初めての出産を目前にした新米ママ・パパにとって、無事に生まれるか、きちんと子育てできるか不安になるのは自然なことです。
そして同時に、赤ちゃんとの新生活に胸を高鳴らせている人も多いはず。
「大切な行事をうっかり忘れていた!」「時期が過ぎちゃった……」といったトラブルは避けたいものです。
これからの暮らしに備えるためにも、赤ちゃんのお祝い行事はきちんと押さえておきましょう。
あわせて祖父母と一緒にお祝いしたほうが良いのか、お祝いをもらったらお返しするべきなのかといった基本も、覚えておくと安心です。
この記事では、1歳までの赤ちゃんが迎える6つのお祝い行事をまとめて紹介します。
スムーズに行えるよう、コツもしっかり伝授しますね!
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目次
基本的に6つ!赤ちゃんのお祝い行事の一覧
1歳までの赤ちゃんのお祝い行事は、主に6つあります。
月齢・時期 | お祝い行事 |
1.生後7日目 | お七夜(おしちや)・命名式 |
2.生後31日目~生後33日目 | お宮参り |
3.生後100日目 | お食い初め(おくいぞめ) |
4.生後6カ月目 | ハーフバースデー |
5.生後1年目 | 初誕生日 |
6. 女の子:初めての3月3日 男の子:初めての5月5日 |
初節句 |
※上記は一般的な時期です。地域により異なる場合があります。
それぞれの行事について、くわしく見ていきましょう。
①生後7日目【お七夜・命名式】
お七夜(おしちや)・命名式とは、赤ちゃんが誕生してから7日目の夜にお祝いをする行事のこと。健やかな成長を祝って、赤ちゃんの名前を披露します。
お七夜は、ちょうど病院や産院から退院する時期にあたります。
もともとは、親戚など周囲の人々に赤ちゃんの名前を披露する「命名式」が中心に行われ、命名式のあとにみんなでお祝い膳を囲んでお祝いをする行事でした。
しかし近年は退院祝いをかねて身内だけで集まり、名前のお披露目をして祝うケースが一般的になってきています。
出産直後のママの負担が少なくなるように、両親や祖父母などごく身近な親族だけを呼び、仕出し弁当などを取り寄せてお祝いすることが多いようです。
お七夜・命名式の時期の目安・計算方法
赤ちゃんが生まれた日を0日として、7日目の夜が「お七夜」にあたります。
「誕生日+7日」と覚えておくと、わかりやすいでしょう。
昔は生後7日目に行っていましたが、現代では親族の都合を考慮して柔軟に日取りを決めるのが一般的です。
お七夜・命名式で頂くお祝いとお返しの相場
お七夜の一般的な流れとして、最初にパパ・ママが親族にお礼やあいさつを述べ、次に赤ちゃんの名前をお披露目する命名式を行います。
命名式では、正式には奉書紙を使用しますが、現代は略式で行うのが一般的です。
<略式の命名式で使用するもの>
- 用紙(半紙や市販の命名書)
市販の命名書は、かわいいデザイン入りのものや写真を入れられるものなど種類が豊富で、商品に記載された説明を見ながら書くだけと簡単です。
命名式の後、お赤飯やハマグリのお吸い物などの「祝い膳」を振る舞って、参加者をもてなします。
お七夜のとき、酒肴料(現金)や、お菓子・果物などお祝いの品をもらうことがあります。
祝い膳がお返しにあたるため、基本的にお返しはいりません。
ただし、当日都合が合わず出席しなかった方からお祝い金をもらったときは、お返しの品を贈ることもあります。
いただいた金額の半分から3分の1程度を目安として、消えものを中心に選びます。
②生後31日目~33日目【お宮参り】
お宮参りとは、生まれた土地の産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんが無事生まれたことをご報告し、今後の健やかな成長とご加護をお祈りするための行事です。
お宮参りは「初宮参り」や「初宮詣で」とも呼ばれており、神社を参拝してご祈祷を受けます。
その後、記念撮影や親族との食事会、ご近所への挨拶まわりなどをするのが一般的です。
お宮参りの由来からすると、自分たちが現在住んでいる地域を守る氏神様のところにお参りする形となりますが、里帰り中の場合は実家付近の神社でも問題ありません。
参拝だけでなくご祈祷を受ける場合、神社によっては予約が必要になるケースも。
