職場の同僚が産休に入るとなると、
「産休前に、出産祝いを兼ねてプレゼントを贈ろう!」
という話が持ち上がることがあります。
でも、産休前の妊婦さんへのプレゼント選びを考えている人は、ちょっと待ってください。
妊娠中の女性へのお祝いギフトには、注意すべきポイントがいくつもあります。
妊婦さんに喜んでもらえるもの、渡すべきではないものを知っているといないとでは、プレゼント選びが変わってくるのです。
この記事では「産休前の女性に贈るプレゼント選び」をテーマに、おすすめのギフト商品や、産前ならではの注意点を解説します。
お休みに入る女性を気持ちよく見送れるよう、妊婦さんに喜ばれるプレゼントと、産前のギフトマナーを押さえておきましょう。
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目次
- 1 産休前の妊婦さんへのプレゼント。マナー的に大丈夫?
- 2 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【ノンカフェイン飲料】
- 3 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【お菓子】
- 4 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【カタログギフト】
- 5 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【バスグッズ】
- 6 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【ボディケア用品】
- 7 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【リラックスアイテム】
- 8 産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【冷え取りグッズ】
- 9 産休前のプレゼント予算は「お返し不要」と言いやすい金額に
- 10 産休前のプレゼントにはNG! 要注意の品はこれ
- 11 産休前のプレゼントにメッセージを添えよう
- 12 産休前にプレゼントを贈る『ベビーシャワー』
- 13 産休前の妊婦さん向けプレゼント、喜ばれる選び方を知っておこう
産休前の妊婦さんへのプレゼント。マナー的に大丈夫?
「出産祝いのプレゼントは赤ちゃんが無事に生まれてから渡すもの」という考え方が日本の伝統です。
そのため、ゲン担ぎや産後の母体を気遣う意味を込めて、出産した後にお祝いを渡すのが本来のマナーです。
出産には何があるかわかりません。母子ともに健康で、無事に出産を終えてほしいものですが、生まれた赤ちゃんにトラブルがあってしばらく落ち着けないこともあります。
出産そのものが赤ちゃんやお母さんの命にかかわるため、出産祝いを贈るタイミングは、本来慎重に考えるべきものです。
妊婦さんに産休前プレゼントがOKのケース
近年は、働く女性が子供を産むとなると、産休・育休を長めに取得するケースが増えてきました。
短くても数週間、育休も取得するなら年単位で職場の人と会えなくなることがあります。
そのため、「出産祝いを兼ねて、産休前の女性にプレゼントを渡すのは合理的」という風潮が広がりつつあります。
里帰りする妊婦さんには、産休前のプレゼントもアリ
妊婦さんが里帰り出産をするケースは多くあります。生まれる前から実家に里帰りし、産後の床上げまでの時間を考えると、職場に復帰するまでに早くても1ヶ月程度かかることになるでしょう。
実家が遠方だと、復帰までにはさらに時間が必要です。ママさんと生まれたばかりの赤ちゃんの安全を考えて、産前産後のトータル2ヶ月間ほどを実家で過ごすケースもあるようです。
里帰りから自宅に戻れば、まずは赤ちゃんがいる新生活に慣れることが優先。産後しばらくはママさんが赤ちゃんのお世話で寝不足になり、心身ともに疲れて人に会う余裕がなくなることもあります。
産後から仕事への復帰まで、当分本人と会えないのが予想されるなら、産休に入るタイミングで職場の人から出産祝いを兼ねたプレゼントを渡すのはよいアイデアといえるでしょう。
また、産休後にそのまま退職することが決まっているケースなら、退職日に送別のプレゼントを兼ねた「出産前祝い」として贈る方法もあります。
産休前の妊婦さんへのプレゼントは「出産祝い」とは別と考えよう
産休前のプレゼントに、赤ちゃんにしか使えないアイテムを贈るのは、あまりおすすめできません。
出産で万が一のことがあったとき、「プレゼントの処分に困る…」と悲しい思いをさせてしまうかもしれません。
