお歳暮を渡すビジネスマン

お歳暮の品は、手渡しするのが正式なマナーとされます。

「一年間お世話になった会社へ、感謝を表す」という本来の趣旨からすると、手渡しが望ましいといえるでしょう。

しかし、昨今では地理的な事情などで、お歳暮を先方へ配送するケースが珍しくなくなってきました。

手渡しと配送、それぞれビジネスマナーに則したお歳暮の贈り方を解説します。

取引先に出向いてお歳暮を渡す

取引先会社へのお歳暮は、やはり「直接手渡しする」のが理想的です。

訪問して重要なポストの方と直接対面できれば、今後のビジネスに関連する新しい情報が得られる可能性もあります。

12月に先方の会社を訪問する予定があるなら、その際にお歳暮を手渡ししても問題ありません。

部屋に通されて挨拶が終わったあと、打ち合わせに入る前にお歳暮を渡すとスマートです。

取引先で贈り物を渡す際の基本的な流れは以下を参考にしてください。

  1. 部屋に通されたあと、起立して挨拶を交わす
  2. 椅子に座る前に、紙袋から品物を取り出す
  3. 相手側に正面が向くように回す
  4. 品物を両手で持ち、相手に手渡す

お歳暮を紙袋や風呂敷に包んで持参するのは、道中のホコリよけのためです。

品物を先方に渡した後は、たたんで持ち帰るのがマナーです。

「出先のお店」「自社」でお歳暮を渡す

「出先のお店」「自社」でお歳暮を渡す会社員

  • 自社(取引先が自社に訪問)
  • 出先のお店(接待の席など)

でお歳暮を渡すパターンもよくあります。

いずれも最初に挨拶をしたあと、その流れで手渡すとよいでしょう。

本来なら品物は、紙袋から取り出して渡すのが正式なマナーです。

しかし、そのまま相手に持ち帰ってもらうことを考えると、紙袋のまま渡したほうが親切といえます。

紙袋のまま手渡すときは、袋の底部に片方の手を添え、持ち手を先方に差し出しながら「紙袋のまま失礼いたします」とひと言添えるといいでしょう。

お歳暮を手渡しする際の言葉

お歳暮を手渡しするときは、

  • 今年一年お世話になったお礼
  • 感謝の気持ちを込めた品を受け取ってほしいこと
  • 来年も懇意にお付き合いいただきたいこと

などを相手に伝えます。

手渡しする際に添える言葉として、以下のような基本的な言い回しを元にアレンジするといいでしょう。

【挨拶の言葉の例】

今年も大変お世話になり、感謝しております。

心ばかりの品ですが、お納めください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

「つまらないものですが……」には気をつけて

「つまらないものですが……」という慣用句は、謙虚な印象を与えることから、よく使われる言葉です。

しかし、相手によっては「つまらないものをよこすのか」といい気がしない人もいるかもしれません。

代わりの言葉として便利に使えるのが「心ばかりの品ですが」という表現です。

つい口にしてしまいがちな「つまらないものですが……」。安易に使わない方が無難でしょう。

お歳暮を配送|宛名・配送伝票のビジネスマナー

年末は多くの会社が忙しいため、わざわざお歳暮を渡すためだけに訪問すべきなのかは判断が難しいところ。

12月に取引先の方と対面する機会がない場合は、配送でも問題ないでしょう。

お歳暮を配送で贈る場合、配送伝票の宛名の書き方にもマナーがあります。

贈り先 配送伝票の宛名の書き方
相手の会社全体に宛てて贈る 会社名+代表(社長)の名前
支店や部署宛に贈る 会社名+支店(部署)名
会社名+支店(部署)名+支店(部署)長の名前

配送伝票の送り主(自社)の欄に印刷されている「様」は二重線で消すのがマナーです。

会社に配送で贈るなら事前に送り状を

お歳暮を配送する際は、品物の到着の3日前を目安に送り状(挨拶状)を送付するのが正式なマナーです(この場合の「送り状」とは、配送業者の「配送伝票」とは異なることにご注意ください)。

