お中元の贈り物によく選ばれるのが「食べ物」。
しかし、贈るほうも受け取るほうも、毎年同じようなお中元にマンネリ感を覚えているケースはあるものです。
この記事では、「食べ物以外のお中元」をテーマに、喜ばれる品や選び方の注意点を紹介します。
目次
食べ物以外のお中元選び、注意点は?
食べたり使ったりすればなくなるものを「消え物」ともいいます。
食品や日用消耗品がその代表格で、お中元などの贈答品には「消え物ギフト」が定番人気です。
お中元に食べ物以外を考えているなら、日用消耗品の「消え物」の中から探してみましょう。
ただし、日用消耗品は生活と直接関係しているところが要注意。選び方によってはギフトらしさが薄れてしまい、お相手に
「なんだか粗品みたい……」
とガッカリされる可能性もあります。
お中元で日用品を贈るなら「チープな印象にならないこと」は必須と考えたほうがいいでしょう。
自分では手が出づらいような、高級感のある消え物を選ぶのが「食べ物以外のお中元で失敗しないコツ」です。
お中元ギフトは夏らしい季節感を意識して
季節の贈答品選びで大切なのは「その季節に合っているか」です。
お中元に食べ物以外を選ぶ場合も、夏に合わせたものを選ぶのがおすすめ。
涼を感じさせるものや、紫外線対策アイテムなど、夏に重宝するお役立ち品が喜ばれるでしょう。
こんな人には食べ物以外のお中元が喜ばれる!
特に、お相手が以下のタイプに当てはまる場合、お中元には食べ物以外のものを積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
食べ物の好き嫌いが多い人
嫌いな食べ物が多いと分かっている人には、食べ物以外でお中元の品を検討してみましょう。
しかし、「あまり親しい関係ではないので、詳しい好き嫌いまでは知らない」というケースのほうが多いかもしれません。
また、お中元選びのために、相手の好きなものをわざわざ聞くのもはばかられます。
お相手とそれほど近しい関係ではなく、好みをよく知らないなら、食べ物以外のお中元をチョイスするのが無難でしょう。
健康上の理由から食事に制限がある人
人によっては、健康上の理由で特定の食べ物を避けている場合があります。
年配になると、糖尿病や高血圧などの持病により、特定の食品を制限しなければならない方もいるでしょう。また、歯が弱って硬いものを食べるのが難しい方もいます。
産前産後の女性なら、アルコールやカフェインの摂取を控えるでしょう。
こうした方々に「健康を願ってヘルシーな食べ物を贈る」という選択肢もありますが、少しでも心配なら食べ物のお中元は避けたほうがいいかもしれません。
一人暮らしの人
お相手が一人暮らしの方だと、食べ物のお中元を受け取っても消費しきれず、持て余してしまうことがあります。
また、仕事関係でお付き合いの広い方は、「お中元の時期になると食べ物ギフトがあちこちから届いてさばききれない」ということもあるようです。
似たような食べ物ギフトを複数受け取ると、飽きが来るかもしれません。また、食べ物には賞味期限があることもお相手に負担を感じさせる理由です。
一人で暮らしの中高年や、「あの人は顔が広いからたくさんお中元を受け取っているだろう」と考えられる人には、食べ物以外をお中元にしてはいかがでしょうか。
消費期限を気にしなくていい贈り物は、お相手の負担感を軽減させてくれそうです。
お中元・残暑見舞いにおすすめ! 食べ物以外のギフト
ここからはお中元にぴったりの「食べ物以外のギフト」をご紹介します。
いずれも「食べ物ではないお中元の定番」といえるギフトのため、お中元選びで迷っている方は参考にしてください。
洗剤・柔軟剤・せっけん
洗剤やせっけんは、食べ物以外の消え物ギフトとして人気があります。実用性が高くすぐ使えるため、多くの方に喜ばれるでしょう。
特に夏場は汗をかいて洗濯物が増えやすく、「洗剤をよく消費するのでお中元でもらうと助かる」という声も聞かれます。
洗剤やせっけんを自宅用で買う場合は安くすませがちなもの。ギフトの特別感を出すため、お中元として贈る場合は上質でデザインも高級感のあるものにこだわりましょう。
注意点として、香りの強すぎる洗剤やせっけんは人により好みが分かれます。
敏感肌の人でも安心して使えるよう、天然素材でできた香りの控えめなものが安心でしょう。
入浴剤
たくさんかいた汗を流せる入浴剤のギフトも人気です。
各地の温泉を再現しているタイプ、特定の効能があるタイプ、アロマタイプなどさまざまな種類があります。
お中元には、涼感を得られるクール系や炭酸系の入浴剤がおすすめです。
相手に応じてタイプを変えるのもポイントです。
女性には、香りが豊かなものや色が鮮やかなものが好まれる傾向があります。
男性や高齢の方であれば、効能を意識して選ぶと良いでしょう。
スキンケアグッズ
女性に贈るお中元として人気なのがスキンケアグッズです。
積極的に外へ出かける方にとって、強い日差しと紫外線は代表的な夏の問題。
日焼け止めなどのスキンケアグッズは、夏の間、日常的に使用することになります。
消費が激しいことから、スキンケアグッズを自分で買う場合はコスパばかりに注目してしまいがちです。
お中元として贈る場合は、贅沢で高機能なものを選んであげると良いでしょう。
タオル・手ぬぐい
タオルや手ぬぐいは「いくつあっても邪魔にならない」と喜ばれるギフト。特に汗をかく夏に喜ばれます。
タオル類は使ってすぐなくなるわけではありませんが、だんだんくたびれてくるので小まめに取り換える人は多いでしょう。
一般的なスーパーなどで売っているタオルだと、お中元らしい特別感に欠けることも。ギフトにふさわしく、少し贅沢感のあるものを選ぶのがポイントです。
