三回忌法要を前にすると迷ってしまいがちなのが、
「三回忌に誰を呼ぶのか」
「今回はどのくらいの規模で執り行うべきか」
といったことではないでしょうか。
お返しの品も、一周忌の時と同じというわけにはいきません。
一周忌からはや1年。三回忌は区切りとなる大切な年忌法要です。
この記事では、三周忌の準備をスムーズに行うため、段取りのポイントを解説しています。
親族に失礼のないよう、万全な準備で三周忌を迎えるために、ぜひ参考にしてください。
目次
三回忌法要の基礎知識
三回忌は、一周忌と並んで特に大切にされる年忌法要です。
仏教では、故人の魂の行き先を決めるために10度の裁きがあるといわれ、最後の裁きが行われるのが、「満2年の命日(=三回忌)」とされています。
そのため、故人の魂の先行きが良いものになるよう、三回忌には手厚く供養をするようになりました。
命日から満2年目に行う法要
先に述べた通り、三回忌とは、故人が亡くなられた日から「満2年」の命日に合わせて執り行う法要です。
亡くなられた翌年に行う「一周忌」の、次の年にあたります。
「亡くなってから3年後(満3年)」の命日ではないため、注意しましょう。
▼年忌法要と亡くなってからの年数の対応表
年忌法要 | 亡くなってからの年数 |
---|---|
一周忌 | 満1年 |
三回忌 | 満2年、数えで3年 |
七回忌 | 満6年、数えで7年 |
十三回忌 | 満12年、数えで13年 |
十七回忌 | 満16年、数えで17年 |
二十三回忌 | 満22年、数えで23年 |
二十七回忌 | 満26年、数えで27年 |
三十三回忌 | 満32年、数えで33年 |
五十回忌 | 満49年、数えで50年 |
年忌法要を行う年の数え方は、一周忌では「満1年」ですが、三回忌以降は「満」ではなく「数えで〇年」です。
「数え」では、亡くなったその年を一回目の忌日とし、翌年を二回目、翌々年(満2年)を三回目の忌日とします。
そのため、三回忌を執り行うのは「亡くなってから満2年の命日」なのです。
一周忌を終えたら、その後の年忌法要は「亡くなった年を一回目と数える」と覚えておくとよいでしょう。
三回忌法要の施主
施主とは、法要を取り仕切り、費用を負担する方のことです。お招きする方に法要の案内をする役割も担います。
一般的には、葬儀で喪主を務めた家族・親族が、一周忌、三回忌でも施主を務めることが多いようです。
もし、葬儀で喪主を務めた方に、施主を務められない事情がある場合は、次に血縁の近い方が施主を務めるようにしましょう。
三回忌法要の準備手順
三回忌法要当日までの準備について、順を追ってご説明します。
日時を決める
三回忌は、満2年目の命日に合わせて執り行います。
お招きする方のスケジュール確保や、お寺との打ち合わせのため、命日の2~3か月前には準備に取り掛かりましょう。
当日が平日で、都合がつかない場合には、日程を前倒しにするのが一般的です。
これは「仏事を先延ばしにしてはいけない」という、昔からの考えから来ています。
前週の土日などに設定するとよいでしょう。
列席者を決める
「三回忌に誰を呼ぶのか」は、施主が特に迷うところです。
三回忌でお呼びするのは「家族」と「親族」「故人と親しかった知人」とするのが一般的。
しかし、
- 一周忌に呼んだ親族が遠方に住んでいる
- かなりの高齢である
- (小さな子どもがいる家庭など)体力的な負担を考慮する
といったケースは「三回忌には招かない」という判断をすることもあるでしょう。
最近では、ささやかに「家族のみ」で行うという方も増えています。
ただし故人と縁の深い方、特に兄弟姉妹(故人の子から見たおじ・おば)は、たとえご高齢でもお声がけをしましょう。
施主の独断で「今年は家族(故人の妻と子、その家族)のみで行います」と伝えてしまうと、相手を悲しませ、トラブルのもとにもなりかねません。
