「結婚祝いで避けるべきNGマナー」を解説します。
冠婚葬祭にはさまざまなマナーがあり、結婚祝いにも「ふさわしい」「ふさわしくない」があります。相手に失礼のないようにしたいけれど、すべてのマナーを覚えるのは大変ですよね。
- 結婚祝いで避けるべきタブーの品物
- 結婚祝いの金額に関する注意点
- 結婚祝いを贈るときにおさえておきたいその他のポイント
上記のポイントに分けて詳しく解説します。
せっかくのお祝いで相手を不快にさせないよう、結婚祝いを贈る前にチェックしてみてくださいね。
目次 [閉じる]
結婚祝いではNG!できれば避けたい品物8つ
結婚祝いをはじめとするお祝いの贈答品において、贈ってはいけない品物があることをご存じでしょうか。知らずに贈ると、お祝いムードに水を差すことになりかねません。
まずは避けるべきタブーの品物について、詳しくみていきましょう。
刃物
結婚祝いに、ハサミや包丁などの「刃物」は避けるべきとされています。「縁が切れる」を連想させるためです。
一方で、「刃物は縁起がよい」とされるシーンもあります。結婚披露宴でのケーキ入刀、セレモニーのテープカット、七五三の守り刀など、門出を祝福する場面では常に刃物が使われてきました。これは「災いを断ち切る」や「未来を切り開く」意味合いがあるためです。
そのような背景から、昨今は親しい方からリクエストを受けた場合は、刃物を贈ってもマナー違反にあたらないとされています。
それでも縁起が気になる場合は、「縁が切れないよう刃物をプレゼントするときお相手から5円玉をもらう」、または「5円玉を付けて渡す」などのおまじないをしてみてはいかがでしょうか。
くし(数字の4・9)
「櫛(くし)」は「九」(苦)「四」(死)の語呂合わせから、贈り物として縁起が悪いとされています。
結婚祝いに櫛を贈ることはあまりないかもしれませんが、お祝い事全般には避けたほうがよいことを覚えておきましょう。同じ意味合いから、忌み数である「4」と「9」も避けましょう。
ハンカチ
気をつかわせたくないときの贈り物によく選ばれる「ハンカチ」ですが、こちらも結婚祝いでは避けるべきタブーの品物です。
ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。これが「手切れ」を連想させることから、「夫婦の縁を切る」「贈り先との縁を切る」と受けとられる可能性があるためです。
人生でも特別なお祝い事である結婚祝いでは、ハンカチを避けるのが望ましいでしょう。
日本茶
日本茶のギフトセットはよく目にしますが、これも結婚祝いではNGの品物です。日本茶や緑茶は弔事の贈答品として使われることが多く、お葬式を連想させるためだといわれます。
その一方で、「茶柱が経つと縁起がよい」といわれるなど、お悔やみごとのイメージばかりでもありません。お茶の木の根は地中深くにまっすぐ伸びて根を下ろすため、簡単には抜けにくいもの。
そのため、「嫁ぎ先にしっかりと根付くように」の意味を込めた縁起物として、婚礼の贈答品に用いる地域もあるようです。このような背景から、弔事をイメージさせない華やかなお茶のギフトも多くみられるのでしょう。
冠婚葬祭のマナーは地域色が強く反映されます。一般的にはふさわしくないとされている「日本茶」も、地域によっては縁起物となるため、地域の事情に詳しい方に確認することをおすすめします。
白いタオル
「タオル」は糸と糸を紡いでつくられることから、「人と人とをつなぐ縁起のよい贈り物」とされています。使い勝手がよく、新生活を始めるうえでいくつあっても困らない実用品のため、結婚祝いの定番として人気も高いようです。
ただし、結婚祝いに「白のタオル」はタブーの品物になります。弔事では亡くなった故人のお顔に白い平織りの布をかけることから、お悔やみごとを連想させるためです。
結婚祝いの贈り物にするなら、色柄のある華やかなタオルを選んで贈るとよいでしょう。
商品券・ギフト券
