飲食店の開業祝いでおすすめのギフトや、知っておいていただきたいマナーについて解説します。
お知り合いの方が新しくお店をオープンさせる場合、せっかくであれば喜んでもらえるものや、使ってもらえるものを贈りたいですよね? また、相手が同業者の方やビジネス関係で知り合った方であれば、好印象を与える開店祝いを贈りたいものです。
お知り合いの方が新しく飲食店をオープンさせる場合は、今回の内容をぜひ参考にしてください。
目次
飲食店の開店祝いにはどんなギフトが喜ばれる?
飲食店向けの開店祝い定番ギフトをご紹介します。それぞれ、どんな飲食店に贈るのがおすすめかも解説しますので、参考にしてください。
花
飲食店の開店祝いとして最も贈られることが多い品物が花です。具体的には、胡蝶蘭のフラワースタンドが開店祝いとして定番になっています。
胡蝶蘭は「幸せを呼び込む」という意味があるため、これからの商売繁盛を祈願する花として最適です。
また、香りや花粉が少なく、食事しているお客さんの迷惑にならないことからも飲食店向けといえます。
入り口にたくさんのフラワースタンドを並べておけば通行している人の目を引けるため、宣伝効果も期待できます。このことから、人通りが多い道に面した路面店に贈る開店祝いとしておすすめです。
観葉植物
観葉植物も花とならび、飲食店の開店祝いに向いているギフトです。
鉢植えには、「商売が”根付く”」という意味合いがあります。また、緑が店内をおしゃれで落ち着いた空間にしてくれるため、カフェなどに最適です。
どんな観葉植物が置けるかは店内のレイアウトによって変わるため、店主の方にあらかじめ確認しておくと親切です。「金運・仕事運の向上」を意味するといわれるパキラなどが選ばれています。
お酒
お酒を開店祝いで贈ることも一般的です。シャンパンや紅白のワインは、お店のスタートを祝う意味合いがあります。
また、店主と個人的なお付き合いがある場合は、店主の好みのお酒を贈るのもおすすめです。
バーなどお酒を出す飲食店の場合はお店の在庫にもなるため、お酒のギフトを検討してみてください。
プレオープンのイベントなどでも振る舞われるかもしれません。ただし、お店で取り扱うお酒が決まっている場合があるため、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
インテリア雑貨
おしゃれなインテリア雑貨を贈るのもおすすめです。写真、絵画などのインテリアが選ばれています。
特に雰囲気のあるレストランやカフェ、バーであれば、おしゃれなインテリアが重宝します。ただし、個人の趣味を押し付けるのは控え、お店の雰囲気を確かめてからギフトを選びましょう。
また、店主がこだわりのインテリアをそろえていることがあるため、インテリアを贈ってもいいか確認しておくのがベターです。
縁起物
日本では、招き猫や信楽焼のたぬき、ふくろうや福助さんの置物などが商売繁盛を祈願する縁起物として親しまれています。熊手や福笹なども、ご利益があるとされる縁起物です。
ただし、お店の雰囲気と合わない縁起物は相手が置き場所に困ってしまうかもしれません。和食のお店であれば、こうした伝統的な縁起物を置いても自然と馴染むでしょう。
お店で使う備品
毎日の業務で消費することになる備品を贈るのもおすすめです。主な備品として、筆記用具やキッチン用品などが挙げられます。
お店の種類によって必要な備品は異なるため、店主と親しい場合は何がほしいのか気軽に聞いてみるといいでしょう。
あまり実用的なものを贈ると特別感がなくなってしまうことがあります。
書き味がスムーズなボールペン、名入りのキッチンアイテムなど、少し高級なものを選んでみてください。
飲食店に贈る開店祝いの相場はいくらぐらい?
