「還暦祝いのパーティーでスピーチすることになった!どうすればいい?」と悩んでいる方へ。
この記事では「お祝いの主役が述べる挨拶」と「パーティーの参加者が述べる挨拶」の両パターンを解説します。
還暦祝いは長寿祝いのひとつで、人生の大きな節目。そうしたパーティーでスピーチしたことがないという人は多いでしょう。
また、人前で話し慣れていない人は、どうしても緊張してしまいます。素敵な挨拶にするには、事前の準備が重要です。
挨拶文には基本的な構成があるので、これに当てはめてつくれば難しくはありません。今回の解説をぜひ参考にして、感動してもらえる挨拶をご用意ください。
目次
還暦祝いパーティーの挨拶は準備が大切
還暦祝いのパーティーには、家族が開催するアットホームなものと、職場の人などの身内以外が開催するフォーマルなものがあります。
身内のパーティーなら、あらたまった挨拶は必要ありません。一方、身内以外の還暦祝いパーティーでは、挨拶の場面が設けられているケースが多くあります。
挨拶には、「還暦を迎える本人が感謝の気持ちを述べるための挨拶」と「パーティーの参加者が還暦を迎えた相手に贈るためのスピーチ」があります。それぞれについてご説明しましょう。
還暦を迎える本人が感謝を述べる場合
還暦祝いを迎えた本人が「パーティーの主役から一言お願いします」などと急にスピーチを振られてしまうこともあるでしょう。
こうしたとき、スピーチ内容を考えていなければ何を話せばいいかわからず、まとまりのない挨拶になってしまいますよね。
また、人前での挨拶に慣れていなければ緊張してしまい、不自然なスピーチになるかもしれません。
もしも自分のパーティーが行われることを知らされたら、事前に準備しておきましょう。
パーティー参加者がスピーチをする場合
パーティーの参加者がスピーチする場合も、事前に内容を決めておかないとスムーズに話せません。
本人が挨拶する場合と違うのは、前もって「スピーチをお願いしてもいい?」と依頼されることが多いため、ある程度は心構えができるという点です。
あらたまった挨拶文などの暗記が苦手な人は、挨拶文を手紙で準備しておき、読みながらスピーチするのがおすすめです。
そして、スピーチが終わったら、還暦を迎えたご本人に手紙を渡しましょう。素敵なプレゼントになり、きっと喜ばれます。
還暦の主役は挨拶をこのように構成
ここからは還暦を迎える本人が述べる挨拶の構成についてご説明します。
1. パーティーを開いてくれたことへの感謝
挨拶の最初に、パーティー開催への感謝の気持ちを述べましょう。
このとき、難しい言い回しをせずに率直な言葉で表現することがベター。次のような言葉が一般的です。
たくさんの人からお祝いの言葉を頂戴しまして、身に余る光栄でございます。
2. 60年間の総括、支えてくれた人への感謝
挨拶の冒頭で感謝の気持ちを述べたら、次はこれまでの人生の総括や自分を支えてくれた人へのお礼を述べましょう。
これまでの人生で思い出深かったことや、みんなに支えられてここまで来られたという感謝の気持ちを言葉にしてみてください。
仕事で失敗を繰り返してしまい、諸先輩方にお叱りの言葉を受けたこともありました。
しかし、それも今となっては懐かしい思い出です。
皆様のお力添えを頂きまして、私はここまでやって来られました。
3. 今後へ向けた抱負や夢
挨拶では、今後の人生に向けた抱負や夢を盛り込み、自分自身の決意表明するのもおすすめです。
夢は大それたものでなくても構いません。たとえ小さな目標でも具体的に語りましょう。パーティー参加者は、きっと微笑ましい気持ちで聞いてくれるでしょう。
実は最近テニスクラブに入会しまして、テニスが大好きになりました。
これからの人生を健康的に過ごすためにも、週3回のペースで続けていきたいと思います。
これからは健康を第一に考え、夫と一緒にジョギングを始めたいと思います。
4. 結びの言葉で締める
挨拶の最後は結びの言葉で締めくくります。
冒頭の「パーティーを開いてくれたことへの感謝の言葉」と同じような内容になりますが、とくに問題はありません。
「パーティーを開いてくれて本当にありがとう」と再び感謝の気持ちをしっかりと伝えて終わりましょう。
本日はお忙しいなか、私のためにご足労いただきまして本当にありがとうございました。
本日は誠にありがとうございました。これにて感謝の言葉とさせていただきます。
パーティー参加者の挨拶の構成
続いて、パーティー参加者が述べる挨拶の構成をご説明します。
1. 還暦を迎えたことへの祝福の言葉
挨拶冒頭では、還暦を迎えたご本人に対して祝福の言葉を述べましょう。
この部分も小難しい言い方をせずに、お祝いの素直な気持ちを意識して考えれば大丈夫です。
このたびは還暦を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。
◯◯さん、還暦おめでとうございます。
