何を贈るか頭を抱えがちな「結婚祝いのお返し」。
確実に相手に喜んでもらえて、なおかつ相手ごとに品選びをする必要がないお返しとして、「商品券」や「ギフトカード」を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、結婚祝いのお返しに商品券を贈ることは決してタブーではないものの、非常識と捉える人もいます。
よって、できれば商品券は避けた方が無難ですし、贈る場合にはいくつか注意を確認する必要があるでしょう。
そこでこの記事では、結婚祝いのお返しに商品券を贈ると失礼になるケースや、商品券を贈る際に注意するポイントを解説します。
相手に好きなものを選んでもらえて、なおかつ失礼になりにくいカタログギフトについても紹介するので、参考にしてください。
目次
結婚祝いのお返しに商品券を贈る人が増えてる?そのメリットとは?
近年、結婚祝いのお返し(内祝い)として商品券を贈る人が増えています。
その理由として挙げられるのが、商品券の実用性の高さです。
商品券は現金の代わりになるため相手を選ばず贈ることができ、お返しの品選びの手間を省けます。
贈られた側も自分の欲しいものを購入できるため、贈る側・贈られた側双方にとってメリットがあるのです。
特に1万円以上のお返しをする場合、好みに合わない品物を贈ると相手の負担になりがちですが、商品券ならそうした心配がありません。
このように、高額なお返しをするからこそ確実に相手に喜ばれるものを贈りたいケースでも重宝されます。
また親しい相手に希望の品を聞くと、商品券をリクエストされることも。
相手や状況によっては、商品券を結婚祝いのお返しにしても非常識にはなりません。
ただしデメリットも!結婚祝いのお返しに商品券を贈らない方がいいケースとは?
結婚祝いのお返しとして商品券を贈ることは必ずしも非常識とは言えませんが、場合によっては避けた方が良いこともあります。
商品券やギフトカードのお返しが非常識と思われる理由・ケースを3つ解説していきます。
理由その1:お返しの金額が相手にはっきり分かることでマナー違反と思われる
一般的に、結婚祝いへのお返しとして金額が分かるものを贈るのはマナー違反とされます。
よって、年配の方や会社の上司のようにマナーを重視すべき目上の人に商品券を贈ると、非常識に思われてしまうこともあるでしょう。
また、商品券は現金の代わりとなるものなので、人によっては「家計の足しにしてください」といった意味合いに捉える可能性もあります。
少しでもそういった心配たがある相手には、商品券は避けた方が無難です。
なお、現金や商品券を結婚祝いにもらって、そのお返しとして商品券を贈るのは相手を問わず非常識です。
同質のものをお返しすると、もらったものを突き返す形になります。
この場合は相手からのリクエストでない限り、商品券は避けてください。
理由その2:ギフト選びに手抜きをしたと思われてしまうことも
商品券は、ギフト選びに手を抜いた印象になるおそれもあります。
特に結婚祝いでは、贈ってくれた相手は2人の門出を祝い、幸せを願って贈り物を選んでくれています。
それに対して何にでも換えられる商品券でお返しすると、相手は「心がこもっていない」「ギフト選びで手抜きをしている」と感じてしまう可能性があるのです。
相手が友人の場合は、親しいからこそ温かみの感じられない商品券に寂しさを感じることもあるでしょう。
自分たちの幸せを願って結婚祝いを贈ってくれた相手には、感謝の気持ちが伝わるお返しをしたいものです。
心を込めたお返しにするなら特定の品を選んで贈ったり、感謝を伝えるメッセージカードを添えたりすると良いでしょう。
理由その3:意外と予算が立てにくい
商品券には予算の設定が難しいという側面もあります。
一般的に結婚祝いのお返しは、もらった金額の半分~3分の1程度の予算でお返しするのがマナーです。
高すぎても低すぎても失礼になります。しかし、金額がはっきりわからない品物をもらった場合、どれくらいの金額の商品券が適切なのか判断が難しいでしょう。
万が一、その金額の判断を誤ると、相手に大変失礼です。
お返しとして商品券を贈ること自体は非常識でないと思っている相手でも、金額が不適切であるという点に不快感を抱くおそれがあります。
こうした点からも、商品券でのお返しは必ずしも非常識ではないとはいえ、避けた方が賢明でしょう。
商品券を贈る際の注意点
商品券を結婚祝いのお返しとして贈ると、デメリットもあります。
しかし贈る相手によっては、商品券を贈っても失礼にならないことも。
ここから商品券をお返しとして贈る際に注意すべきポイントを解説していきます。
全国共通のものを贈る
商品券の魅力は、贈った相手に好きなものを買ってもらえる点です。
できるだけ相手の欲しいものが購入できるよう、全国展開のデパートで使える商品券など汎用性の高いのものを選ぶのがおすすめです。
ただし相手の好みが分かるなら、図書カードや旅行券、相手がよく利用するお店の商品券など特定のものを贈ると、相手のことを思いながら選んだことが伝わるでしょう。
のし(熨斗)とメッセージカードをつけて丁寧に贈る
結婚祝いのお返しで商品券を贈る際はボックスに入れて「のし紙」をつけ、メッセージカードやお礼状も添えるようにしましょう。
