新年の挨拶として贈るお年賀。
食べ盛りの子どもを連れて実家・義実家に帰省すると、ご馳走やお年玉をいただくこともありますよね。
それに対する感謝を込めて、両親や義両親に喜んでもらえるようにお年賀の品選びに気を遣いたいところです。
この記事では、忙しい年末でも素敵なお年賀を贈れるよう、実家・義実家におすすめの品やマナーを紹介します。
目次
お年賀ギフトで実家・義実家に年始の挨拶を伝えよう
お年賀とは、日頃お世話になっている人に新年の挨拶とともに渡す手土産のことです。
旧年中にお世話になったお礼の気持ちと、「本年もよろしくお願いします」という意味を込めます。
もともと日本では新年を祝う挨拶回りで神様へのお供え物を持参する習わしがあり、このお供え物を「御歳魂(お年玉)」と呼んでいたようです。
それが時代とともに変化し、新年の挨拶で持参する手土産を指して「お年賀」と呼ぶようになったという説があります。
お年賀の基礎知識については、こちらの記事で詳しく解説しています。
実家・義実家に贈るお年賀の予算
実家や義実家に贈るお年賀の相場は、3,000円~5,000円程度が相場とされています。
あまりにも高額なものを贈るとかえって相手に気を遣わせ、困らせてしまうことがあります。
せっかく新年の挨拶に行ったのに、高額な贈り物で相手が恐縮してしまい、何となくぎこちなくなってしまっては残念ですよね。
実家の両親に申し訳ないという気持ちを感じさせず、気持ちよく受け取ってもらえる価格帯の品を選ぶこともマナーの一つ。その点も意識して、贈り物を選んでみてくださいね。
相手別のお年賀の金額相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。
義実家にお年賀を贈るなら特にマナーに注意
実家や義実家にお年賀を贈る場合、お正月の帰省時に手渡しすることが多いでしょう。
ただし、お年賀は伝統的な新年の贈答品のため、贈り方に作法があります。
特に義実家がマナーに厳格な家庭なら、失礼のない贈り方をしっかり覚えておきましょう。
本来、お年賀は「今年も良好な関係を維持したい」という気持ちを込めた贈り物なので、以下の解説を参考にしてくださいね。
訪問する時間をあらかじめ連絡する
実家・義実家を訪問する前に、必ずあらかじめ連絡を入れておきましょう。
来客や旅行の予定がある、年始は夫婦2人で静かに過ごしたいなど、両親側の都合もあるため、突然訪問するのは迷惑になります。
とくに義実家に対しては、事前の連絡は欠かせません。
実家なら自分の両親なので多少のことは許されるでしょうが、義実家に新年そうそう失礼があっては印象が悪くなってしまうかもしれません。
訪問直前に連絡すると相手を驚かせてしまうので、余裕をもって1週間~1ヶ月程度前に連絡を入れることをおすすめします。
新年の挨拶を終えてからお年賀を渡す
実家・義実家に着いた際、お年賀を玄関先ですぐに渡してしまうと、普段のお土産と同じような扱いになってしまいます。
お年賀は、旧年中お世話になった感謝の気持ちと、新年も引き続きよい関係を維持していきたいという気持ちを込めた贈り物。
普段のお土産とは意味合いが違って格上の贈答品なので、到着後、少し落ち着いてから改めて渡しましょう。
ただし、贈り物がすぐに冷凍・冷蔵しなければならない生ものなら早く渡すべきです。
また、紙袋に入れて持参した場合は、袋から出して、のし紙の正面が相手を向く方向で手渡しましょう。
一言添える
お年賀を渡す際は、一言添えることもポイントです。
新年らしい挨拶と、贈り物に関する一言を添えましょう。具体例としては次のものがおすすめです。
【新年らしい挨拶の例】
- 今年もよろしくお願いします。
- 今年はもっと娘/息子と遊びに来ますね。
【贈り物に関する一言の例】
- お口に合うと嬉しいです。
- 〇〇がお好きだと伺いましたので
- 心ばかりのものですが
贈り物を渡す際の一言としてよく言われる「つまらないものですが」は、避けた方が無難です。