「ご無理はなさらないでください」と伝えたうえで、三回忌への列席について事前に「相談」をすることが大切です。
三回忌に招かない親族には、三回忌を執り行う前に「家族のみで行います」とご連絡をします。
その際「御仏前(香典)は辞退する」と言い添えるとよいでしょう。
一周忌に出席した親族は多くの場合「今年は三回忌がある」と心づもりをしています。
事後ではなく「事前」に報告することが、施主としてのマナーです。
もし、お招きしなかった親族から後日御仏前をいただいた場合には、「半返し」のマナーに則してきちんとお返しをしてください。
場所を決める
会場には、以下のような場所が選ばれます。
- ご自宅
- お寺
- 斎場
人数が少ない場合にはご自宅やお寺で執り行い、多い場合には斎場を予約しましょう。
僧侶へ依頼する
日時と場所が決まったら、お寺に連絡し、三回忌法要について依頼をします。
お寺への連絡
普段からお寺とお付き合いがある(お寺にお墓がある)方は、お世話になっているお寺に連絡しましょう。
お墓がお寺にない方も、お通夜やお葬式、四十九日、一周忌でお世話になったお寺に連絡するとよいでしょう。
お寺に伝えること・相談すること
お寺に連絡する際は、以下のことを伝えます。
- 三回忌を執り行うこと
- 日程、会場
- 当日の進行(当日お墓参りをするのか、法要後会食をするのかなど)
また、僧侶の当日の交通手段、会食には参加されるのかといったことも確認しておくとよいでしょう。
三回忌の法要では、お布施に加えて、交通費にあたる「御車代」や、お食事代にあたる「御膳料」の用意が必要な場合があります。
相場は以下の通りです。
- お布施:1万円~5万円
- 御車代:5,000円~1万円 ※施主が送迎する場合や会場がお寺の場合は不要
- 御膳料:5,000円~1万円 ※僧侶が会食に参加される場合は不要
参列者へ案内状を送付する
三回忌法要の日程や会場、お寺の手配が出来たら、早めに案内状の手配をしましょう。
「日程」や「場所」、「当日の会食の有無」などを記載し、返信用はがきを同封して、出欠確認をしてください。
ただし、家族や近しい親族のみで三回忌を執り行う場合には、電話やメッセージアプリ、口頭での連絡で問題ありません。
また、近しい親族をお招きしない場合は、このときに「挨拶状」を送ります。
挨拶状には、
「本来であれば皆様にご臨席賜るところではございますが、○○寺は遠方のため、誠に勝手ながら家族のみの法要とさせていただきます。」
など、「家族のみで執り行うこと」と「その理由」を書くようにしてください。
一般的には、以下のような理由が添えられます。
- 故人(家族)の意向で供養はささやかに行うことにした
- 住んでいる場所または会場が遠方であるため
- 感染症対策のため ※居住地域の状況による
感染症対策を理由とする場合には、「昨今の情勢を鑑み」など直接的ではない表現に言い換えるとよいでしょう。
お返しの品を準備する
三回忌の当日は、列席者からいただく御仏前(お金)に対するお返しの品が必要です。
これを「引き出物」と呼びます。
人数がある程度確定したら、お返し(引き出物)の用意を始めましょう。
選ぶ品物は「消えもの」が基本です。
以下のような、使ったら(食べたら)なくなるものを用意しましょう。
引き出物は、法要にふさわしい品格を備えた品物を選ぶことも大切です。
選び方や具体的な品物は、後ほど詳しく紹介します。
家族のみの三回忌にも引き出物の用意を
家族や親族など、ごく親しい間柄のみで三回忌を行う場合には、
「引き出物は用意するべきなのか」
と悩む方もいるようです。
家族のみの法事でも、出席者は御仏前やお供え物を持参する場合がほとんど。
そのお返しである引き出物は、基本的には用意するようにしましょう。
三回忌法要のお返しにおける贈答マナー
ここからは三回忌のお返し(引き出物)の相場や贈り方マナーを解説します。
