この記事では「香典返しをできるだけ早く贈りたい」とお考えの方へ、「即日発送」で品物を手配する方法を紹介します。
ただし香典返しは「ただ発送すればよいもの」ではありません。
故人に金品を供えてくださった方に失礼のないよう、弔事マナーに則して贈るべきでしょう。
即日発送が必要なケースは、以下のような事態です!
- 「即日返し」で香典返しが足りなくなった
- 高額の香典をいただいたため、即日返しの品物と金額が釣り合わない
- 葬儀後、ずいぶん遅れて香典をいただいた
慌てずとも、香典返しの準備を速やかに終えることが可能です。ぜひ参考にしてください。
目次
即日返しは追加の品が必要になるケースも
近年、香典返しの品物を、通夜や葬儀の場ですぐにお返しする「即日返し」が増えています。
本来香典返しは、四十九日法要など一連の儀式を終えた後の「忌明け」に贈るのがしきたりです。
この場合は「半返し」の考えに基づき、いただいた香典金額の「1/3~半額の返礼品」を準備して忌明けに贈るのが基本のため、足りなくなることはありませんでした。
しかし「即日返し」では、そうはいきません。
追加の香典返しが必要になるケースは、大きく分けて以下の2つです。
1. 葬儀当日、香典返しの数が足りなくなった
即日返しの品は、余裕を持って用意しても、足りなくなってしまうことがあります。
喪主が知らない故人の友人や会社関係者など、会葬者が予想以上に来てくださるケースは十分にありえることです。
この場合、四十九日法要を終えた「忌明け後」に香典返しをお贈りすれば、マナー上は問題ありません。
しかし、他の人には即日お返ししていることを考えれば「できるだけ早めにお返しを贈りたい」と思うのが喪主の心情です。
即日返しをお渡しできなかった人をリストアップし、速やかに品物を送りましょう。
早く感謝を伝えたいという喪主からの気持ちが伝わり、お相手からの印象もよいでしょう。
2. 高額の香典と即日返しの金額が釣り合わなかった
香典返しの「数」ではなく「金額」が不足してしまうケースもあります。
会葬者からいただく香典の相場は5000円~1万円程度です。
お返しの相場は半返しであるため、2500円~5000円の即日返しを事前に準備する方が多いでしょう。
しかし親族や故人と親しかった方から3万、5万、10万円など想定外に高額な香典をいただいたら……。
即日返しの品では半返しの金額に満たないことになり、釣り合いが取れなくなってしまいます。
「香典返しの金額が不足する」ケースは、珍しいことではありません。目安として3万円以上の香典をいただいたら、追加でお返しを贈るとよいでしょう。
今日・明日と急ぐ必要はなく、後日あらためて、追加でお返しの品を贈ればマナー違反にならないのでご安心ください。
高額な香典へのお返し。追加を贈る時期と金額
では、3万円以上の高額な香典へのお返しは、いつ・どれくらいの金額で贈ればよいのでしょうか。
追加の香典返しを贈る時期
高額な香典への追加の返礼品は、四十九日法要を終えた頃、いわゆる「忌明け」から1か月以内に贈るのが基本です。
宗派別では、
- 神道…五十日祭~1ヶ月以内
- キリスト教…昇天記念日~1ヶ月以内
一般的な香典返しの時期と同じと考えて良いでしょう。
追加の香典返し金額は、先に渡した品との差額
忌明けに贈る追加の香典返しについて、金額はどう決めればいいのでしょうか?
これは、葬儀の当日に何円相当の「即日返しの品」を渡したかによります。
葬儀でいただいた香典の金額をもとにふさわしいお返し金額を計算し、そこから即日返しの
品の金額を差し引いて、追加金額を調整すれば問題ありません。
追加の香典返しを贈る際は、「高額な香典をいただいた心遣いへのお礼」と「おかげさまで四十九日法要まで無事に済んだ報告」を兼ねた挨拶状を添えるのがマナーです。
香典が高額すぎたらお返し相場はどうなる?
香典返しの相場は、いただいた香典の半額から3分の1とされています。
ただしあまりにも高額な香典の場合には、3分の1または4分の1程度のお返しでも問題はありません。
中には故人と大変親しかった人が10万円を包んでくれるというケースもあります。
また、働き盛りの大黒柱が小さな子供をのこして亡くなったときは「生活の足しにしてほしい」という心遣いで高額な香典を包んでくれる人もいるでしょう。
「葬儀で大変だから」「何かとお金が必要だろう」という相手の配慮を無下にすることはありません。
この場合はご厚意に甘えさせていただき、無理に10万円の半分を返すのではなく、3分の1や4分の1に留めておいても問題はありません。
ただし、お返し金額で無理をする必要はありませんが、お礼状などで相手に感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
葬儀後にもらった香典、お返しはいつ贈る?
