敬老の日に、80歳を過ぎた祖父母や両親向けのプレゼントを探している。
でも、今までと同じ商品や選び方で大丈夫?と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
一般的に高齢者と呼ばれるシニア世代は、心と体の両面にさまざまな変化が表れてくるようです。
年を経て訪れる変化を解説しながら、予算5000円で喜んでもらえるおすすめアイテムをご提案します。
目次
予算5000円でおすすめのアイテム8選
高齢になると、お孫さんと遊んだり趣味に勤しんでいた頃と比べて、身体にも変化が訪れます。
手足が自由に動きづらくなったり、歯が悪くなって食事も柔らかいもの中心になったり。
家で過ごす時間が多くなると、曜日の感覚も次第に薄れてきます。
シーン・タイプ別に、予算5000円程度で買えるアイテムをご紹介します。
何をプレゼントしようか迷っている方は、ぜひ参考になさってくださいね。
①食品
敬老の日ギフトの大定番といえば食べ物。
食べ物の中でも、男女年齢を問わず、好き嫌いが少ないものがお菓子です。
お菓子
お菓子をプレゼントする時は、
- 柔らかいもの
- 量は控えめ
- 賞味期限が長い
- 個包装
- 喉に詰まらせにくいもの
ということに気をつけてください。
甘すぎず、ツルっとして食べやすいのは、プリンやゼリーです。
やわらかくて賞味期限の長い、バウムクーヘンやどら焼き、カステラなども定番です。
好みがバラバラでも、みんなで分けて食べられる詰め合わせセットは、大家族や小さいお子さんのいるご家族と同居されている時に便利です。
お菓子にプラス
お菓子にもう一つなにかセットであげるなら、以下がおすすめです。
梅干し
梅干しにも、だしのうまみが効いた白ご飯と相性抜群のものから、お茶うけにもなる少し甘めのものまで幅広い種類があります。
濃い味付けに気を付けている方も多いかと思われます。塩分控えめのものを選んでみるといいでしょう。
お茶漬けや味噌汁などのレトルト
「食べる量が減ってきた」「ひとりで暮らしている」という場合、数種類のおかずを作るのが面倒に感じられることもあります。
温めればすぐに食べられるお惣菜やお湯を注ぐだけのお茶漬け、缶詰のスープ、ドライフーズのお味噌汁・お吸い物などがあれば、食事を抜いたりする心配も少し減るかもしれません。
健康志向の食べ物・飲み物
年齢を重ねるにつれて、「塩分」や「糖分」に気をつけている方が多くなります。
減塩をうたった食品や、砂糖の使用量が控えめなお菓子など、ヘルシーな食べ物や飲み物なら、罪悪感なく味わってもらえるでしょう。
例えば以下のような食品がおすすめです。
- 減塩のごはんのお供「しぐれ煮」「佃煮」「のり」「梅干し」
- 飲めるお酢「果実酢ドリンク」「黒酢ドリンク」
- 低カロリーな「くず」を使ったアイス「くずバー」
健康に気を使いつつ、食べるのが楽しくなるようなおいしいものをプレゼントすれば、相手への心遣いが伝わるでしょう。
②趣味に合わせた実用品
高齢になると体調の面などで、出かける機会が減ったりします。
長くなったおうち時間も趣味で満喫してもらえるような、使えるアイテムもおすすめです。
たとえば、
- 散歩や庭いじり:履きやすいウォーキングシューズやガーデニング用のサンダル
- お花好き:お手入れ不要で、長く楽しめるプリザーブドフラワー
- 音楽や落語を聞く:災害時の重要な情報源としても使えるポータブルラジオ
- お風呂好き:入浴剤や肌触りの良い高級タオル
趣味に合った普段使いできるアイテム選びで、「奥にしまったまま」「どこにいったか不明」ということも減りそうです。
▼お酒とお花が好きなおじいちゃんとおばあちゃんに!
