還暦祝いは、60歳の節目を祝福する一大イベントです。
そんな華やかなお祝いの場で、贈り物や立ち居振る舞いに失礼があっては大変。
そうならないよう、還暦祝いのタブーについて再確認してみましょう。
しっかりとマナーを覚えて、お祝いの当日は楽しく和やかな記念日にしてください。
還暦祝いのタブーとは?
それでは、還暦祝いのタブーについて早速解説していきます。
「死」「苦」「老い」を連想させない
還暦祝いは長寿のお祝いのひとつなので、歳を重ねてきた主役を不安な気持ちにさせてはいけません。
たとえば、不吉なことを連想させる言葉です。代表的なものは、「死」「苦」「老い」。
「長生きしてくれてありがとう」「これからも元気で過ごしてね」という気持ちでお祝いしているのに、「死」を意識させるような言葉は厳禁です。
同じように「苦」も「苦労」「苦しい病気」などをイメージさせます。
「老い」は、還暦祝いの根本に反した言葉。「赤ちゃんに戻って新しい人生として出発」という意味をもつお祝いなので、「老い」は場違いな言葉といえます。
数字にまつわるイメージにも注意しましょう。4は「死」、9は「苦」を思い出させるため、慶び事では避けるべきです。
還暦祝いのプレゼントとして用意するものは、4個入りや9個入りなどではないように、入っている数まで気をつけてください。
お茶やハンカチは「弔事」のイメージ
実は、「お茶」や「ハンカチ」なども贈り物として問題なさそうなアイテムですが、還暦祝いでは好ましくありません。
これらは「弔事」、つまり「死」や「別れ」を連想させるものといわれています。
お茶はリラックスできる飲み物で、年代を問わず好きな人も多いため、一見よさそうに思えます。
しかし、ギフトでお茶というのは、香典返しによく選ばれるというイメージが強いのです。
ハンカチは、お葬式での「涙」を連想させます。また、亡くなった人の顔にかける布をイメージさせたり、日本語訳の「手布(てぎれ)」が「別れ」につながるので不吉とされています。
「老い」を連想させるアイテム
老眼鏡などは「老い」を連想させるアイテムなのでタブーです。
贈る側としては実用的なものだと思うかもしれません。
でも、「新しい人生の出発」である還暦祝いでは好ましくないアイテムといわれます。
ほかにも杖などのお年寄りイメージが強いものは避けるようにしてください。
時計・靴・文房具などの「仕事道具」
時計や靴などは仕事に欠かせないもの。ゆえに「勤勉さ」や「仕事」というイメージがついてまわります。
しかし、「勤勉さ」をイメージさせるアイテムを差し上げると、「これを使ってもっと頑張りなさい」という意味にも受け取られかねません。
そのため、目上の人に贈るものとしてはふさわしくないと考えられています。
また「仕事」関連のアイテムは、「定年なのに、まだ働き続けろという意味か?」と思われてしまう可能性もあります。
では、時計・靴・文房具のうちで最もタブーとされるのは何か? 「靴」です。
「勤勉さ」「仕事」のイメージがあるのはもちろんですが、「踏んで歩くもの」なので踏みつけることを連想させます。とくに、目上の人へは絶対に贈らないでください。
クシと椿の花は一番のタブー
還暦祝いのタブーの中でも、これが一番まずい!といえるアイテムは「クシ」と「椿の花」です。
「クシ」は「ク」と「シ」がそれぞれ「苦しむ」「死」につながります。縁起の悪いイメージのうち2つも入ってしまうため、とくにお祝い事には贈るべきでないものです。
「椿の花」は、まだ花が枯れておらず綺麗なときに、いきなりボトッと落ちてしまいます。
その様子から「首から落ちる」「終わり方が良くない」「死」といったイメージが伝統的にあり、避けるべきものです。
カタログギフトならばタブーにならない
還暦祝いでタブーの品物が意外と多いことに驚かれた人もいらっしゃるでしょう。
ただでさえ何を贈ればよいのか難しいのに、余計に迷った、という声が聞こえてきます。そんなときは、カタログギフトを贈るのもよい方法です。
