お歳暮の季節になると「毎年かわり映えしない、同じようなものばかり……」と、ギフト選びにまつわるお悩みの声が聞こえてきます。
この記事では、センスの良さが感じられるお歳暮をお探しの方に向けて、お歳暮選びのコツとマナーをご紹介します。
記事後半では、ギフト専門店おすすめのお歳暮向き商品もご紹介。
「センスのいい、おしゃれ感のあるお歳暮を探している」
「気の利いたお歳暮を贈って、この一年お世話になったお礼を伝えたい」
そんな方のために、お役立ち情報をお届けするので、ぜひチェックしてください。
目次
「センスがいい」と感じてもらえるお歳暮の特徴
もらった人が思わず「これ素敵!」と喜ぶようなお歳暮は、どのようなものなのでしょうか。贈る人のセンスが光るのポイントを押さえましょう。
パッケージにおしゃれ感があり、社会的なトレンドも意識
まず、パッケージやラッピングがおしゃれなお歳暮は、一目見た瞬間にセンスの良さを感じてもらえるギフトです
使う前に思わず写真を撮りたくなるような、いわゆる「写真映え」や「インスタ映え」する華やかなパッケージ。
パッケージデザインに凝った贈り物を受け取っただけで、気分が上がり、うれしい気持ちになる人は多いものです。
一方で、SDGsにも代表されるように、近年では環境に配慮したラッピングも重要なポイントです。
おしゃれだからといって過剰な包装がされているギフトは、ゴミが増えるだけでなく、開けづらさを感じて使うことが億劫になるかもしれません。
シンプルな包装のギフトでも、色やデザインでおしゃれな雰囲気を演出することはできます。
見た目だけではなく、環境にも配慮したお歳暮を選ぶと、贈り主のセンスの良さが伝わるでしょう。
ワンランク上のリッチ感
お歳暮の品を実用性だけで選ぶと、普段使いの延長になってしまいます。
自分のために買わないような、ちょっと高級感ある品が狙い目。例えば以下のように、定番アイテムでもセレクト次第で一味ちがう特別感を演出できます。
- お菓子を贈るなら流行中のスイーツ
- お酒を贈るならスーパーなどでは買えない希少性の高いクラフトビール
- タオルなど普段使いの日用品こそ素材の良さを重視
目先を変えて一歩踏み込んだ品選びを心がけることで、新鮮なインパクトのあるお歳暮になるでしょう。
「こういうものを探してくるとはセンスがあるな」とお相手に感じさせるお歳暮は、日常にちょっとした贅沢と非日常感をもたらしてくれるはずです。
先方への気遣いが感じられるチョイス
「センスがいい」と感じさせるお歳暮は、なにも見た目のデザインや高級感だけに限った話ではありません。
「相手のことを考えて贈り物を選ぶ」という、ギフトセンスそのものも重要なポイントです。贈り主の細やかな心遣いが先方に伝わる、気の利いたギフト選びを目指しましょう。
たとえば、お相手の家族構成や年齢層に合わせて喜ばれそうなものをチョイスすることで、受け取り側の満足度アップにつながります。
- 小さな子どもがいる家庭には、年齢を問わずみんなで楽しめるもの
- 年配の方には、名の通った老舗のお菓子や柔らかい食品
- オーガニック素材にこだわるなど、先方のライフスタイルを考慮したチョイス
上記のように、少しの心遣いでギフトの印象はぐんとアップします。
もし、相手の好みやライフスタイルが分からずお歳暮選びに迷ったら、カタログギフトを贈って相手に好きなものを選んでもらう方法もおすすめです。
お歳暮として贈れるグルメカタログギフトがたくさん登場しているので、予算やイメージに合うものがすぐに選べるでしょう。
【センスのいいお歳暮】希少な「ビール・酒」
ここからは、センスのいいお歳暮ギフトとして人気のアイテムをご紹介します。受け取った人に喜ばれるギフト商品を厳選したので、お歳暮選びの参考にしてください。
注目度UP中の「クラフトビール」
ビール好きな方に贈るお歳暮なら、自分では普段買わないリッチ感のある「クラフトビール」がおすすめです。
クラフトビールとは、地域に根差した小規模の醸造所で作られたビールのこと。ビール職人が原料や製法にこだわって手間暇かけてつくり上げているため、基本的に小規模生産です。
