今回はスーツに合う通勤用メンズリュックをご紹介します。
最近よく見かけるスーツにリュックを背負ったビジネスパーソン。
しかしなかなかよいリュックに巡り合えず、使っているリュックに満足していない方も多くいるようです。
- スーツに合うリュックが見つからない
- 使っているリュックは出し入れしにくい
- オンオフ問わず使えるリュックがほしい
このような悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
パソコンや資料など大きめのものを入れるなら、ある程度の容量や機能性も求めたいところ。
この記事では通勤に使えるおすすめのメンズリュックを8つご紹介します。
今ある悩みを解決し、毎日気持ちよく出勤できるリュックをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ビジネスパーソンの4人に1人はビジネスでリュックを使用
あなたは、今使っているビジネスバッグに満足していますか?
ビジネスでリュックを使う方の60%以上が、「理想のリュックに出会えていない」という驚きのアンケート結果が出ています。
これはバッグブランド「FUMIKODA」の企画・販売をしている株式会社FUMIKODAが実施した、アンケート調査(18歳以上の男女478人を対象に実施)の結果。
このアンケートでは、「4人に1人がビジネスシーンでリュックを使っている」との結果も出ています。
テレワークやハイブリッドワークが増えた今、ノートパソコンや書類など重たい荷物を持ち運ぶ機会が増えた方もいらっしゃるでしょう。
リュックは多少荷物が重くても、手提げカバンより負担が少なく済みます。
また両手があくため、かごのない自転車での通勤にも便利です。
25%もの方がリュックを使っているにもかかわらず、その半数以上は満足できていない…その原因は主に5つ考えられます。
ここからは、その原因の解決方法や、理想的な通勤リュックの条件を見ていきましょう。
▶参考:PR TIMES 【調査レポート】ビジネス用リュックに関するアンケート
理想的な通勤用メンズリュックの条件
ビジネスリュックに満足できない原因として、次のような理由が挙げられます。
- 出し入れしにくい
- スーツに合わない
- 背中がムレる
- 重い
- 機能性がない など
これらはすべて「見た目」や「使い心地」に関するものです。
つまり「見た目」と「使い心地」がビジネスシーンに合うものを選べば、満足できるはず。
そこでここからは、理想の通勤用リュックを見つけるためのチェックポイントをご紹介します。
出し入れしやすい大きさと形
仕事の書類や資料など、A4サイズが無理なく入れられるサイズはマスト条件です。
さらに重視したいのは形状。
取引先で書類やノートパソコンを出す際に、もたもたしていてはカッコ悪いですよね?
スクエアタイプで口が大きく開くリュックなら視認性抜群。
中身が取り出しやすく、ストレスにもならないでしょう。
中にはダブルファスナーで、スーツケースのように3方向に開くリュックもあります。
リュックの中身が一目でわかるため、荷物が多い方や、ごちゃごちゃするのが気になる方におすすめです。
機能性を重視
通勤用リュックでは、重さや収納にもこだわりたいところ。
朝から疲れてしまわないよう、なるべく軽量なものを選びましょう。
ビジネスシーンで役立つ機能も必要です。
あると便利な機能には、以下のようなものが挙げられます。
- パソコン専用収納スペース
- 横型のブリーフケースとしても使える(3WAY仕様)
- 撥水加工
パソコンを持ち運ぶ方にとって、安心して入れられる専用収納スペースはほしいところ。
リュックや縦型はビジネスバッグらしくないため、取引先で恥ずかしいと感じることのないように、横向きに持ち手がついてブリーフケースのようにも使えるリュックも便利です。
撥水加工されていると、突然の雨でも慌てずに済み安心です。
アウトドア系のリュックは多機能で使いやすい反面、形状がスクエアではないものや、ブタ鼻のように不要な飾りがついているものも多く、ビジネスには向いていません。
機能性を重視しつつ、ビジネスシーンに適したリュックを選びましょう。
スーツに合わせやすい色とデザイン
スーツに合わせるリュックに、無駄な装飾は不要。
シンプルなデザインがベストです。
色はカジュアルがOKな仕事でない限り、ビジネスシーンで定番のブラックやネイビー・グレーなどをおすすめします。
また荷物がそれほど多くないのであれば、マチ幅が広い必要はありません。
スーツスタイルがスタイリッシュに見えるよう、スッキリしたデザインを選びましょう。
職人のこだわりが光る国産通勤用メンズリュック
ほぼ毎日使うものだからこそ、通勤用リュックは丈夫で長持ちするものを選びたいですよね。