それに対し施主側は、2000円~5000円程度のお返し(引き出物)の用意が必要です。
金額相場は、会食ありと会食なしのケースで異なります。
お供えへのお返しに用意する品物の相場
三回忌の列席者から頂く御仏前は1万円が一般的です。
それに対し施主側は、2000円~5000円程度のお返し(引き出物)を用意しなければなりません。
金額相場は、会食ありと会食なしのケースで異なります。
会食を行う場合の相場
三回忌は一周忌と異なり、親族のみで行われる傾向にあります。
その分規模は小さくなりますが、法要後は親族らと会食を行うのが一般的でしょう。
当日、会食を行う際のお返し相場は、
- 会食代+引き出物=頂いた御仏前の7~8割
と考えれば良いでしょう。
例えば、1万円の御仏前をいただいた場合、
- 5000円の会食
- 2000円~3000円の品物
を手配するといった具合です。
▼引き出物の金額の計算方法については、こちらの記事もご参照ください。
会食を行わない場合の相場
一周忌と比べて規模を縮小した場合、三回忌法要の後に会食を行わないご家庭もあります。
対応としは、以下の2つがあります。
①会食の代わりに「折詰弁当」を手配
会食に代えて、持ち帰り用の折詰弁当をお渡しする方法です。
「お酒の小瓶」をつけてお渡しするケースも多く見られます。
- 折詰弁当+お酒の小瓶+引き出物=頂いた御仏前の7~8割
となるように金額を設定するとよいでしょう。
②「半返し」でお返しをする
会食をせず、お弁当の用意もしない場合、お返しはいただいた御仏前の1/3~1/2の「半返し」が基本。
いわゆる「半返し」の考え方は、香典返しや一周忌と同様です。
- 5000円の御仏前には1500~2500円程度
- 1万円の御仏前には3,000円~5,000円程度 を用意しましょう。
掛け紙のマナーは結び切り
三回忌の引き出物には、掛け紙(のし紙)を掛けましょう。
掛け紙の水引は「結び切り」を選びます。
水引の色や表書きの書き方は、地域によって異なるため、住んでいる地域の慣習を確認してください。
関東では、以下のような掛け紙が一般的です。
表書き:志
関西より西では、多くの地域で以下のような掛け紙が使用されています。
表書き:粗供養
また、関東でも関西でも、掛け紙の墨の色は、薄墨ではなく「濃黒」を用いるのが正式です。
三回忌法要のような忌明け後の法事では、薄墨を使わないようにしましょう。
返礼品を渡すタイミング|郵送は10日以内に
列席者に返礼品を渡すタイミングは、おおむね2パターンです。
- 当日手渡し
- 後日郵送
それぞれの贈り方のマナーについて解説します。
①手土産としてその場で渡す
返礼品は、基本的には手土産として、当日にお渡しします。
会食がある場合には、会食後にお礼の言葉を添えて手渡しするとよいでしょう。
もし人数が多い場合には、初めから席に置いても失礼には当たりません。
会食を行わない場合には、法要終了後お帰りの際にお渡ししましょう。
<僧侶への引き出物について>
三回忌など法要の引き出物は、お世話になった僧侶の方にもお渡しするのが一般的です。
他の列席者の皆さまと、同じ品物をお渡ししましょう。
僧侶が会食に参加される場合には、他の方と同じく会食後に、参加されない場合にはお帰りの際に手渡してください。
②お供え物を郵送で届けてくれた方へ、こちらから返礼品を郵送する
三回忌では、やむを得ず欠席された方から、現金書留で御仏前をいただく場合があります。
その際には、返礼品を郵送でお返ししましょう。
郵送する場合は、法要後1週間~10日後までに、先方に届くよう手配します。
お供えの品物やお花のみを郵送で頂いた場合も同様です。
お供え物へのお返しについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
【ランキング】三回忌法要のお返しにふさわしい品物