また、赤ちゃんが生まれる前、かなり早いタイミングで出産祝いを渡してしまうと、妊婦さんがプレッシャーを感じてしまうことも考えられます。
産休入りをきっかけにプレゼントを渡すなら、出産祝いの名目にするよりも
「無事に出産を乗り越えられますように」
「新米ママ頑張れ」
など、励ましを込めた本人向けのプレゼントにすれば、妊婦さんに気持ちよく受け取ってもらえるはずです。
産休に入る際に渡すプレゼントなら、 プレママさん自身に使ってもらえるものを選ぶのがベスト。
どうしてもベビー用品を贈りたいなら、無事に産まれたことを確認してから贈るほうが、お互いに気まずい思いをせずに済むでしょう。
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産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【ノンカフェイン飲料】
ここからは、ギフト専門ECサイトの当店で、「もらって嬉しかった!」と好評の妊婦さん向きギフトをご紹介します。
ドリンク類を贈る場合、妊娠中に飲んでも問題ない成分かどうか、きちんとチェックしましょう。
産休前の女性に贈るなら、オーガニック原料を使ったノンカフェインの飲み物をおすすめします。
安心して贈れるのは、出産前に飲むと良いとされている、妊婦用ハーブティーのギフトセット。一般的に、気分を爽やかにしてくれる柑橘系の香りが妊婦さん向きといわれています。
注意点として、ハーブならなんでもいいのではなく、中には妊娠期の体にとって要注意とされるものがあることを知っておきましょう。
また、妊婦さんに必要な栄養が含まれたドリンクのギフトセットもあります。鉄分・亜鉛・葉酸などが補給できるドリンクが喜ばれるでしょう。
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【お菓子】
消え物である「お菓子」は産休前のプレゼントに贈りやすいギフト。妊娠中のおやつタイムは、妊婦さんのささやかな楽しみでもあります。
でもちょっと待って! 妊娠後期は、体重増加に気を付けなければならない時期。
「ママが食べたものは赤ちゃんの栄養になる」と、口にするものに気を遣うプレママさんも多くいます。
産休前のプレゼントにお菓子を贈るなら、赤ちゃんも母体も安心できるものを選ぶことが鉄則。
「栄養価が高い」「低カロリーである」「少量で満足できる」お菓子を贈りましょう。
- 200キロカロリーにおさまる洋菓子、和菓子
- 添加物、人工甘味料不使用のスイーツ
- 妊娠後期に必要な鉄分を含む「レーズン」
- 食物繊維・ビタミン類・カルシウムなど栄養豊富な「ナッツ類」
- 砂糖不使用の「ドライフルーツ」「果物シロップ」
洋菓子に比べて油脂が少なめの和菓子や、ドライフルーツなどのほうが、よりヘルシーで産休前のプレゼントにおすすめ。
職場で休憩中に甘いものをよく口にしていた女性に贈れば、妊娠中のストレスを吹き飛ばしてくれる嬉しいプレゼントとなるでしょう。
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【カタログギフト】
プレゼント選びに迷ったときは、本人に好きなものを選んでもらえるカタログギフトを贈る手もあります。
産休前のプレゼント用なら、ナチュラル志向のアイテムを集めた「女性にやさしいカタログギフト」がおすすめです。
これから赤ちゃんを迎える準備をしている妊婦さんは、
「日用品や食べ物は、美味しさだけでなく素材や無添加にもこだわりたい」
と考える人が多いので、きっと歓迎されるでしょう。
また、おしゃれなカタログギフトは雑誌感覚で眺められるので、退屈な入院中でもプレゼント選びを楽しめる良さがあります。
さらに、カタログギフトを贈るメリットとして「贈られた人には価格わかりにくい」という点も見逃せません。
お相手にお返しの気を遣わせたくないときには、カタログギフトが最適なチョイスといえるでしょう。
『やさしいみらい』シリーズ
身の回りのものの素材にこだわる女性に安心して贈れる、ナチュラル志向のカタログギフトシリーズ。
SDGs(持続可能な開発目標)がコンセプトで、地球にも人にも優しいアイテムを揃えているのが特徴です。
日用品を中心に商品が充実しており、高級オーガニックフードなども掲載。
「未来」に繋がるお祝い事にぴったりのカタログギフトです。
『イルムス』シリーズ
マリメッコやイッタラなど有名北欧ブランドを中心に、暮らしを豊かにするアイテムをセレクトした、大人気のカタログギフトシリーズです。
北欧デザインらしいハイセンスなテーブルウェアやインテリア雑貨、北欧グルメやスイーツなど、幅広いラインナップ。
