ホームパーティーに招かれたとき、
「手土産は簡単なもので十分」
と考えていませんか?
自宅に招かれるような関係だからこそ、手土産は気を遣って選ぶことが大切です。
特に自宅にお邪魔して料理をごちそうになるホストには、感謝を伝える意味でも手土産選びが大切です。
もしホームパーティーで手土産のチョイスを誤ると、他のゲストたちに悪い印象を与えたり、ホストに迷惑をかけたりする可能性も……。
この記事では、ホームパーティーの手土産の選び方の注意点や、おすすめの品をご紹介します。
恥ずかしい思いをせず、パーティー当日を楽しく過ごすために、素敵な手土産を選ぶ参考にしてください。
目次
ホームパーティーの手土産、基本のマナー
ホームパーティーとひと口にいっても、さまざまなパターンが考えられます。
- 料理が趣味のホストが準備から当日の調理までを仕切り、本格的なメニューでゲストをもてなす
- 気心の知れた参加者がおのおの食べ物を持参する持ち寄り形式
- お茶とお菓子を気軽に楽しむティーパーティー(茶話会)
- 複数の家族が集まり庭でバーベキュー など
ホームパーティーに招かれたら、どんな雰囲気の会なのか、パーティーの趣旨・目的・参加人数・年齢層を幹事に聞いてから、ふさわしい手土産を検討しましょう。
ホームパーティーに持参する手土産の相場は、2,000円〜5,000円程度です。
相場よりも高額すぎるものを用意すると、かえってホストや参加者に気を使わせてしまうため、特別な事情がない限り相場の範囲内で選びましょう。
参加者の好みがわからず、どんな手土産が喜ばれるのか分からないときは、好き嫌いが分かれにくい定番の手土産を持参すると安心です。
ホームパーティーの定番の手土産として、スイーツ・お酒・おつまみが挙げられます。
料理の邪魔をしないスイーツはホームパーティーで人気で、食後のデザートとして楽しめます。
日持ちするものであれば、ゲストだけではなく、パーティーを終えた後にホストにゆっくり楽しんでもらえるというメリットもあります。
手土産を渡すタイミング
手土産を渡すのは、玄関での挨拶を済ませ、部屋に通されたタイミングです。
玄関先ですぐ渡すと、ホストに室内へ持ち運ぶ手間をかけてしまいます。
持参するのに使用した紙袋などから中身を出し、相手に品物の正面を向けながら、両手を添えて渡すと丁寧です。
ただし、要冷蔵・要冷凍の手土産を持参した場合は、ホストにその旨を伝えて「袋のままで失礼します」と一言添えながら玄関先で渡してもかまいません。
状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。
ホームパーティーの手土産、「気が利くね」と言われる選び方
ホームパーティーに持参する手土産には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。はずさない手土産をチョイスできるように、チェックしておきましょう。
ホスト向けか・ゲスト向けかで手土産の選び方が変わる
ホームパーティーに持参する手土産は、「ゲスト向け」と「ホストへのお礼」の2パターンが考えられます。
自分がどちらにしたいかで、品選びの視点が変わってきます。
ゲスト向けなら、パーティーの場で参加者みんなが楽しめる気軽な食べ物をチョイスしましょう。
量が足りないと失礼になるため、招待客の人数は事前に必ず確認しておいてください。
ホスト向けの手土産は、ホームパーティに招いていただいたお礼として渡すものです。
ホスト自身の好みや家族構成を踏まえて、「パーティの後でゆっくり楽しんでもらえそうなもの」を考えましょう。
ホスト向け・ゲスト向けの手土産をそれぞれ用意しても問題ありません。
個包装・分けやすいもの
ゲスト向けの手土産は、すぐに分けやすいものや、個包装されているものがおすすめです。
切り分ける手間が掛かるが、どうしても皆に味わってほしいものを持参する場合は、ホストに
「お手間をお掛けしますが……」
