上司から結婚祝いをもらったものの、「何をお返ししたらいいのだろう?」と悩んでしまう人は意外と多いものです。
「せっかくお返しを贈るなら、上司に喜んでもらいたい!」という気持ちがある反面、上司の好みが分からず、お返しの品が思いつかないことも。さらには、「マナー違反のギフトを選んでしまったらどうしよう」と不安になることもあるかもしれません。
この記事では、上司に結婚祝いのお返しをしたい人に向けて、選び方のコツやおすすめのギフトを紹介します。
上司の好みをリサーチする方法や、失礼にならないマナーについても解説するので、ぜひ参考にしてください。この記事を読めば、上司への感謝の気持ちがしっかり伝わるギフトを選べるようになりますよ。
目次
上司が喜ぶ結婚内祝いを贈りたい!!どうすればいい?
「内祝い」とは、お祝いへのお返しのことです。最近では、お祝いしてくれたことへの感謝の気持ちを伝えるために贈るものとして周知されています。
人生の新たな門出ともいえる結婚。そんな結婚をお祝いしてくれた上司には、まごころを込めたお返しをしたいですよね。上司の趣味や好きなことを把握できている場合には、それに合ったアイテムを選ぶのがおすすめ。
たとえば、毎日のビールが楽しみという上司には、二重構造のステンレス製のタンブラーなどがいいでしょう。保冷性が高くて冷たさをキープできるので、美味しいお酒の時間を楽しんでもらえます。
ジョギングや登山が趣味で健康志向な上司には、添加物フリーで身体にいい食べ物や、趣味に役立つアイテムを贈るのもいいですね。
お風呂やサウナ好きの上司なら、おしゃれな入浴剤の詰め合わせを贈るというのもステキです。
上司の好みが不明でも、上司の性格や日ごろの立ち振る舞いがヒントになる可能性があります。たとえば流行り物が好きな上司なら、SNSなどで話題のスイーツを贈ると喜ばれるかもしれません。
家族の話をよくする家族思いの上司なら、子どもも喜ぶお菓子の詰め合わせや、休日のご馳走メニューとなる食べ物ギフトを選べば家族団らんのひと時を提供できるでしょう。
このように、上司にぴったりな結婚内祝いを選ぶときには、上司の日常シーンを想像してリサーチするのがコツ。ひと手間をかけるだけで、ありきたりなものではなく、上司の心に残るギフト選びができますよ。
失敗しない!上司への結婚内祝いの選び方のコツを伝授
上司への結婚内祝いを選ぶときには、次の4つのコツをおさえておきましょう。
持ち帰りしやすいサイズの内祝いを選ぶ
上司への内祝いには、持ち歩くのに大変な重い物や大きな物は避けるのが鉄則。
たとえば、ビールやお酒の詰め合わせセットは重くて負担になるので、手渡しには向いていません。たしかに、お酒好きな人はお酒をもらえば嬉しいはずですが、受け取る側に迷惑がかかるケースもあるのです。
重い物やかさばる物をどうしても贈りたいなら、郵送がいいでしょう。しかし基本的には、軽くてかさばらない物を選ぶのがベターです。
上から目線と思われるアイテムは避ける
上司のような目上の人に対して内祝いを贈るときは、「上から目線」と思われそうなギフトは避けましょう。たとえば、ボールペンなどの文房具を贈ると「もっと精進を」といった意味合いに受け取られる可能性があります。
仕事で使う実用的なアイテムを、喜んで受け取ってくれる上司もいるでしょう。しかし、相手によっては「もっと仕事をがんばれ」などマイナスの意味で捉えられてしまうことも。
クオカードや金券類も、上司に贈ってはいけません。「家計の足しにしてください」というように、お金がない人へのお恵みの意味として受け取られるおそれがあります。
身に着けるアイテムもNG
上司が身に着けるアイテムも、贈るのはやめたほうがいいでしょう。
たとえば、ベルトには「気を引き締めろ」「気を抜くな」といった意味合いがあることから、目上の人への贈り物にはタブーと考えられています。なお、ベルトには「末永く」といったプラスの意味で贈られるケースも。親しい上司からリクエストされたような場合を除いては、贈らないほうが無難です。
Yシャツなども、上司へのギフトには不適切です。日常的に身に着けるアイテムを贈ると、私生活に立ち入っている印象にもなりかねないため、注意しましょう。
特に上司が既婚男性なら、パスケースや財布のような毎日使うアイテムを贈るのはおすすめできません。上司の奥さんからの印象が悪くなることもあるため、避けたほうが安心です。
上司の趣味嗜好が分からないなら「消えもの」がベスト
上司と毎日のように職場で顔を合わせているなら、上司の趣味嗜好や家族構成など把握できるかもしれません。
しかし、あまり接点がなかったり、上司がプライベートを明かさない性格だったりすると、リサーチできないこともあるでしょう。
そんなときは、的外れな物を選んでしまうリスクを避けて、食べ物や日用品、消耗品などの「消えもの」から選ぶのがベスト。