見た目の雰囲気がライフスタイル雑誌のようにおしゃれなので、受け取った人はワクワクしながらプレゼントを選んでくれるでしょう。
「UNITED ARROWS」
洗練された美しさと確かな品質を兼ね備えたキッチンウェア・テーブルウェアを中心に、暮らしを豊かにしてくれるアイテムを集めたカード型のギフトリスト。
かさばらないので他のプレゼントと組み合わせて贈りたいときにも重宝します。
「ジャーナルスタンダードファニチャー」
枡の中にカード型のギフトカタログが入った、個性的なパッケージの「JOURNAL STANDARD FURNITURE ギフトカタログ」シリーズ。
日本の伝統と西洋の文化を融合させたおしゃれな雑貨を中心に、上質な調味料などの食品もラインナップ。
毎日の暮らしの中で愛着をもって使いたくなる、シンプルで上質な逸品を集めています。
枡はおめでたい縁起物でもあり、出産を控えた女性への祝意をさりげなく表すことができます。
小物入れとしても使えるので、ちょっとした記念品になりそうです。
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【バスグッズ】
妊娠中の体に優しい、天然由来成分で作られた入浴剤やボディソープなどもプレゼントにおすすめです。
血行を促進し、バスタイムをゆっくり楽しめるグッズは、妊婦さんの気持ちをほぐしてくれるはず。
注意点として、匂いに敏感な妊娠さんだと、アロマの香りに特徴のあるタイプは好みが分かれるかもしれません。
産休前のプレゼントに選ぶなら、赤ちゃんもお風呂で一緒に使えるぐらい優しい天然成分で、香りの強すぎないものにしましょう。
レモンや柚子などの柑橘系のアロマは、妊娠中に使っても問題はないとされています。
産休に入る女性へバスグッズを贈るなら、気分をスッキリとリフレッシュさせてくれる柑橘系の香りをチェックしてみましょう。
出典元:JAグループ「大きなお腹を抱えて… 辛くなってしまった時には」
https://life.ja-group.jp/food/premama/note15
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【ボディケア用品】
ハンドクリーム・ボディケア・ヘアケアで保湿
妊娠中はホルモンバランスの影響で肌質が変わり、刺激に敏感になる女性が多いようです。
乾燥などのトラブルを抱えることもあるので、お肌をしっかり守ってくれるボディケア用品をプレゼントするとママさんに喜ばれるでしょう。
手頃な価格帯でスキンケア用品を探すなら、おしゃれなハンドクリームが定番人気。
その他、オーガニック素材で作られたボディクリームと保湿性の高いローションのギフトセットなども、贅沢な気分を味わってもらえます。
無香料・無着色の肌に優しいスキンケアイテムなら、産後にママと赤ちゃんが一緒に使用できるものも。きっと長く活躍してくれる嬉しいギフトになるでしょう。
むくみや妊娠線を予防するクリーム・マッサージオイル
妊婦さんはむくみケアのマッサージが欠かせません。
また、急激にお腹が大きくなることでできる「妊娠線(ストレッチマーク)」が気になり、予防ケアに力を入れる人もいます。
妊娠中は体をマッサージしてケアする機会が多くなります。
目的に合わせてたっぷり使えるマッサージオイルなど、体を保護するケア用品は重宝するでしょう。
可愛いポーチ入りセットを贈れば、実用性もあっていっそう喜ばれますよ。
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【リラックスアイテム】
「体を温めリラックスできるもの・気持ちを明るくしてくれるもの」は、妊婦さんへのプレゼント選びで大切なポイントです。
お腹が大きくなってくると、ちょっとした動きでも疲れるもの。
そんなときには、一人でいる時間をゆったり過ごせて、ちょっと優雅な気分も味わえるリラックスアイテムが喜ばれます。
プレママが自分へのご褒美として、日常の中の楽しみにしてくれるかもしれませんよ。
マタニティ用パジャマ
産後も着られるデザインのおしゃれなマタニティーパジャマは、妊娠生活で活躍する実用品。
前開き・授乳口付き・お腹をさりげなくカバーするワンピース型など、妊婦さんの目線に立って機能性を追求しているものを選びましょう。
ルームウェアに近いデザインのマタニティーパジャマなら、産後も長く役立ててもらえますよ。
抱き枕などの安眠グッズ
お腹が大きくなってくると、寝ている間の姿勢が不安定になり、熟睡を妨げることがあります。
体を安定させてくれる抱き枕は、安眠グッズの代表格。赤ちゃんが生まれてからは授乳用クッションとして、育児にも活用できるプレゼントになるでしょう。