ビジネスシーンでは「品物をいきなり贈りつけるのは失礼」ととらえられるケースがあるため、お歳暮の配送前に送り状(挨拶状)を出しておくのが無難でしょう。

送り状の体裁は、縦書きの方がより丁寧な印象を与えます。

正式なやり取りをする際の手紙は、基本的に縦書きであるためです。

以下に、ビジネスシーンでの送り状の文例をご紹介します。

【送り状の文例】

謹啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご懇情を賜り、厚く御礼申し上げます。

我社が無事に年の瀬を迎える事ができましたのは、ひとえに皆様のご指導とご助力の賜物と存じ、心より御礼申し上げます。

つきましては、感謝の気持ちを込めお歳暮の品を別送いたしましたので、ご笑納いただければ幸いに存じます。

明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

甚だ略儀ではございますが、書面をもちまして歳末のご挨拶を申し上げます。

謹白

令和○年○月○日
○○株式会社(自社名)
(役職)○○○○

 

前述の通り、取引先へのお歳暮は、送り状(挨拶状)を一足先に送付しておくのが正式なマナーです。

しかし、近年は配送でのお届けが浸透しており、ビジネス上でも手順を簡略化し、お歳暮に挨拶状を同封した状態で贈ることは珍しくありません。

お歳暮と挨拶状を同封してよいか判断に困ったら、先輩や上司に相談しましょう。

お歳暮の時期に間に合わないときは、年が明けてから名目を変えて贈ることもできます。

贈り方のマナーは、以下の記事もご参照ください。

▶お歳暮の時期に間に合わないときは、新年に違う名目で贈ります。贈り方マナーはこちらの記事を参考に。

会社へ贈るお歳暮にこの品はNG

会社へのお歳暮に贈ってはいけないNGの品

せっかく会社にお歳暮を贈るのであれば、取引先会社の皆さんに喜んでもらえる品を選びたいものです。

かえって迷惑になったり、失礼な印象を与えたりする品は避けたいところ。

会社宛てにお歳暮を贈る際に意識しておきたいNGポイントや「もらっても困る……」と思われがちな品を解説します。

会社で手軽に消費できないものはNG

お菓子を食べるビジネスウーマン

会社宛に贈るお歳暮なら、オフィスで消費する(食べる)ことを意識して選ぶのがおすすめです。

反対に、手軽に消費できないものを会社宛てのお歳暮にすると、先方の迷惑になってしまうかもしれません。

さらに、複数人に配るケースを想定することも重要です。

たとえば個包装のお菓子スティックタイプのコーヒーなどは消費しやすく分けやすいことから、会社宛てのお歳暮に適しています。

商品券を贈るのはNG

お歳暮 会社

商品券(金券類)は贈った金額がはっきりとわかるため、お歳暮には不向きとされます。

また、現金や商品券などを贈ること自体が「目上から目下への施し」という意味合いを含むため、お歳暮の本来の趣旨にはそぐわないといえます。

仕事でお世話になっている目上の方や法人宛ての贈り物では、特に避けたほうが無難です。

取引先の競合会社の商品を贈るのは失礼に当たる

お歳暮 会社

相手の会社の競合商品を贈るのは「配慮に欠けている」と受け取られます。

例として、飲料会社の取引先に別の飲料会社の商品をお歳暮として来ると、大変失礼な印象を与えてしまうでしょう。

職場で分けにくい商品は手間を掛けさせることも

バウムクーヘン 意味

分けにくいものも、会社宛てのお歳暮としてはあまり好まれないといえるでしょう。

たとえば、新巻鮭やブランド和牛のブロック肉などは、お歳暮ギフトとしては贅沢な高級品ですが、複数人ですぐに分けるのは難しいものです。

切り分ける手間がかかるホールケーキや、大型のバウムクーヘンなども避けたほうが無難でしょう。

取引先が贈答禁止だったら?

胸の前で両手をパーに広げているスーツ姿の男性(拒否やstopのジェスチャー)

会社によっては、贈答品の受け取り自体を禁止していることがあります。

贈答によって利害関係が生まれるリスクを防ぐことが主な理由です。

また、近年の傾向として形式的な儀礼をなくす「虚礼廃止」のルールを設けている企業も増えています。

贈答品を受け取っていない会社へ、事情を知らずにお歳暮を贈ったとしても、自社が責任を問われるようなことはありません。

しかし、ルールがあるため相手に気を遣わせたり、品物を返送する手間を取らせてしまうことも事実です。

先方の会社が贈答の受け取りを禁止していないか、お歳暮を準備する前に調べておきましょう。

辞退の礼状が届いたら

贈答品を受け取っていない会社からお断りの連絡が来る以外にも、今までお歳暮を贈っていた会社から、「今後はお気遣いなく」といった辞退の礼状が届くこともあります。

先方の会社からお歳暮の辞退の申し出があれば、次回からお歳暮を贈るのを控えましょう。

ただし、「お送りしてしまい申し訳ございません」といった謝罪は、取引先に気を遣わせてしまいます。

この場合は、下記のような文例で返事を出すのがおすすめです。

○○株式会社(相手の会社名)
○○様

 

