結婚を予定している新郎新婦にとって、これから家族になる相手だからこそ、「両家の顔合わせ」はスムーズに行いたいものですよね。
華やかなお祝いの場でもある顔合わせにふさわしい手土産の選び方や渡し方、相手の家族に喜ばれるおすすめの品を紹介します。
目次
両家の顔合わせに手土産は必要?
両家の家族が一堂に会して親睦を深める「顔合わせ」には、明確なマナーやルールは存在しません。
そのため、手土産を持って行くべきか、持って行くならどう渡すのかと不安になることも多いでしょう。
これから始まる新生活を気持ちよくスタートするためにも、顔合わせにおけるベストな手土産について解説します。
持って行くのがベター
両家がきちんと挨拶をするのは、顔合わせが初めてか数回目ということがほとんどでしょう。
お互いのことがまだ分からないからこそ、ぜひ「お近づきのしるし」として手土産を持参しましょう。
以前からお付き合いがあった場合でも、手土産は緊張しがちな顔合わせの場での良い会話のきっかけになってくれます。
特に、お相手の実家で顔合わせを行う場合は、感謝の気持ちも含めてきちんと手土産を持参するのが礼儀です。
招待した側は相手が恐縮してしまうので、控えめのお土産を用意するようにしましょう。
新郎新婦が両家の橋渡し役を
手土産を用意する際は、両家のどちらか一方が見劣りするような事態にならないように、おおよその金額や大きさが釣り合うよう、すり合わせが必要です。
このとき、橋渡し役を務めるのが新郎新婦になります。
「両親が用意するから」といって任せっきりにするのではなく、新郎新婦がそれとなく状況を伝えあい、両親同士が気持ちよく顔合わせできるようにサポートしましょう。
前述したように、手土産は用意したほうが好印象ではありますが、「両家が遠方から集まるため、手土産は荷物になる」などの理由がある場合もあるでしょう。
このときは、あえて手土産を持参しなくても問題ありません。
その場合でも、片方だけが持参しないなど気まずい思いをしないように、新郎新婦を通じて両家の間でしっかりすり合わせを行っておきましょう。
手土産を渡すのは両家の父!
手土産の渡し方に難しいマナーはありませんが、一家の長として両家共に父親が渡し合うのが一般的です。
手土産を会話のきっかけにするのであれば、両家の自己紹介や挨拶が終わったタイミングで渡すのがよいでしょう。
もし話が弾んで渡しそびれた場合は、顔合わせのお開きの挨拶後のタイミングがベスト。
その場で慌てないように、渡すタイミングや誰が渡すのかを家族内で事前に確認しておくと安心です。
顔合わせにふさわしい手土産はどんなもの?
いざ手土産を選ぶ段階になると、何を用意すればよいのか迷うことも多いでしょう。
おめでたい顔合わせの場にふさわしい手土産について、選び方のポイントやおすすめの品を紹介しますので参考にしてみてくださいね。
3,000~5,000円の菓子折り
顔合わせで持参する手土産は、3,000~5,000円程度の金額が相場です。
安過ぎるものは、両家顔合わせの場にはあまりふさわしくありません。
逆に高過ぎても相手に気を使わせてしまうことになります。
金額に悩んだときは、受け取りやすい3,000~5,000円程度の品物を選ぶとよいでしょう。
なお、菓子折りはお相手が持ち帰る際、不便にならないような手土産を選ぶことが大切です。
軽くて日持ちのする菓子折りは、持ち運びやすく、和菓子や洋菓子など選択の幅も広いので特におすすめです。
重いものやかさばる品、生ものについては、顔合わせの場所・当日の相手の交通手段などを考慮して選ぶようにしましょう。
縁起の良いお菓子
菓子折りを用意するのであれば、お祝いの席にぴったりな縁起の良いお菓子が喜ばれます。
