結婚内祝いを郵送する場合のポイントは？差がつく「心遣い」をマスターしよう

結婚内祝いを郵送で贈りたいと考えている方も多いでしょう。

遠方の方にも贈りやすい、相手にも受け取ってもらいやすいというメリットがある一方で、郵送は失礼にあたらないか気になってしまうところでもありますよね。

結論から言えば、結婚内祝いを郵送することは失礼には当たりません。

本記事では、郵送で贈る際のマナーやポイントを解説。

お祝いをくださった目上の方に対しても「分かっているな」と思ってもらえるような、ちょっと差がつく心遣いのポイントも併せてお伝えします。

結婚内祝いの郵送は失礼には当たらない！メリットも多数

従来は、結婚内祝いを直接渡すのがマナーと考えられていました。

ただし、現在では手渡しする以外の選択肢として、郵送する手段も一般的になってきたため、内祝いを郵送しても失礼になることはありません。

内祝いを郵送することにはメリットも多くあります。

内祝いを手渡しするには、事前に会いに行くと伝えて相手の方にも予定を調整していただく必要があります。

また、相手の方からすれば自宅に招くことになるため、掃除をする、お茶菓子を用意するなど、準備の負担をかけてしまうかもしれません。

その点、郵送ならお相手が自宅にいる予定を確認するだけで、確実に受け取ってもらえるのがメリットです。

また、郵送であれば遠方に住む方にも良いタイミングで内祝いを贈ることができます。

結婚内祝いを郵送するならこの部分に心遣いを

結婚内祝いを郵送する際は、ちょっとした工夫や心遣いが大切。

少しの気遣いで、目上の方にも「気遣いのある人だな」と思ってもらえるかもしれません。

ここでは、具体的にどのような工夫や心遣いをすればいいのか、ポイントを詳しく解説します。

挨拶状・メッセージは必ず添える

結婚内祝いを郵送する際には、必ず挨拶状やメッセージを添えましょう。

内祝いの品のみを贈るよりも、相手に感謝の気持ちが伝わります。

ネット直送や通販で手配する場合でも、挨拶状やメッセージを添えられるショップは多いため、必ず一緒に手配を行いましょう。

挨拶状やメッセージカードは必ずしも手書きにする必要はありません。

印刷であっても、オリジナルの文言を入れたり、結婚式の写真を入れたメッセージカードにしたりと「一手間」かけることで相手にも喜んでもらえるでしょう。ぜひ工夫してみてください。

お祝いが届いたらまずはお礼の電話を

先方からの結婚祝いを郵送や人づてで受け取ったなら、まずはお祝いをくださった相手にお礼の電話を入れておくことが大切です。

電話で結婚祝いを受け取ったことを報告し、お祝いへのお礼や感謝の気持ちを伝えましょう。

早めに電話をかけてお礼を伝えれば、あなたの誠意も先方に伝わります。

また、結婚祝いをこちらが無事に受け取ったことを相手に伝えられるので安心してもらえるでしょう。

内祝いの郵送前に事前連絡！相手が受け取りやすいように

結婚内祝いを郵送するなら、相手が受け取りやすいように発送前に連絡を入れておくことも大切です。

事前に内祝いを贈りたいと伝えておくことで、相手も荷物が届いた際に「なんの荷物だろう？」と戸惑うことなく受け取れます。

また、相手が旅行などで長期間自宅を留守にする場合は、贈る側で郵送する時期をずらすことも可能です。

場合によっては、結婚祝いのお礼の電話を入れる際に内祝いを贈りたいことをあわせて伝え、相手の方が受け取りやすい日程を確認しておくのもスムーズですね。

結婚内祝いを郵送する際のマナー

結婚内祝いを郵送することは失礼に当たりませんが、基本的なマナーを押さえられていなければ失礼に当たる可能性もあります。

以下では、結婚内祝いを郵送するときのマナーについて詳しく解説します。

挙式後orいただいてから1ヶ月以内を目安に

結婚内祝いは、なるべく早い時期に贈るのが一般的なマナーとされています。

目安は挙式後1ヶ月以内。挙式をしない場合は、いただいてから1ヶ月以内が目安となります。

入籍後、挙式後は新居への引越しや免許証・住民票などの変更手続きなどで、忙しい人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、結婚内祝いは相手への感謝を伝える大切なもの。適切な時期を逃すことなく相手の自宅に届くように手配しましょう。