本来は謙遜の意味で使う言葉であり、悪い言葉ではありませんが、言葉そのままの意味に捉えられるリスクもあります。
とくにお年賀の場合は「新年からつまらないと思うものを持ってきたのか?」と思われかねないので、別の言い回しにした方がいいでしょう。
会えない方には配送で届ける
お年賀は持参して手渡しするのが基本です。しかし、遠方だったりお互いの都合がつかなかったりして、直接渡せないこともあるでしょう。
こうした場合は、配送サービスを使ってお年賀の品を届けても問題ありません。
ただし、両親や義両親が旅行に行っていて受け取れない可能性もあるので配慮が必要です。事前に電話や手紙などで、お年賀を家に送る旨を伝えておいてください。
また、配送サービスだとお互いに直接顔を合わせられない分、慣例的・事務的な印象が強くなりがちです。
そんなときはメッセージカードや挨拶状を添えて次のようなことを伝えると好印象でしょう。
- 新年の挨拶
- 会いに行けなくて残念な気持ち
- また改めて会いに行きたい旨
実家・義実家にお年賀を贈る時期は「松の内」まで
実家・義実家にお年賀を贈る時期は、正式には三が日までですが、松の内まででもよいという考え方が一般的です。
ただし、松の内の時期は地域によって違うので確認しておきましょう。
関西 | 1月15日まで |
関西以外 | 1月7日まで |
松の内の期間は、さらに細かく地域別に見てみると、違う可能性があります。
また、「義実家は関東にあるが義両親は関西の人なので関西の日程に馴染みがある」というケースも考えられるため、直接相手に確認するほうが安心でしょう。
お年賀の時期については、こちらの記事で詳しく解説しています。
実家・義実家のお年賀ものし紙で包もう
お年賀は新年の挨拶を伝える、正式な季節の贈答品。実家や義実家という身内に贈るにしても、のし紙を付けることをおすすめします。
お年賀におけるのし紙のマナーは次の通りです。
- 水引は紅白蝶結び
- のし紙の表書き(贈り物の名目)は「御年賀」や「御年始」など
のし紙は、百貨店などで贈り物を購入したときに付けてもらえることが多いですが、インターネット上で自分でダウンロードしたり、文房具店で購入したりして自分で付けることもできます。
また、ギフト専門店のネットショップなら、品物にのし紙を付けるサービスを行っている場合があります。
のし紙のマナーに自信がない場合は、贈答品のプロに任せた方が安心でしょう。
お年賀ののし紙については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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実家・義実家に贈るお年賀を選ぶポイント
実家や義実家に贈るお年賀は、新年最初の贈り物。どちらの両親にも喜んでもらえるものを選びたいですよね。
具体的にどのようなことを意識してお年賀の贈り物を選べばよいのか、ポイントを2つ解説していきます。
家族の好みや体調に合わせる
両親や義両親の好みや体調に合ったものを選べば、
「自分たちのことを考えて選んでくれたんだな」
と喜んでもらえるでしょう。
以前ちょっとした会話の中で好きだと言っていたものや、以前美味しそうに食べていたものなどを思い出してみましょう。
また、親の年齢や持病のことも考え、塩分や糖分が控えめのものを選ぶと優しさの伝わる贈り物になります。
その他、両親・義両親が高齢ならお餅のようにのどに詰まりやすいものは避けるという気遣いも大切です。
住んでいる地域の特産品もおすすめ
お年賀の品として、自分たちが住んでいる地域の特産品を贈ることもおすすめです。
遠方に住んでいてなかなか遊びに来てもらえない場合や、引っ越したばかりでまだ新居に来てもらえていない場合はとくに喜ばれるでしょう。