- 喪中はがきで故人の訃報を知った方から香典をいただいた
- 家族葬で香典辞退をしたが、後日弔問に来られた方から香典をいただいた
葬儀後の香典への対応は、
もらった時期が「忌明け(四十九日)前」か「忌明け(四十九日)後」かによって異なります。
「忌明け前」の香典は、忌明け後のお返しでOK
香典返しは、忌明けと呼ばれる「命日から数えて四十九日目」が過ぎてから贈るのが基本。
香典をもらった時期が「忌明け(四十九日)前」なら、香典返しは忌明け(四十九日)~1か月以に贈るとよいでしょう。
忌明け後の香典は、できるだけ早くが理想
一方、四十九日(忌明け)法要を過ぎてから香典をもらった場合は、なるべく早めに香典返しを贈りましょう。
遅くとも10日以内には相手に届くよう手配するのが理想です。
郵送でお届けしても失礼には当たりません。
【お急ぎの方へ】香典返しの即日発送におすすめの品
- 葬儀当日、即日返しが足りなくなった
- 予想外に高額な香典をいただいた
こんなとき「先延ばしせず、できるだけ早く香典返しを済ませたい」という方もいるでしょう。
ここからはギフト専門店「GiftA(ギフタ)」が即日発送の返礼品を紹介。安心して相手に贈れる、香典返しにふさわしい品を厳選しました。
お菓子、食品、飲料、カタログギフトなど、約200種類の商品が、平日13時までの受付で当日中の出荷が可能です。
※土・日・祝日の受付の場合、翌営業日に出荷いたします。
【即日発送】カタログギフト
「時間はかけたくないけど、品物選びはどうしても迷ってしまう」
そうお困りの方は「カタログギフト」を検討してみてはいかがでしょうか。
好きなものを、好きな時に選べるカタログギフトは、お相手に気に入っていただきやすい品物です。
GiftA(ギフタ)では、香典返しの予算に合わせて、数多くのカタログギフトが揃います。
喪主が品物一つ一つを吟味する必要がないため、時間的、体力的な負担を軽くしてくれるでしょう。
どんなものが掲載されているのか気になる場合は、全ページのサンプルをWeb上で確認することも可能です。
ぜひ候補に入れてみてください。
【即日発送】お菓子
香典返しは、消え物(食べたり使ったりしたらなくなるもの)を贈るのがマナーです。
- 最低2週間(できれば1ヶ月)以上日持ちするもの
- 常温で保存できるもの
- 地味な包装、パッケージのもの
を選びましょう。
【即日発送】食品
香典返しにおすすめの食品は、お茶漬けのもとやふりかけ、海苔など、フリーズドライ食品です。
【即日発送】ドリンク
軽くてかさばらないコーヒーやお茶ギフトは、手渡ししやすい香典返しNo.1。即日返しに贈った方も多いのではないでしょうか。
香典返しの定番・日本茶のほか、ドリップ式やスティックタイプのコーヒーも人気です。
今治タオル・洗剤
「悲しみを洗い流す」といった意味を持つタオル・洗剤も香典返しにふさわしい品物です。
中でもおすすめは、国産の今治タオル。「肌触り・質感とも格別」「もらって嬉しかった」と評判です。
いくつあっても困らないため贈りやすい点も選ばれている理由の一つです。
追加・即日発送の香典返しにも必ず「挨拶状・のし紙」を
急いでいるときに注意したいのが、香典返しを贈る際の「マナー」を忘れてしまわないことです。
香典返しは正式な贈答品のため「挨拶状」と「のし(掛け紙)」を必ずつけましょう。
のし紙の上段に「志」という表書きを、下段の名入れ部分に「喪家の苗字」「喪主のフルネーム」を入れるのが一般的。
即日返しが足りなくなり、忌明け前に追加の香典返しを贈るときは、薄墨で表書きと名入れをしましょう。
忌明け後は濃墨でも構いません。
関西地方では忌明け後、黄白の水引きの掛け紙に「満中陰志」と表書きする地域もあります。
掛け紙・挨拶状もアーツにおまかせ
GiftA(ギフタ)では、「のし(掛け紙)」と「挨拶状」を無料でご用意しています。
スマホやパソコンの画面上で案内に従って文字を入力すれば、表書きと苗字が入ったのし紙・挨拶状の作成が可能です。
品物の購入から一貫して画面上で完結し、手配がスムーズに進められます。
葬儀を終えた後日、お店に出向いてこれらのことを準備するのは、時間的にも、心情的にも負担が大きいでしょう。
ぜひネットショップを上手に活用して、負担を軽くしてください。
香典返しの追加は「即日発送」で手配を
香典へのお返しを即日返しにする場合、会葬者が予想より多く、品物の数が足りなくなることがあります。
急いで追加の品物を贈りたい場合には、ギフト専門店で「即日発送」できる商品を手配するとよいでしょう。
高額の香典をいただき、香典返しの品物のつり合いがとれない場合には、忌明け後に、追加の品を送ります。
こちらは珍しいことではありませんので、時間をかけて準備をしても問題ありません。
品物は、喪主の負担を軽減できるカタログギフトがおすすめです。
「品物の数が足りない」「品物の金額が足りない」このどちらのケースでも、カタログギフトなら予算に応じて対応ができます。
慣れないことの多い弔事で不測の事態が起こると焦ってしまいますが、ぜひギフト専門店を活用し、スムーズに手配を進めてください。
失礼のない対応で、故人への弔意を表してくださった方々へ心からの感謝の気持ちを伝えましょう。