③ファッションアイテム
家の近くをちょっと散歩したり、スーパーに買い物に行く時に使える、ファッション小物のマフラーやストール。
ワンマイルウェアとして、おしゃれな作務衣や甚平も素敵ですね。
軽い素材のバッグもおすすめです。
スマホや家の鍵、お財布などを入れられて、斜めがけできるショルダーバッグやリュックなら、両手も空いて歩きやすそうです。
また、ネックストラップやIDカードホルダーがあれば、シルバーパスやカード類の置き忘れを防げたり、提示する時にもたつかず便利です。
▼千年以上の歴史と伝統が受け継がれた豊岡鞄
④やっぱり使い勝手がいいのはカタログギフト
欲しいものを聞いても、遠慮して「とくにない」と言われることも。
そういった時、頼れるのがカタログギフトです。
カタログギフトには下記のようなメリットがあります。
- 相手の欲しいもの、好きなものが分からなくても大丈夫
- まるで買い物をする時のような気分、選ぶ楽しさもプレゼント
- 「被った」「使わない」という残念なミスも防げる
とくに全国各地の美食が詰まった「グルメカタログギフト」がおすすめです。
おうちに居ながら、各地の美味、高級グルメが楽しめますよ。
食材が届いたら、家族で集まって食事会をすることで「思い出に残る時間」にもなりますね。
⑤快適・便利グッズ
年を重ねると、夜中に何度もトイレで起きたり、眠りが浅くなるとも言われています。睡眠の質が下がると、たとえ布団に長く入っていても疲れが取れにくい、という方が多いようです。
- 高さや硬さを調節できる枕
- 汗を吸ってくれたり、軽くて肌触りが良いタオルケットや布団
- 習慣的にお昼寝をされる方にはごろ寝用のマットやミニ枕、
椅子や座椅子に座るときに使える、腰当て用のクッションなどもおすすめです。
⑥体調管理サポートグッズ
「いつまでも健康でいてもらいたい」そんな気持ちを込めて、健康関連のグッズも人気があります。
- 磁気ネックレス
- 歩数計
- 血圧計
- 小型マッサージ器
- 加湿器
毎日の健康を管理、サポートしてくれるアイテムは、病気やケガの予防に役立ててもらえそうです。
病院、デイサービスなど、曜日で毎週の予定が決まっているらっしゃる方もいます。
日めくり式のカレンダーや、壁に掛けられるタイプのお薬カレンダーがあると、目で見て確認できて便利です。
⑦デイサービスで便利なアイテム
デイサービスを利用している方には、施設内で使えるアイテムを贈るのもおすすめです。
施設内で数時間を過ごすため、動きやすい洋服や、座りやすいクッションがあると、居心地よく過ごせます。
大き目のポーチをプレゼントして、入浴後に使う化粧品やクリームなどを入れてもらうのもよいですね。
ヘアブラシや手鏡、タオルといった、日用品も使ってもらいやすいでしょう。
また、敬老の日を過ぎると、朝晩の寒暖差が一層大きくなり、体調を崩しやすい頃です。
肌寒くなる季節に備えて、サッと温まれる電気毛布やひざ掛けも喜ばれるでしょう。
なお、デイサービスに持ち込むものには、必ず「記名」をしてください。
初めから、名入れの品を用意するのもよいアイディアです。
⑧フォトフレーム(写真立て)
旅行や写真が趣味という方にピッタリなのが、フォトフレーム。
高齢になると記憶が薄れたり…という時も、近くに飾ってあれば、かつて旅した懐かしい情景や印象深い仲間や家族との思い出が、写真を見ることでよみがえってきますね。
おすすめは、フォトフレームにお気に入りの写真を入れてプレゼントすること。
包みを開いた時の、ちょっとしたサプライズにもなります。
⑨ペアグッズ
「ペア」グッズも素敵な記念になります。
両親やおじいちゃん、おばあちゃん「2人とも」に使ってもらえるのが、ペアグッズのよいところ。