希少性の高さからプレミア感があり、豊かな香りとまろやかで深みのある味わいは、鍋料理などの冬グルメとも好相性。お歳暮に贈れば特別感を感じてもらえるでしょう。
クラフトビールのもう一つの魅力は、缶・瓶のラベルデザインがおしゃれで個性的な物が多いこと。「いつものビールと一味ちがう、センスのいいお歳暮」と感じてもらえるはずです。
注意点として、クラフトビールは一般的な大手メーカーのビールよりも賞味期限が短いことに留意してください。
また、酵母入りの無ろ過クラフトビールは、出荷後に酵母の働きを抑えて品質を保つために、要冷蔵扱いになっているものが多くあります。
酵母はビールの味わいをまろやかにしてくれる一方、温度管理に気をつけないとアルコール発酵が進み過ぎて味わいが変わってしまうからです。
クラフトビールをお歳暮に贈る際は、お届け先にスムーズに受け取っていただき、すぐ冷蔵保管できるように、事前連絡を入れておくのが安心でしょう。
年末年始に大活躍の「日本酒」
年末年始は、来客やお祝いの食事・親族の集まりなど、日本酒が大活躍するシーンが多数あります。お歳暮に日本酒を贈れば、何かと重宝してもらえるでしょう。
また、新年に飲む「屠蘇(とそ)」は、家内安全と健康を願う習わしであり、縁起ものでもあります。
新年を祝うお屠蘇には、いつもより高級な日本酒を使いたいもの。おいしい日本酒をお歳暮に贈れば、新年のお祝いを華やかにするのにさっそく役立ててもらえるはずです。
化粧箱に入った日本酒は、格式と高級さを感じさせるギフトになります。
お酒好きで下の肥えた方へ贈るなら、日本一の酒どころと呼ばれる灘五郷(なだごごう)のブランドなど、歴史と格式を感じさせるものがおすすめです。
食事に合わせやすい「ワイン」
クリスマスやお正月など、年末年始のイベントに華を添えてくれる「ワイン」もお歳暮におすすめです。
ワインは食事に合わせて楽しむことが多いお酒。
よく知られているのは「肉料理や味の濃い料理には赤ワイン」「魚料理やさっぱりとした味付けで素材を楽しむ料理には白ワイン」という組み合わせです。
年末年始はご馳走を食べる機会が増えるもの。ワインは豪華な食卓を引き立ててくれるでしょう。
また、「赤白ワインセット」はおめでたさを感じさせるので、新年のお祝いにも使いやすいというメリットがあります。
ホームパーティーをよく開くご家庭に贈れば、年末年始に役立つこと間違いなし。ギフトセンスを感じさせる、気の利いたお歳暮になるでしょう。
【センスのいいお歳暮】豪華な産直品・名店グルメ
年末年始に、ご家族ですき焼きやしゃぶしゃぶなどのご馳走を食べる方は多いでしょう。
特にお世話になった目上の方へ、高級感のあるお歳暮を贈りたいなら、上等のお肉グルメや海鮮グルメがインパクト抜群です。
神戸牛・松阪牛など名の通った国産ブランド和牛の品は、お肉が好きな方へのお歳暮にうってつけ。
生ものを贈る際の注意点として、受け取った方が保管場所に困ることのないよう、事前に連絡を入れておくと親切です。
【センスのいいお歳暮】おしゃれな「調味料」
何かと料理を作る機会が多い年末年始。
自分では買いにくいちょっと上質な調味料や、量を使用する料理用オイルは、実用性の高さで喜ばれるお歳暮ギフトです。
また、お歳暮の時期はパーティーシーズンでもあるため、ディップソースのギフトセットを贈ればすぐに活用してもらえるでしょう。
見た目にもおしゃれな容器の調味料は、キッチンや食卓に置くだけでインテリアのように気分を上げてくれます。
いつもの調理に使うものこそ、原料や製法にこだわりの感じられる良い品を贈りましょう。
【センスのいいお歳暮】高級感のある「お菓子」
お歳暮の定番である「お菓子」は、定番ゆえに贈る側の安心感も、受け取った人の満足度も高いギフトです。
お歳暮に贈るお菓子は、家族が集まる年末年始にみんなで楽しんでもらうことを念頭に選ぶのがおすすめ。
一人暮らしのお相手に贈るなら、忙しい日々の中でひと息付く時間のお供にしてもらえる、ちょっと凝ったお菓子がぴったり。日常の中でプチ贅沢を味わってもらえるでしょう。