三回忌法要の引き出物には、消費してなくなる「消えもの」を用意します。
以下のポイントを押さえて選びましょう。
- 軽くてかさばらず、持ち帰りやすいもの
- (食べものなら)一カ月以上日持ちするもの
- 「グレー」「銀色」「薄紫」「白」など、落ち着いた色のパッケージ
ただし、気心の知れた家族・親族のみの法要なら、ルールにとらわれすぎることはありません。
「みんな車だから少し重さがあっても大丈夫」
「日持ちは10日ほどだけど渡す前に伝えておく」
など、一周忌と比べれば商品選択の幅が広がるでしょう。
引き出物にふさわしい品物をご紹介します。
1位 カタログギフト
ギフト専門店GiftA(ギフタ)で、法要のお返しに最も選ばれているのはカタログギフトです。
もらった相手が好きな品を選べるため、失敗が少ないのが大きなメリットでしょう。
施主にとっても、引き出物選びの負担を軽くしてくれるため重宝します。
- 香典返しや四十九日法要のお返しなど、過去にカタログギフトを贈ったことがある
- 一般的な総合カタログギフトには欲しいものが見つからないかもしれない
と不安な方は、「グルメカタログ」を贈ってみてはいかがでしょうか。
選ぶ品物がグルメに限定され「狭く深く」なるため、お相手の好みの品を見つけていただきやすいでしょう。
ギフト専門店GiftA(ギフタ)で取り扱っているグルメカタログの一部をご紹介します。
- 47都道府県のおいしいものを紹介「47CLUB」
- 有名雑誌が贈る美食カタログ「家庭画報」
- お肉だけに特化した「おいしいお肉の贈り物」
なお、法事のお返しに「生の肉・魚」はタブーですが、これらがグルメカタログに掲載されていてもマナー違反にはなりません。
【Web上で全ページ確認可能。送料無料多数】
2位 お菓子
お菓子は、引き出物の定番です。
三回忌の引き出物選びでは「一周忌と同じになってしまう」と気にされる方も多いですが、お菓子ならその心配はいりません。
種類が多く、予算内でも一周忌とはまた違った品を用意できるため、「またお菓子か…」とは思われにくいでしょう。
「故人の好きだった品」を選べば、故人の人柄が偲ばれ、思い出話に花が咲くのではないでしょうか。
お菓子を引き出物にする際、押さえておきたいのは、以下のポイントです。
- 単身でも、大家族でも困らない「個包装」の品を選ぶ
- チョコレートを使ったお菓子は溶けやすいため、夏場に限らず避けた方が無難
3位 みそ汁・お吸い物
「お湯を注ぐだけ」で完成するみそ汁やお吸い物は、軽くてかさばらないため法事のお返しに適しています。
毎日の食卓にはもちろん、オフィスでもお昼のお供や夜食として、手軽に食べられるのが魅力でしょう。
ギフト専門店GiftA(ギフタ)では、料理人が監修したフリーズドライのみそ汁や、老舗店の「お吸い物最中」などが人気です。
年配の方やビジネスパーソン、子育て世代の方など幅広い列席者が集まる三回忌のお返しに、選んでみてはいかがでしょうか。
【▼スープも人気】
4位 梅干し・乾物
日本の伝統食材である梅干しやのり、しいたけなどの乾物は、毎日の食卓に取り入れやすい品物です。
三回忌の列席者に年配の方が多いなら、特に好適といえるでしょう。
身近な食品のため、産地やブランドにこだわり、高級感のある品物を選ぶことが大切です。
いずれも、スーパーで購入できる普段づかいの品より高級で、年配の方にも満足していただきやすいでしょう。
5位 飲料
お茶やコーヒーといった飲料も、三回忌のお返しによく選ばれています。
日本茶は、昔から茶の木が垣根の役割を果たしていたことから「境界を区切る」という意味を持つとされ、区切りの儀礼でふるまわれてきました。
三回忌は区切りの法要でもあるため、日本茶はお返しにふさわしいといえるでしょう。
コーヒーは、法事のお返しとしてとくに人気の高い飲料です。
