祖父母から10万円の結婚祝い！お返しはどうする？マナーとおすすめ品7選

「結婚祝いとして祖父母から10万円のお祝いをもらったら、「どんなお返しをしたらよいだろう……」と、迷いますよね。

10万円のご祝儀へのお返し金額目安や、返礼品のマナー、祖父母の年代に喜ばれるおすすめの品まで、丁寧に解説します。感謝の伝わるお返し選びに必見です！

祖父母から10万円の結婚祝いを頂いたら？

祖父母から10万円という高額な結婚祝いを頂いたら、すぐにお返しをしなければと焦るかもしれません。

しかし、お返しを考える前に行っておきたいことや確認したいことがあります。はじめにお返しのマナーを覚えておきましょう。

まずは口頭でお礼を伝えよう

結婚祝いを頂いたら、お返しの品物を考える前に、まずはお礼の気持ちを伝えましょう。

早く確実にお礼を伝えるには電話が一番です。「祖父母からお祝いをもらって当たり前」などと決して思うことなく、これから家庭を築いていく一社会人としても、きちんと感謝の思いを伝えましょう。

遠方に住んでいるなどの理由で、郵送でお祝いを頂くこともあるでしょう。その場合も、電話をかけてきちんとお礼を述べることで、お祝いを無事に受け取ったことも伝わり安心してもらえます。

普段会う機会の少ない祖父母の場合、電話をすること自体なじみがないかもしれませんが、気負わずにお話しましょう。

もし直接話ができないときは、直筆のお礼状を送ると感謝の気持ちがしっかりと伝わります。なるべく早く、感謝の気持ちを伝えることをおすすめします。

両親に親戚間のルールを確認

お返しの品を用意する前にもう一つ大事なことがあります。それは、両親に親戚間での贈答ルールがないか、確認することです。

住んでいる地域の風習や、親戚間で「お返し（内祝い）は贈らない」と定めていることがあります。

そのような場合、無理にお返しを贈っても喜んでもらえないかもしれません。まずは自分たちの両親に確認することをおすすめします。

もし自分よりも先に結婚したいとこが居れば、結婚のときのエピソードを聞いて参考にできます。

どのようなお返しを贈ったかなど、具体的ないいアドバイスをもらえることもあるので、この機会に積極的に話を聞いてみましょう。

10万円のお祝いへお返しをする相場は「3万円」を目安に

祖父母から10万円のお祝いを頂いた場合、お返しの相場はお祝いの半額程度の「半返し」、もしくは「3分の1返し」にするのが一般的な慣習です。

頂いたお祝いが高額の場合、半返しにすることで「お祝いは要りません」との意思表示だと受け取られてしまい失礼にあたる可能性があります。逆に、安すぎる品物を贈ることもマナー違反です。

高額なお祝いを頂いたら「頂いた金額の3分の1を目安」に選ぶのが無難です。10万円のお祝いには、3万円程度の品物を選ぶようにしましょう。

お返しは1カ月以内に贈ろう

結婚前後は何かとやることが多く忙しい時期ですが、結婚祝いへのお返しは、頂いてから1カ月以内に贈るのがマナーです。

お祝いを頂いたのが結婚式の前であれば、結婚式から1カ月以内を目安にしましょう。

1カ月以内と聞くと「とにかく早くしなければ」と焦る人もいるかもしれません。

しかし、頂いてすぐにお返しをするのは「お祝いを待ちわびていたようで品がない」という考え方が古くからあります。贈るタイミングは結婚式から2週間～1カ月以内をメドにするとよいでしょう。