品質のよさで考えると、ハイブランドの名前が浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
しかしここでご紹介するのは、「国産」の通勤用メンズリュック。
あえて国産をご紹介する理由は、日本のメーカーだからこそ、日本人ユーザーの目線に立った商品作りをしているから。
とくに上質な素材で腕利きの職人が作ったリュックは、上品な見た目がビジネスシーンにもマッチし、おすすめです。
また縫製技術に優れ、使いやすさを追求した商品は、細やかさを得意とする日本人ならではの技といえます。
使いやすく見た目も理想的なリュックなら、仕事のモチベーションも上がるでしょう。
厳しい審査に合格した製品だけに与えられる称号「豊岡鞄」
兵庫県豊岡市は、鞄の生産量が日本一の市。
その豊岡産の鞄の中で、兵庫県鞄工業組合の認定を受けた企業が生産し、厳しい審査に合格した優良品のみに与えられる称号が「豊岡鞄®」です。
2ヵ月に1回行われる審査の合格率は5割程度。
何度も不合格になり、改良を重ねてやっと認定を受ける品もあります。
豊岡鞄はすべて、担当者の目利きにより厳選された最上級の素材を使用し、職人の手作業で作られています。
多くの人の思いと努力が、「豊岡鞄」というブランドを育て上げているのです。
自転車通勤の味方!軽量メンズリュック
リュックは自転車通勤に必須のアイテム。
長時間の移動でも負担にならない軽量のリュックを選びましょう。
素材はナイロンが軽くておすすめです。
ここでは、さらにプラスアルファの機能をもったリュックを2つご紹介します。
オンオフ問わず使えて軽量かつ機能性も充実!
自転車通勤に使うリュックで悩むのは、重さと収納力。
あまり重いと肩に負担がかかり、疲れやすくなってしまいます。
かといって小さいリュックでは、荷物が入らない…。
最初にご紹介する「CIE WEATHER BACKPACK」の重さは、約900g。
これだけ軽量ながら、B4ファイルや15.6インチのパソコンが入る容量の大きさも、うれしいところです。
クッション入りのパソコン収納や大きさの違うポケットを装備していたり、背面の一部にメッシュ素材を使用していたりなど、機能性も優れています。
ユーザーの求めるものをぎゅっとつめこんだ、至れり尽くせりのリュックといえます。
大阪にあるリアルワークス社のブランド「CIE(シー)」と、「豊岡鞄」のコラボで生まれたのがCIEシリーズです。
CIEの中でもWEATHERシリーズは、耐久性のある国産ナイロン「WEATHER MAX®」を使用しています。
WEATHER MAXは、強度・耐久性・撥水性を兼ね備えた生地で、もともとはボートカバーやテントに使われる素材。
可能な限り皮革は使わず、極限まで軽量化を図ったシリーズです。
抗菌・撥水機能を備えた新時代のバックパック
自転車通勤中、突然の雨に降られて、鞄がびしょびしょになってしまった経験はありませんか?
鞄がびしょびしょなだけならまだしも、中身までしみ込んで財布や携帯まで濡れてしまった・・・。
そんな人もいるのではないでしょうか?
「Regenニューノーマルバックパック」は、豊岡の鞄メーカー・由利を代表するブランド「Totem Re Vooo(トーテムリボー)」の品です。
本体は撥水ナイロン製の生地を使用。
さらに本体以外のあらゆるパーツにも、抗菌加工や撥水機能を装備しています。
これなら急な雨でも安心です。
さらに撥水ナイロン製の生地は消毒・除菌に対応し、アルコールを含めた除菌スプレーの使用が可能です。
重量は835gと、1,000gを超えることも多いメンズリュックの中では軽量で、長時間の自転車移動でも、体への負担は少なめ。
外装・内装にはさまざまな収納がついており、機能性も抜群です。
シンプルでもこだわりぬいた素材を使い、機能的に仕上げられているリュックからは、身近なアイテムも安心して、長く大切に使ってほしいと願う由利の想いが感じられます。
自身の成長とともに味が出る通勤用メンズレザーリュック
長く使えば使うほど味が出るレザー。
カジュアルに見えがちなリュックでも、レザーならぐっと大人っぽさが増します。
レザーのリュックに華美な装飾は不要です。
質のよいレザーというだけで、シンプルなリュックがラグジュアリーな雰囲気を醸し出し、色気のある男性に魅せてくれます。
ご紹介するレザーリュックは、どちらも素材にこだわって作られた商品。
無駄を省いたシンプルな構造で、背負ったときのバランスが美しいレザーリュックです。
シンプルな機能美が美しい口折リュック
通勤にリュックを背負っているビジネスパーソンはよく見るものの、その中でも後ろ姿が上品で美しく見える人は、どれぐらいいるでしょうか?