- ペアカップ
- 夫婦箸
- 夫婦茶碗
などの食器はもちろん、
- ルームウェア
- 帽子
- 革小物
といった、身に着けるもを色違いで贈るのもよいでしょう。
⑩コードレスや軽量タイプのクリーナー
掃除機はすでにお使いのものがあるかと思います。
しかし、腰や膝の曲げ伸ばしが辛いと感じられている高齢の方には、コードレスタイプの掃除機やロボット型クリーナーがあると便利です。
予算5,000円でも、ハンディタイプやスティックタイプの掃除機、ロボット型クリーナーなど様々なものがあります。
購入の前には、修理のことや保証期間なども確認しておいてあげると喜ばれることでしょう。ひとり暮らしされている方には特におすすめです。
病気やケガで入院している場合
「敬老の日になにかプレゼントしてあげたいけど、入院している」。
そんな場合、お祝い自体してもいいのか、するならどんな方法がいいのか悩みますよね。
個室なら、お見舞いに行き、騒がない程度にお祝いしてあげることもできそうです。
プレゼントは、食べ物や生花など、病院から制限されているものは避けて選びましょう。
- タオル
- アルバム
- ひざ掛けやカーディガン
病院には多くの方が出入りしていますので、持ち物への記名も忘れずにしておきましょう。
大部屋の場合は、あまりにぎやかにしたり、長居もしづらい状況ですので、メッセージカードと一緒に写真や動画のアルバムをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
親しい家族や友人からの温かい励ましは、きっと癒しの力になることでしょう。
「マスクケース」は便利アイテム!
病院や、人の多い場所や公共機関の乗り物など、外出時はマスクを着用されている方も多いでしょう。
診察や食事などの際、マスクの置き場所に困りませんか?
床に落としたり、鞄の中で破れたりしないように、マスクケースが便利です。
敬老の日のマナーとNGワード
敬老の日はお祝い事のため、知っておきたいマナーとNGワードがあります。
長寿祝いの「のし」は紅白蝶結びで
のし紙の水引は「何度あってもよいお祝い」ということで「蝶結び」を選びましょう。
水引の色は、お祝い事らしい紅白が基本です。
のしの表書きは「御祝」や「寿」が一般的です。
親しい間柄のご家族なら、「いつもありがとう」といったメッセージ系の表書きにする方もいらっしゃるようです。
メッセージカードはNGワードに注意
プレゼントにメッセージカードや手紙を添えるときは「忌み言葉」(縁起の悪い言葉)に気をつけます。
代表例は「死」と「苦」を連想させるワード。数字の「4」「9」もタブーです。
他に「切れる」「朽ちる」「老ける」「老いる」「衰える」「枯れる」「終わる」「離れる」なども使わないようにしましょう。
目上の方への贈り物マナー
長寿のお祝いに贈るとき、要注意のアイテムがあります。
杖・老眼鏡 | 老いを感じさせてしまう |
靴・履物 | 相手を踏みつけるもの |
文房具・ビジネス用品 | 目上の方に「まだ仕事しろって言われている?」と感じさせてしまう |
人によっては、縁起が悪いなど、マイナスイメージで解釈される可能性が。
マナーを重んじる方や義理の両親へ贈る際には、できるだけ避けた方が無難です。
杖をプレゼントしたらダメなの?
「老い」を感じさせるプレゼントとして、マナー的にNGとして扱われている「杖」。
しかし、受け取る相手が必要であったり、気にしないようであれば、プレゼントの候補に入れても問題ないでしょう。
自立するタイプや折り畳み式など、頻度とシーンを考えて、使う方にとって適切なものを選んであげたいですね。
祖父母・父親・母親は高齢者?
