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ペアリングでビールをもっと楽しもう! おすすめの組み合わせを紹介

更新日:2024年11月12日

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ペアリングとは、「複数のものを組み合わせる」という意味。

ビールのペアリングは、ビールと相性の良い食べ物を一緒に味わうことを指します。

ビールの楽しみ方が広がる組み合わせのコツや、ビアスタイルにマッチするおすすめ料理など、ビール好きのためのお役立ち情報を紹介します。

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ビール×フード 味を引き立て合うペアリング

ビール ペア リング

ビールを飲むときは、家でもビアホールでもおつまみを用意しますよね。

何となく同じメニューを選んでしまうことも多いものですが、ビールと相性の良い食べ物を組み合わせる「ペアリング」を意識すると、晩酌や家飲みのひとときがより豊かになります。

まずは、ビールとおつまみがお互いの味を引き立て合い、口の中で最高のハーモニーを奏でるのが「ペアリング」。まずはペアリングの基本について簡単に知っておきましょう。

1.色を合わせてみよう!

ビール ペア リング

「色を合わせる」とは、ビールと食べ物それぞれの「色の濃さ」を合わせるという意味です。

一口にビールといっても、淡い黄金色からオレンジ色っぽいもの、はたまた黒に近いものまで、原材料として使われる麦芽によって色合いは大きく異なります。

さらに「淡い色のビールはあっさり・さっぱり」「濃い色のビールは香ばしくコクがある」のように、色によって味わいもそれぞれ違ってきます。

色によるペアリングでは、淡い色のビールには単色の食べ物、濃い色のビールには濃色の食べ物を合わせるのが基本。

白ビールなら「豆腐料理」や「白身魚」、濃い黄金色のビールには「唐揚げ」などの揚げ物、黒ビールには「ビーフ」や「チョコレート」といった濃い色のメニューがおすすめです。

2.発祥国で合わせてみよう!

ビール ペア リング

古代メソポタミアで生まれたといわれるビール。時代を経てさまざまな国や地域に広まり、その土地で暮らす人々の好みや風土に合ったものがつくられるようになりました。

「発祥国」で合わせるペアリングは、同じ地域で生まれたビールと料理をペアリングするという考え方です。

例えば、アメリカ産のビールなら「ハンバーガー」や「マカロニチーズ」、ドイツ発祥のビールなら「ザワークラウト」や「ソーセージ」を合わせてみましょう。

日本人好みのラガービールに「冷奴」や「漬物」を合わせることも、立派なペアリングといえるでしょう。

3.甘い・しょっぱいなど味の系統で合わせる!

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味の基本である甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の「五味」で合わせるのが、味によるペアリングです。

これらの味は、複数を組み合わせると相互に作用する性質があります。

どちらか一方の味を強調するのが「対比効果」、両方の味が引き立つのが「相乗効果」、どちらか一方の味が抑えられるのが「抑制効果」です。

例えば、バニラアイスに醤油をかけるとキャラメルのような味わいになるのは「対比効果」です。

これを活用して、甘めのビールには塩味の効いた「焼き鳥」や「ポテトチップス」、苦味の強いビールには甘い「チョコレート」などを合わせてみましょう。味わいの変化が楽しめるはずです。

ビールと食事のおすすめペアリングアイデア

ビール ペアリング

ペアリングはビールをより豊かに楽しむポイントになります。

決して難しいことではありませんが、慣れないうちは「どんな組み合わせがベストなの?」と迷ってしまいますよね。

ここでは、料理別におすすめのビールをご紹介します。

【カレー・餃子】×OH!LA!HOビール「雷電カンヌキIPA」

ビール

『雷電カンヌキIPA』はスパイシーなカレーやニンニクが利いた餃子にぴったりのビールです。

IPAとは「India Pale Ale」(インディア・ペールエール)のこと。イギリスにルーツを持つペールエールのうち、18世紀に植民地だったインドへ持ち込むためにつくられたものです。長い航海中でも腐らないようホップを大量に使ったという歴史的背景があります。

その後、アメリカでIPAが流行し、さわやかな風味の「アメリカンスタイルIPA」が誕生しました。

『雷電カンヌキIPA』はアメリカンスタイルIPAのビールで、トロピカルな味わいと口当たりの良さが特徴です。

味の濃い角煮など】×ヤッホーブルーイング「インドの青鬼」

ビール ペアリング

IPAスタイルの『インドの青鬼』は、大量に使われているホップが生み出す強烈な苦味がやみつきになるビールです。

一度飲んだら忘れられないガツンとした味わいとコク、グレープフルーツのような豊かな香りが魅力。広く流通している軽くて飲みやすいビールではもの足りない人にこそおすすめです。

アルコール度数も7%とビールにしては高めなので、じっくり煮込んで味付けした角煮、深い味わいの麻婆豆腐など、濃厚なメニューとよく合います。

飲むときはまずビアグラスに注いで香りを楽しんでから、ビールも料理もしっかり堪能しましょう。

【中華・サラダ】×常陸野ネスト「ホワイトエール」

ビール ペアリング

茨城県にある老舗の木内酒造から誕生した、常陸野ネストビールの『ホワイトエール』は、イギリスやベルギーから輸入した小麦麦芽を使ったエールビール。複数の国際ビールコンテストで賞を獲得している実力派ビールです。

まろやかな薄にごりの色味とすっきりとした香り、舌触りの柔らかさが大きな特徴。コリアンダーやオレンジピール、ナツメグといったスパイスや果実が唯一無二のアクセントを生み出します。