祝福の言葉を述べるとき、還暦を迎えられたご本人の方を向いてスピーチすると喜ばれますよ。
2. 自己紹介で相手との関係を明確にする
次に、自己紹介をして相手との関係をパーティー参加者に伝えましょう。
私は5年前に人事部に配属され、◯◯さんから直接ご指導をいただきながら仕事を行っています。
◯◯さんは私が所属する人事部の部長であり、ご指導をいただくようになってからもう8年が過ぎました。
このように、相手と自分の関係を明確にすることで、会場にいるパーティー参加者をスピーチに引き込むことができるでしょう。
3. 還暦を迎えた本人との思い出のエピソード
挨拶の中盤では、還暦を迎えた本人との思い出深いエピソードや、相手の人柄がわかる話を盛り込み、会場を盛り上げていきましょう。
例①
◯◯部長と初めて一緒に進めたプロジェクトでは、私が新人だったこともあり手取り足取りご指導をいただきました。
そのプロジェクトのなかで、幾度となく挫折を経験し、もう諦めそうになっていた私に優しく声をかけてくださったのが◯◯部長です。
部長は「失敗してこそ成功があるんだよ」と何度も背中を押してくださいました。
例②
◯◯さんと初めて一緒に働いたのは××店に勤務しているときでした。
3つ年上の◯◯さんは、いつも私が悩んでいると、それを察して食事や買い物に誘ってくださいます。
一緒にいるだけで安心するような温かい存在です。
このように具体的な思い出や人柄が浮き彫りになるエピソードがあると、主役を立てることができるのでおすすめの方法です。
4. これからの活躍をお祈りする言葉
思い出話を盛り込んだら、次は今後の活躍をお祈りする言葉を入れましょう。
現代の平均寿命は男女共に80歳以上です。60歳ならこれからまだまだ現役で活躍される人も多いでしょう。
そのため、この部分では若々しさを強調してこれからの活躍を願う言葉を添えましょう。
◯◯部長は旅行好きで、連休があればどこへでも活動的に行動されていますが、その若々しさから本当に還暦を迎えられたのかと驚いている次第です。
◯◯さんは常に元気はつらつで、私たちも負けていられないなと日々感じています。
このように老いを感じさせない、若々しい部分を強調して文章を考えてくださいね。
5. 結びの言葉で締める
挨拶の終盤では結びの言葉で締めくくります。
以上、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
本日はお祝いの会にお招きいただきありがとうございました。
定番ではありますが、結びの言葉がなければまとまりのない挨拶になってしまうため、注意しましょう。
また冒頭でもご紹介しましたが、読み上げた手紙をご本人にプレゼントするのも喜ばれます。ぜひ丁寧に書いた手紙を渡してみてください。
理想的な挨拶にするための注意点
最後に、還暦の挨拶を考える際の注意点をご紹介します。
本人が述べる場合とパーティー参加者が述べる場合の両方に共通する注意点なので、ぜひ参考にしてください。
長さは3分前後になるようまとめる
挨拶の長さは全体で3分前後になるようにまとめましょう。
スピーチが長過ぎると聞いている側が飽きてしまう可能性があります。
あまりにも長いと、誰もスピーチを聞いていない状態で私語が始まってしまい、会場全体がガヤガヤするかもしれません。
反対に、挨拶が短すぎると「それだけ?」と無礼な印象を与えてしまう可能性もあります。挨拶のちょうどよい長さは3分前後です。
事前に音読してみて、どれくらいの長さになるのかをストップウォッチで測ってみましょう。その結果、短すぎたり長すぎたりする場合には調節してください。
堅くなりすぎないように
挨拶を考える際には、あまり堅くなりすぎないように注意しましょう。
スピーチせずに手紙などでお祝いの言葉を贈る場合、相手によっては礼儀正しくきっちりとしたビジネス文書のような文章が好まれることもあります。
しかし、今回のようにお祝いのスピーチになると、誰が聞いても分かりやすい文章が一番です。
もしも可能なら、考えた挨拶文を身近な人に聞いてもらってください。内容に違和感がないか、客観的な感想を聞いてみましょう。
【まとめ】還暦祝いパーティーでの挨拶、謝辞・祝辞のスピーチ構成
今回は、還暦を迎えた本人が述べる挨拶文と、還暦祝いのパーティーに参加する人がスピーチする挨拶文について詳しく解説しました。
どちらにも共通していえるのは、「全体の長さを3分前後にする」「堅すぎない文章を意識する」という2つです。
長すぎる挨拶や堅すぎる文章は、途中で飽きられてしまい、印象に残りません。
誰が聞いても分かりやすくちょうどよい長さの文章にするため、考えた挨拶文を身近な人に聞いてもらいましょう。ぜひ、相手の思い出に残るような素敵な挨拶文を考えてくださいね。
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