この記事では、当社実施の2022年アンケート調査結果をもとに、相手に喜んでもらえる「敬老の日」の祝い方をご提案します。
みんなが実際に贈った品物ランキング、金額の相場など、ちょっと気になる情報を交えながら、お祝い事のマナーや敬老の日の由来、のしのかけ方もご紹介。
それぞれのご家族に合わせた、素敵な「敬老の日」を一緒に考えましょう。
目次
敬老の日の祝い方、ポイントは3つ
敬老の日は、年長者を敬い、感謝の気持ちを伝えて、健康と長寿を願うお祝い事です。
何歳からお祝いをする、という決まりはありません。
①孫が生まれてから
始めたタイミングは、60歳の還暦を迎えてからや、お孫さんが生まれて「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれるようになってから、という方が多いようです。
②孫から祖父母へ、夫婦から高齢の両親、義理の両親へ
お孫さんからおじいちゃん、おばあちゃんへだけでなく、ご夫婦からお年を召された高齢の両親や義両親へお祝いしても、さして問題はないかと思われます。
内心では「まだ、そんな年じゃないけど…」と思われたとしても、かわいいお孫さんからの手づくりのプレゼントやメッセージには、つい笑顔になってしまうのではないでしょうか。
もちろん、人によっては年寄り扱いされたと不快に思われる場合も考えられます。普段の言動から、そういったお気持ちを察することも大切ですね。
③感謝の気持ちや健康・長寿を願って
長年の趣味やこだわりがある方、好き嫌いがはっきり分かっている方には、相手の好みに寄り沿ったアイテムを贈ってあげると、とても喜んでもらえそうです。
一方、相手の趣味や好みがよく分からないとき、どうすればよいのでしょうか?
ちょっとしたヒントをご紹介しますので、参考になさってください。
同居している場合
一緒に生活していると、感謝やいたわりの言葉をかける機会がなかったり、わざわざ口に出すのが恥ずかしかったりしませんか。
そんな時は、メッセージカードや手紙など、文字で気持ちを伝えるのがおすすめです。文字だと、案外素直に「ありがとう」「これからも元気で長生きしてね」と伝えやすいものです。
おうちにいる時間が長い方には、移動が楽なバスツアーや日帰り温泉など、息抜きがてら、お疲れが出ない程度のミニトリップをプレゼントしても良さそうです。
同居されていない場合
近年、高齢になってもひとり暮らしをされている方が増えています。人づきあいが減ってきた方にとって、家族や親しい友人との時間や思い出は嬉しいものです。
家族そろっての食事会や、親しい友人を誘ってお出かけするなど、誰かと一緒に過ごす「心を通わせる時間」をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
その際に、集合写真や動画を撮っておくと、後からも楽しんでもらえる贈り物になります。
みんなが選んだギフトは?[敬老の日アンケート2022より]

当社では、20代~60代までの男女200名に、今までにどんなギフトを贈ったかのアンケート調査をしました。
実施期間:2022年6月1日
調査対象:20代~60代の男女200名 ※回答は複数選択可能
調査方法:クラウドワークスでのアンケート調査
第2位 菓子・フルーツ(スイーツ類)
第3位 ファッション(服・靴など)
第4位 グルメ(高級な肉や魚介類)
第5位 花束・鉢花
◎そのほかのランキング
第6位 健康グッズ
第7位 食事(外食・宅配・調理してあげる)
第8位 家電
第9位 グラス・タンブラーなど食器類
第10位 バッグ
第10位 カタログギフト
第12位 旅行や映画など体験型ギフト
第12位 その他
第14位 ビジネスグッズ・文具
第15位 フレグランス・コスメ
第16位 自由な時間
みんなが贈った品物第1位は、お祝い事にピッタリなビールや日本酒などのお酒でした。
第2位には、好き嫌いがあまりなく集まった家族みんなで食べられる、お菓子やフルーツです。
今回の調査では、相手の趣味や好みを知っている方が多かったのか、服や靴などのファッションが第3位となりました。毎年欲しいものを本人に聞く、という方もおられました。
相手の好みがよく分からないとき
義理の両親の場合はパートナーに、離れて暮らしている両親なら、本人や同居している家族に聞いてみるのが良さそうです。
カタログギフトなら、予算に合わせてグルメやスイーツからインテリア、日用品、ファッション小物など、相手の今欲しいものを選んでもらえます。
「お花+お酒のセット」「お花+スイーツ」もアリ
お酒やスイーツだけでは少し華やかさが物足りない時、お花とのセット商品がおすすめです。
お花はお祝い事には欠かせない、大定番の贈り物です。
しかし生花の場合は、花粉にアレルギーがあったり、水替え・枯れた後の片づけの手間などの心配もあります。
アーツギフトのプリザーブドフラワー(生花を加工したもの)は、質の高いアーティシャルフラワー(造花)と組み合わせた、クラシカルな色合いがおしゃれな花束です。
長い期間そのままの美しさを楽しめ、水替えの手間も不要です。
金額の相場[敬老の日アンケート2022より]
実施期間:2022年6月1日
調査対象:20代~60代の男女200名
調査方法:クラウドワークスでのアンケート調査
多くの方が5,000円前後の予算でギフトを選んでいるようです。