特に七五三シーズンの11月や週末はご祈祷の予約がとりづらい可能性もあるため、事前に確認するなど段取りを整えておきましょう。
お宮参りの時期の目安・計算方法
お宮参りの時期は地域によって異なりますが、赤ちゃんが誕生した日を1日目と数えて、男の子は生後31日目〜32日目、女の子は生後32日目〜33日目に行うとする地域が多く見られます。
お宮参りの時期に厳格なルールはなく、現代では1カ月検診後にお宮参りをすることが多いようです。
離れて暮らす親族が集まることを考慮したり、猛暑・厳寒の時期を避けたりして、赤ちゃんの生後3カ月くらいまでに行うケースも増えています。
また、生後100日目~120日目ごろを目安として、「お食い初め」と同じタイミングでお宮参りをする場合もあります。
祖父母が遠方に住んでいてお宮参りとお食い初め、両方の行事に参加するのが難しい、産後のママの体調が本調子ではないなど、状況に応じて判断しましょう。
お宮参りで頂くお祝いとお返しの相場
古くからパパ側の両親がお宮参りに同行する習わしがあるため、パパ側の両親がお宮参りの初穂料や赤ちゃんの祝い着をくれる場合があります。
ママ側の両親がお祝い金などをくれるケースもあるでしょう。
自分達は、お宮参り後の会食で両親をもてなすため、お返しの品は基本的に必要ありません。
友人や兄弟姉妹などからお祝い金をもらうケースは稀ですが、もし貰った場合も「内祝い」に当たるため基本的にお返しは必要ありません。
もしお返しをしたいなら「幸せのお裾分け」の意味をこめてすると、赤飯や菓子折りを贈るとスマートです。
③生後100日目【お食い初め】
お食い初めは、生後100日を記念して行われるお祝いです。
赤ちゃんが健やかに成長するように、一生食べるのに困らないように、という願いをこめて赤ちゃんに食べる真似をさせます。
基本メニューは、鯛などの魚・ご飯・お吸い物・煮物・香の物の5品。
実際にはまだ食事を食べられる時期ではないので、大人がお箸で料理をとって赤ちゃんの口元に近づけ、食べさせるフリをするだけです。
お食い初めは「百日祝い」や「箸揃え」、「箸祝い」「真魚始め」などとも呼ばれており、石を使って「歯固めの儀式」を行うケースも多く見られます。
また、関西では魚介類のタコをごろ合わせで「多幸」に掛け、石ではなくタコを用いて歯固めの儀式をしたり、お食い初めのメニューに加えたりする地域もあります。
お食い初めの時期の目安・計算方法
お食い初めはおよそ生後100日~120日の間に行うのが一般的ですが、厳密に日付が決められているものではありません。
赤ちゃんの首がしっかり据わっているならば、早めにお食い初めを行っても大丈夫です。
なお、古くは誕生した日を1日目として、100日目にあたる日にお食い初めをしていました。
現代では赤ちゃんやママの体調や、家族のスケジュールを考慮しながら日時を設定するのが一般的です。
お食い初めで頂くお祝いとお返しの相場
お食い初めをホテルや料亭で行うこともあり、招待された親族がお祝い金を持参するケースも見られます。
自宅で行なう場合にも、お祝い金をくれる親族がいるかもしれません。
お食い初めのあとの食事代は自分達が負担するのがマナーであり、その食事がもてなしにあたるため、お祝い金へのお返しは原則的に不要です。
しかし、お食い初めに参加していない人からお祝いをもらった場合や、食事以外のお返しもしたいと感じた場合には菓子折りなど心ばかりの品を贈るとよいでしょう。
④生後6カ月目【ハーフバースデー】
ハーフバースデーとは、生後6カ月をお祝いするイベントのことです。
イギリスやアメリカの習慣であるハーフバースデーを日本に取り入れたお祝い事であり、日本古来の伝統行事ではありません。
ハーフバースデーの祝い方は、人それぞれです。
祖父母や親族を招いてお祝いする場合もありますが、家族だけでケーキや離乳食のメニューを囲んだり、写真スタジオでハーフバースデーの記念撮影をしたりといった形式をとる家庭も多いようです。
ハーフバースデーの時期の目安・計算方法
ハーフバースデーは1歳に至るまでのちょうど半分ということで、生まれてから6カ月後の生まれた日が該当しますが、ぴったり6カ月の日に行わなくても大丈夫です。
赤ちゃんの成長に応じて判断するのがベターといえます。
生後6カ月ごろになると、寝返りをしたりなんとかおすわりできるようになったりと、赤ちゃんのかわいい姿がたくさん見られるようになりますよ。