スイーツの詰め合わせやドリンクギフト、肌触りのいい上質なタオルなど、消えものは選択肢が豊富だから選びやすいのが魅力です。さらに、消えものには軽くてかさばらないアイテムが多いため、上司が持ち帰るときにも迷惑をかけにくいでしょう。
カタログギフトも、手元に残らないことから消えものの一つとされています。
上司への内祝いには、おしゃれで実用的なカタログギフトが人気。上司に好きな物を選んでもらえるので、好みが分からなくても安心して贈ることができます。
上司に結婚内祝いを渡す際のマナーまとめ
上司への内祝い選びでは、マナー違反は厳禁です。知らずに失礼なことをしてしまうと、社会人としての品格を疑われるおそれもあるので注意しましょう。
ここでは、上司に結婚内祝いを渡すときに気をつけたいマナーについて紹介します。
上司への結婚内祝いの相場は半返し~3分の1が基本
結婚内祝いの相場は、半返し~3分の1が基本とされています。たとえば、1万円分の現金や1万円相当の品物をもらった場合には、3000円~5000円程度の予算に収めるのが適切といえます。
特に目上の人には、半返し以上のお返しをした方が良いと思いがちです。
しかし、半返し以上の金額になるとお祝いを贈った意味がなくなり、相手の面子をつぶすことにもつながりかねません。
いただいた結婚祝いが高額なときには、必ずしも半返しにこだわる必要はなく、3分の1~4分の1程度の予算でお返しすれば問題ないでしょう。
一方で、もし「お返しは要らないから」と上司に言われたとしても、鵜吞みにしないようにしましょう。お返し不要と言われてしまったときは、相手の負担にならない程度のお返しを贈るのがスマートです。
連名で結婚祝いをもらった際の相場は?
上司を含む職場の人から連名で結婚祝いをもらった場合も同様に、贈られた品物の半返し~3分の1を予算としましょう。いただいた人数で割って一人あたりの予算と考えるのが一般的です。
場合によっては、上司が結婚祝いを多めに支払っていることがあるかもしれません。しかし、金額の大小は気にせずに一律でお返しをしましょう。
また連名の人数が多いと、一人あたりが出してくれた金額が1000円程度になることも。「300円~500円予算でお返ししても大丈夫?」と不安になる人もいるかもしれませんが、大切なのは感謝の気持ちです。もし一人あたりの金額が1000円以下で、お返し金額が500円を下回るなら、まとめてのお返しでも問題ありません。
その際は、「職場のみなさんへ」として大人数で分け合えるお菓子の詰め合わせを贈るのもおすすめですよ。その際は個包装のタイプを選びましょう。
結婚内祝いは挙式後「1ヶ月」を目安に贈ろう
結婚内祝いは、結婚式を挙げてから1ヶ月以内に贈るのが一般的です。
上司から早めに結婚祝いをもらうケースもあるかもしれませんが、その場合でも挙式後にお返しをすれば問題ありません。
ただし、結婚祝いをもらったときに、挙式の予定時期を伝えておくのがスマートです。結婚式を行なわず入籍のみの場合には、結婚祝いをいただいてから1ヶ月以内を目安にお返しをしましょう。
渡すタイミングは業務時間外にする
内祝いの受け渡しは「業務」ではないため、渡すのは始業時間の前やお昼休み、定時後など業務時間外にしましょう。
渡すときは「少しお時間をいただけますか」と、ひとこと伝えておくのがベターです。ただし、営業職などで外出が多く、業務中に会えない上司には、例外的に業務時間内に渡すケースもあります。その際は、他の人の目に触れないように渡しましょう。
人前で渡すと、上司も周囲の人もバツが悪くなってしまうので注意が必要です。内祝いが見えないように、紙袋に入れて渡しましょう。
もし手渡しが難しいようであれば、あらかじめ上司に住所を聞いておくという方法もOK。郵送するという選択肢が増えるため、選べる商品の幅も広くなります。
結婚内祝いに「のし(熨斗)」をかけるのがマナー!選び方も重要
上司への結婚内祝いにはリボンのラッピングではなく、忘れずに「のし」をかけましょう。
フォーマルな贈り物には、のしが必須。せっかく上司に喜ばれるギフトを選んでいても、正しいマナーで贈らないと「マナーがなってない」と夫婦で恥ずかしい思いをするかもしれません。
結婚内祝いの水引は「結びきり」とし、水引の色は紅白です。表書きには「内祝い」と書き、その下に贈る側の名前を書きます。
名前は結婚後の新姓で、夫婦の名前を連名にするのが基本です。右側に新郎のフルネームを、左側に新婦の名前のみを書き入れます。ただし、入籍前なら両家名を連名にするケースもあります。
迷ったときには両親か、購入店に相談しましょう。お礼状やメッセージカードを添えると、より丁寧な印象になりますよ。
上司が思わず喜ぶ、おすすめの結婚内祝いギフト8選!