品物を贈るだけでなく、メッセージカードや食事会を組み合わせて、なるべく家族が集まってお祝いしてあげるのが、おすすめの過ごし方のようです。
[敬老の日マナー]避けたい言葉と品物、のし紙について
相手に失礼なく、お互いに気持ちよくお祝いをするためにも、基本的なマナーを確認しましょう。
- 相手の体調を第一に考えて、無理をさせない
- 「死」「苦」「老ける」「痛む」「衰え」「弱る」「散る」「衰える」「萎える」「終わる」など、縁起の悪い「忌み言葉」や死や老化を感じさせる言葉はできるだけ使わない
いくら豪華でも、濃い味つけや食べなれない料理、詰め込み過ぎな旅行やお出かけなどは、年配の方にとっては負担や心配事となる可能性があります。
計画を立てる際は、まずは相手の体力や健康面をしっかり確認したいですね。
避けた方がよいとされる品物
- 寝具・パジャマ:寝具は「長く寝る」で、「寝たきり」を連想させるため
- 鉢物の植物:相手に病気がある場合には、「根付く」→「寝付く」→「寝たきり」を連想させるため、嫌がられる場合も
- お茶:香典返しによく使われる贈り物であるため、「死」や「別れ」を連想させる
- ハンカチ:漢字で書くと「手巾(てぎれ)」となり、別れを意味する「手切れ」を連想させる
- 文房具・時計:勉強や仕事に使うものから、「もっと働け」という意味合いに取られ、失礼な印象を与える恐れ
- 「くし」や「シクラメン」:言葉の中に「く」と「し」が含まれ、縁起の悪いプレゼントという意味合いがある
敬老の日は、目上の方に感謝の気持ちを伝えて、健康と長寿を願うお祝いの日です。
お祝いされるご本人からの希望がない場合は、上記の品物は避けた方が無難です。
しかし、このルールも絶対ではありません。
アンケート調査結果では、下記のようなコメントもありました。
のし紙の選び方
正式な贈答品として贈る場合には、のし(熨斗)紙を付けるのが基本です。
のし紙は、紅白蝶結びの水引のものを選びます。
表書きの書き方
最も一般的なものは、「祝 敬老の日」です。
「寿」「御祝」「祝長寿」「敬寿」などもよく見られます。
お孫さんから祖父母へ渡す場合は、「おじいちゃんおばあちゃん いつもありがとう」「いつまでもお元気で」といった、メッセージ風の表書きにしてもOKです。
のし紙は不要?
敬老の日のように、目上の方に、感謝や祝福の気持ちを形にして表したいときには、のし紙を付けておくほうが無難です。
しかし、普段一緒に生活している家族からのちょっとした贈り物、こどもの手作り作品など、のし紙を付けるには及ばない場合は、もちろんなくても問題はありません。
そもそも敬老の日とは
日本生まれの記念日で、2022年「敬老の日」は、9月19日(月)です。
以前は9月15日と日にちが決められていましたが、ハッピーマンデー制度が導入されて、2003(平成15)年からは、9月の第3月曜日となりました。
敬老の日の由来
はじまりは、酒米「山田錦」や手すき和紙の「杉原紙」で知られる、兵庫県北播磨の多可町で提唱された「としよりの日」がルーツだといわれています。
その後やがて全国へ広がっていき、1966(昭和41)年に「敬老の日」が定められました。
敬老の日の意味
国民の祝日に関する法律(祝日法)で、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。
おじいちゃん、おばあちゃんに日頃の感謝と長寿の願いをこめて、手紙やプレゼントを贈る日として親しまれています。
世界各国にも年長者を敬うイベントがある
世界に目を向けてみると、日本の「敬老の日」と同じような記念日がありました。
アメリカ | 9月の第2日曜日を「祖父母の日」としている。孫から祖父母へ花やグリーティングカードを贈ったりする人もいる |
イタリア | 10月2日が「祖父母の日」と呼ばれ、行政主催のイベントが開催。祝日ではなく、ギフトを贈るなどの慣習もなし |
中国 | 古代から旧暦の9月9日を「重陽節」と呼び、お年寄りを敬う日として、各地で様々なイベントが開催 |
韓国 | 10月2日を「老人の日」としているが、儒教の思想の影響で、普段から年長者を敬うのは当たり前なため、特別なイベントはなし |
日本以外でも、年長者を敬い、感謝や労いの気持ちを込めて、お花やメッセージカードを贈ったりする文化があるようです。家族を大切に思う気持ちはどこでも同じですね。
敬老の日は真心こめたおもてなしで思い出をプレゼント
敬老の日は、相手の健康面や好みを知り、何が喜ばれるか考えることで、より一層楽しんでもらうお祝いができそうです。
こんなサプライズやってみた!
アンケートの調査結果より、敬老の日にサプライズをされた方のコメントをご紹介します。
お年を召された方にとっても、楽しい時間や思い出はまさに宝物。
ギフト選びやイベントの計画も、家族それぞれの形に合わせた工夫をすることが大切です。
祖父母に対するプレゼントは、できる限り相手の趣味や好みに合わせたいと考える方も多いでしょう。
しかし年齢の離れた相手のライフスタイルを把握するのは、なかなか難しいこと。そのようなときには、ギフト専門店「アーツギフト」のカタログギフトはいかがでしょうか。
相手には知られずに割引価格でワンランク上のものが贈れたり、地方の高級グルメや有名店のスイーツなど、さまざまなバリエーションのカタログギフトをご用意しています。