仕事や家事の合間にコーヒーを飲む習慣がある方は多く、おやつのお供にも最適で人気があります。
飲料を贈るときには、手軽さを意識しましょう。
「インスタント」や「ティーバッグ」など、お湯を注ぐだけですぐに味わえるタイプの品物がとくに人気です。
6位 タオル
弔事においてタオルは「悲しみを拭い去る」という意味を持ち、昔から引き出物の好適品とされています。
軽くて持ち帰りやすいほか、どのご家庭でも日常的に使用するため「いくつあっても困らない」という点も、よく選ばれる理由でしょう。
今治タオルなど、国産の高級タオルは、その肌触りのよさや吸水性の高さから支持されています。
贈答用の丁寧に箱に納められた国産タオルは、見た目にも美しく、引き出物にふさわしい品格を備えているといえるでしょう。
色は、白やベージュのほか、派手過ぎないベーシックなものを選んでください。
▼【GiftA(ギフタ)】法要のお返し「タオル」BEST3
7位 調味料
日々の料理に使用する「調味料」も、引き出物によく選ばれる品です。
身近で使いやすいものから、こだわりの素材を使用した高級感のあるものまで、さまざまな品物が売られています。
基本の調味料である「しょうゆ」や「味噌」「食用油」はもちろん、サラダやパスタにかけるだけで味が決まる「ドレッシング」なども、好まれやすい品です。
注意したいのは「重さ」です。
法要のお返しは基本的に、当日列席者が持ち帰ります。
びん詰めの調味料は重さがあるので、車で来られた方以外には配送の手配をしましょう。
【番外編】法事のお返しにふさわしい品物はほかにも
お米
お米は、長期保存がきくため、引き出物に向いています。
縁起物のイメージがありますが、法要のお返しにしても問題はありません。
むしろ、毎日の食卓に欠かせないお米は、どんなご家庭でも使っていただきやすい品でしょう。
重さがあるため、当日持ち帰れない方には配送できるよう準備しておきましょう。
乾麺
「うどん」や「そうめん」といった乾麺も、引き出物の好適品です。
手軽に調理して食べられる乾麺は、大家族の方にも、一人暮らしの方にも使いやすいでしょう。
体力や食欲が落ちやすい夏場には「そうめん」、寒い時期には「うどん」が人気です。
引き出物にはスーパーで買うものとは一味違う珍しい品や、高級感のある品を選んでください。
洗剤・石けん
弔事において洗剤・石けんには「悲しみを洗い流す」という意味があり、法要のお返しの定番とされてきました。
洗濯洗剤は香りなどの好みが分かれやすいため、食器用洗剤や手洗い石けんが贈りやすいでしょう。
贈り物らしく、手肌にやさしいものや、ふきんなどが入ったギフトセットを選んではいかがでしょうか。
三回忌のお返しに添えるお礼状
先に述べた通り、引き出物は「当日手渡し」が基本です。
手渡しする場合は、直接お礼を伝えられるため、お礼状(挨拶状)は不要とされています。
ただし、以下のような場合、引き出物を郵送することがあります。
- 高額なお供えをいただいた為、追加で返礼品を送付する
- 三回忌法要を欠席した方が、御仏前を送ってくれたため、返礼品を送付する
この場合には、丁寧に感謝をつづったお礼状を添付しましょう。
三回忌のお礼状【例文】
三回忌のお礼状で押さえるべきポイントは、以下の通りです。
- 時候の挨拶は不要
- 句読点を使わない
- お供え物や御仏前へのお礼の言葉を書く
- 書面での略式のお礼であることへのお詫びを書く
例文をご紹介します。
【高額な御仏前をくださった方への御礼の品】
拝啓
亡父 ○○○○儀 三回忌法要に際しましては
過分なお心遣いをいただきまして誠にありがたく厚くお礼申し上げます
ささやかではございますが お礼のしるしに心ばかりの品をお贈りさせていただきました
ご受納いただければ 幸いかと存じます
略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます
敬具
○○年○○月○○日
(施主)○○○○
【法事は欠席したが、御仏前を包んでくださった方への礼状】
謹啓
先般 亡父○○の三回忌法要に際しましては
御丁重なるご厚志を賜りまして誠に有難く厚く御礼申し上げます
おかげをもちまして○○月○○日に滞りなく法要を相営むことができました
謹んでご報告申し上げますつきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をご用意いたしましたので 何卒お納めくださいますようお願い申し上げます
略儀ながら書中にて御礼かたがたご挨拶申し上げます
謹白
○○年○○月○○日
(施主)○○○○
三回忌のお返しをギフトショップに依頼するメリット
三回忌のお返しは、ギフト専門店でも手配することができます。
ギフトに特化したネット通販では、商品を一括でそろえることが可能です。
包装、掛け紙やお礼状についても、一貫して任せられるのが、専門店ならではのメリットといえるでしょう。
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」のカタログギフトには、お渡しの際に必要な「手提げ袋」も無料でつけられます。
ここからは、安心して任せられるギフト専門店のサービスについて、詳しくご紹介します。
適切な掛け紙で対応してもらえる
先に述べた通り、法事に使用される「掛け紙(通称:のし紙)」は地域によって異なります。
また、掛け紙の「掛け方」にも種類があり、こちらも使い分けが必要です。
- 内のし
包装紙の下に掛け紙を巻く。関西では主流の掛け方。
関東でも、配送の際は掛け紙が汚れないよう、内のしにすることが多い。 - 外のし
包装紙の上に掛け紙を巻く。関東では主流の掛け方。
引き出物など「手渡し」するものは、内容が一目でわかる外のしにすることが多い。
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」では、お客様ごとの事情に合わせて、適切な掛け紙・掛け方をお選びいただけます。
迷ってしまう場合には、専任の担当者に、ご相談いただくことも可能です。
掛け紙に間違いがあると、お相手に大変失礼にあたります。
安心して任せられる専門店に、どうぞご相談ください。
GiftA(ギフタ)のお礼状作成サービス
三回忌の返礼品を郵送する際に必要なのが、お礼状(挨拶状)です。
GiftA(ギフタ)では、無料でお礼状を作成いたします(※一部商品を除く)。
お礼状は、はがきサイズ3種類、メッセージカード型2種類をご用意。
法事に適した、落ち着いた印象のデザインの中から、イメージに合うものをお選びください。
メッセージのテンプレートがあるため、書き漏れなく、しっかりとお礼の言葉をつづることができます。
もちろん、ご自身で言葉を付け加え、編集していただくことも可能です。
三回忌法要に際し故人や家族へのお心遣いを頂いた方へ、ぜひ心のこもったお礼状を作成してください。
適切なマナーを知り三回忌のお返しの品物を選ぼう
三回忌の法要では、マナーを押さえた引き出物を用意しましょう。
お菓子、飲み物、お米や乾物など、消費したらなくなってしまうものを選んでください。
商品をまとめて購入するなら、ギフト専門のネットショップが便利です。
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」では、丁寧な包装はもちろん、掛け紙や挨拶状まで無料で手配が可能です。
お問い合わせには、ギフト選任の担当者が、メールでご回答いたします。
施主は、引き出物以外にもさまざまな手配を引き受けるため、重荷に感じることもあるでしょう。
便利なサービスや、プロの手を借りて、負担を軽減してください。
故人を偲んで来てくださる列席者の皆さまへ、心からの感謝の気持ちを伝える引き出物を用意しましょう。