内祝いのお返しに漏れが無いように、祖父母以外にも結婚祝いを頂いた人や、頂いた金額、日付を記載したリストを作成しておくのがおすすめです。

祖父母から頂いた10万円のお祝いへ「お返しの品7選」

ここからは、祖父母に喜んでもらえるお返しの品・おすすめ品7選を紹介します。贈り物を受け取った祖父母の顔をイメージしながら、品物選びの参考にしてください。

縁起のよい「お米」

「米」の字は、末広がりの「八」が重なって成り立っていることから、末広がりに運が開けていく縁起のよいものとされています。

また、一本の稲にたくさんの米粒が実ることから子孫繁栄の象徴ともされ、結婚のお祝いやお返しにぴったりです。

何より、お米は老若男女や好みを問わずに召し上がっていただけるもの。

「祖父母と一緒に暮らしていないから食べ物の好みがわからない」

という場合も、お米なら好みに大きく左右されることなく喜んでもらえるでしょう。

3万円の予算で探すなら

・「有機栽培のブランド米」「色鮮やかな風呂敷に包まれたお米の食べ比べセット」

・ご飯のお供になるおかず

をセットで贈るのもおすすめです。

▶お米ギフトをもっと見る

食べやすい「フルーツ」

食後やおやつに果物を楽しむ祖父母には、高級フルーツのギフトもおすすめです。

メロンやマンゴーなどは高価なイメージや特別感があり、お返しギフトにぴったりです。有名産地のブランドフルーツや、手に入りにくい珍しいフルーツなど、種類が豊富で好みのものが選べます。

また、豪華な盛り合わせにすれば、見た目にも慶事の贈答品にふさわしい華やかな印象を与えられるでしょう。

注意したい点は、賞味期限が短いものが多いこと。老夫婦2人暮らしの家に賞味期限の短いフルーツをたくさん贈ってしまったら、おいしいうちに食べきれず持て余してしまう可能性があります。

誰とどんなシーンで食べるのかを想像しながら、おいしく食べきれる量や、日持ちの長いフルーツを取り混ぜた盛り合わせを贈るように工夫しましょう。

3万円の予算の場合、季節にもよりますが「大玉メロン」「さくらんぼ」「柿」「シャインマスカット」などの高級フルーツのほか、「フルーツの定期便」も贈ることができます。

お返しの定番「お菓子」

ギフトの定番であるお菓子も、祖父母に喜んでもらいやすいおすすめの品です。

メインのギフトにお菓子を添えて、トータルで3万円になるよう金額調整するのにも使えます。

毎日ゆったりと時間を過ごす祖父母に、コーヒー・紅茶のお供になるお菓子は喜んでもらえるでしょう。

老舗ホテルの焼き菓子詰め合わせや、お取り寄せスイーツなど、ギフトに相応しい高級なお菓子はたくさんの種類があります。

定番のお菓子を贈るのもよいですが「喜びが重なる」という願いを込めた縁起のよい「重なるお菓子」を選ぶのはいかがでしょうか。

重なるお菓子とは、ミルフィーユやバームクーヘンなどの、何層にも生地を重ねて作られたもののこと。和菓子が好きな祖父母であれば、切り口が木の年輪のようになっている羊羹などもぴったり！

縁起のよいお菓子を贈ることで、おいしさと共に感謝の気持ちを伝えることができるのではないでしょうか。

お祝い感のある「高級グルメ」

高級グルメは、豪華なお祝い感があり、お返しの品として人気があります。

どんなグルメを贈るか悩んだときのおすすめは、ギフト用のレトルトスープ・高級ハムやソーセージといった加工品が定番人気。高齢者にとって手間がかからず、食べやすいかどうかを考えながら選びましょう。

予算3万円の場合、老舗ホテルや高級料理店が監修したギフト好適品も、祖父母に喜ばれるでしょう。常温保存ができるレトルト食品などは賞味期限が長いので、焦らずに自分たちのペースで食べてもらうことができます。

こだわり素材のカレーやビーフシチュー、有機野菜を使ったミネストローネなどのスープ缶などもおすすめです。また、和食に使いやすい南高梅などのブランド梅干しも重宝するでしょう。