ここからは、実際にどのようなギフトがあるのか見ていきましょう。手渡しできる商品をメインに、郵送で喜ばれる商品についても紹介します。
スマートに贈れる「グルメカタログギフト」
グルメカタログギフトは、上司が喜ぶギフトの定番。上司や上司の家族が好みのグルメを選べるという楽しさがあります。
グルメカタログギフトは、種類が豊富なのも魅力。一例として、次のようなものがあります。
- 見るだけで楽しい。有名雑誌のカタログギフト(ダンチュー、家庭画報など)
- 家族と旅行気分が味わえるカタログギフト(北海道・九州、ANA)
- 小さいお子さんがいる家庭にも。安心安全な食を厳選したカタログギフト(美味百選)
パソコンやスマホ画面から商品が選べるカード式のカタログも人気です。冊子がないためかさばらず、職場でもスマートに贈ることができますよ。
夫婦で一緒に使える「ペアグッズ」
結婚されている上司なら、夫婦で使えるペアグッズもおすすめです。先輩夫婦として憧れの存在であることが伝わるギフトを選んでみましょう。
タンブラーやお箸、カトラリーなど、おそろいで使えるアイテムにはさまざまなラインナップがあります。
実用的ですてきな一品をチョイスして、夫婦で一緒に使ってもらいましょう。
日々の暮らしをちょっと贅沢にする「日用品ギフト」
高品質なタオルなどワンランク上の日用品は、自分で購入する機会が意外と少ないもの。
そこで、少し贅沢な日用品ギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。
たとえば、スキンケア用品とセットになったタオルギフトなどがおすすめ。特におしゃれな女性上司にセンスのいいアイテムを選べば、仕事で忙しい日常に色どりを添えてもらうことができますよ。
家族みんなで味わえる「高級グルメギフト」
高級グルメギフトのセットは、家族のいる上司におすすめ。ただし贈る際は、日持ちするギフトを選びましょう。
高級食材を使った豪華なお茶漬けセットなら、帰宅が遅くなった上司や中高生の夜食に最適。
また素材にこだわった国産野菜のスープセットは小さなお子さんに、食べ比べできるお米ギフトは食育にも一役買ってくれるはず!
年配の上司には、高級梅干しなどもいいですね。
ただしギフト選びの際は、重さのチェックも忘れずに。大きすぎたり重すぎたりするギフトだと、手渡しが大変になってしまいます。
大人も子どもも大好きな「お肉ギフト」
冷蔵で郵送できるなら、お肉ギフトも喜ばれます。
上司から1万円の結婚祝いを頂いた場合、お返しの予算は3000円~4000円。普段自分では買わない高級ハムやローストビーフなどのお肉グルメが贈れます。
特にハムは切るだけで華やかな一品になるだけでなく、ビール・ワインのおつまみとしても最適です。味のバリエーションも豊富なので、大人にも子どもにも喜んでもらえるでしょう。
もし上司から3万円の結婚祝いをもらったら、お返しは1万~1万5000円の予算になります。
お返しには、A5ランクの厳選ブランド牛や食べ比べセットが人気。上司の家族構成によって分量を決めましょう。
内祝いの鉄板品「お酒ギフト」
郵送可能な場合には、お酒のギフトもおすすめ。
とくにクラフトビールは、店頭ではなかなか購入できない希少な品なので、ビール好きにはたまりません。
そのほか、内祝いにぴったりな紅白のワインや焼酎、日本酒など、お酒は種類が豊富なのも魅力。上司の好みに合った物をチョイスして贈ると、喜ばれるでしょう。
例えば上司が飲み会で好んで飲んでいたお酒を思い出したり、自分やパートナーの出身地で評判のいいお酒を選んだりすると、特別な贈り物になるはずです。
忙しくても手軽に本格グルメが楽しめる「即席料理セット」
残業が多い上司や、子育てとの両立で忙しい上司には、手軽に本格グルメを楽しめる即席料理のセットもぴったりです。
出汁を入れて炊くだけなどひと手間で食べられるギフトなら、忙しくても本格料亭さながらの味を楽しめます。
レンジでチンすればすぐに食べられるハンバーグなど、高級レトルトギフトも人気です。
家族みんなで食べられる「おつまみ菓子セット」
お菓子は、甘い物ばかりではありません。塩味や風味の引き立つお煎餅セットなどを選べば、子どものおやつにも大人のお酒のおつまみにもなり、家族みんなで楽しんでもらえます。
たとえば、クルトンのようなおつまみ菓子は、そのまま食べても美味しいですし、スープやサラダなどの料理のトッピングとしても利用可能です。
みんなで食べられて、食べるシーンもさまざまな「おつまみお菓子」。さまざまな種類があるので、贈る側のセンスが光ります。
上司への結婚内祝い、相手のことを考えて選ぼう
上司への結婚内祝いは慎重に選びたいもの。
タブーとされる品物を贈ってしまうと、「社会人なのに、こんなことも知らないのか」と自分だけではなくパートナー共々、思われるおそれもあるため要注意です。
上司を失望させてしまうと、今後の仕事に影響する可能性も……。
一方で、上司が喜ぶ内祝いを贈れば、あなたの印象アップにつながるかもしれません。ありきたりなギフトではなく、上司のことを考え抜いたギフト選びをしたいものです。
内祝いには、メッセージカードを添えると、より丁寧な印象になりますよ。
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みなさんの想いが伝わる贈り物を、ぜひ探してみてくださいね。