万が一、上記に挙げたような商品がカタログギフトに載っていたとしても、贈り物としては「カタログギフト」なので、この場合は問題ありません。選択肢のひとつに考えてみてもよいでしょう。
還暦祝いで気をつけたいマナー
贈り物と同じく、還暦祝いのマナーも重要です。さっそく確認していきましょう。
手紙やスピーチで避けるべき言葉
「死」「苦」「老い」などの言葉がタブーで、贈り物への配慮についても先に述べました。これらは、手紙やスピーチ、メッセージカードなどにも同じことがいえます。
還暦祝いで、ついうっかり口にしてしまいそうなのは「老い」にからんだ言葉でしょう。
何か言おう、書こうとすると、「長寿のお祝い」というイメージから「老い」を連想させることを言ってしまいがちです。
プレゼント選びのときと同じように、タブーの言葉をイメージさせないよう、細心の注意をはらいましょう。
贈り物の「のし紙」は紅白・蝶結びの水引
贈り物に付けるのし紙は、「正式な贈り物」という意味をもちます。
また、のし紙に付いている水引の種類によって、そこに込められているメッセージも異なります。
一般的に、水引は大別して「蝶結び(花結び)」「あわじ結び」「結び切り」の3つ。お祝い事の性質によって使い分けます。
まず、蝶結びは「すぐにほどけて何度でも簡単に結びなおせる」のが特徴。
「何度あっても嬉しいお祝い事」のときはこれで、主に出産・入学・卒業・新築・開店などの慶事に使われます。もちろん、長寿を願う還暦祝いにもふさわしいものです。
それに対して「結び切り」や「あわじ結び」の水引は、「一回だけであってほしいお祝い事」に使われます。代表的な用途は、結婚式や快気祝いです。
還暦祝いの意味が「第2の人生のスタートを祝い、長寿を願うこと」と考えれば、蝶結びの水引にすれば間違いありません。
還暦祝いのプレゼントを贈るときには、おめでたい紅白蝶結びの水引が付いたのし紙を掛けるようにしましょう。
まとめ
還暦祝いでは、プレゼントや手紙、スピーチなどにも守るべきマナーやタブーがあります。
これらの慣習を踏まえて、お祝いする相手に気持ちよく喜んでもらえる楽しい還暦祝いにしましょう。
また、タブーや相手の好みなどをあれこれ考えていると、プレゼント選びも迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、相手が好きな商品を選べるカタログギフトのプレゼントもおすすめです。ぜひ参考にしてください。
GiftA(ギフタ)おすすめ!還暦祝いで人気のカタログギフト
ここからは、GiftA(ギフタ)の還暦祝いで人気のカタログギフトを紹介します。
『北海道七つ星ギフト』
- 北海道の地元で愛される選りすぐりの逸品
- 読み物としても楽しめる、生産者の想いやこだわりの紹介記事も
- 雄大な海が育んだ海鮮・海産物や、大地の恵みである野菜類、畜産物をお届け
『美味百撰』
- 食の匠が全国から厳選した ”本物の味” 100選
- 産地・生産者・生産過程が明らかなので「安心安全」のグルメ
- 農産物や畜産物だけでなく定番スイーツや生鮮、総菜、酒類までを網羅
『ANA’s フレッシュ セレクション』
- “つくりたて とれたて” にこだわったグルメを厳選
- スイーツから高級和牛まで、鮮度と味にこだわった商品
- ANAグループのネットワークにより、日本中から選りすぐりの美味しいものをお届け
『麗(うらら)』
- 還暦祝いにふさわしい、高級感ある和装表紙
- 一流ブランド・メーカーから最高品質の商品をラインナップ
- 「もう物は十分」というご年配の方にも喜んでもらえる、温泉や食事券などの体験ギフトも充実
『47CLUB(よんななクラブ)』
- 全国47都道府県の地方新聞社イチオシのご当地グルメを掲載
- 読み物としても楽しめる、編集部の推薦コメントやグルメ解説付き
- 地方ならではのおいしさで、旅行気分を食卓で味わえるカタログギフト