年末の挨拶回りは、顧客・取引先の皆様へ感謝を伝え、好印象を与える良い機会です。
そこで大切なのが手土産。
贈答マナーを踏まえ、喜ばれるお品を贈ることができれば、企業のイメージアップにも貢献するでしょう。
また、限られた予算内で、気の利いたギフトをスピーディーに見つけられれば、きっとあなたの社内評価も高まるはず。
この記事では、年末の挨拶回りにおすすめの手土産好適品を、ギフト専門店・GiftA(ギフタ)の人気商品からご紹介します。
社外・社内とも、今後も良い関係を築くのに役立つ贈答マナーを解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
年末の挨拶回り!上手な手土産の選び方。
年末の挨拶回りの手土産を選ぶ場合、考え方としては以下の2通りがあります。
2.重要な顧客お一人に渡す手土産
取引先全体が顔見知りの場合には、1のケースが当てはまります。
お渡しする手土産も、分けやすいもの、個包装のもの、数が多いものなどを選ぶと良いでしょう。
一方、特定のどなたかに対して渡す手土産なら、高級感のあるもの、特別感のあるものを選ぶとお相手に好印象を与えられそうです。
他社の手土産とかぶって「また同じもの……」と思われるマンネリ化も防げるでしょう。
一方、年末の挨拶回り時に避けたほうが良い手土産はあるのでしょうか? また、手土産の相場感はどのくらいなのでしょうか。
年末の挨拶には適さない、NGの手土産
NGの手土産は、言い換えると「ちょっと扱いづらいもの」ともいえます。たとえば、以下のようなものが当てはまります。
- 賞味期限が短いもの
- 切り分けが必要なもの
- 個別包装されていないもの
- 匂いの強いもの
などです。
賞味期限が短い食品は、急いで食べなければと相手に気を遣わせてしまうでしょう。
切り分けられる食品でも、職場でわざわざナイフや包丁、お皿を用意する手間が発生します。
面倒に感じる風土の会社もあるので、相手に手間をかける手土産はできるだけ避けたほうが賢明です。
年末挨拶の手土産の相場
年末の挨拶周りに持参する手土産の相場は、3,000円~5,000円程度にする会社が多いようです。
特にお世話になっている重要な取引先や、これから関係を強化していきたい取引先であれば、手土産に5,000円~10,000円程の予算を組む会社もあるようです。
手土産は、高価過ぎると相手に気をつかわせてしまう可能性があります。過度な贈り物にならないよう、注意しましょう。
年末の挨拶で渡すおすすめ手土産10選
年末の挨拶で持って行きたいおすすめの手土産品を10個紹介します。
「気が利いてるね」と喜ばれるギフト選びの第一歩は、お相手の環境を想像すること。
手土産は基本的に食品などの「消え物」が相手に負担を掛けにくいでしょう。
以下に挙げたおすすめ品は、先方の職場の男女比率や年齢層など、社内状況をある程度想定してピックアップしました。
【おすすめ手土産①】男性従業員が多い取引先ならバラエティ豊かなおかき
甘いものが苦手な人でも、比較的食べやすいのがあられやおせんべい。大人数の職場なら、一つずつ個別に包装されて配りやすいものがおすすめです。
あられやおせんべいは、しっかり噛んで食べるもの。よく噛んで食べることで唾液の分泌が高まり、消化吸収がよくなるといわれています。
昼食後はおなかがいっぱいになり眠くなりがち。そんなとき、硬めのお菓子はちょっとした眠気覚ましにもなってくれそうです。
【おすすめ手土産②】女性が多い職場ならカラフルなスイーツ詰め合わせ
見た目のキレイなスイーツに惹かれる女性には、カラフルなお菓子の詰め合わせがおすすめです。
一口サイズで数の多いスイーツなら、女性社員の多い取引先にぴったりです。
女性は新製品をいろいろ試したい傾向があるので、限定品など話題性のあるスイーツを贈ると好印象でしょう。
また、流行から定番化された、お芋系スイーツやカヌレ、フィナンシェやマドレーヌなどの焼き菓子も人気です。
小さいかわいいスイーツがたくさん入っていると、「次はどれにしよう?」と選ぶ楽しさを感じてもらえる贈り物となるでしょう。
【おすすめ手土産③】休憩時間に手軽に楽しめるコーヒー・紅茶
手軽に飲めるスティックタイプのコーヒーは、職場内で休憩時間に気軽に楽しんでもらえます。
ただ、嗜好品は好みが分かれるところでもあります。
もし、コーヒーが苦手な方がいる可能性があるなら、紅茶のティーバッグと詰め合わせになっているセットにするといいでしょう。
マンネリ感を避けるため、知る人ぞ知る高級ブランドのものを選ぶのもひとつ。
上質なコーヒー・紅茶ギフトは、もらった人の気分を上げてくれそうです。
【おすすめ手土産④】年齢層が幅広い取引先なら安心の老舗ブランドを
