一般的に、実家の両親からの出産祝いは高額になる傾向にあります。
両親にとって可愛い孫が誕生すれば、出産祝いを多めに贈りたくなるのは人情です。
しかし、予想以上に高額だと子供夫婦としては「お返しの内祝いはどうしよう」と選び方に迷いますよね。
そこで今回は両親への内祝い相場の考え方や、喜んでもらえるおすすめの人気ギフトもご紹介します。
内祝いの悩み「両親からの出産祝いが高額」

そもそも実家への内祝い相場は、他の方と同様に考えるべきものなのでしょうか?
出産祝いをいただいたらお返しの内祝いを贈るのが通例です。お祝いをくださった人に、産後1ヶ月くらいの時期に内祝いの品を贈ります。
こうしたやり取りは昔から伝わる伝統的なマナーなので、お返しをしないと相手から「礼儀知らず」と思われてしまうでしょう。
しかし相手が自分の両親の場合、「お返しが必要なのか、一般的な相場に従うのがいいのか、どれぐらいの額の品物を渡せば良いのか」と、迷うポイントがいくつも出てきます。
結論としては、実家の両親からのお祝いに対して「必ずしもお返しをする必要はない」という考えの人が多いようです。
両親は親族の中でも特に近い存在なので、きっちりとお返しをするとかえって他人行儀になり、両親の嬉しい気持ちに水を差してしまうこともあるかもしれません。それではせっかくの厚意を無にすることにもつながってしまいます。
赤ちゃんが加わった新しい家族のスタートを応援する親心に対して、その気持ちに甘えさせてもらうほうがよい場合もあるのです。
相場どおりの内祝いでなくても良い

出産内祝いの金額相場は一般的に「もらったお祝い金額の3分の1〜半額」とされています。
しかし、両親への内祝いなら必ずしもその限りではありません。かなり高額の品物やお金をもらったとしたら、内祝い相場の「3分の1〜半額」でお返ししたくても負担が大変なこともあるでしょう。
高額な出産祝いをもらった場合は、一般的なルールに従う必要はなく、それより低い値段の内祝いを贈っても差し支えありません。
この場合、金額にこだわらず、両親に喜ばれるものを第一に考えると良いでしょう。そのほうが感謝の気持ちが伝わるはずです。
しかし、中には家庭環境・一族のしきたり・両親と自分との関係性などの事情により、「相場に従いきちんとお返しを贈りたい」という人もいます。
その場合は一般的な相場の「3分の1〜半額」の範囲で内祝いを贈れば問題はないでしょう。
両親の世代に喜ばれる出産内祝い、人気ギフト

両親に贈る出産内祝い。いざ考えだすと何がいいか迷ってしまいますよね。
内祝いは普段の感謝の気持ちを伝えられる機会でもあるので、せっかくなら喜ばれるものを選んで渡したいものです。両親の世代に喜ばれる内祝いギフト商品をご紹介します。
赤ちゃんの名前入りスイーツや高級グルメ

最近は赤ちゃんの名入れをした内祝い用スイーツの品揃えが充実しています。カステラやクッキーなどの焼き菓子に名入れサービスを行うものが多いので検討してはいかがでしょうか。
また、自分の両親だからこそ、好物を知っている人も多いはず。
せっかくの内祝いですから、普段自宅用に買うことはあまりないような高級なブランド和牛やお菓子の詰め合わせなどを贈ればきっと喜んでもらえるでしょう。
赤ちゃんの出生体重と同じ重さのお米

赤ちゃんの出生体重と同じ重さのお米も内祝いらしいギフトです。
お米に限らずほかの食べ物でも構いませんが、お米は重さが測りやすいのでよく使われています。
実家の両親は孫にゆかりのあるもの・孫を感じられるプレゼントを喜んでくれるでしょう。
遊び心のあるお祝いなので、渡す方もきっと楽しめるはずです。
孫の写真を飾れる記念のフォトフレーム

赤ちゃんの名入り記念アイテムは友人や知人に配ると「使いにくいと思われるのではないか」とためらわれるもの。
しかし、実家の両親に贈れば世界でただ一つの嬉しい記念品として喜ばれること間違いなしです。
中でも赤ちゃんの名前や手形・足形などが入れられるデジタルフォトフレームは内祝いにおすすめの記念アイテム。
季節行事などの際に撮った赤ちゃんの写真データを実家の両親に送り、フォトフレームで飾ってもらえば、孫の成長を見守れるのできっと喜ばれるはずです。
旅行をプレゼントする

ちょっとした旅行を両親にプレゼントするのもおすすめです。今まで育ててもらったお礼として、少しゆっくりしてもらえる時間を作ってあげると粋な計らいになるでしょう。
旅行をプレゼントするとなると結構な金額がかかる場合もありますが、必ずしも海外旅行など高額なものを贈る必要はありません。近場の温泉でも十分な気分転換になるでしょう。
家事の時短になる最新家電

孫ができる世代になると、掃除や料理などの作業がだんだん負担に感じられてくる人も多いものです。
そこで使いやすい便利な家電をプレゼントするという手があります。毎日の家事が楽になるのでこれもおすすめのギフトです。
たとえば調理家電なら、コーヒーメーカー・フードプロセッサー・ブレンダーなど、労力を減らしてくれたり食卓を豊かにしてくれるものがたくさんあります。
迷ったときはカタログギフト

それでも両親に渡すお返しに悩む人もいることでしょう。離れて暮らしている人は、今どんなものが好きかなどが分かりづらいかもしれません。
また、赤ちゃんが生まれて間もない頃は、パパ・ママともに毎日バタバタすることがほとんどですから、時間がなくて内祝いを選ぶまで手が回らないこともあります。
こんな時のおすすめはカタログギフトです。グルメ・ファッション・家電・ちょとした旅行なども掲載されています。豊富な品揃えのカタログの中から、両親に好きなものを選んでもらいましょう。
また、出産内祝いは同時に大勢の人に贈ることが多いので、品選びの手間がかからないという点でもカタログギフトは重宝します。
近年では内祝いギフトとして人気が高いので、選択肢に入れてみてもいいでしょう。
「カタログの中身をまず知りたい」という時は無料サンプルを請求するか、ギフトショップのECサイトで電子カタログをチェックしてみましょう。
まとめ

両親からもらった出産のお祝いには、必ずしもお返しをする必要はありません。そして、お返しをする際でも、値段をあまり気にせずに喜んでもらえそうなものを考えて渡すことが大切です。
また、赤ちゃんにまつわるものや、両親そろってゆっくりできる時間をプレゼントするのも記念になる贈り物として喜ばれることでしょう。
何より両親にお返しを贈る場合は、これまでの感謝を込めて気持ちの伝わるものを選びたいですね。