お歳暮に贈るお菓子は、日頃手に入りにくく、こだわりが詰まった素材のものを選ぶのがポイント。相手への気遣いも一緒に贈ることができるでしょう。
【センスのいいお歳暮】家族で楽しめる「ドリンク」
子育て家庭や、親せきが多い家庭に贈るなら、大人も子どもも楽しめる「飲み物」ギフトがおすすめです。
年末年始というとお酒を飲むイメージが強くありますが、年末年始に集まる家族や親せきの中にはもちろん子どもや、お酒の飲めない大人もいます。
そこで重宝するのが高級なジュースや、大人数で飲めるミニパックの飲み物。
お酒を楽しめる大人だけではなく、年代を問わずみんなで楽しい時間を過ごしてもらえる気の利いたギフトになるでしょう。
小さな子どもや妊娠・授乳中の方がいるご家庭へのお歳暮には、ノンカフェイン・ノンアルコールのものを選んでください。
近年は、栄養豊富な甘酒が「飲む点滴」ともいわれ注目されています。米麹で作られているアルコールを含まない上質な甘酒なら、寒い時期に体を温めてくれる嬉しい贈り物になるはずです。
お歳暮の定番であるコーヒーや紅茶も、お相手の状況や家族構成に合わせてカフェインレスを選ぶといいでしょう。
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【センスのいいお歳暮】質で差が付く「日用品」
タオルや洗剤、せっけんなどの日用品はお歳暮の定番品。「タオルや洗剤はいくらあっても邪魔にならないからうれしい」という声が多く聞かれます。
その一方で「またタオルか」とありきたりに感じる人もいるようです。
センスの光るお歳暮にしたいなら、質の良さやデザインにとことんこだわった日用品をセレクトしましょう。
上質な日用品を自宅用に買う人は少ないので、「もらって使ってみたら、使い心地の良さに感動した」と新鮮に感じてもらえることが多いのです。
お歳暮にふさわしい品質といえば、今治タオルのような上質な国産ブランド。オーガニックコットン素材なら肌にも地球にも優しいギフトになります。
洗剤類も、環境に優しいもの・容器のデザインにセンスが光るものを選びましょう。
ハイクオリティの日用品は、毎日の生活の中にちょっとした贅沢感をもたらしてくれるはずです。
【センスのいいお歳暮】旬の美味しい「フルーツ」
冬に旬を迎える産直フルーツの詰め合わせは、お歳暮ギフトにぴったり。
有名な地場ブランドの高級フルーツで化粧箱入りだと、見た目の迫力も十分です。
健康に気を遣う世代の方や、ヘルシー志向の方への贈り物にもフルーツはおすすめです。
気を付けたいポイントとして、フルーツの種類によっては日持ちせず、早く消費しないといけないことがあります。フルーツギフトを贈るときは、お届け時にメッセージに一言添えると親切でしょう。
【センスのいいお歳暮】惣菜・スープなど「高級なご飯のお供」
ふだんの食卓で活躍するお茶漬け・梅干し・お惣菜・スープなどにもギフト仕様の高級品が登場しています。
「あと一品」が欲しいときに、あり合わせではない美味しいものがあれば、食卓が華やぎます。
自宅用に高級ラインのご飯のお供を買う人はそれほど多くないはず。それだけに、お歳暮に贈れば「こういうのが嬉しい」と喜んでもらえそうです。
【センスのいいお歳暮】迷ったときは「カタログギフト」
お歳暮に何を贈ればいいか迷ったときは、「カタログギフト」が強い味方になってくれます。
相手のことを考えるからこそ、本当に喜んでもらえるギフトを選びたいもの。けれど、相手の好みや生活スタイルが分からないときは、品物選びに悩んでしまいますよね。
贈り物選びの悩みを解決してくれるのが、受け取った相手が自分で好きな物を選べるカタログギフトです。
価格帯や、掲載されているギフトのテーマによって、カタログギフトもさまざまな種類があります。
相手の好みに合いそうなカタログギフトを選ぶことで、掲載されたアイテムの中からお気に入りの一品を選んでもらえることでしょう。
リッチ感が漂う表紙も人気「uluao(ウルアオ) 」
高級感ある表紙が人気の「uluao(ウルアオ) 」シリーズは、日常生活をワンランク上に上げてくれるリッチな商品が満載のカタログギフトです。