飲食店に贈る開店祝いの金額は相手との関係によって変わってきます。
以下のような相場から検討してみるといいでしょう。
相手との関係 | 開店祝いの相場 |
友人・知人 | 5,000円~10,000円 |
取引先・同業者・仕事の関係者 | 10,000円~50,000円 |
親族・身内 | 20,000円~50,000円 |
仕事関係の相手に開店祝いを贈る場合、あまり安いものを贈ると印象が悪くなってしまうかもしれません。一方、友人や知人に高すぎるものを贈ると、かえって気を遣わせてしまうでしょう。
相手との関係性を踏まえて、最適な価格帯のギフトを選ぶことが大切です。
飲食店への開店祝いでおさえておきたいマナー
開店祝いで好印象をもってもらうために大切なのが、マナーです。
以下では、NGギフト、タイミング、メッセージなど、開店祝いを贈る際に知っておいていただきたいマナーを解説します。
飲食店の開店祝いで贈ってはいけないもの
以下のようなギフトを開店祝いとして贈ると、相手に悪い印象を与えてしまうことがあるため注意しましょう。
現金
現金は最も実用的な贈り物ですが、目上の方に贈る場合は失礼になります。また、金額がはっきりとわかる贈り物なので、相手に気を遣わせてしまいがちです。
時計
バーやスナックといった種類の飲食店は「時間を意識せずに楽しむ空間」と考えられています。店主もお客さんには時間を忘れて楽しんでもらいたいと考えているため、時間を思い出させる時計は贈り物として好ましくありません。
マット・スリッパ・靴
マット・スリッパ・靴には、「踏みつける」というイメージがあります。
どれも実用的なものですが、失礼な印象を与えることがあるため開店祝いで贈るのは控えましょう。
刃物
「切る」「断つ」といったワードを連想させる刃物は、飲食店の新しいスタートにはふさわしくありません。
「関係性を断つ」という意味もあるため、お世話になっている方に贈るのは控えましょう。
また、包丁などの刃物は飲食店で必需品であり、通常は店舗側で用意しているため必要ない、という理由もあります。
「火」「赤字」を連想させるもの
ライターや灰皿、インテリア用のキャンドルなどは、お店の火事を連想させるため開店祝いでは贈るべきではないと考えられています。
また、赤色のものも赤字を連想させるため、開店祝いとしてはふさわしくありません。花を贈ることは問題ありませんが、赤色の花は避けましょう。
熨斗(のし)のマナー
開店祝いは熨斗(のし)紙を掛けて贈ることで丁寧な印象になります。
のし紙は、おめでたい贈り物に使用する紅白・蝶結びの水引を選んでください。
のし紙の上段には贈り物の内容を示す表書きとして「御祝」「御開店御祝」「御開業御祝」などと書きます。
下段には、贈り主の名前を記載します。お店や会社を代表して贈る場合は、名前の右上に小さく会社名・店名を記載しましょう。連名で贈る場合は、目上の人が右に、目下の人が左になる順番で記載してください。
飲食店の開店祝いを贈るタイミング
飲食店の開店祝いは、開店当日までに届くよう贈るのがマナーだとされています。以前は、お店が幸先の良いスタートを切れるように、開店日の午前中に贈るのがベストだと考えられていました。
しかし、今は開店日の忙しさに配慮して、開店の1週間前から前日までに贈ることも一般的になってきています。例外として、花などは開店日に飾るほか日持ちしないため、当日に届くように贈ることが多いようです。
開店日から数日程度であれば、開店祝いが遅れても問題ありません。ただし、1週間以上遅れるような場合は、お詫びの連絡をしておくと無難です。
また、贈るのが遅れる場合、表書きが「御開店御祝」だと時期外れになることがあるため、タイミングによって「祈御発展」などに変更しましょう。
好印象につながるメッセージ
開店祝いには、簡単なメッセージを添えると好印象です。
店主の方との関係に応じて、カジュアルな文体とフォーマルな文体を使い分けましょう。
また、開店祝いのメッセージには使ってはいけない忌み言葉があります。「傾く」「赤」「火」といった言葉をメッセージに入れるのは避けましょう。
飲食店の開店祝い選びで迷ったらカタログギフトがおすすめ!
店主の方は店に必要なものを自分で用意しているはず。また、縁起物やインテリア雑貨なども、こちらの趣味が店に合っているかはわかりません。「どんな開店祝いが喜ばれるのか?」と考え出すと、わからなくなってしまう人が多いかもしれませんね。
そんな場合は、店主の方が好きに品物を選べるカタログギフトを贈るという選択肢があります。
飲食店としても「店で使わないものをもらっても困るが、カタログギフトであれば無駄にならないためうれしい」という声が増えています。
以下では、GiftA(ギフタ)の取り扱いのなかから、飲食店の開店祝いとして検討していただきたい5点をご紹介します。
『uluao』
さまざまなシーンでオールマイティーに贈れるカタログギフトです。インテリア雑貨からキッチンアイテムまで紹介しているため、飲食店でほしい1品が見つかります。
幅広い価格帯で展開しているため、店主の方との関係性によって選びやすい点も魅力です。
『Made In Japan with 日本のおいしい食べ物 e-order choice(カードカタログ) 』
2冊のカタログギフトを1枚のカードにまとめたカタログギフトです。『Made In Japan』は、日本製の品物や和風の品物に特化した1冊。
和食を提供しているお店にもぴったりな雑貨や器が掲載されています。
『イルムス』
北欧のアイテムを多数掲載しているカタログギフトです。「マリメッコ」や「イッタラ」といった有名ブランドの品物を多数ラインナップしています。
おしゃれなカフェやレストランにも合う雑貨や小物が見つかるでしょう。
『割引カタログギフト』
業界最大級の掲載件数を誇るシリーズです。品物のジャンルも幅広いため、店主の方への個人的な贈り物としてもおすすめです。
有名百貨店で取り扱われているカタログギフトを、独自の仕入れルート・ネット直販ならではの割引率で提供しています。『コスパ重視』『プレミアム』の2種を展開しています。
『すいーともぐもぐ』
バラエティー豊かなお菓子が掲載されているカタログギフトです。気を遣わず贈れるカジュアルな開店祝いをお探しの人に最適な1冊となっています。
複数人で分けられるお菓子も紹介されているため、従業員の方が何人かいる飲食店に贈るのもおすすめです。
まとめ
飲食店に開店祝いを贈る場合は、今回ご紹介したような定番を検討してみてください。
開店祝いでは、マナー面でも気をつけなければならないポイントがあります。NGギフトを避けるほか、贈るタイミングについても注意しましょう。
のし紙やメッセージも、丁寧な印象につながるポイントです。
贈り物選びで迷う場合は、カタログギフトも検討してみてください。