のしに関するマナー

結婚内祝いを郵送する際は、必ず内のしをつけて贈りましょう。

のしの付け方には「内のし」と「外のし」があります。

内のしとは、上の写真のように内祝いの品物に直接のし紙をかけて、さらに包装紙でのし紙の上から包むことを指します。

郵送時に汚れたり破けたりするのを防ぐため、郵送するなら必ず「内のし」にしましょう。

のしの選び方

結婚内祝いの水引は、赤白の結び切りを選びます。

結び切りとは、結び目が簡単にほどけないようにデザインされており、一度きりのお祝いごとを意味するもの。

のし紙の表書きは「内祝」とするのが一般的です。

「寿」と記載することもありますが、結婚式や披露宴の引出物には「寿」、参列されない方からのお祝いに対するお返しには「内祝」と書くのがマナーと考えられる場合もありますので、迷ったら「内祝」としておくと無難でしょう。

名入れは、基本的には新郎のフルネーム、その左に新婦の名前を入れます。どうしても旧姓を書きたいときには、両家の連名（姓のみ）を記載するのが一般的なマナーです。

挨拶状・メッセージカードのマナー

挨拶状やメッセージカードの書き方にもマナーがあります。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

• 句読点をつけない……
  結婚祝いや結婚内祝いに関しては「別れ」を想像させることから、フォーマルな挨拶状やメッセージには使用されていません。
• 忌み言葉を避ける……
  「離れる」「戻る」「切れる」などの忌み言葉は、縁起の悪さを感じさせるという理由から、結婚内祝いでの挨拶状やメッセージカードでは使用を避けましょう。
• 重ね言葉を避ける……
  「重ね重ね」「ますます」といった重ね言葉は忌み言葉ほどの悪いイメージはありませんが、結婚を何度も繰り返すことをイメージさせるため、結婚祝いや内祝いなどの慶事では避けましょう。

宛名や差出人の書き方

送付状の宛名や差出人の書き方にもマナーがあります。

ご夫婦から結婚祝いをいただいた場合は、宛名も連名にしましょう。

宛名に一人しか記載できない場合は、世帯主の名前を記載するのが一般的です。

差出人は、基本的に夫婦の連名にしましょう。

旧姓をカッコ書きにすることで、相手側に誰からの内祝いなのかがわかるようにするのも工夫のひとつです。

梱包は綺麗な紙袋や箱を使って丁寧に

結婚内祝いを梱包する場合、華やかなものや明るい配色の包装紙や紙袋を選ぶケースが一般的です。

自分で郵送する場合は、内祝いの品選びだけにこだわるのではなく、新しく綺麗な紙袋や箱、ダンボールなどを使用して丁寧に梱包しましょう。

また、通販サイトや百貨店の直送サービスを利用して郵送する場合は、意図しないデザインのものになっていないか、事前に確認することが大切です。

品物選びに気を取られて、パッケージがおろそかにならないよう隅々まで気を配りたいですね。

郵送するなら知っておきたい手配のコツ

結婚内祝いを郵送するなら、相手の手元へ届くまで責任を持つことが大切です。

ここでは、相手の自宅まで確実に届けるため、郵送時に知っておきたい手配のコツについて解説します。

追跡サービスのある発送方法を選ぶと安心

結婚内祝いを郵送する場合は、追跡サービスを利用できる発送方法を選びましょう。

追跡サービスとは、荷物に割り当てられた番号をもとに、荷物を預けた営業所から相手の自宅へ届くまでの荷物の動きを確認できるサービスのこと。

相手の手元に届くまでの過程にも責任を持って見届けられます。郵送の選択肢は

• ゆうパック、ヤマト運輸の宅急便、佐川急便の宅配便…
  相手に直接届けられるので安心で確実。ただし送料が高い。
• 郵便局のレターパック…
  ポスト投函ながら追跡が可能。サイズさえクリアすれば送料が安く抑えられる。
• 定形外郵便…
  かさがあるものでも安く送れるが、追跡サービスないので贈り物には不向き。
  ただし郵便窓口にて「特定記録で」と依頼すれば、プラス160円で送付の受領証がもらえる上、ネットで配達状況が確認できる。