とひとこと添えて私ましょう。
場合によっては自分から、
「よかったらお手伝いします」
とホストに声を掛けて切り分けるなどの配慮も大切です。
日持ちするもの
日持ちのする手土産は、パーティーが終わってからも重宝します。
消費期限が長い食べ物なら、パーティーで消費しきれなかった場合、それぞれ持ち帰ってもらうこともできるでしょう。
ホームパーティーの手土産は、後々まで考えた細やかな配慮があると、好印象につながります。
パーティー参加者の傾向もチェック! 喜ばれる手土産はこう変わる
ホームパーティーの手土産は、参加する人との関係性や年齢層に合わせて選ぶと喜んでもらいやすくなります。
参加者に応じた手土産選びのポイントについて解説します。
親しい友人同士のホームパーティー
気心の知れた親しい友達が集まるホームパーティーには、自分たちの好みで、思い思いの手土産を持ち込んだり、テイクアウト品を利用してもOKの場合が多いでしょう。
男性参加者がメインのホームパーティーであれば、おつまみにぴったりのサラミやビーフジャーキーなど、歯ごたえのあるお肉ものがおすすめ。
お酒がを飲む人が多いなら、辛いものも喜ばれそうです。
ただし、持ち寄りのホームパーティーにアルコールの飲めない人が参加する場合は配慮が必要です。
みんなで楽しめる点心メニューなど、お惣菜系の手土産も検討してみるといいでしょう。
おしゃれに楽しむ女子会
女性だけでパーティーの雰囲気ごと楽しむ「女子会」。
見た目にも可愛いテーブルセッティングや盛り付けにこだわり、おしゃれ感を演出して開催するケースが多いでしょう。
女性に人気のパーティーメニューといえば、チーズやオリーブなどひと口サイズの食べ物。
デザートとして、マカロンなどの可愛いプチスイーツが人気です。
女性メインのパーティーに持参する手土産のポイントとして、「インスタ映え」を意識して選ぶという手があります。
写真を撮影してSNSに投稿する人が多いため、「見た目がカラフル」「パッケージがかわいい」そんな手土産が喜ばれるはず。
ホームパーティーの楽しい思い出として、記録に残せるといいですね。
家族ぐるみ・子ども連れのホームパーティー
家族ぐるみで付き合いのある仲間や、小さな子どもが複数名参加するホームパーティーもあるでしょう。
この場合、手土産は子ども目線で選ぶのがおすすめです。
子どもが多いパーティーの食べ物は、口当たりが良くて、こぼれにくいものが実用的。
キャラクターがデザインされた食べ物だと、子どものテンションが上がるのでおすすめです。
必要に応じて、大人向けのものと別に用意するのもよい方法です。
中身が同じでも、子ども向けにリボンやシールを貼ってラッピングを工夫するだけで、子供には「自分だけのもの」と感じられて喜ぶでしょう。
また、子どもも安心して食べられる「自然素材の安心な食べ物」もおすすめ。
パーティーに参加する子どもが食物アレルギーを持っていることもあるため、あらかじめアレルギーの有無についても確認しておくと安心です。
上司など目上の方の宅にお呼ばれしたホームパーティー
目上の人が同席するパーティーでは、特に手土産選びに配慮が必要です。
適当に選んで持参したように見えては、社会人として失礼にあたります。
仲間同士の差し入れ感覚でラフに選ぶのではなく、心を込めて選んだ「きちんと感」が伝わることを重視するとよいでしょう。
具体的には、パッケージに高級感があり品を感じられるものがおすすめ。
最新流行のスイーツよりも、間違いない老舗の定番品の方が安心感があるでしょう。
初対面の人が多い親睦パーティー
親睦会を兼ねたホームパーティーなど、初対面の人が多く集まる場合は、話題提供になりそうな手土産を選ぶという手もあります。
たとえば、ホストや自身の出身地の名産品を持参すれば、そこから話のきっかけがつかめるでしょう。
テレビや雑誌で取り上げられた食べ物も、参加者同士の話がはずむきっかけになります。