ハーフバースデーには、赤ちゃんの成長を感じられる写真を撮って記録に残しましょう。
ハーフバースデーで頂くお祝いとお返しの相場
ハーフバースデーには祖父母などからプレゼントをもらうことがありますが、お返しの品は基本的には不要です。
撮影した写真を祖父母に贈ってあげると、赤ちゃんの成長が伝わって喜んでもらえますよ。
⑤生後1年目【初誕生日】
初誕生日とは、赤ちゃんが生まれてからはじめて迎える誕生日のこと。
最近では、「ファーストバースデー」とも呼ばれています。
初誕生日は家族で集まって、赤ちゃんが一年健康に過ごせたことに感謝するためのお祝いです。
これからも病気や災難にあわないよう、厄払いするという意味合いもあります。
初誕生日はバースデーケーキに1歳を示す1本のろうそくを立てて食べるなど、自由な形式でお祝いしましょう。
赤ちゃんが一生食べることに困らないように行う「一升餅」や、将来どんな人物に成長するかを占う「選び取り」を行う家庭もあります。
最近は1歳の赤ちゃんに適した食材で作る「スマッシュケーキ」を用意して、赤ちゃんがケーキを崩して(Smash=崩す)食べる様子を記念に残すという人もいます。
初誕生日の時期の目安・計算方法
初誕生日は生まれた日のちょうど1年後の、同じ日付にお祝いします。誕生日当日に祝えないときには、「後祝い」をするのが良いとされています。
なお、実際の誕生日よりも早くに前倒しでお祝いする「前祝い」は、縁起が良くないといわれるため避けたほうが良いでしょう。
初誕生日は実際の誕生日以降で、家族みんなが集まれる日に行うのがベストです。
初誕生日で頂くお祝いとお返しの相場
祖父母からはご祝儀のほか、ファーストシューズ・大きめサイズの洋服・シルバースプーンなどを贈られるのが一般的。
初誕生祝いをもらった場合、お返し(内祝い)は基本的にしなくてOKです。
そもそも「内祝い」とは、身内のお祝いという意味で、わが家の喜びを分けあうために品物を贈ったり宴会を開いてもてなす習慣のこと。
初誕生日のお祝いには、食事会を開いたりアルバムをプレゼントしたりして、感謝の気持ちを伝えるだけで十分でしょう。
お祝いに参加できなかった人から高額なお祝いをもらった場合は、ささやかなお返しをしてもよいですね。
赤ちゃんの顔写真入りのメッセージカードを添えると、成長が伝わって喜んでもらえます。
⑥初めての3月3日、5月5日【初節句】
初節句とは赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句のことで、女の子は3月3日、男の子は5月5日に行う伝統行事です。
男の子は五月人形やこいのぼりなど、女の子はひな人形などを飾って、健やかな成長を祈ります。
初めての3月3日【女の子の初節句】
赤ちゃんが女の子の場合には、3月3日の「桃の節句」の日が初節句です。桃の節句は、ひな祭りとも呼ばれています。
女の子が美しく健やかに育つようにという願いを込めて、おひなさまを飾ったり、赤ちゃんに赤い着物や被布を着せたりしてお祝いします。
家族や親戚を呼んで食事会を開くことが多く、ちらし寿司やハマグリのお吸い物、菱餅やひなあられなどの祝い膳を、みんなで囲むのが一般的です。
初めての5月5日【男の子の初節句】
赤ちゃんが男の子だった場合は、5月5日の「端午(たんご)の節句」に初節句を行います。
男の子の立派な成長を願いながら、災厄を祓う五月人形や、立身出世の象徴である鯉のぼりを飾ってお祝いをします。
また、祖父母などを招待して食事会を開いたりする人もいます。
端午の節句に食事会をする場合、祝い膳のルールは特にありません。
子どもが喜ぶメニューを中心に用意すればOKです。
ちなみに、端午の節句で定番のお供え物の柏餅には、子孫繁栄の縁起物としての意味合いがあります。
粽(ちまき)は、中国から端午の節句という文化が伝わった際に一緒に渡来してきた食べ物です。
初節句の時期の目安・計算方法
初節句は「生後〇日目に行う」といったものではなく、誕生日とは関わりなく女の子は3月3日、男の子は5月5日に行います。
しかし、生後すぐに初節句となる場合には、赤ちゃんの体調が整わずにお祝いの席を設けるのが大変かもしれません。
そのため、初節句は「最初の3月3日」「最初の5月5日」にこだわらず、時期をずらしたり翌年に持ち越したりと、無理のない時期にお祝いするのが一般的です。