産休前の妊婦さんへおすすめプレゼント【冷え取りグッズ】
腹巻き・ソックス・ルームシューズ・湯たんぽなど
冷えは妊婦さんの大敵。夏冬の季節を問わず、体を温めるギフトは役立つでしょう。
ただし、妊娠中は前にかがむ動作が大変になることに注意。
靴下やルームシューズなどを選ぶなら、ぴったりしすぎず脱ぎ履きしやすい、柔らかい素材感のものを選びましょう。
ブランケット
手頃なサイズ感のブランケットは、いろんな場面で役立つアイテム。妊娠初期から入院中、産後の赤ちゃんのお昼寝用まで、長く活躍してくれます。
贈り物にするなら、どんな場面でも使いやすい、派手すぎないデザインがおすすめです。
- オーガニックコットンなど、天然素材を使用した上質で柔らかいもの
- さらりとした肌心地のガーゼ素材のもの
これらを意識して選べば、出産後すぐに赤ちゃんの体温調整などにも活躍するでしょう。
プレゼント用なら、厳選素材でできた国産品がぴったり。安心できる素材にこだわり、肌触りのいいブランケットを選びましょう。
産休前のプレゼント予算は「お返し不要」と言いやすい金額に
出産前にお祝いを渡すケースが増えてきているとはいうものの、出産には何があるかわかないことを踏まえ、細心の注意を払う必要があります。
ママや赤ちゃんに万が一のことがあった場合を考えると、相手にお返しのことを考えさせる可能性は避けたいもの。
そこで、産休前に贈るプレゼントは「お返しを気にしなくていいもの」を基準に選ぶことをおすすめします。
金額的にも品物的にも気兼ねなく受け取れて、すぐに使えるものを考えてあげましょう。
産休前のプレゼントには特に決まった相場はありませんが、妊婦さんにお返しの負担を考えさせない範囲で考えると、3000円ぐらいの予算で準備するケースが多いようです。
また、職場の同僚がお祝い金を出し合って一つのプレゼントを贈るなら、1人当たりの予算は1000円以内でもいいでしょう。
お祝い金を取りまとめれば、1人で贈るよりも豪華な品物が選択肢に入ってきます。
産休前のプレゼントにはNG! 要注意の品はこれ
産前に渡す贈り物として、避けたほうがいいものもあります。以下で具体的にチェックしましょう。
高価なベビー用品
高価なベビー服は出産祝いとして人気があります。赤ちゃんはどんどん大きくなるので、両親が自宅用に高価なベビー服を購入することは少ないもの。プレゼントすれば喜ばれる物の一つではあります。
しかし、産休前のプレゼントとして高価なベビー用品を贈るのは、万が一のことを考えるとあまり好ましくないといえるでしょう。
ただし、事前に本人にお祝いのリクエストを聞いて、ベビー服が欲しいと言われたなら問題はありません。
カフェイン入りの飲み物
出産前のプレゼントに、身体を温める飲み物は喜ばれます。しかし、コーヒー・紅茶などのカフェイン入りの飲み物は、妊娠中には避けるべき。
中には妊娠中でも気にしない人もいるようですが、ほとんどのママさんが控えているものなので、贈らないほうが無難です。
コーヒーや紅茶好きの女性へのプレゼントなら、カフェインを取り除いたデカフェ(カフェインレス)のタイプを選びましょう。
参考:食品安全委員会「お母さんになるあなたと周りの人たちへ」
https://www.fsc.go.jp/okaasan.html#jump08
アルコール
産後に飲んでほしいという意味で高価なお酒を贈る人もいるようですが、授乳期のママさんはアルコールを控えるもの。お酒は避けたほうが無難です。
とはいえ、アルコールが好きな女性から「産後に飲みたいから」とリクエストされた場合にはこの限りではありません。
参考:厚生労働省委託 働く女性の心とからだの応援サイト 「【特集】専門家コラム 妊娠・授乳中の禁酒のすすめ」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/colum/colum14.html
特定のハーブ・香りの強すぎるもの
妊娠中はさまざまなにおいに敏感になる妊婦さんが多いもの。
人によっては出産の直前までつわりが続くこともあるので、香りが強すぎるものは念のために避けたほうがいいでしょう。
また、ハーブの一部には、妊婦の体に好ましくないとされているものがあります。
【妊娠中に避けたほうがよいという説のあるハーブ】
- ジャスミン
- レモングラス
- カモミール
- セージ
- ラベンダー(分娩促進効果があるとされる) など
一方、オレンジ・レモン・グレープフルーツなどのさわやかな柑橘系の香りは、妊娠中に使用しても問題ないとされています。
妊娠期間中は、何かとデリケートになる女性がほとんどで、つわりなどの体の不調も経験するでしょう。