おすすめは、上質な国産ブランドとして知られる「今治タオル」。肌触りの良さに優れており、高級タオルの代名詞としてさまざまなお祝いの贈り物に使われています。
「気になっていたけど高価なので自分で買おうとは思わなかった。プレゼントされた今治タオルを使ったら想像以上の心地よさに驚いた」
と好評です。
グラス・タンブラー
涼しげなデザインのグラスや、冷たい飲み物を楽しめるタンブラーのお中元もおすすめです。
お中元の定番ギフトである飲み物やアルコールとも相性ぴったりのギフトと言えます。
セットで贈る場合は、相手の家族構成とグラス・タンブラーの数を合わせましょう。
扇子
夏の風物詩のひとつである扇子。自分ではなかなか買わないアイテムであることから、お中元として密かに人気です。
年配の方が好むイメージがありますが、バッグに忍ばせられることから若い女性にも親しまれています。
日本の老舗の逸品のほか、海外のハイブランドが手掛けている扇子もおすすめです。
食べ物以外のお中元を贈りたい……そんな時はカタログギフトを
食べ物以外のお中元を贈りたいと考えていながら、以下のような悩みを抱えている方は多いのではないしょうか。
- 何を選べばいいのかわからない
- 相手の好みのテイストがわからない
- マンネリだと思われたくないけど、定番を避けると好みから外れたものを贈ってしまうのが心配
そんな場合は、カタログギフトのお中元がおすすめです。
カタログギフトであれば、食べ物と食べ物以外の両方をカバーできます。
受け取った相手が品物を選ぶため、こちらが先方の好みを気にする必要もありません。
GiftA(ギフタ)では、グルメ系以外のカタログギフトも多数取り扱っています。食べ物以外のお中元をお探しであれば、以下のようなカタログギフトがおすすめです。
豊富な掲載アイテム数で食べ物以外のニーズに対応!『ファインチョイス』
業界最高級の掲載点数を誇るカタログギフトで、さまざまなニーズに対応できます。生活雑貨やコスメ、レジャー施設の利用券など、食べ物以外の選択肢も豊富です。
有名百貨店でも取り扱われているのと同じカタログギフトで、品質は申し分ありません。
大手メーカーの人気カタログを卸価格で!『割引カタログギフト』
大手のカタログギフトをGiftA(ギフタ)が卸価格で仕入れ、ネット直販ならではのお得価格を実現した大人気カタログギフトです。
「プレミアム」と「コスパ重視」の2シリーズを展開しています。
「コスパ重視」シリーズは特に割引率が高く、予算の範囲で相手になるべく喜んでもらいたい場合におすすめです。
一流の品で伝える感謝の気持ち『麗(うらら)』
国内・海外の一流ブランドの品物を中心にラインナップしたカタログギフトです。
日本の伝統工芸品を厳選した「Made in Japan」コーナーなど、「和」を意識したチョイスにも力を入れています。高級感のある和表紙も特徴。
高齢の方や目上の方のお中元として、ぜひご検討ください。
そもそもなぜお中元は「食べ物」が多い?
そもそも、なぜ食べ物がお中元の定番になっているのでしょうか。
一つの理由として、贈り物に「消えもの」が好まれる日本の慣習があげられます。「消えもの」とは、使ったり、食べたりすればなくなる消耗品のこと。
相手の好みをよく知らない場合、消えものではないギフトを贈るといつまでも相手が消費できず邪魔になってしまうことが考えられます。
反面、消えものであれば相手の好みから多少外れていたとしても使えばなくなるため、贈りやすいと考えられているのです。
また、お盆のルーツである中国の盂蘭盆会(うらぼんえ)という慣習では、先祖を供養するために食べ物をお供えしていました。
加えて、日本でも古来より米や酒などの食べ物には特別な力が宿ると考えられています。
日本には、神様にお供えしていた食べ物を人々で共に食べる「霽(は)れの日」という文化もありました。
同席できない人には食べ物を贈ることで、行事に参加したものとみなしていたと伝えられています。
このように、歴史的にもお盆と食べ物、また、食べ物を贈ることは強く結びついているのです。
お中元に食べ物以外を贈る場合はNGギフトに注意
お中元には縁起やマナーの点から選ばないほうがいい品物があります。食べ物以外のお中元を贈る場合は、以下のようなNGギフトを避けるように気をつけましょう。
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「死」や「苦」を連想させるもの
例:櫛(クシ)、など -
名前や花言葉から縁起の悪い植物
例:ヒガンバナ、ホオズキ、ユリ、ローリエ、リンドウ、アジサイ、ラベンダー、スイセン、シクラメン、など -
「切る」を連想させるもの
例:ハサミ、包丁、ナイフ、ハンカチ、など -
目上の方に対して失礼な意味を持つもの
例:靴・靴下・スリッパ(「踏みつける」という意味がある)
時計・文房具・カバン(「勤勉、精進すべき」という意味がある)
下着・肌着(「ほどこしを与える」という意味がある)
まとめ
食べ物以外のお中元を贈りたいなら、日用消耗品などの「消え物」がおすすめです。
また、季節感に合った使いやすいものを意識してください。
たとえば、お中元の時期に贈るなら清涼感のある入浴剤など。秋口に贈る残暑見舞いなら、一年を通じて使える洗剤を選ぶのもいいでしょう。
お中元のマナーを意識することも忘れずに。縁起が悪いものや、失礼なメッセージが含まれたものを選ばないように気をつけましょう。
品選びに迷うときは、「お中元向きカタログギフト」がおすすめです。
相手の好みが分からなくても問題なく贈れて、受け取った本人が好きなものを選べると好評です。
今回お伝えした情報をぜひ贈り物選びにお役立てください。