現金代わりに実用性が高い「商品券」や「ギフト券」を贈りたいと考える方もいるでしょう。ただし、商品券やギフト券などの金券は、贈る相手を見極める必要があります。
親しい間柄なら問題ありませんが、特に上司や先輩など目上の方に贈るのは避けたほうがよいでしょう。金券の贈与には、「目下の者に施し物をする」意味合いがあるためです。
割れ物
現代では割れ物は「割れる=たくさん増える=子宝に恵まれる」ことから、縁起のよい贈り物とみなされるようになり、食器・グラスなどは結婚祝いの定番になっています。
しかし、昔は「割れる=バラバラになる=別れ」を連想させるため、結婚祝いにはふさわしくないとされていました。
現在は「縁起のよい贈り物」という考え方が一般的になってきているものの、今も「割れ物=縁起が悪い」と考える方もいます。
「夫婦で使えるペアグラスを贈りたい」「有名ブランドの食器をリクエストされた」などの場合は、「割れ物ですが」の一言や品物を選んだ理由を添えて贈りましょう。そうすれば、不快感を与える心配なく贈れますよ。
消えもの・食べもの
食べ物・飲み物・洗剤など後に残らない「消えもの」も、結婚祝いではNGの品物とされていました。
食べたり使ったりしたら後に残らない消えものは、「結婚の喜びが消える」「記憶に残らない」という意味合いから、縁起が悪いとされていたためです。
しかし時代が変わり、現在は必ずしも「消えものがNG」とはいえなくなっています。最近は「後に残らないものがよい」「実用性の高いものがうれしい」という声も多く、結婚祝いの贈り物でも使ったら無くなる、食べたり飲んだりしたら消える、「消えもの」の需要が高まっている傾向にあるのです。
そのため、友人や仲のよい同僚など、親しい間柄の方へ贈るなら問題ないといえるでしょう。
結婚祝いのプレゼントに消えものを選ぶ場合は、普段自分では購入しないような高級感あるものを選ぶなどして、結婚祝いにふさわしい華やかさを演出することをおすすめします。
縁起を気にせず贈れる結婚祝いとは?
結婚祝いのNGの品物は、冠婚葬祭マナー・地域性・個人の認識によって異なります。ここまでにご紹介した品物以外にも、タブーとされるものがあるかもしれません。
「祝福の気持ちをプレゼントに込めてお祝いしたいけど、もしNGの品物だったらどうしよう…?」
こんなふうにタブーを気にしてばかりいたら、心からのお祝いの気持ちをストレートに伝えられないですよね。
「お相手に失礼にならないもので喜んでもらえるプレゼントを贈るには、どうしたらよいのだろう」とお考えなら、「カタログギフト」がおすすめです。
カタログギフトには、新生活に役立つ実用的なアイテムや美食グルメ、アクティビティや一流レストランのチケットなど、幅広いテーマで商品が掲載されています。お相手にはその中から好きな商品を自由に選んでもらえます。
カタログギフトには結婚祝いでNGとされる「包丁」や「食器」などの品物も掲載されていますが、贈り物そのものは「カタログギフト」になるため、マナー違反にはあたりません。
もしお相手の欲しいものがNGの品物だったとしても、カタログギフトを贈れば、そこから自由に選んでもらえます。タブーを気にせず、お相手が本当に欲しいものをプレゼントできるのです。
1つのカタログに豊富な商品が掲載されているため、好みがいまいちわからない相手に贈りやすい点も、カタログギフトの魅力といえるでしょう。
カタログギフトはネットショップでも閲覧が可能
「GIFTA(ギフタ)」では、結婚祝いにふさわしいカタログギフトをご用意しております。
友人に贈りたいおしゃれなカタログ、目上の方に贈るのにふさわしい上質なアイテムを取りそろえたカタログなど、ジャンルやコンセプトに特化したカタログを数種類ご用意しております。
お相手に合ったカタログを選べるため、きっと満足してもらえるプレゼントになるでしょう。
