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日本酒の贈り物はマナーも大切! 選び方とおすすめ5選

更新日:2022年11月26日

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近年は海外でも高い評価を受けている日本酒。

和食のお供としてはもちろん、お世話になっている人への贈り物にも最適ですが、実は贈り方にマナーがあることをご存じでしょうか?

日本酒を贈るときに知っておきたい知識や、おすすめのギフトも紹介します。

日本酒の贈り方にマナーはあるの?

日本酒 贈り物 マナー

日本には古くから、おめでたいことがあったときに「祝い酒」を飲む習慣があります。

お米からつくられる日本酒の起源は古代にまで遡ります。もともとは神様へのお供え物としてお酒がつくられていました。

現在でも、神社では日本酒を神聖な「御神酒(おみき)」として供えます。日本酒は縁起の良いものとされているため、お祝いの贈り物にふさわしいのです。

受け取ったお相手に気持ちよく喜んでもらうためにも、日本酒を贈る際のマナーをしっかりと把握しておきましょう。

日本酒を贈るときにふさわしい本数

日本酒 贈り物 マナー
▲酒どころ灘五郷(なだごごう)の老舗「白鷹」。日本酒2種とブーケをセットにしたギフトボックス【ミニブーケ入り】特別純米酒2種飲みくらべセット

古くは、お祝い用の日本酒というと「一升入りの角樽(つのだる)」が主流でした。しかし、現在では瓶入りの商品で贈るケースがほとんどです。

一般的なのは一升瓶を2本セットにしたギフト体裁です。

これは2本の酒瓶をまとめた「二本縛り(二本括り)」が、角樽のシルエットに似ていることに由来するといわれています。

贈り物として避けるべき本数は4本と9本。「死」や「苦」を連想させる数字(忌み数)なので、避けるのがベターです。

なお、近年の日本酒ギフトは、1本あたりのサイズが720mL(4合瓶)のものが人気です。これは冷蔵庫に保管しやすいサイズであることも理由の一つでしょう。

このように、状況に応じて相手を困らせない日本酒ギフトを選ぶ気遣いが大切です。

イベント時の贈り物なら「樽」の日本酒が華やか

イベント感やスペシャル感を意識するなら、日本酒を「樽」で贈るのもおすすめです。酒樽は神社や婚礼の場でおなじみですが、誕生日や新築祝いなど慶事全般で使用できます。

祝賀イベントの差し入れ用や、企業向けのお正月のお年賀品として贈るなら、樽の周りを藁などで織った伝統的な「菰樽(こもだる)」がおすすめです。

家庭用なら、手のひらサイズまで小さくした「豆樽」も人気があります。鏡開きが楽しめるので、ホームパーティが盛り上がるでしょう。

また、婚礼・結納などで使われることの多い「角樽(つのだる)」は、樽の左右から把手(とって)が突き出した形状がインパクト抜群。

飲み終わって空いた樽は、ボトルクーラーや一輪挿しなど、和風インテリアとして活用できますよ。

日本酒のラッピング

日本酒 贈り物 マナー

現在、日本酒を贈る際は「2本まとめて風呂敷で包む」「1本ずつ紙で包む」といった体裁のラッピングが一般的です。

瓶に着物を着せるように包んだり、門松に見立てたり、ラッピングの華やかさに凝ると贈り物らしい特別感を演出できります。

ラベルやボトルのデザインがおしゃれなものなら、「透明な袋に入れる」「リボンを結ぶだけ」など、あえて「見せるラッピング」をする人も多いようです。

より重厚感を意識するのであれば、化粧箱入りがおすすめ。箱や瓶にメッセージや名前を入れるサービスもあるので、世界に一つだけの日本酒ギフトが実現できるでしょう。

贈り物にはふさわしい熨斗(のし)を選ぶのもマナー

日本酒 贈り物 マナー

日本酒を贈り物とする場合も、ほかのギフト同様に熨斗紙を付けるのがマナーです。

ギフト用の箱に熨斗紙を掛けたり、瓶に巻いたりなど、購入する本数・形状によって、熨斗紙の掛け方は異なります。

お祝い用ギフトに付ける熨斗紙の「水引(紅白の飾り紐)」は、おおまかに分けて以下の3種類があります。

「紅白蝶結び」

結び目が簡単に解けて結び直せることから「何度あっても良いお祝い事」に用いられる

御中元・御歳暮・合格祝い・就職祝い・出産祝い・結婚記念日・長寿祝いなど

「紅白結び切り」

容易に解けないため「一度だけがいいお祝い」に用いられる

結婚祝い・快気祝いなど

「紅白あわじ結び」

結び切りが発展したものともいわれており、引っ張るほどに強く結ばれることから主に婚礼に用いられる

結婚祝いなど

 