赤と白を使った紅白のお菓子や、鯛や富士山などのおめでたいモチーフのお菓子はもちろん、2つの生地を合わせて作る「どら焼き」や「もなか」は両家のつながりを連想させるため、顔合わせの場にぴったり。
また、木の年輪に由来があるバウムクーヘンや、生地を重ねて作るミルフィーユも、「年齢や年月を積み重ねる」という意味で縁起がよく、お祝いの場で人気があるお菓子です。
地元の特産品
新郎新婦両家の距離が離れている場合は、地元の特産品を贈るのもおすすめ。
その土地ならではの銘菓はもちろん、住んでいる人だからこそ知っているおいしいものや、昔から自分が親しんでいる地元の味も喜ばれます。
生まれ育った土地の銘菓や特産品は、自分の出身地の話のきっかけとして話題を広げることができます。
また、聞く方も相手の話に興味を持ちやすい話題です。
お互いのふるさとに思いを馳せ、よりお相手と家族への思いを深めることができるでしょう。
相手の好み・体を気遣うもの
もし事前に相手の好きなものがわかっていれば、好みのものを贈りましょう。
お酒をよく召し上がるご家族なら、地元の日本酒や地ビールもおすすめ。
地元でしか手に入らない貴重なお酒は、お酒が好きな方ならきっと喜ばれるはずです。
また、好きなものだけではなく、苦手なものや体に合わないものが無いかも事前にリサーチしておくと安心です。
アレルギーや食べられないものを避けるなどの気遣いが感じられる贈り物は、相手にも好意が伝わることでしょう。
顔合わせでは避けたいもの
前述した通り、重いものやかさばるもの、生ものは、状況によっては避けた方が良い品物です。
例えば、お相手がお酒好きだからと、地酒を用意したとします。好みに合ったものを選んでくれたことに喜びを感じる一方で、持ち帰りにくさを感じさせてしまうかもしれません。
また、料亭などお店で顔合わせを行う際に生ものを持参すれば、お店の冷蔵庫に預けるなどの対応を取らなければなりません。
品物を選ぶ際は、顔合わせを行う場所・相手の交通手段などを考慮して行う必要があり、シチュエーションによっては避けた方がよい場合があることを理解しておきましょう。
顔合わせの手土産には「熨斗」をかけて
両家の顔合わせの手土産には、贈り物のマナーに則って「熨斗(のし)」をかけると、丁寧な思いが伝わります。
熨斗上部には「寿」もしくは「ご挨拶」とし、下部には名字を記載しましょう。
水引は「紅白結び切り」が基本
両家の顔合わせ時点で、双方とも結婚の承諾が済んでいる場合は「紅白結び切り」の水引を使用します。
「結び切り」とは、一度結ぶとほどけなかったり、ほどくと元に戻せない結び方になっている水引のこと。
結婚のように、何度も繰り返すのを避けたい祝い事の場合は、「結び切り」の水引を使うのが相応しいとされています。
何度でも元通りに結びなおせる「蝶結び」の水引は避けるのが一般的です。
ただし地域によって独自の決まりがあるケースも。
まだ結婚の承諾が得られていない時点で顔合わせを行う場合は、何度でも結びなおせる「紅白蝶結び」の水引を使用したほうがよいという向きもあるので、事前に両親や親せきへ確認を取っておくとよいでしょう。
こんなものも喜ばれる!両家の顔合わせにおすすめの手土産
ここからは、両家の顔合わせにおすすめの手土産を厳選して紹介します。
どれも3,000~5,000円の相場で用意しやすい品物ばかり。
具体的な品物選びに迷っている方も、きっと相手の喜ぶ一品を見つけられるはずです。
個包装の「焼き菓子」
個包装の焼き菓子は、代表的な顔合わせの手土産です。
食べたい分だけ取り分けやすく、保存がきくものが多いというメリットがあります。
老若男女問わず喜ばれるものをお探しなら、有名なブランドのフィナンシェやマドレーヌ、伝統的なホテルの洋菓子の詰め合わせからセレクトを。