後ろ姿が美しいビジネスパーソンは、それだけで仕事ができる人のように見えます。
そこでご紹介するのは、ハシモトが手掛ける自社ブランドottorossi(オットロッシ)の「口折リュック」です。
マチが薄目でスッキリしたフォルムは、背負ったときに美しく見える絶妙なバランス。
さらに素材にもこだわり、しなやかで品のあるイタリアンレザーを贅沢に使用。
無駄なパーツは一切ありません。
これだけスッキリとまとまったリュックなら、背負っているだけで自然と背筋が伸びそうです。
ottorossiは、カラーバリエーションにもこだわっています。
ビジネスシーンで役立つダークな色味からビビッドで華やかな色味まで、多くのバリエーションを揃えており、理想のカラーに巡り合えるでしょう。
ちょっと個性的な色で人と差別化を図りたいという、おしゃれ好きな男性にもおすすめです。
「ハシモト」は、国内の有名ブランド・世界的デザイナーズブランドの鞄を製造してきた、高い技術力に定評のあるメーカーです。
多くのOEM生産(他社ブランドの製品を製造すること)で培った技が、ハシモト製バッグの機能的でありながら美しいシルエットを支えています。
無駄を省いたシンプルさの中にこだわりが見える一品
由利のブランド「Totem Re Vooo」から、レザーの自信作をご紹介します。
イタリア・トスカーナー産の上質なレザーをふんだんに使った「Antipasto Skin バックパック」は、一切無駄のないシンプルなフォルムが特徴的です。
身体が細身で、「がっちりしたリュックが似合わない」と悩んでいる方でも全体のバランスが取れ、スッキリまとまります。
シンプルな外観に反し、内装は非常に機能的です。
パソコン用の収納ポケットや、ファスナーポケットなどさまざまな収納を装備しています。
口が大きく開くため、パソコンや書類を出す際のストレスもありません。
背面は通気性のよい素材を使用。
リュックにありがちな、背中のムレを軽減してくれます。
Antipasto Skinシリーズのコンセプトは、「最高の素材を用意し、その魅力を削ぐことなく最大限引き出す」こと。
そのコンセプト通り「Antipasto Skin バックパック」は、素材のよさが最大限引き出され、さらに使う人の魅力まで引き出してくれるリュックと言えるでしょう。
ハイブリッドワークでも活躍!パソコン収納付き通勤用メンズリュック
オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が増えています。
「仕事用のバッグはパソコン収納付きが必須」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、新進気鋭のバッグブランド「beruf baggage」と豊岡鞄がコラボした、高機能・高性能な通勤用メンズリュックを2つご紹介します。
断トツの機能性!通勤用メンズリュック
まずご紹介するのは、A4ファイル対応の小ぶりなリュック。
「機能的なリュックは、見た目もごちゃごちゃしていて、ビジネス向きじゃない」
そう感じている方におすすめしたいアイテム、究極に無駄を排除した「beruf baggage Urban Explorer 16 HA」です。
見た目はシンプルでスッキリした印象のリュックですが、中は細部にわたり考え抜かれた機能が満載で、ビジネス向きにできています。
スーツケースのように、3方向に開くダブルファスナーを開けると目に飛び込むのは、数えきれないほどの収納スペース。
リュックとほぼ同じ大きさのパネルは着脱が可能で、デバイス周辺機器とクッション材付きのパソコン収納も兼ねています。
さらに気になるのは背面のファスナーからアクセスできる2つのサイドポケット。
ここにスマホなどのモバイル機器を収納し、メインルームと直結した穴から充電ケーブルを通せば、サイドポケットにスマホを入れたまま充電が可能。
通勤中や営業中にリュックの中でスマホの充電がされているなんて、誰も思いません。
今まで手提げ派だった方でも、「これならリュックもよいかも」と思わず浮気してしまいそうな作りになっています。
ユーザーに喜んでもらうことだけを考え、鞄作りでは一切の妥協を許さない木和田正昭商店だからこそたどり着いた、究極のビジネスリュックといえるでしょう。
外に出さずに充電可能ハイスペックリュック
こちらも「beruf baggage」から、少し大きめB4ファイル対応の 「BACK PACK 2 HA」をご紹介します。
「リュックは大きい方がいいけれど、大きいリュックは中身がごちゃごちゃになって、下のものが取り出しにくい・・・」
と、使っているリュックに不満を抱えている方も多いはず。