地元の名産品を使った食品・お菓子の他、地酒や工芸品などさまざま考えられるので、両親・義両親の好みに合ったものを選んでください。
実家や義実家に行ってお年賀を渡す場合は、特産品をきっかけにして、住んでいる地域や普段の生活の話で盛り上がりそうですね。
実家・義実家に贈るおすすめのお年賀
実家・義実家に贈るおすすめのお年賀としてどのようなものが定番か、具体的に紹介していきます。
お正月に贈るお年賀としてふさわしい理由もあわせて解説するので、ギフト選びの参考にしてみてください。
※記事内でご紹介する各商品は、随時完売・即日出荷対応不可に変更になる可能性があります。
※12/31~1/3は集配時間の短縮により、「午前9時」までのご注文で即日出荷、午前9時以降のご注文は翌日出荷とさせていただきます。
※年末年始は配送の混雑・メーカー休業などにより、輸送遅延の可能性がございます。悪しからずご了承いただきますようお願い申し上げます。
日本酒・ビール・ワイン
お年賀としてまずおすすめなのは、日本酒やビール、ワインなどの酒類です。
新年の挨拶で実家・義実家を訪問した場合、そのまま夕食を一緒にとることも多いでしょう。そんなときに持参したお酒で乾杯できます。
久しぶりに顔を合わせた両親・義両親とお酒を飲んでくつろぎながら話す時間を作れることも、おすすめの理由。
両親・義両親にとっても、娘・息子夫婦が「一緒に飲もうと思って」とお酒を持ってきてくれればうれしいものです。
自分たちと話すのを楽しみにして持ってきてくれたのだと感じられて、喜びもひとしおでしょう。
年始のおもてなしに活躍する高級おつまみ
年始のおもてなしに活躍する高級おつまみも、お年賀としておすすめです。
年始はお酒を飲む機会が何かと増えます。ちょっと豪華なおつまみを贈れば、料理する手間も省け、両親・義両親に喜ばれるでしょう。
とくに鯛やたこはお正月にぴったりの縁起のよい食材です。お年賀にはこれらの食材を使ったおつまみをチェックしてみましょう。
- たこ:足が末広がりの8本であること、ゆでると紅白になることなどから縁起がよいとされる
- 鯛:「おめで鯛」という語呂合わせから縁起がよいとされる
たこや鯛なら食卓の彩りも華やかになるので、家族以外の来客時にも出すなど、いろいろな場面で活用してもらえるでしょう。
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洋菓子
洋菓子は、次の点からお年賀の贈り物にぴったりです。
- 日持ちがするものが多いので、急いで食べなくてもよい
- お正月らしく華やかな印象がある
- 家族の皆でコーヒーや紅茶と一緒にゆっくり話しながら食べられる
- 来客時に出せるので、新年で来客が多くなりがちな時期に役立つ
地元の有名なスイーツショップや流行りの洋菓子を取り寄せて贈れば、特別感もじゅうぶん。
新年でほうぼうに住む親せきが一堂に集まるなら、個包装の洋菓子を選ぶのがおすすめです。各自で分けて少しずつ持ち帰ることもできるので重宝するでしょう。
高級レトルト食品
高級レトルト食品も、お年賀におすすめの品です。
お正月は来客が多く忙しくなりやすいので、短時間で簡単に美味しいものが食べられるレトルト食品はとても重宝します。
ポイントとしては、お正月の挨拶のための贈り物らしい特別感を重視すること。
たとえば高級ホテル監修のレトルト食品や、高級食材の缶詰など、ラグジュアリー感のあるものなら新年の贈り物らしい華やかさがあります。
近年はブランド和牛100%のハンバーグや、有名シェフがプロデュースしたスープなど、ギフト用のレトルトが多く登場しています。
ディナーに出しても通用する贅沢メニューでありながら日持ちもするので、とても実用的な贈り物といえます。
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お肉
高級なお肉もお年賀の贈り物としておすすめ品の一つです。