熨斗紙には、水引の上に表書き(祝い事の名目)、その下に贈り主の名前を書きます。

神社仏閣へ奉納(献酒)する場合は「奉納」など

お参りでは、お賽銭や玉串料とは別に、感謝の意を込めたお供えをするケースがあります。

一般的に、神社で祈願をする際などに、お米やお酒・季節の野菜・果物などの「神饌(しんせん)」を奉納します。

お供え物の熨斗紙の表書きは「奉納」が一般的ですが、「奉献」でも問題ありません。特に、お酒の場合は「献酒」という書き方もあります。

氏名や会社名も忘れずに記して、社務所(寺務所)に伺いましょう。

地鎮祭・上棟式・起工式などで日本酒を贈るなら「奉献」

「奉納」は、日頃の感謝や祈願の形を神仏に捧げる行為です。

一方で「奉献」は、神仏や目上の人に物を献上することを意味します。地鎮祭・上棟式・起工式などで納める日本酒の熨斗紙には「奉献」と書くのが一般的です。

地鎮祭や起工式は、これから土木工事や建築を行う土地の守護神に安全を祈願する祭事。上棟式は、建物の造営が終わったあと、家屋の守護神や大工の神様に感謝する儀式です。

式の主催者が神仏に献じるお酒は「奉献酒」と呼ばれます。

昔は「一升もの=一生もの」と縁起をかついで、一升入りの角樽を納めるのが主流でした。近年は、一升瓶2本で奉献するケースが多いようです。

贈り物に適した日本酒の選び方

日本酒 贈り物 マナー

日本酒にあまり詳しくない人がベストなお酒を選ぶのは難しいものです。

お祝い事としてマナー違反にならない金額の目安、お酒の味や特別感など「相手に喜んでもらえる選び方のポイント」を把握しておきましょう。

【1】予算を決める

日本酒 贈り物 マナー

まずは、予算を決めるところから始めましょう。イベントによってお祝い相場は異なります。
一般的な相場は以下の通りです。

2,000円~:ちょっとした御礼や友人へのプレゼントに。
3,000円~:自分用にはめったに買わない価格帯。家族や親戚など身近な人への贈り物に。
5,000円~:高級日本酒。誕生日・結婚祝いなどのイベントに。
10,000円~:さらに高級かつ特別感のある贈り物に。

品物の金額に、箱代・ラッピング代・送料などを加えて予算を決めましょう。

高価過ぎるお酒を贈ると相手が戸惑ったり、お返しで気を遣わせてしまったりということもあります。
一方で、目上の人に安過ぎるお酒やどこでも買えるお酒を贈るのも失礼にあたるので、相場には注意しましょう。

【2】相手が好きな味わいを選ぶ

日本酒 贈り物 マナー

日本酒の味は、大きく「甘口」か「辛口」に分かれます。さらに「日本酒度」と「酸度」も目安となります。

日本酒は、ラベルに書かれた数値のプラスが大きいほど辛口、マイナスが大きいほど甘口となります。辛口派には+4.0以上、甘口派には−2.0以下がおすすめです。

酸度が高いと甘みが打ち消されるので、「甘口=砂糖のような甘さ」というわけではありません。

相手の食事の好みに合わせてお酒を選ぶのも◎。濃口の料理には純米酒、さっぱりとした料理には吟醸酒がよく合います。

【3】縁起の良い名前・相手にゆかりあるものを選ぶ

日本酒 贈り物 マナー

贈り物にする日本酒選びは、価格や味わいだけでなく「縁起の良さ」「その人らしさ」にもこだわりましょう。
特にお酒の名前は飲む人の印象に残るところ。名前に「寿」や「福」などおめでたいワードが入っているものはお祝い感があります。