その豊かな風味は、スパイスがたっぷりと使われている麻婆豆腐や香りも味も特徴的な餃子など、中華料理のお供にぴったり。さわやかな風味で新鮮なサラダにもよく合います。

【ポテトチップス・唐揚げ】×ベアレン「ヴァイツェン」

ポテトチップスのアップ

岩手県盛岡市でクラフトビールを造っているベアレン醸造所の『ヴァイツェン』は、小麦が豊富に使われたビールです。2020年4月から定番商品の仲間入りをし、季節を問わず味わえるようになりました。

口当たりがマイルドで飲みやすく、ふわりと漂うフルーティーな香りにも癒やされます。苦味が少なくゴクゴク飲めるので、ポテトチップスや唐揚げ、チキン南蛮といった油をふんだんに使ったこってり系のメニューにぴったり。

それぞれの料理が持つ酸味や塩味とヴァイツェンの風味が重なり、ひとときの幸福を感じられるに違いありません。

【ステーキ】×エチゴビール「プレミアムレッドエール」

鉄板に載ったステーキとソース

日本で初めてクラフトビールの醸造をスタートさせたエチゴビールは、新潟県新潟市にあるビールメーカーです。

濃厚な赤色が特徴の『プレミアムレッドエール』は、柑橘系の香りと確かな苦味を感じられるエールビール。2018年のニューヨーク国際ビアコンペティションで金賞を受賞した、世界が認める本格派の味わいが魅力です。

このビールは色でペアリングして、肉汁がジュワッとしたたるステーキと一緒に味わいましょう。バランスにすぐれたミディアムボディの口当たりがちょうど良く、「食べる」「飲む」の両方を楽しめます。

【焼肉】×いわて蔵ビール「赤蔵」

ビール ペアリング

いわて蔵ビールは、岩手県一関市にある「世嬉の一酒造」によるクラフトビールのブランドです。長年の経験によって培われた酒造りの技と、豊富な知識を生かしたビールづくりに取り組んでいます。

国内のみならず海外でも高い評価を受けているメーカーで、これまでに複数の商品が国内外のコンペティションで受賞した実績があります。

『赤蔵』は、焙煎した大麦を使った一品で、うっとりするような琥珀色と香ばしさが特徴。岩手のおいしい水によって磨かれた苦味の少ない味わいは、肉のうま味や焼き目の香ばしさをダイレクトに味わえる焼肉にぴったりです。

【鍋・親子丼】×ベアードブルーイング「わびさびジャパンペールエール」

ビール ペアリング

ベアードブルーイングは、ビール造りに使われる素材の魅力を引き出しつつ、複雑さとバランスが生み出す個性を表現しているクラフトビールのメーカーです。

『わびさびジャパンペールエール』は、ペールエールとIPAに日本の要素を取り入れた唯一無二のフレーバーが魅力。

原材料には、地元の源泉水や静岡県の名産品であるわさび・緑茶を使用。「侘び寂び」の名に恥じない「わさび」の奥深い味わいは、ビール好きな日本人であれば、一度は味わいたい逸品です。

鍋料理や親子丼などの日本料理との相性が抜群。寿司とのペアリングなら、わさびの効果で生臭さを程良く消してくれると評判です。

【チョコレート・アイス】×京都醸造「黒潮の如く」

ビール ペアリング

歴史と伝統の街・京都でクラフトビールをつくる京都醸造は、アメリカの自由な気風とベルギーの伝統の両方を取り入れたビールメーカーです。

『黒潮の如く』は京都醸造の定番スタウトで、黒色麦芽がもたらす黒色と深みのある味わいが魅力の一品。黒潮というネーミングは、単にビールの色を表現するにとどまらず、クラフトビールが世界を巻き込んで起こすうねりを連想して名付けられました。

華やかな香りと濃厚な味わいは、味の濃さがおいしさに直結するチョコレートやアイスクリームにぴったり。また、甘いあんこをたっぷりと使ったメニューにもおすすめです。

【焼き鳥・天ぷら・塩鮭】×ベアレン「ゴールドピルスナー」

ビール ペアリング

ベアレン醸造所の「ゴールドピルスナー」は、輝くような黄金色をしたビール。チェコ産ザーツホップを使った苦味と、さわやかなのど越しが味わえます。

ピルスナーは日本国内でおなじみのスタイルなので、ビール好きから初心者まで幅広く楽しめるのが魅力。すっきりとした飲みごたえは、焼き鳥・天ぷら・塩鮭など、素材のうま味を生かした和風の料理とよく合います。

いつもと少し違うビールを味わいたいときや、よく冷えたビールをグイッと飲みたいときにもおすすめです。

好みのペアリングでビールをさらに楽しく

ビール ペアリング

ここで紹介したペアリングは、あくまでも一例です。

「このビールにはこのメニューが合いそう」「この料理とビールを組み合わせたらどんな味になるかな」と、自分自身の五感をフルに使っておいしいペアリングを探してみましょう。

好みのペアリングが見つかれば、ビールをもっと楽しめるはずです。

 

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この記事の執筆者

GiftAコラム編集部

GiftAコラム編集部

当編集部では「贈り物選びの参考にしたいメディア」を目指し、ギフト通販専門店 GiftA(ギフタ)の社内ライターがリサーチ・執筆を行っています。贈答マナーや人気ギフトのトレンドなど、お役立ち情報をわかりやすく発信します。

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