5月5日は祝日なので家族も集まりやすいですが、3月3日は平日になることも多いため当日に集まれないケースもあるでしょう。
当日のお祝いが難しい場合には、節句よりも早い日程で初節句を行います。
特におひなさまは、節句が終わったら早めに片づけた方が良いといわれています。
何が何でも3月4日に片づける必要はありませんが、節句を過ぎてからもだらだらと飾ることだけは避けましょう。
初節句で頂くお祝いとお返しの相場
初節句に祖父母から節句飾りを贈られたり、お祝い金をもらったりするケースは多いでしょう。
その場合は、祖父母への内祝いは必要なく、食事会を開いて招待すれば問題ありません。
ただし高額のお祝いをもらった場合には、手土産のお菓子などを事前に用意しておくのが好ましいでしょう。
赤ちゃんの写真付きのメッセージカードを添えると、よりしっかりと気持ちを伝えることができます。
なお、桃の節句には桜餅と赤飯を贈る風習がある地域もあるため、前もって両家に確認しておきましょう。
もし食事会に参加していない人からお祝いをもらった場合には、お返しは必須です。ギフトの予算は、もらったお祝いの金額の3分の1を目安にしましょう。
いただいたお祝いが高額の際には、予算が3分の1以下になってもOKです。
赤ちゃんのお祝い行事をスムーズに行うための秘訣
ここからは、初めてのお祝いをスムーズに行うための秘訣を紹介します。
小さい赤ちゃんの育児で日々あわただしい時期なので、無理なく効率的に準備を進めていきましょう。
両家の祖父母に事前に相談をしておく
お祝い事には地域の風習や家ごとの決まりがあるケースが多く、事前に相談せずに進めてしまうと、後々トラブルに発展することがあります。
赤ちゃんのお祝いをするときは、両家の親に知らせて出欠の有無は親に決めてもらいましょう。
家庭間でしきたりが異なってしまう場合もあるので、事前に両家の意向を確認してどんな形で行うか相談しておくとベストです。
内容がまとまらずトラブルに発展しそうになったら、まずは夫婦でしっかり話し合って方針を固めましょう。
決めた内容を両家の親に知らせるときは、自分から実家へ、旦那さんから義両親へと伝えるとスムーズです。
ママや赤ちゃんの体調が万全なときに行う
産後のママや赤ちゃんは健康管理が難しく、お祝い事を計画したくても体調が整わない場合もあります。
体調に不安がある時期には無理に実施せず、様子を見ながら行いましょう。
天候にも考慮し、猛暑や降雪の多い時期を避けるといった気配りも大切です。
ママや赤ちゃん、お祝いに参加する家族にとって、負担が少なくなるよう柔軟にスケジュールを組みましょう。
お返しに困ったらカタログギフトという選択肢も
ここまでお伝えしたように、赤ちゃんが1歳になるまでにはたくさんのイベントがあります。
毎回お返しを考えるのは大変ですから、ギフト選びで疲れ切ってしまう人も……。
お返しに悩んだら、カタログギフトを選ぶのがおすすめです。相手の好みがわからなくても、相手がカタログを見て一番欲しいものを選んでくれますよ。
従来のような総合カタログギフトだけでなく、最近は趣向をこらしたカタログギフトもラインナップが豊富です。
雑誌風のおしゃれなカタログやグルメ雑誌監修、体験モノやグルメ・お酒に特化したものなど、相手の好みに寄り添ったものを贈ると喜ばれますよ。
赤ちゃんのお世話で慌ただしい毎日だからこそ、失敗しにくいプレゼントとして、カタログギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。
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赤ちゃんが1歳を迎えるまでには、主に6つの行事があります。
育児で大忙しのママ・パパが余裕をもって赤ちゃんをお祝いするには、事前の準備が欠かせません。
それぞれの行事がある時期を押さえて、無理のないスケジュールを組みましょう。
もらったお祝いへのお返しをするときは、カタログギフトや食品などの消えものを贈るのがおすすめです。
お返しには、赤ちゃんの写真が入ったメッセージカードを添えると喜んでもらえます。
GiftA(ギフタ)なら、赤ちゃんの写真入り挨拶状を商品注文画面から簡単に作れます。
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