そんな不満を解決するのが、機能性にこだわって作られたBACK PACK 2 HAです。
たとえば、パソコンが収納できる着脱式パネル。
パソコンや周辺機器をまとめておくことができ、パネルをリュックから取り出すだけで、自宅やカフェがオフィスに早変わり。
まるでノマドワーカーのように、自由に仕事ができます。
また、メインルームと直結して充電できるサイドポケットも装備。
いちいち充電器をリュックから取り出す必要がなく、充電可能です。
ミドルタイプのリュックですが、本体生地に軽い素材の「Hollofil AIR™」を使用し、約1,050gと軽量化を実現。
体への負担も最小限に抑えます。
beruf baggageのロゴに描かれている最初の「b」は、タイヤを模したものになっています。
それはブランドのコンセプトが「“自転車のある生活”を楽しむ全ての人々をサポートする製品の提供」だから。
ご紹介したように現在では自転車由来の機能性を重視し、自転車に乗らない方にとっても、非常に使いやすいアイテムが多数リリースされています。
ファッションにこだわる人は要チェック!通勤用おしゃれメンズリュック
大人の男性の中には、個性的でファッショナブルなリュックを使ってみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファッションでも個性を出したい、おしゃれ好きな方におすすめのメンズリュックをご紹介します。
圧倒的な存在感!個性を出すならダレスの2WAY
世界を相手にしても見劣りしないデザイン性のある、ニューダレスバッグ。
その証拠に2009年には、鞄業界で初めてドイツの「iFデザイン賞」を受賞しています。
「iFデザイン賞」とは、デザイン界のオスカー賞のようなもので、全世界を対象にした歴史あるデザイン賞。
つまり世界でも通用すると認められた証です。
そのニューダレスの中から「ニューダレス タッチ タフ F4」をご紹介します。
鞄にこだわりがあり、「鞄を主役」にと考えている方におすすめのアイテムです。
ニューダレスは、3Dでできたデザインを職人技で現実のものに作り上げる、新旧の技術が融合してできた傑作。
特徴的な形状は、多くの人の目を惹きつけます。
スリムな見た目からは想像できない容量の大きさで、A4サイズに対応しています。
13.3インチのパソコンが収納できるクッション材入りの収納も装備し、ビジネスシーンにぴったりです。
口枠が大きく開くため、外出先での書類やパソコンの出し入れもスマートに行えます。
口枠を使い大きく開く開口部の原点は、画材用バッグ。
「ニューダレスバッグ」はこの伝統を引き継ぎ、さらに多くの挑戦を続けた結果、誕生したものです。
既成概念にとらわれない、「常識を覆すような鞄作り」をめざす「アートフィアー」。
圧倒的な個性のダレスリュックなら、ビジネスシーンでも一目置かれるような存在感を放つことでしょう。
上質なデニムと特徴的な外見が目を引く通勤用リュック
最後に豊岡の鞄メーカー・足立の自社ブランド「ALBAPIE(アルバピエ)」から、デニムのリュックをご紹介します。
岡山県井原市のセルビッチデニムを使ったリュックは、赤いセンターラインが印象的。
これはセルビッチ(生地の端)に入っている赤いラインを活用したものです。
シンプルなデザインが多いビジネスリュックの中でも珍しく外見に特徴があり、見る人に個性的な印象を与えます。
初めての営業先でも「あのおしゃれなリュックの人」と、印象付けられるかもしれませんね。
デニムは年月が経つにつれて見た目が変わっていきます。
この「経年変化」を楽しめるのも、デニムリュックの醍醐味といえるでしょう。
セルビッチデニムは旧式の織機を使うため、通常のデニムの何倍も製作時間がかかります。
しかしアナログな織機と職人の手作業による調整などで、生地に「個性」が生まれます。
それがセルビッチデニムの人気の秘密。
定番商品だけでなく、遊び心も必要と考える足立だからこそできた、記憶に残る赤いセンターラインです。
まとめ
今やビジネスパーソンの4人に1人が、通勤にリュックを使う時代。
しかし、なかなかビジネスシーンに合うリュックが見つからないと悩んでいる方も多いようです。
今回ご紹介したリュックは、素材・機能性・デザインにこだわり、ビジネスシーンに必要な機能が、数多く備わっています。
長い年月を掛けて身につけた、知識と技術をもつ「豊岡鞄」だからこそできる逸品ばかりです。
質のよいものを持っていると、自分自身の気持ちも上がるうえに、周りからは細部にもこだわるおしゃれな人だと見られるようにもなります。
ぜひご紹介したようなスタイリッシュでカッコイイ、自分に自信が持てるようなメンズリュックを見つけてください。