食べておいしいだけでなく、パーティーを盛り上げることに一役買う手土産は、ホストにも喜ばれること間違いありません。
ホームパーティーの手土産おすすめ品【当店の人気商品20選】
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」が取り扱っている商品の中から、ホームパーティーの手土産におすすめの品をご紹介します。
個包装で日持ちする「センスのいいお菓子」
一つ一つが個包装されていて日持ちのする「焼き菓子」は、ホームパーティーでホストにもゲストにも喜ばれる手土産です。
個包装されていればすぐに手間なく配ることができます。
大人数のパーティーであれば、フィナンシェやクッキーの詰め合わせなど、いろいろなフレーバーが少しずつたくさん入っている詰め合わせがおすすめ。
メインディッシュを食べ終わった後のコーヒータイムに楽しんでもらえるでしょう。
味の違いが会話のきっかけになるかもしれません。
食事よりもお茶がメインのティーパーティーなら、以下のような食べ応えのあるお菓子がぴったりです。
幅広い年代の参加者がいるパーティーであれば、饅頭やどら焼きなどの和菓子を手土産にするのもいいでしょう。
さりげなく貢献! 品数アップになる豪華な「スナック菓子」
お皿に盛るだけで品数アップにもなる「おつまみ」は、ホームパーティーに欠かせません。
片手でつまめるポテトチップスやナッツ・柿の種・あられなどのスナック菓子は定番人気。
ただし、手土産としてスナック菓子を持参するなら、チープな印象を避けたいところです。
普段食べるものよりもワンランク上の、「ギフト品質のスナック菓子」を選ぶのがポイントになります。
クラッカーやパンに乗せる具材にもなる「チーズ・ナッツ・ソーセージ類」
女性受けのいいおしゃれなおつまみとして、チーズ・チョコレート・ドライフルーツ・ナッツなどが挙げられます。
そのまま食べてもよし、カナッペの具材に使うのもよし。
ビールや日本酒だけではなく、ワインなどの洋酒が好きな人が多いパーティーなら、洋酒にも合うおつまみを選ぶと心遣いを感じてもらえるでしょう。
仲間内の持ち寄りパーティーにおすすめ! 小腹を満たせる「粉もの・点心・焼き鳥」
気の置けない仲間とワイワイ楽しむ持ち寄りホームパーティー。
ホットプレートで熱々のB級グルメを調理しながら食べるのも盛り上がりますよね。
ちょっとボリュームのある手土産を持っていきたいなら、焼き鳥・餃子・たこ焼きのような、軽食にもおつまみにもなるメニューがおすすめです。
20代~30代の男性など、ガッツリ食べる人が多いパーティーならきっと歓迎されるはず。
「お酒が飲めない分、しっかり食べたい」という参加者も満足できるチョイスになるでしょう。
パーティーを盛り上げる「お酒」
仲間同士のホームパーティーに欠かせないと言っても過言ではないのが「お酒」です。みんなで飲むからこそ、自分のお気に入りの一本を手土産に持参するのも喜ばれます。
スーパーなどで購入できる日常的に手に入りやすいものよりも、取り寄せが必要であったり、入手しにくかったりと、珍しい銘柄のものの方がパーティーの場にもふさわしく喜ばれます。
例えば、醸造所が味にこだわりを持って作り上げたクラフトビールは、パッケージもおしゃれなものが多くあります。
写真映えするかわいいデザインから、話題をさらうインパクト抜群なデザインまで、味わいだけでなく、見た目からもパーティーを盛り上げてくれます。
ワインであれば、主催者の地元産のワインや、ゆかり年に醸造されたものを用意すれば、会話が弾むこと間違いなし。
日本酒であれば、お酒好きなら一度は飲んでみたい幻の銘柄を持って行くのもおすすめです。
ちょっと目先を変えるのに便利な「ディップソース」
パーティー料理は脂っこいものが多めなので、箸休めとして野菜スティックが喜ばれることが多いようです。
ディップソースを手土産にすれば、後はあり合わせの野菜を切るだけで立派な一品の出来上がり。
ディップソースはいくつかの味の詰め合わせにすると、変化を楽しめておすすめです。