などが挙げられます。

送料無料サービスを利用してお得に手配

結婚内祝いを配送する場合は、送料無料のサービスがあるECサイトで品物を購入してからネット直送するのがおすすめです。

ネット直送では、「○円以上で送料が無料」や「まとめて手配すれば送料無料」などのサービスを提供している場合も多くあります。

内祝いは複数のお相手にまとめて贈ることが多いため、配送料もかさみがち。新婚家庭の家計の負担になることもあるでしょう。

そんなときには「送料無料サービスがあるかどうか」をギフトショップ選びの条件にするのもおすすめです。

送料無料サービスを賢く利用すれば浮いた送料で内祝いの品をグレードアップさせ、予算よりワンランク上のお返しを贈ることもできそうです。

郵送にもおすすめの結婚内祝いの品とは？

結婚内祝いを郵送するなら、郵送時に不安が残る「壊れ物」や、賞味期限が短いものを避けて選ぶなど、品選びにも配慮する必要があります。

以下では、郵送する際に安心の結婚内祝いの品をご紹介します。

日持ちするお菓子や紅茶などの食べ物

結婚内祝いに食品を選ぶ場合は、日持ちしやすいお菓子や紅茶などがおすすめです。

お菓子の中でも、焼き菓子なら賞味期限が長いため、万が一郵送に時間がかかってしまった場合でも相手の手元に届いたときに賞味期限切れになる心配がありません。

人気が高いのは、焼き菓子の詰め合わせや紅茶などがセットになったもの。

たとえば、クッキーやパウンドケーキ、フィナンシェ、マドレーヌなどの焼き菓子が定番です。

普段よりちょっと贅沢な日用品

内祝いとして日用品を贈るなら、自分では買わないような「ちょっと贅沢なもの」を選ぶと喜ばれます。

普段使いにできる日用品は、贈る相手の好みがわからない場合にも向いています。

たとえば、高級な国産タオルセットを贈るのも良いでしょう。タオルは縦糸と横糸を1本ずつ織り上げて作られ、「運命の赤い糸」などの幸せなイメージがあることから、内祝いにもふさわしいと考えられています。

また、美容に関心の高い方へ贈るなら、ハンドジェルやハンドクリームなどの美容用品もおすすめです。

有名ブランドの小物

おしゃれな結婚内祝いを贈りたい場合は、有名ブランドのグッズやセットを選んでみてはいかがでしょうか。

有名ブランドの小物は商品そのものの質はもちろん、パッケージにもこだわりを持っている場合がほとんどです。

ブランドのロゴが入った箱を使用している、カラフルなお菓子がおしゃれなケースに詰められているなど、目を引くものも多数。華やかなでおしゃれな印象のものが見つかりやすいでしょう。

好みで選んでもらえるカタログギフト

結婚内祝いに何を贈ればいいのか迷ってしまう場合や、お相手に好きなものを選んでいただきたい場合は、カタログギフトがおすすめです。

今までのカタログギフトのイメージといえば、グルメから日用品、ファッション小物、家電製品まで幅広いジャンルを取り扱っている「総合カタログ」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろんそれもひとつですが、近年ではグルメに特化したもの、レストランや宿泊などの体験に特化したものなど、様々なコンセプトのカタログギフトが登場しています。