有名ブランドの定番スイーツなら、お相手の好みを外すことも少なく、多くの方に安心感を持ってもらえます。
寒さが本格化している年末には、温かい飲みものと相性の良い高級なスイーツがおすすめです。
たとえば、デパートに入っている洋菓子店の詰め合わせギフトや、老舗和菓子店のひと口ようかん、有名パティシエのチョコレート詰め合わせなど。
これらは職場内で分けやすく、年齢を問わず受けのいい手土産になるでしょう。
【おすすめ手土産⑤】ビール党の方には飲み比べクラフトビール
取引先のご担当者がビール好きな方ならば、クラフトビールセットを手土産にすると喜ばれるでしょう。
「冬のギフトにビール?」と思われる方もいるかもしれません。しかし冬には冬ならではのビールの楽しみ方があります。
寒くなると人の味覚は少し鈍る傾向があるといわれています。風味豊かなスタウトなど、深い味わいの黒ビール系が冬ギフト向きです。
また、海外では寒い時期には10%を超える高めのアルコール度数のお酒で体を温めるという考え方もあるようです。
さらに冬といえば鍋物がおいしい季節ですが、鍋とクラフトビールの相性はバッチリ。
とくにこってり系の鍋は、口の中をさっぱりと洗い流してくれるビールがおすすめです。
ちょっと目先が変わっていて高級感もそなえたクラフトビールは、印象に残る手土産になることでしょう。
【おすすめ手土産⑥】年齢層が高めの取引先なら縁起の良いバウムクーヘン
バウムクーヘンは、重なった層が「時の重なり・長寿」を意味するとされ、縁起物といわれる人気スイーツです。
社員の年齢層の高い取引先に贈れば、正統派の印象を与える手土産になるでしょう。
「オーソドックスなバウムクーヘンだとマンネリ感が心配」という場合はひとひねりあるものをチョイスすればOK。
たとえば、フルーツの果汁入りのもの、チョコレートでコーティングされたものなど、さまざまなタイプのバウムクーヘンが登場しています。
取引先の人数に合わせて、切り分けられた個包装タイプをえらぶのがおすすめです。
【おすすめ手土産⑦】オフィスワークが基本の取引先には高級なドリンク詰め合わせ
冬場はオフィス内の暖房による乾燥に悩む人が多いもの。
デスクワーク主体の取引先へのおすすめ手土産は、フルーツ100%のヘルシー系ジュースの詰め合わせです。
口が乾きやすい季節は、仕事中も適度な水分補給は必須。小分けされている飲み物セットを手土産にすれば、きっと喜ばれるでしょう。
【おすすめ手土産⑧】重要顧客の好みに合う高級品
年末の挨拶回りで、大口の顧客や重要なクライアントの方に手土産を渡すケースもあるでしょう。
予算を多めに取れる場合は、高級なお肉・フルーツ・お酒なども選択肢に入ってきます。
重要顧客に喜ばれるものを選びたいなら、日頃から先方の趣味嗜好をリサーチしておくことも大切です。
また、手土産選びを社内の別の人に頼む場合は、顧客のお好みを伝えて明確に要望を出し、いくつかの候補を挙げてもらうといいでしょう。
第三者の視点で選ぶと新しい発見もあって、良い手土産が見つかるかもしれません。
【おすすめ手土産⑨】寒い時期の贈り物は体を癒す入浴剤
仕事納めの年末は体の疲れがたまっている人も多いでしょう。
仕事のお疲れを労う気持ちを込めて、ご自宅で楽しんでもらえる入浴剤を手土産にするのもおすすめです。
個包装で色々な種類が入った入浴剤なら、職場の方がそれぞれ好きなものを選べて、持ち帰るときもかさばりません。
近ごろは冬場でもシャワーで済ませる方が増えていますが、体を芯から温めるにはお風呂が一番。
上質な入浴剤を使ってもらい、リラックスタイムに活用してもらいましょう。
【おすすめ手土産⑩】お相手の好みが分からないときはカタログギフト
年末の挨拶回りに行く件数が多かったり、取引先の好みがわからないときなどは、カタログギフトを手土産にするのも一つの方法です。
カタログギフトなら、老若男女を問わず、お相手の欲しい品物を選んでもらえます。
ギフト専門店GiftA(ギフタ)ではネット直販の利点を生かしてお得な割引を実現した、法人様向けギフトを豊富に用意しています。
その中でも、正価から大幅な割引が魅力の「割引カタログギフト」や、グルメギフトに特化したカタログが大人気です。
割引カタログシリーズには【コスパ重視】 シリーズと、【プレミアム】シリーズの2種類があり、これらにはまとめ買い割引特典もあります。
また、カタログギフトに添える挨拶状を別途用意しなくても、ネット上の注文画面で同時に手配できますので一括発注にも便利です。
カタログギフトの内容を事前に確認した場合は、ECサイト内にあるデジタルカタログから全ページ閲覧が可能。
大口注文のお客様を対象に、電話で見積り依頼も承っています。ぜひお気軽にご相談ください。