子どもが喜ぶ「キャラクター菓子」
自身が子連れであったり参加者に子連れの人がいたりするのであれば、手土産に「キャラクター菓子」を持参することで、子どもにとってパーティーがもっと楽しい時間になります。
男女問わず、誰でも知っている人気キャラクターや動物デザインなどを選ぶのがポイント。キャラクターが描かれたパッケージのものや、キャラクターの形のクッキーなどは子どもウケ抜群です。
もちろん、かわいいパッケージのキャラクター菓子は子どもだけではなく大人にも喜んでもらえます。
デザートに華を添える「アイス・ジェラート・ゼリー」
おいしいごちそうや、お酒を楽しんだ後に締めとして楽しめる「アイス・ジェラート・ゼリー」も、ホームパーティーで喜ばれる手土産です。
高級ブランドのアイスクリームや、フルーツがたっぷり乗っていて見た目にも華やかなアイスクリームは特別感もあり楽しく食べられます。すっきりできるジェラート、ゼリーもおすすめです。
ただし、パーティー開始からすぐに食べるのでなければ、アイスやジェラート・ゼリーなどは冷凍庫・冷蔵庫で保管する必要があります。大人数のパーティーなどで数多く持ち込む場合は、事前にホストに持ち込みについて相談しておくと安心です。
ホストを労う「コーヒー・紅茶」
パーティーを主催してくれたホストへの「ありがとう」と「お疲れ様」の気持ちを込めた「コーヒー・紅茶」を手土産にするのもおすすめ。
有名コーヒー店の味を自宅で味わえるコーヒーキットや、本格的な味わいを簡単に楽しめる日本茶のティーバッグなど、ゆっくりと疲れを癒すティータイムにふさわしいものを選びましょう。
もちろん、パーティーの最後のコーヒータイムに、ゲスト・ホスト共に楽しめるように、一杯分ずつ個包装されたドリップタイプや、スティックタイプのコーヒーもおすすめ。手間を掛けずに味わえる便利さは、相手への労わりの気持ちとしても伝わるでしょう。
NGかも!? ホームパーティの手土産に向かないもの
ホームパーティーには渡すのを控えた方がよい手土産があります。
もてあましやすい「花束・ソフトドリンク」
ホームパーティーを華やかにする目的で花束を持ち込みたくなる人もいるでしょう。
しかし、水切りや葉の処理など余計な手間をホストに強いることになるため、基本的にはNGです。
どうしても花を持って行きたいなら、受け取ってそのまま置いて飾れるような、かご花などのフラワーアレンジメントにしましょう。
ソフトドリンクは気軽に買えるのでつい手土産に選びたくなりますが、通常、ホストが用意していることがほとんどです。
消費しきれず余ってしまうことが多いため、よほど特徴のあるものでない限り、持参しない方が無難でしょう。
ホスト側の料理より目立つ・かぶるもの
ホスト自身が手料理を振る舞ってもてなすホームパーティーの場合、出されるメイン料理より目立つものや、かぶる食べ物もNGです。
可能であれば、当日どんな料理が出るのか、ホストに事前に聞いておくことをおすすめします。
基本的に主菜を手土産にするのはNGとされています。持ち寄りパーティーでない限りは避けた方がよいでしょう。
副菜なら、ホストと相談の上で手土産にすることも可能です、
手土産を道中に「ついで買い」
訪問先の近所のお店などで、手土産を用意することも避けましょう。
ホストにとって新鮮味に欠ける上、だいたいの価格もわかってしまいます。
先方の近所で手土産を調達することはマナー違反とされています。
センスのいい手土産でホームパーティーを盛り上げよう
お酒を飲みながらワイワイと盛り上がるホームパーティ。
ホームパーティーに招かれたら、呼んでくださったことへの感謝の気持ちを表すために、手土産を持参するのがマナーです。
手土産の選び方一つで、ホームパーティーの話題の一つになったり、場を盛り上げたりすることができます。
どんな内容のパーティーなのか、誰が集まるのかなどを考慮して、ホストにもゲストにも喜ばれる手土産を持参しましょう。