厳選されたこだわりのグルメコーナーには、スイーツや調味料、飲み物などが掲載されています。おしゃれで使いやすい上質な雑貨も多数。センスの良い約700点の中から、先方の好みの商品を選んでもらうことができます。
お得な卸価格を実現!「割引カタログギフト【コスパ重視】」
「割引カタログギフト【コスパ重視】」シリーズは、大手有名メーカーの公式販売モデルカタログ。
GiftA(ギフタ)が独自ルートの仕入れで実現した、お得価格の人気カタログです。有名ブランドのアイテムが1,700点以上と豊富に掲載されています。
グルメから雑貨、日用品に至るまで扱っている商品のジャンルも幅広く、性別や年齢問わずに喜ばれるセンス抜群のアイテムが充実。
ご予算よりワンランク上の贈り物ができる、売れ筋のカタログです。
おしゃれな北欧雑貨がそろう「ILLUMS(イルムス)」
北欧ブランドを中心としたおしゃれな雑貨をセレクトした「ILLUMS(イルムス)」シリーズ。丁寧な暮らしに寄り添うハイセンスなアイテムが豊富なカタログギフトです。
人気の北欧ブランドであるマリメッコやittara、アラビア、ロイヤルコペンハーゲンなど、おしゃれで上質な雑貨やインテリアがたくさん。
もちろん、雑貨だけではなく見た目もお洒落なグルメも掲載されています。グルメに合わせた北欧風レシピも載っているので、見るだけでも楽しめるカタログになっています。
お歳暮の基本マナー【金額・時期】
はじめてお歳暮を贈る人でも知っておくと安心できる、贈答品選びの基本を紹介します。
金額:3,000円~5,000円程度
お歳暮の金額の相場は、およそ3,000円~5,000円といわれています。
お歳暮の金額は相手との関係性によっても異なります。
家族や親族、友人や同僚には3,000円~5,000円、上司や取引先には5,000円程度で考える人が多いようです。
特にお世話になった人や目上の人の場合には、相場よりも多い金額のお歳暮を贈っても問題ありません。
▼お歳暮の相場についてもっと詳しく▼
時期:12月中旬を目安に
お歳暮を贈る時期は、12月中旬を目安にすると安心です。
地域によって細かな時期の違いはありますが、一般的には「正月事始め」にあたる12月13日からの1週間が贈るのにベストな時期とされています。
しかし、近年では
「11月中に手配をして早く贈っても良い」
「12月末までであればお歳暮として贈ることができる」
などの考え方も広まってきています。
肩ひじを張らないお付き合いの相手なら、年内に贈ることができれば問題ないといえるでしょう。
もし年が明けてしまった場合は、名目を代えて贈るという方法もあります。
熨斗(のし)紙の表書きを「御年賀」として年始に贈る、もしくは「寒中見舞い」として松の内から立春頃まで贈ることも可能です。
▼【地域別】お歳暮の時期についてもっと詳しく▼
贈っても大丈夫? お歳暮で避けるべき品物と注意点
一年間の感謝を込めて贈るお歳暮だからこそ、贈り物として避けるべき品物が存在します。
例えば、「縁が切れる」ことを連想させるハサミや包丁などの刃物は避けておいた方が無難です。
「足で踏みつける」意味につながるスリッパや靴下などの履物も、お歳暮に不向きな品物とされています。
「苦」や「死」などの縁起の悪い言葉が連想される「櫛(くし)」も避けるべき品物です。
また、お歳暮は毎年継続して贈るのが一般的です。
年によって贈るお歳暮の価格に大きな差があったり、突然贈ることをやめたりするのは失礼にあたるとされます。継続可能な無理のない金額のギフトを選ぶことは後々のためにも大切なポイントです。
センスのいいお歳暮とは感謝と気遣いが伝わるもの
お歳暮は、一年間の感謝の気持ちを贈るギフト。だからこそ、贈る相手の喜ぶものを考えて選びたいものです。
センスのいい品物とは、相手に寄り添った贈り主の気遣いが感じられる品物 とも言えます。お歳暮の基本マナーを守ったうえで、センスの良いお歳暮の選び方を知っておくと安心。
相手への感謝の気持ちを込めたお歳暮ギフトを贈りましょう。