知名度の高いブランドであれば、失敗できない手土産としても安心できます。
いろいろな味を楽しめるクッキーの詰め合わせや、カラフルなミニカヌレなどの焼き菓子もテーブルを華やかにしてくれるため、おすすめです。
木の年輪のような形から「年月を積み重ねる」という意味を持ち、おめでたいお菓子とされるバウムクーヘンも、個包装なら切り分ける必要がなく、召し上がっていただきやすくなります。
普段、自分で購入するよりも高級感のあるものが多いため、リッチな気持ちを贈れます。
お祝い事を盛り上げる「お酒」「おつまみ」
お酒が好きなご家庭には、ビールや日本酒などのお酒やおつまみの手土産も喜ばれます。
古くから慶事に欠かせないお酒といえば、日本酒です。自己紹介もかねて、地元の日本酒や焼酎を持参しても喜ばれます。
古くから慶事に欠かせないお酒といえば、日本酒です。自己紹介もかねて、地元の日本酒や焼酎を持参しても喜ばれます。
このほか、人気の銘柄はもちろん、入手しにくい特別な銘酒も、手土産にぴったり。安心感や特別感があります。
赤と白をセットにして、紅白カラーでおめでたい雰囲気を演出できるワインも手土産にぴったり。
ビール好きな人への手土産には、多種多様な風味が楽しめるクラフトビールの飲み比べセットもおすすめ。
スーパーではなかなか見かけない銘柄を選べば、会話のきっかけになるかもしれません。
なお、重くなりそうな場合は、相手の交通事情に配慮しましょう。
おつまみには、ナッツなどのお酒のお供だけでなく、佃煮や瓶詰などのご飯のお供にもなるものもあります。
甘いお菓子が苦手な人にも喜ばれています。
お茶請けに最適な「和菓子」
日本の伝統的な和菓子も、両家の顔合わせの手土産にふさわしい品です。
格式や重厚感のある老舗和菓子店の品なら、心づくしの贈り物であることが伝わるでしょう。
個包装になっているどら焼きや羊羹は、代表的な手土産。生地を重ね合わせることから、両家の重なりや結びつきとして喜ばれています。
原材料にこだわったものや季節限定のものなど、特別感のある品を選ぶのもおすすめです。
甘いものが苦手だとわかっているときは、バラエティ豊かなせんべいやおかきのギフトセットがおすすめです。
好みがわかれにくい「お米」
日常生活に欠かせないお米も、両家の顔合わせにふさわしい手土産です。
理由の一つは縁起の良さ。
「米」という漢字は「八」と「十」の組み合わせで成り立っており、八には「末広がりに運が開ける」という意味があります。
この八が重なっているため、お米は縁起が良いといわれているのです。
また、お米は食べる人の好みがわかれにくいメリットもあります。
大勢の人が主食としているお米は「食べられなくて困る」と思わせることがあまりありません。
ギフト用のお米の多くは小分けになっているため、ご家族の人数が少ない場合でも、開封したての新鮮な味わいを楽しんでもらえます。
なお、お相手の交通手段が電車など、手で持ち帰る場合は重さに配慮するようにしましょう。
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フォーマルなものだけではなくカジュアルなデザイン性のある熨斗紙も多数用意しているので、挨拶の気持ちをギフトに込めてお届けできます。
熨斗はすべて無料です。両家の顔合わせの手土産に、ぜひご利用ください。
マナーを把握して両家の顔合わせを楽しい時間に
明確なマナーが無いからこそ、悩んでしまう両家の顔合わせ。
手土産には、これからの人生を共に歩んでいく新たな家族としての思いを込めたこだわりのギフトを選べるとよいですね。
喜んでいただける手土産の選び方や渡し方を把握して、顔合わせの場を楽しい時間としてお過ごしください。