拝啓 歳末の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

先日はご丁重なお手紙をいただき、ありがとうございました。

また、今後につきましても承知いたしました。

今後の御歳暮は控えさせていただきますが、

末永くお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

 

敬具

令和○年○月○日
○○株式会社(自社名)
(役職)○○○○

取引先会社へのお歳暮向きギフト【専門店おすすめ】

法事のお返しにふさわしい品物

ギフト専門店GiftA(ギフタ)は、さまざまな法人ギフトのニーズに対応可能です。

企業間のお歳暮にご利用いただける商品も多数取り扱っています。

会社向けのギフトとして好ましいのは、大人数で分けやすく、消費しやすいことです。

会社宛てのお歳暮の選定を任された方は、当店のおすすめをぜひチェックしてください。

お菓子

お菓子は会社向けのお歳暮の定番です。

オフィスで従業員の方が分けられるように、個包装になったお菓子が喜ばれるでしょう。

「お菓子の数が足りない!」とならないよう、一つひとつは小さくても、入り数の多い詰め合わせを選びましょう。

先方が急いで消費しなくてもいいように、賞味期限が長めのものを選ぶのもポイント。

少なくとも賞味期限が1カ月以上先のものを選ぶと余裕があるでしょう。

▶ギフタのお歳暮 お菓子ギフト人気ランキングへ

コーヒー・紅茶・ジュース

コーヒーやジュースも会社向けのお歳暮として人気です。

缶ジュースやスティックタイプのコーヒーは賞味期限が長く、オフィスに保管しておけば誰でも飲めるため、会社へのギフト向きです。

お歳暮として贈るなら、天然素材にこだわったジュースや本格的な名店の味を再現したコーヒーなど、少し高級感のある商品を選ぶと喜んでもらえるでしょう。

▶ギフタのお歳暮 コーヒーギフト人気ランキングへ

▶ギフタのお歳暮 ジュースギフト人気ランキングへ

スープ

先方が女性社員の多い会社なら、女性人気の高いおしゃれなスープのセットをお歳暮にしてはいかがでしょうか。

手軽に飲みやすい高級インスタントスープは、「日持ちする・消費しやすい」という、会社宛てのお歳暮としての条件を満たしています。

オフィスに置いておき、ランチのお供に楽しんでもらえるよう、レンジで温めるお手軽タイプがおすすめです。

▶GiftA  スープギフトの一覧ページへ

調味料

調味料もお歳暮の定番ともいえるギフトです。

女性からの人気が高いため、女性社員の多い会社に贈れば喜ばれるでしょう。

ある程度の重さがある液体が多いため、小瓶を詰め合わせたギフトセットがおすすめ。

ブランド岩塩や有機野菜を原料にしたドレッシングなど、高級感のあるものを選びましょう。

▶GiftA  調味料ギフトの一覧ページへ

【もらう側】取引先からのお歳暮のお礼マナー

取引先からお歳暮を頂いた際のマナー

ここまで解説してきた状況とは反対に、自社が他社からお歳暮を贈られることもあるでしょう。

以下では、他の会社からお歳暮をいただいた際のビジネスマナーについて解説します。

送り状に対して電話でお礼を述べる

一般的には、お歳暮が到着する前に、それを予告する「送り状」が届けられます。

まず、この送り状に対して電話でお礼を述べるとよいでしょう。

送り状には可能な限り早くレスポンスすることが大切です。

お歳暮が届いたらお礼状を送る

お歳暮を贈ってくださった会社に対して、お歳暮の到着後なるべく早く、遅くとも3日以内にはお礼状を送るようにしましょう。

お礼状は書面で郵送するのが丁寧な方法ですが、近年ではメールでも問題ないという認識が広まっています。

お礼状は、以下のような内容でまとめるのが一般的です。

  • 時候の挨拶
  • お歳暮のお礼・感謝の言葉
  • 今後も変わらぬお付き合いを願う言葉
  • 取引先の健康や繁栄を願う言葉
  • 日付・差出人名

お礼状の文例を紹介します。

お礼状の文例

○○株式会社(相手の会社名)
○○様

拝啓 歳末の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は結構な品を頂戴しまして誠にありがとうございます。
いつもお心にかけて頂き心より感謝申し上げます。
寒さはこれからが本番でございます。皆様どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和○年○月○日
○○株式会社(自社名)
(役職)○○○○