相手の出身地でつくられたお酒や、思い入れのある言葉・数字など、贈り先にゆかりあるお酒も「真剣に選んだ贈り物」という気持ちが伝わるでしょう。

同じくラベルのデザインにおいても、相手のイメージに合う色や書体、絵柄などを意識できるとハイセンスです。

贈り物にぴったりな日本酒【GiftA(ギフタ)おすすめ】

日本酒 贈り物 マナー

インターネットのギフト通販専門店「GiftA(ギフタ)」では、お酒ギフトも数多く取り扱っています。

中でも、日本で唯一、伊勢神宮にお酒を納めていることで知られる一流酒造「白鷹」のお酒は多くの方々から支持されています。

今回は白鷹の人気ラインナップの中から、お祝いの贈り物として選りすぐりの日本酒を紹介します。

「白鷹3種飲みくらべセット」

日本酒 贈り物 マナー

1862年創業の酒蔵「白鷹」は「日本一の酒どころ・灘五郷」と呼ばれる兵庫県・西宮市にあります。

白鷹の人気銘柄(720ML×3本)を飲み比べられるセットは、ギフトに大人気!

日本酒好きの方に喜ばれるのはもちろん、ホームパーティの差し入れにもぴったりです。みんなで飲み比べれば、きっと場が盛り上がりますよ。

「生もと・大吟醸純米 極上白鷹 720ML」

日本酒 贈り物 マナー

古くからの伝統的製法「生酛(きもと)」でつくられた白鷹一押しの日本酒。贈り物にふさわしい格式高いお酒です。

ふくよかな旨味と絶妙なキレが楽しめるので、日本料理はもちろん西洋料理とも相性ばっちり。常温か少し冷やして飲むのがおすすめです。

「生もと・本醸造 上撰白鷹菰冠 300ML」

日本酒 贈り物 マナー

ミニサイズの菰樽(こもだる)に、生酛づくりの本醸造酒を詰めた一品です。

お正月などおめでたい日にぴったりの、伝統的な菰樽。家族のお祝いの席やホームパーティで開けると盛り上がるでしょう。

化粧箱入りでサイズは300ML。常温か燗で飲むのがおすすめです。

「大吟醸古酒白鷹 長期熟成十五年 720ML」

日本酒 贈り物 マナー

大吟醸を15年にわたり熟成させた、日本酒では貴重な長期熟成酒です。バニラのような香りとまろやかな甘みがあります。

ゴールドの色調が高級感を感じさせるため、日本酒好きな人や目上の人へのギフトにも自信をもって贈れるでしょう。

「【ミニブーケ入り】白鷹2種飲み比べセット」

日本酒 贈り物 マナー

慶事の贈り物に最適な日本酒2本と、可憐なミニブーケのセット。

「お酒を贈るだけでは物足りない」
「+αで特別感を出したい」

と感じている人におすすめのギフトセットです。

「超特撰白鷹」はコクと深みを感じる味わい。「吟醸山田錦」は軽やかなのどごしが人気で、品のある吟醸香が印象的な日本酒です。

GiftA(ギフタ)から購入なら「熨斗」や「メッセージカード」

日本酒の贈り物はGiftA(ギフタ)にお任せください。用途にあった「熨斗」を付けるのはもちろん、無料でメッセージカードを付けることも可能です。

メッセージカードのデザインは複数の中から選べるため、好みやイメージに合うものが添えられます。

また、メッセージにぴったりの文例集もご用意があります。ネット注文時に文例を選んで自由編集も加えられるので、かしこまった贈り物のときも言葉に迷う心配がありません。

旧字体の作字にも対応しているので、マナーを重んじる人への贈り物としても安心です。

日本酒の贈り物はマナーを押さえて喜ばれるものを

日本酒 贈り物 マナー

日本酒のギフトはお酒が好きな相手に喜ばれるだけでなく、慶事の贈り物としても人気です。

日本酒を贈る場合のマナーや選び方を押さえて、「本当に喜ばれるアイテム」をチョイスしましょう。

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この記事の執筆者

GiftAコラム編集部

GiftAコラム編集部

当編集部では「贈り物選びの参考にしたいメディア」を目指し、ギフト通販専門店 GiftA(ギフタ)の社内ライターがリサーチ・執筆を行っています。贈答マナーや人気ギフトのトレンドなど、お役立ち情報をわかりやすく発信します。

※GiftA は、年賀状ネット印刷受注件数全国No.1 を誇る『おたより本舗』の運営元、「株式会社アーツ」が手掛けるギフト通販専門サイトです。 印刷事業のノウハウを生かし、オリジナルデザインのし紙や挨拶状など、ギフトラッピングサービスを豊富にご用意しております。

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