祖父母の好みに合った「お酒」

晩酌が好きな祖父母には、日常の時間をより楽しんでもらえる高級な「お酒」を贈るのはいかがでしょうか。

ギフト用のお酒といえば日本酒のイメージがありますが、ビールやワインにも上質なものがたくさんあります。

祖父母の好みを事前に両親に聞いておき、普段飲んでいるよりワンランク上のお酒を贈れば、「よく分かってくれてるな」と、いっそう喜んでもらえるでしょう。

予算3万円でお酒を検討した場合、選べる商品は多くあります。希少価値の高い銘柄や、プレミア感のある1本は、お酒が好きな人であればきっと喜んでもらえるはずです。

日本各地の銘柄を飲み比べるセットも楽しみながら飲めるのでおすすめですよ。

金箔入りの日本酒や、名前入りラベルのビールなど、お祝い用にふさわしい演出のギフト商品も数多くあります。

やさしい肌ざわりの「国産ブランドタオル」

肌を傷つけないやわらかさの上質なタオルは、感謝の気持ちを伝えるお返しにぴったりのギフトです。

「これからの人生を2人で紡いで織り上げていく」という意味を込めて、近年は結婚内祝いにタオルが選ばれることも増えてきています。

特に、やわらかくて肌を傷つけない上質なタオルは、祖父母の体をいたわる意味でも贈り物にぴったりです。

桐箱などに入った高級感のある見た目のセットを選ぶと、ワンランク上の印象を与えます。

タオルだけだとお返し予算に足りない場合、お菓子やフルーツ、カタログギフトなど、他のおすすめ品と合わせて一緒に贈ると、さらに満足度がアップするでしょう。

選ぶ時間も夫婦で楽しめる「カタログギフト」

自分で好みの品を選んでもらえる「カタログギフト」は定番のお返し品ですが、祖父母への贈り物にも最適なギフトです。

ここまでに紹介したギフトの数々が掲載されているカタログもあるので、たくさんの種類の中から祖父母が本当に欲しいものを選んでもらえます。

カタログを見ることによって、これまで知らなかった商品を知るきっかけになることもあるでしょう。

GiftA（ギフタ）には、高齢の方にも親しみやすい和表紙のカタログのほか、お祝いムード漂うフラワー表紙のカタログがあります。

10万円お祝いへのお返しに適した3万円程度のものがあるので、価格の面で心配になる必要もありません。

商品の受け取り方も、カタログの冊子から選んだら付属のハガキに記載してポスト投函するだけでよいので、高齢の祖父母にも扱いやすく、おすすめです。

もし祖父母がカタログ冊子をすべて見るのが大変なら、先に自分たちでウェブ上で見られるカタログからおすすめのギフトを複数チェックしておき、祖父母に伝えるのもよいでしょう。

GiftA（ギフタ）からの購入で熨斗もお任せ！

ギフト専門のECサイトである「GiftA（ギフタ）」では、ご予算やギフト用途に合わせたさまざまな種類のカタログギフトを取り扱っています。

カタログギフトが「想いが伝わる贈り物」になるよう、専用の化粧箱に入れた上で、ラッピング・熨斗・メッセージカードのサービスを基本無料で行っています。（※一部商品を除く）

結婚して間もない忙しい時期だからこそ、熨斗や挨拶状はギフト専門店に任せて、少しでも自分たちの負担を軽減しながら、祖父母に喜んでもらえる品が贈れるでしょう。

また、GiftA（ギフタ）が取り扱っているカタログギフトならアフターフォローも万全です。もしカタログ付属のハガキを紛失してしまった場合でも、カタログギフトメーカー窓口に申し出れば対応可能。カタログギフトを祖父母がちゃんと利用してくれたかどうかも、メーカー窓口に問い合わせて確認できます。

高齢の祖父母への贈り物だからこそ、アフターフォローまで安心して贈れるカタログギフトを選びましょう。

【注意したい！】結婚祝いのお返しでタブーの品物

結婚祝いのお返しとして、贈ってはいけないとされている品物があることをご存知ですか？知らずに贈ってしまうと、せっかくの感謝の気持ちが伝わらないどころか不快な思いをさせる恐れがあります。

とくに祖父母の年代だと縁起を気にする人が多い傾向にあります。お返しのタブーについて、品物を選ぶ前に必ずチェックしてくださいね。

割れ物や置物は避けて

結婚祝いのお返しでタブーとされている代表的なものが、「割れる」「別れる」の言葉を連想させる陶器やガラス製品。

縁が「切れる」と連想させる刃物も同様です。いくら品質のよいものでも、ガラス製品や包丁、ハサミなどは贈らない方が無難でしょう。

「苦（く）」や「死（し）」を連想させる櫛や靴下、お別れを連想させるハンカチ、弔事でよく用いられるイメージが強い日本茶なども避けたい品物です。

その他、掛け軸や置物など、好みが強く反映されるインテリアも避けた方がいいでしょう。趣味が合わない場合、贈られた方が扱いに困ってしまうことがあります。

10万円の結婚祝いのお返しに祖父母に喜ばれる品を見つけよう

大好きな祖父母に喜んで欲しいからこそ、結婚祝いのお返しに何を贈ろうかと悩んでしまう人は多いでしょう。

「すぐにお礼を伝えること」「タブーとされる品物は避ける」といった基本的なマナーさえ守っていれば、祖父母に贈る品物選びはそう難しいものではありません。

喜んでくれそうなものは？　と、祖父母の笑顔を思い浮かべながら、結婚祝いを贈ってくれたことへの感謝が伝わる一品を見つけましょう。