自社がお歳暮の受け取りを禁止している場合の対応

お歳暮 会社

自社がお歳暮などの贈答品の受け取りを禁止しているにもかかわらず、他社からお歳暮が届くケースもあります。

その際、届いたお歳暮は一旦受け取り、まずは感謝の意を伝える対応がおすすめです。

「ルールなので」と事務的な対応をすると、相手に不快感を与え、せっかくの関係性にヒビが入る可能性もあります。

いったん受け取った後で「自社のルールがあるため、次回からはご遠慮いたします」という旨を丁寧に伝えてください。

一般的に、送られてきたお歳暮を送り返したり、注意をしたりすることは少ないようです。

自社のルールにこだわらず、まずは相手のご厚意を素直に受け取る姿勢を示すことが大切です。

<三浦先生からのひとこと>
贈答品のやりとりを禁止している会社でも、そうとは知らずに贈ってくださった品物を「最初だけ受け取り、次からは辞退する」ところと、「例外なく返品する」ところがあります。

その場であたふたしないよう、自分の会社はどのように対応するのかを確認しておきましょう。

次回からお断りする際の文例を紹介します。

お断りの文例

○○株式会社(相手の会社名)
○○様拝啓

師走の候、貴社におかれましては一層ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
先日はご丁寧に御歳暮をお送りいただき心より感謝申し上げます。
ご厚意をいただきながら、甚だ心苦しいのですが、今後はこのようなお心遣いをされませぬようお願い申し上げます。

実を申しますと、弊社ではお取引先様からのご贈答はご辞退させていただいております。
その旨お伝えしておりませんでしたので、この度はありがたく頂戴させていただきます。
弊社の都合ばかりで恐縮でございますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
今後も末永くお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。
末筆となりましたが、貴社益々のご繁栄と皆様のご健康をお祈りし、御礼とお願いを申し上げます。

敬具

令和○年○月○日
○○株式会社(自社名)
(役職)○○○○

取引先へのお歳暮はマナーに詳しい専門店で

お歳暮 会社

お歳暮は一年間お世話になった感謝を伝える贈り物。

特に会社名義で贈る場合は、品物選びや贈答マナーについて慎重になる必要があります。

配慮が行き届いたお歳暮を贈れば、「対応がしっかりした信頼できる会社」という印象を与え、取引先とのより良い関係構築にもつながるでしょう。

お歳暮選びで迷う場合は、ぜひギフト専門店である当店のECサイトをチェックしてください。

ビジネス贈答マナーの基礎知識を押さえて失礼のないお歳暮を贈れるよう、今回ご紹介した情報をお役立てください。

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この記事のマナー監修者

三浦 康子 / 和文化研究家

この記事のマナー監修者

三浦 康子 / 和文化研究家

テレビ・ラジオをはじめ、各メディアで暮らしに息づく日本文化を紹介。新聞・雑誌、WEBにて多数の記事を執筆・監修、大学で教鞭もとる。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』、監修書『季節を愉しむ365日』ほか。「行事育」や歳時記に関する講演会も行う。

監修者の記事一覧はこちら>>

この記事の執筆者

GiftAコラム編集部

GiftAコラム編集部

当編集部では「贈り物選びの参考にしたいメディア」を目指し、ギフト通販専門店 GiftA(ギフタ)の社内ライターがリサーチ・執筆を行っています。贈答マナーや人気ギフトのトレンドなど、お役立ち情報をわかりやすく発信します。

※GiftA は、年賀状ネット印刷受注件数全国No.1 を誇る『おたより本舗』の運営元、「株式会社アーツ」が手掛けるギフト通販専門サイトです。 印刷事業のノウハウを生かし、オリジナルデザインのし紙や挨拶状など、ギフトラッピングサービスを豊富にご用意しております。

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