お相手のライフスタイルや好みに合わせて選べるギフトとして、バラエティが広がっているのです。

カタログギフトならコンパクトで郵送しやすいため、結婚内祝いを郵送で贈りたいという方にもぴったりです。

グルメ特化型カタログ「家庭画報」

「夢と美を楽しむ」がテーマのライフスタイル誌『家庭画報』がカタログギフトとなって登場。

「心に残る おいしいを贈る」をコンセプトに、定番グルメから日本各地の知られざる美食までを幅広く網羅。本誌でも活躍している料理家やインテリアコーディネーターによる美しい写真も必見です。

自宅で簡単に名店の味を楽しむことができるグルメセットや日々の料理をワンランク上に仕上げる調味料はもちろん、ラグジュアリーなホテルでのランチを堪能できる食事券もお選びいただけます。

税込み6,600円～23,100円の4コースがあります。

スイーツ特化型カタログ「すいーともぐもぐ」

すいーともぐもぐは、絵本仕立てのおしゃれなスイーツカタログギフト。パティシエ見習いの魔女と相棒のネコが多彩なお菓子を紹介してくれます。

見ているだけでも楽しい華やかなスイーツを豊富にラインナップ。可愛らしくて美味しいお菓子を食べることが好きな人に贈りたいカタログです。

人気のケーキやチョコレートだけでなく、どら焼きやお団子など老舗の和菓子も揃っています。

3,000円～5,000円程の低予算で結婚内祝いを贈るときにもおすすめの商品ですよ。

世界中から選び抜かれたグルメと雑貨を「uluao(ウルアオ)」

おしゃれな表紙がまるで雑誌のようなuluao(ウルアオ)。

グルメやファッション、キッチンウェアまで多彩な商品ラインナップなので、様々なシーンで利用することができる万能なカタログギフトです。

オーソドックスからトレンドのアイテムまで、ライフスタイルをワンランク上に彩る商品が揃っています。

カタログラインアップは、税込み2,530円～55,880円の全17コースです。

GiftA（ギフタ）なら一冊からメール便OK

ギフト専門店「GiftA（ギフタ）」では、結婚内祝いにふさわしいカタログギフトを豊富にご用意。

送料無料サービス対象のカタログも多数あり、1冊からメール便でお届けしています（※一部商品を除く）。

またパソコンやスマートフォンの画面上でデジタルカタログをご覧いただくことも可能。中身を自分の目でしっかりと確認した上でお贈りすることができます。

▼内祝いカタログギフトの中身を確認するにはこちら▼

相手によっては「ソーシャルギフト」という選択も

親しい間柄の相手に結婚内祝いを贈る場合は、ソーシャルギフトを選択肢にしてみるのも良いでしょう。

ソーシャルギフトとは「デジタルギフト」とも呼ばれる、LINEなどのSNSやメールを活用したギフトサービス。

贈りたいギフトを選んで相手へ「受取用のURL」を送り、受け取った相手はそのURLから住所や配送日時を指定して受け取るという仕組みです。

ソーシャルギフトで贈れるものは、カフェやコンビニで使えるチケット、雑貨、お菓子など様々。

相手の住所が分からなくても贈れることや、気楽に受け取ってもらいやすいことがメリットです。

新しいサービスに関心の高い方へ結婚内祝いを贈る場合や、比較的少額のお返しをする場合に向いています。

ただし、PCやスマホなどの操作が苦手な方に贈るのは避けましょう。相手に寄り添わずに送り付けることになり、ともすれば自己満足になりかねません。

マナーを重んじる年配の方、上司など目上の方に対しても、失礼になる可能性があります。

親しい間柄の場合に限定して検討するしたほうが無難でしょう。

郵送でも大丈夫！喜ばれる結婚内祝いを選んで贈ろう

結婚内祝いは必ずしも手渡しでなければいけないものではなく、郵送で贈っても失礼になることはありません。

ただし、感謝の気持ちをしっかりと伝えるためにも、内祝いを郵送する場合は事前に連絡を入れる、挨拶状やメッセージカードを添えるなどの心遣いは忘れないようにしましょう。

内祝い選びで悩んだときや忙しくて品選びに時間をかけられないときは、カタログギフトを活用するのも一つの方法です。

喜ばれる内祝いを選んで、感謝の気持ちを伝えましょう。