のし紙は紅白結び切りで10本のものとし、メッセージカードには感謝の気持ちを伝える言葉を書いてください。
現金と同じような性質を持つ商品券は、贈り物としては冷たい印象になりがちです。
しかし、こうした工夫をすることで温かみが伝わりやすくなります。
「消えもの」と一緒に贈る
商品券やギフトカードだけを贈ると味気ない印象になりやすいため、「消えもの」も一緒に贈ることがおすすめです。
消えものは、普段自分では買わないような少し上質なものとすると良いでしょう。
たとえばふわふわのタオルや洗いあがりの良い洗剤を贈ると、日常生活で少し贅沢な気分を味わってもらえます。
食べ物ならブランド米や紅茶、スイーツなど特別な時間を演出できるものが良いでしょう。
商品券の代わりに贈れる「カタログギフト」4選
商品券と同じように相手に好きな品を選んでもらえるギフトとして、カタログギフトがあります。
商品券ほど現金に似たような印象にならずギフト感が出るため、商品券の代わりとして検討してみると良いでしょう。
カタログギフトはおしゃれな人向け、グルメな人向けなど種類が豊富です。
また高額なお返しから少額なお返しまで幅広く対応できる一方、相手に金額はわからないため予算設定もしやすいです。
具体的にどのようなものがあるのか紹介します。
友人・同僚などにセンスの良いカタログギフト
友人や同僚など、比較的自分の年齢に近い人に向けては、おしゃれな食器や家具、小物などを選べるカタログギフトがおすすめです。
相手の気に入るアイテムが見つかりやすいですし、おしゃれなカタログは見るのも楽しいため、品選びの時間にもワクワクを感じてもらえるでしょう。
パソコンやスマホから品物を選べるカード式もおすすめです。
冊子だと資源ごみとして他の本類とまとめて捨てなければなりませんが、画面上で見るならそうした手間もかかりません。
子供のいる家庭へファミリー向けグルメカタログ
子どもがいる家庭の場合、子供も含めたファミリー向けの品が喜ばれるか夫婦のみを対象とした大人向けの品が喜ばれるか、判断が難しいところです。
その点、グルメカタログなら子どもの好きなものを一緒に選んだり、夫婦で少し贅沢なものを選んだりと各家庭に合った使い方をしてもらえます。
ご当地グルメや高級食材が載ったカタログギフトなら、子どもが小さくて外食や旅行、おしゃれなレストランになかなか行けない家庭にも喜ばれるでしょう。
おじやおばなど年配の方向けのカタログギフト
おじやおばなど目の肥えた年配の方向けには、有名雑誌監修のグルメカタログがおすすめです。
年配の方の中には、従来のカタログギフトのイメージが強く、魅力的な品物が少ないと思われる人もいます。その点、近年人気のカタログギフトは掲載されている品の味・質のレベルが高いだけでなく、カタログそのもののクオリティも抜群。グルメ雑誌を読んでいるかのような読みごたえがあります。例えば、「dancyu(ダンチュウ) 」や「家庭画報」など、ネームバリューがあるタイプを贈れば喜んでもらえるでしょう。
親族から3万~5万円の高額な結婚祝いのお返し向けのカタログギフト
3万~5万円の高額な結婚祝いをくれるのは、おじやおばなど年配の親族が大半です。そのため、年配の方が喜んでくれるお返し選びに悩んでいる人も多いかもしれません。年配の方へのお返しには、伝統工芸品や国内外の一流ブランドの商品など、質の良いアイテムが多数そろったカタログギフトがよく選ばれています。
理由として、年配の方が喜んでくれる1万円以上のお返し選びが難しいためです。良かれと思って高額な品物を返しても、相手の好みに合わなかったり相手が使わない品物を贈ったりしてしまうケースも想定されます。
高級レストランでの食事券やリゾートホテルでの宿泊、温泉旅行なども選べるカタログギフトなら、選択肢が広がりより一層喜ばれるでしょう。
カタログギフトにも「のし(熨斗)」をかけよう
のし紙をかけると丁寧な印象になるため、結婚祝いへの感謝の気持ちや相手のことを思って品選びをしたことが伝わりやすくなります。結婚祝いのお返しにカタログギフトを贈る場合も、のし紙をかけるようにしましょう。
のし紙の水引は紅白結びきりとし、表書きは「内祝い」とします。現代でいう「内祝い」とは、お祝いに対しての「お返し」のこと。水引の結び目の下に、贈り主である自分たちの名前を入れてください。
名前は夫婦連名で、男性はフルネーム、女性は名前のみ並列とするのが一般的です。お返しのタイミングは基本的に挙式後または入籍後になるので、旧姓でなくて構いません。
GiftA(ギフタ)のカタログギフトなら、のしだけでなくメッセージカード・ラッピングも無料で付けられます。ぜひご活用ください。
商品券でも問題なし!相手を想いながら内祝いギフトを選ぼう
商品券は相手に好きな物を買ってもらえる点が魅力ですが、人によっては無粋で失礼だと感じるおそれがあります。相手にどう捉えられるか分からない場合は、避けた方が賢明です。
しかし特定の品を贈るにも、相手の好みがはっきり分かっていないと難しいでしょう。そこでおすすめなのが「カタログギフト」です。
カタログギフトなら相手に金額が分かりにくく、相手に合わせたジャンルを選ぶことで相手を想う気持ちも伝わりやすくなります。
GiftA(ギフタ)ならのしやラッピング、アレンジ自在なメッセージカードも無料で付けられるため、より一層心のこもった形でカタログギフトを贈れます。