高級和牛のお取り寄せグルメセットは、それだけでとてもインパクトがあります。いつもより少しリッチなお肉は、お正月のおめでたい食卓をさらに盛り上げてくれるはずです。
特にすき焼きやしゃぶしゃぶ用にカットしたお肉なら皆で鍋を囲めるうえ、身体も温まるので寒いお正月にぴったり。
実家・義実家を訪問した際に皆で鍋にして食べるつもりなら、事前にその旨を伝えておきましょう。
何か他に買っていくべき具材はあるか聞いておくと、準備にバタバタせずに済みます。
和菓子
上質な和菓子もお年賀の贈り物としておすすめです。
自分が住む地元の銘菓や老舗の高級和菓子だと特別感がある上、日本のお正月らしい風流さも感じさせてくれるはず。
皆でお正月の番組を見ながらゆっくり上質の和菓子を食べるのもよいですよね。
お正月の挨拶に来たお客さんへ、おもてなしに出すこともできるので重宝します。
来客が多い家なら個包装で多めに入った和菓子の詰め合わせを贈るとよいでしょう。
ただし、和菓子の中には上生菓子など日持ちしないものもあります。消費期限の確認は必須です。
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洗剤
食べ物以外の贈り物なら、衣類洗剤セットやハンドソープの詰め合わせといった洗剤もおすすめです。
洗剤は実用的な日用品なので、いくらあっても困りません。
なくなると困るけれどつい買い忘れてしまうようなものなら、なお喜ばれるでしょう。
ただし、実家の両親が香りや洗い上がりなどにこだわりがあるケースもあります。普段実家・義実家で使っているのと同じもの、あるいは普段使っているものの高級ラインを贈るのが無難でしょう。
あるいは、自分が実際に使ってみてよかったと思える、環境と身体に優しいナチュラル素材の洗剤もおすすめです。
実家・義実家のお年賀はネット通販でも買える
実家・義実家へのお年賀向きの品は、ネット通販で購入できます。
ネット通販の利用は、忙しくても満足できるお年賀を選びたい人にぴったりです。
- 実店舗の営業時間にとらわれず、スキマ時間や仕事・家事が落ち着いた夜にじっくり品選びができる
- 複数の店舗を回らずとも、さまざまなギフト向きの品を効率よく検討できる
ネット通販のギフト専門店GiftA(ギフタ)なら、お年賀にふさわしいギフト商品を、予算や商品カテゴリ別に探せます。
また、商品によってはメッセージカードや挨拶状もつけることも可能です(※一部対象外商品があります)。
GiftA(ギフタ)の運営元は、年賀状印刷のネット通販受注件数で5年連続日本一の実績を誇る「おたより本舗」です。
そのため、メッセージカード・挨拶状のデザイン・文章も豊富です(※一部対応していない商品があります)。
心のこもったお年賀選びに、ぜひGiftA(ギフタ)をご利用ください。
※記事内でご紹介する各商品は、随時完売・即日出荷対応不可に変更になる可能性があります。
※12/31~1/3は集配時間の短縮により、「午前9時」までのご注文で即日出荷、午前9時以降のご注文は翌日出荷とさせていただきます。
※年末年始は配送の混雑・メーカー休業などにより、輸送遅延の可能性がございます。悪しからずご了承いただきますようお願い申し上げます。
まとめ
お年賀は新年の挨拶を込めた贈り物。年賀は直接会って手渡しすることが基本です。
実家や義実家に贈るお年賀の品は、両親の好みを考え、気を遣わせない程度の金額のものを選びましょう。
年末に忙しくてデパートに買いに行けなかったり、事情により帰省を控えるなら、ネット通販のギフト専門店でお年賀の好適品をチェックしてみましょう。
時間を問わず、豊富な商品を見くらべて品選びができますし、ネットショップから実家・義実家に直接品を贈ることもできますよ。
ネットのギフト専門店を選ぶポイントとして、
- ギフト専門スタッフがいるか
- のし紙の対応などがきちんとしているか
- アフターサービス体制があるか
上記のような信頼性の高さもチェックしてくださいね。