そんなときに柑橘系のさっぱりしたアロマがあると、気分をスッキリさせるのに一役買ってくれそうです。
ハーブティーやアロマ入浴剤をプレゼントしたいときは、妊婦さんの香りの好みを先に聞いたり、ハーブに関する情報を仕入れておくことをおすすめします。
出典元:JAグループ「大きなお腹を抱えて… 辛くなってしまった時には」
https://life.ja-group.jp/food/premama/note15
安産祈願のお守り
良かれと思って贈っても、もらった妊婦さんにとってはプレッシャーに感じるのが「お守り」です。
初めての出産を控えて気持ちが不安定になりがちなところへ、さらに「無事に産まなければいけない」と追い詰めてしまうかもしれません。
また、赤ちゃんが無事に生まれた後は、お守りをいただいた神社仏閣へお礼参りに行くのが礼儀です。その点でも、新米ママに気がかりを作ってしまいそうです。
お守りを贈るのは、身内などよほど親しい間柄でない限り避けたほうがよいでしょう。
産休前のプレゼントにメッセージを添えよう
産休前にお祝いの品を手渡しする際、品物だけを贈るのはちょっと味気ないものです。
「マタニティ・ブルー」という言葉があるくらい、妊娠中は精神的に不安定になることがあります。
そんな時に読み返すと元気が出そうな明るいメッセージを、ぜひプレゼントに添えてあげてください。
「元気な赤ちゃんを産んでくださいね」
「産休が明けてあなたが帰ってくる日をみんなが待っていますよ」
など、同僚のみんなからの温かいエールを込めて、メッセージと共にプレゼントを贈ってあげましょう。
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産休前にプレゼントを贈る『ベビーシャワー』
アメリカやヨーロッパでは、出産前に安産を祈願して「ベビーシャワー」というパーティーイベントが行われます。
これは「シャワーのようにたくさん愛情を降り注いで、新たな命の誕生をお祝いしよう」という意味を込め、仲の良い友人や仕事仲間が企画するケースが多いようです。
最近は日本でも芸能人や若い人を中心に、このベビーシャワーを行う人が増えてきました。
ベビーシャワーで妊婦さんに贈られるプレゼントは、出産前のお母さんにとって励ましになるアイテムや、産後すぐに使えるベビーアイテムが好評です。
ベビーシャワーで妊婦さんへ贈るプレゼントに、花を添えて贈ることも多いそうです。ブーケ・バスケットフラワー・ブリザードフラワーなどをギフトに添えれば、見映えがグッと華やかになるでしょう。
ベビーシャワーという新しい文化の浸透で、日本でも出産前にプレゼントを贈ることへの抵抗感が薄まりつつあります。
また出産を機に会社を退職し、「子供が生まれてからしばらくはゆっくりと過ごしたい」と考えている人もいます。
この場合は、産休前にプレゼントをもらっておけば、わざわざ産後に会う必要がないため、本人にとっても都合がいいと考えられます。
個人の考え方はそれぞれなので、もし可能なら妊婦さん自身に「出産前にお祝いの品を渡してもいいか」を聞いてみましょう。
産休前の妊婦さん向けプレゼント、喜ばれる選び方を知っておこう
「出産前にお祝いを贈るのは避けるべき」という考えは、古くからの日本の伝統です。
しかし、最近では欧米のベビーシャワーの影響もあり、出産前にプレゼントを渡すケースが増えてきています。
特に、働く女性の場合は産休に入ってしまうと同僚となかなか会う機会が取れなくなります。長期休みに入るタイミングで、プレゼントを渡すほうが合理的ともいえるでしょう。
「産休前のプレゼント」は、出産祝いほど厳密な相場や贈答マナーがありません。そのため、つい気軽に選んでしまいがちですが、そこが失敗のもと。
大切なのは、妊婦さんの心と体への配慮を忘れないことです。
出産祝いの基本的な考え方を踏まえた上で、妊婦さんの目線に立って考えれば、失敗のないプレゼントを選べるでしょう。
出産前にプレゼントを贈るなら、
- 妊婦さんが使いやすいもの
- ママになってからも使えるもの
- リラックスできるもの
これらに注目して選ぶのがコツ。
その反対に、本人からの希望がない限りは、産後に赤ちゃんが使うアイテムはおすすめできません。
また、母体に良くない成分や、カフェイン・アルコール類なども避けるように気を付けましょう。
もし、妊婦さんの好みがはっきり分からなくてギフト選びに迷うなら、もらった人が好きなものを選べるカタログギフトがおすすめです。
たくさんの掲載ギフト商品の中から、自分自身でぴったりくるものを選んでもらえるでしょう。
妊娠中の女性を元気づけるような、明るい気持ちになれるお祝いマナーを心がけ、祝福の真心を贈ってあげてくださいね。