年末の挨拶の手土産。押さえておきたい贈答マナー
年末の挨拶回りの時期は先方も忙しい時期です。
せっかく良い手土産を用意しても、相手の負担になる訪問の仕方だと、かえって印象が下がってしまうことも。
今年の感謝を伝え、来年も良い関係を育むためには、正しい贈答マナーに沿って行動したいものです。
ここからは、ビジネスパーソンとして押さえておきたい、挨拶回りの訪問・贈答マナーを解説します。
年末挨拶に伺う時期
年末の挨拶に先方へ伺う時期は、クリスマス前後から取引先の最終営業日の前日ぐらいまでが目安です。
年末はどの会社でも多忙を極めているため、挨拶に行く日は事前にアポイントを取っておきましょう。
滞在時間は、打ち合わせがある場合などを除き、10~15分ほどが目安。
何かとスケジュールが立て込みやすい時期なので、早めにアポ取りを行っておくと安心です。
アポを取る際に滞在時間も伝えておくと、相手の方も時間が読めるので、ご迷惑がかかりません。
タイミングが合わず対面での挨拶ができない場合は、電話やメールで年末のご挨拶をし、手土産の品を「お年賀」の名目に変えて、年明けに配送するという手もあります。
外資系企業の場合は、クリスマス前から年内いっぱいまで休みに入る会社もあります。
取引先企業が外資系なら、クリスマス前に年末のご挨拶を終えておきましょう。
取引先に渡す手土産ののし紙と書き方
年末の挨拶で渡す手土産には、「のし紙」をかけるのが基本です。
のし紙とは、のし(右上にある縁起物飾りのこと)と水引(紅白の掛け紐)が印刷された、贈り物の掛け紙のことです。
手土産の場合、仰々しくならない配慮としてあえてのし紙を掛けないケースもありますが、先方に礼を尽くしたい場合は、のし紙を掛けることをおすすめします。
水引は、贈答品の名目により、いくつかの種類を使い分けるのがマナーです。
手土産には、「何度、あっても良い」お祝いの際に使用する「蝶結び」の水引を用います。
手土産の場合、のし紙の表書き(贈り物の名目)には「御挨拶」または「粗品」と書くのが一般的。
水引の下、「名入れ」といわれるスペースには、贈り主である自社名を記しましょう。
取引先への年末挨拶。手土産を手渡すときの作法
手土産の渡し方にもマナーがあります。まず、紙袋(または風呂敷)から贈り物を出し、両手でお相手に渡します。
のし紙の有り無し問わず、外箱の正面がお相手に向くように渡しましょう。
会社の外で会うなど、取引先の方がそのまま手土産を持ち帰ることになります。その場合は、紙袋のまま手渡ししても問題ありません。
応接室や会議室などに案内された場合は、挨拶や名刺交換が終わったあとに手土産を渡すのがほどよいタイミングです。
会食時に手土産を渡す際は、荷物が相手の邪魔にならないように食事の後で渡します。
複数の方がいる場合は、自分たち側の上司や年長者から、同じく相手方の上司または年長者に渡しましょう。
年末挨拶の手土産。取引先への贈り物はギフト専門店に相談を
年末挨拶の手土産選びで大切なことは、まず、受け取る相手先の状況を考えることです。
そして贈答・訪問マナーをきちんと踏まえた贈り方にも留意しましょう。
品物選びから手配まであれこれと考えることが多く、慣れないうちは迷うことも多いもの。
そんなときは、法人向けのギフトを取り扱うギフト専門店・GiftA(ギフタ)にご相談ください。
手土産選びのヒントや基本的な贈答マナーなど、メールフォームからご相談いただければ、専任スタッフがご対応します。
大口のご注文のお見積りについては、電話でのご相談にも対応可能です。
年末挨拶の手土産は良好な関係づくりのきっかけ
取引先へ、年末の挨拶に行く際の手土産。
どんなものが得意先の方に喜ばれるのか、品選びに迷う人は多いでしょう。
贈り物には、選んだ人のギフトセンスや、社会の流行に対するアンテナの感度が表れるといっても過言ではありません。
また、選び方によっては先方への配慮も読み取れるでしょう。
そのため、社内で手土産の選定を任されたら、事前にできるだけ情報を集めた上でセレクトすることをおすすめします。
困ったときは「先方の状況を思い出す」「贈る目的を明確にする」などで、手土産を選ぶ際のヒントが見つかるかもしれません。
気の利いた手土産は、日頃お世話になっている感謝をお相手に伝えるだけでなく、話題の糸口にもなり得ます。
「自社を相手に印象づけたい」
という場面で、営業ツールにもなってくれるでしょう。
「いい贈り物が思い浮かばない」
「先方に失礼がないか、マナーが不安」
というときは、贈答マナーにくわしいギフト専門店に相談してアドバイスを求めるのも一つの方法です。
今回ご紹介した情報が、「さすが」と評価される手土産選びのお役に立てば幸いです。