自分の家族は高齢者なのか、よく分からないという方も多いでしょう。
60代や70代との頃と比べて、普段の行動を観察したり、思い返してみてください。
誰でも年を重ねれば、食欲が減り、体力が落ちて、物忘れも多くなるのは自然のことでしょう。
以前とあまり変わっていなさそうに感じても、それぞれの年代に適したプレゼントは、徐々に変わっていくものです。
高齢者へのプレゼントは、「これから必要になりそうなもの」「日常生活の手助けになるもの」という選び方も候補に加えるといいですね。
高齢者は何歳から?
内閣府の『令和4年版高齢社会白書』によると、
とあります。
- 近年の65歳~74歳の大部分の方が、心身が健康で、活発な社会活動が可能であること
- 各種の意識調査で、従来の65歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くなっていること
以上の理由から、75歳以上を高齢者の新たな定義とすることが提案されているそうです。
・どこに置いたかよく忘れたり、頻繁に物をなくす
・料理を作る、掃除をする、出かけるといったことが億劫になった
敬老の日に長寿祝いもする場合
主役の方の誕生月が9月で、長寿祝いも兼ねて、まとめてお祝いする場合もあるでしょう。
長寿祝いは人生の節目となる記念日。思い出に残るような時間を過ごしてほしいですよね。
長寿祝いについて簡単にご紹介します。
テーマカラーがあったりするので、アイテム選びのご参考になさってください。
77歳 喜寿(きじゅ) | 草書体で書く「喜」という漢字が、七を3つ重ねたように見え、七十七と読めることに由来。
長寿祝いは中国がルーツになっているものが多いですが、喜寿は室町時代の終わり頃に始まった日本発祥の長寿祝い。テーマカラーは紫色。 |
80歳 傘寿(さんじゅ) | 傘の略字が八と十を重ねたように見えることが由来。
喜寿と同様に日本発祥の長寿祝いです。テーマカラーは縁起が良く幸せの色とされる黄色もしくは金茶色。 |
88歳 米寿(べいじゅ) | 「米」が八十八の漢字からなることに由来。
テーマカラーは黄色もしくは金茶色。 |
90歳 卒寿(そつじゅ) | 「卒」の略字である「卆」が、九十と読めることが由来。
テーマカラーは白色もしくは紫色。 |
99歳 白寿(はくじゅ) | 「百」の字から「一」を引いたら「白」になることが由来。
主役に白装束を着てもらいお祝いする地方もあります。テーマカラーは白色。 |
100歳 紀寿(きじゅ)または百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ) | 「紀」は100年が一世紀であることから由来。テーマカラーは白色もしくは桃色。 |
108歳 茶寿(ちゃじゅ) | 「茶」の漢字を分解すると八十八、十、十となり、すべてを足すと108になることに由来。
テーマカラーはありません。漢字にちなみお茶を贈るのが一般的なようです。 |
111歳 皇寿(こうじゅ) | 「皇」の漢字を分解すると白(99歳のお祝い)、一、十、一となり、すべてを足すと111になることに由来。
テーマカラーはありません。ご本人が望む形でお祝いしてあげるのが一番です。 |
120歳 大還暦(だいかんれき) | 2回目の還暦なので、還暦に「大」がついています。
テーマカラーはありません。ご本人が望む形でお祝いしてあげるのが一番です。 |
▼長寿のお祝い事、もっと詳しく知りたいなら↓
見守ってくれているという安心感が大切
「敬老の日」に、孫や息子、娘に祝ってもらえ、プレゼントをもらうことは嬉しいものです。
しかし、喜んでいるのは、贈り物がいいものだったから、だけではありません。
そのプレゼントに、自分のことを大切に思ってくれる家族の気持ちが表れているからです。
特に普段遠く離れて、別の場所で暮らしている場合は、なおさら嬉しく感じるでしょう。
「私のことなんか気にしてないだろうな」と思ってたのに、お祝いのプレゼントやメッセージが届いたら、心がほかほかして、明るい気持ちになります。
感謝の気持ちや大切な想いは、相手にしっかり届けることが重要です。
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