「GIFTA(ギフタ)」のカタログギフト一覧で各コースをクリックすると、詳細をデジタルカタログで確認できます。
結婚祝いにふさわしい贈り物をお探しの方は、ぜひ一度ご覧ください。
結婚祝いの金額は相場の範囲内におさめること
結婚祝いのご祝儀やプレゼントの金額が相場よりも低すぎると、お相手に失礼です。
高ければよいのかといえば、これもお相手に気をつかわせてしまうため、マナー違反になります。一般的な相場を知り、相場の範囲内で贈りましょう。
結婚式に出席する場合の結婚祝いは、以下を目安にしてください。
- 友人…3万円
- 職場の同僚…3万円
- いとこ…3万円~5万円
- 甥・姪…5万円~10万円
- 兄弟…5万円~10万円
お相手が結婚式をしない場合は、上記相場の半額~1/3程度の金額が目安です。
上記の相場はあくまでも目安であり、贈る側の年代が30代以上でお相手との親交が深い場合、相場より少し多めに包むケースが多いようです。お相手との関係性や状況により、柔軟に対応しましょう。
結婚祝いでは「偶数」や「忌み数」はNG
結婚祝いでは「奇数」を用いるのが基本です。割り切れる「偶数」は別れを連想させるため、避けましょう。
しかし、奇数であっても「9」は忌み数のため喜ばれません。
一方、偶数でもペアを思わせる「2」や末広がりで縁起のよい「8」は、歓迎される場合もあります。
「10」については諸説ありますが、奇数の「1」が入っている切りのいい数字であることから、特にマナー違反にはあたらないとされています。
ご祝儀に包む金額やお札の枚数、プレゼントの中身の個数は、次の数字を用いるとよいでしょう。
上司・先輩など目上の方に現金を贈るのはNG?!
一般的に目上の方には、金券だけでなく現金を贈ることも失礼にあたると考えられています。先にお伝えしたように、金券も現金も「目下の者に施し物を与える」意味合いを持つとされているためです。
しかし、「結婚祝いのご祝儀」として現金を包むことに関しては、マナー違反にはあたらないと考えて問題ありません。
結婚式に出席する場合は「お祝い金」だけでなく、「結婚式の料理・席・引出物」の費用を含めた金額を贈るのが一般的。
おもてなしをしてくれる新郎新婦の負担を考慮した額のご祝儀をお渡しするのがマナーとされます。
一方、結婚式に出席しない場合や、お相手との関係があまり深くない場合には、現金を贈るのがはばかられることもあるでしょう。その場合は、結婚祝いの定番の品物や、相手を選ばないカタログギフトを贈るのが無難です。
結婚祝いを贈る時期は早すぎても遅すぎてもNG
「結婚しました。結婚式の日程が決まり次第お知らせします」と報告された場合は、お祝いをどうしたらよいでしょうか?
結婚の報告を受けてすぐにお祝いを渡したくなりますが、それはマナー違反になります。
結婚祝いを渡すタイミングは「結婚式の招待状を受け取ってから、結婚式の1~2か月前、遅くても1週間前までにお渡しする」のが基本です。
結婚式の招待状を受け取る前にお祝いを贈ると、結婚式への招待を催促しているようで、お相手に気をつかわせる可能性があります。
昨今は特に結婚式の規模を縮小せざるを得ないケースや、結婚式の見通し自体が立たないケースもあります。そのような状況で早々にお祝いを贈ってしまうと、相手にプレッシャーをかけたり気をつかわせたりするかもしれません。
このような理由により、「結婚式の招待状を受け取った後」という点に気をつける必要があるのです。
また、結婚式に招待されなかった場合は、結婚式の後ひと月以内を目安に渡すようにしましょう。
結婚祝いのプレゼントを挙式当日に渡すのはNG
近年は結婚式当日の受付でご祝儀を渡すのが一般的です。
ご祝儀のほかにプレゼントも渡したい場合、受付でプレゼントも渡す方がいらっしゃいますが、これはNGです。
受付に渡した場合、プレゼントを収納したり式の後に新郎新婦に渡したりと、様々な負担をかけることになります。結婚式後は持ち帰らなければならないものが多いため、プレゼントがお荷物になる可能性があるのです。
そのため、結婚式当日に結婚祝いの品物を渡すのはマナー違反とされています。品物は結婚式の1~2か月前、遅くても1週間前までに贈りましょう。
結婚祝いでは「蝶結び」はNG
結婚祝いの現金を入れる「祝儀袋」、品物に掛けるのし紙の「水引」にもマナーがあります。
結婚祝いは”一度きりであるべきお祝い事”のため、「結び切り」もしくは「あわじ結び」の水引を選ぶのがマナーです。
水引の結び方には、上記の他にも「蝶結び(花結び)」があります。蝶結びは”何度あっても喜ばしいお祝い事”、たとえば「出産祝い」などで使われるものです。結婚祝いで使うのはNGであり、お相手に不快な思いをさせてしまいます。
同様に、プレゼントのラッピングにも注意が必要です。
大げさにしたくないからと、おしゃれなラッピングでプレゼントを贈りたいと考える方もいるでしょう。しかしラッピングでは、リボンテープを蝶結びにしたり蝶結びのリボンを添えたりと、「蝶結び」がよく用いられます。
おしゃれであっても蝶結びである以上、マナー違反にあたります。
結婚祝いは「改まった気持ちでお贈りする」気持ちを込めて、体裁を整えて贈るのがマナー。人生の特別なお祝い事だからこそ、格式の高い贈答品のしるしとなる「のし紙」に、適切な「水引」をかけて贈りましょう。
結婚祝いを一方的に直送するのはNG
昨今はオンラインショップなどで結婚祝いの品物を選び、そのままお相手に贈る「直送」が一般的になりました。
直送すること自体はマナー違反にあたりませんが、一方的に品物だけを贈ると、お相手に不快な思いをさせることになります。
結婚祝いは本来、お祝いの言葉と共に手渡しするものです。それを踏まえると、郵送の仕方にも十分配慮する必要があるといえるでしょう。
結婚祝いの贈り物をお店から直送する場合は、
- 電話連絡で結婚祝いの品を郵送したい旨を伝え、先方の都合をうかがってから発注する
- 品物にはメッセージカードを添える
- 改まった気持ちをあらわすため、のし紙を掛けて贈る
このようにお相手の気持ちに配慮した丁寧な送り方が大切です。
メッセージに「忌み言葉」「重ね言葉」「句読点」をつかわない
結婚式の招待状の返信・お祝いの品物に添えるメッセージや手紙に、忌み言葉・重ね言葉・句読点を使うのはNGです。
「忌み言葉」:別れや不幸を連想させる縁起の悪い言葉のため避ける |
【別れる・割れる・壊れる・飽きる・離れる・切れる・帰る など】 |
「忌み言葉」:別れや不幸を連想させる縁起の悪い言葉のため避ける |
【別れる・割れる・壊れる・飽きる・離れる・切れる・帰る など】 |
「忌み言葉」:別れや不幸を連想させる縁起の悪い言葉のため避ける |
【別れる・割れる・壊れる・飽きる・離れる・切れる・帰る など】 |
「重ね言葉」:同じ言葉を繰り返す言葉。「結婚を繰り返す」を連想させるため避ける |
【重ね重ね・次々・ますます・しばしば・くれぐれも など】 |
忌み言葉や重ね言葉には日常的に使う言葉も含まれるため、うっかり使ってしまいがちです。メッセージを贈る前によく確認し、該当する言葉があったら言い換えるなどして、適切な文章にしましょう。
また、句読点「。」「、」も区切りを連想させるため、結婚に関するメッセージでは避けたほうがよいとされます。
上記のように、句読点の代わりに空白を用いた文章にしましょう。
まとめ
この記事では、結婚祝いのNGマナーについてご紹介しました。結婚祝いを贈る場合は、さまざまな注意点があり、配慮が必要です。
結婚祝いでは、新生活に役立つものがタブーの品物だったり、良かれと思ってしたことがかえって相手に気をつかわせる原因になったりすることもあります。
結婚祝いを贈る際にはここでご紹介した情報を参考に、マナー違反になっていないかを確認してみてください。新婚夫婦の門出を祝福する気持ちが伝わるよう、素敵な結婚祝いのご準備に、ぜひお役立てくださいね。