お中元でカタログギフトを贈るのは失礼になるのでしょうか?
カタログギフトを受け取った人がどんな印象を抱くのか、また、お中元でカタログギフトを贈る際のマナーについて解説します。
お中元でカタログギフトを贈ろうとしている人は参考にしてください。
目次
「カタログギフトのお中元は失礼?」と心配になる理由
カタログギフトをお中元として贈るのに少し躊躇してしまう方がいるのはなぜなのでしょうか。まず、「お中元でカタログギフトを贈るのは失礼なのでは……」と思ってしまう理由を考えてみましょう。
「手抜きと思われそう……」
相手を思って喜んでもらえるギフトを選ぶこと自体が大切と考えている人もいます。そうした人は、相手に合わせて品物を選ぶ必要がないカタログギフトを贈るのは「手抜きなのでは?」と心配することも多いようです。
また、特定の相手に対してカタログギフトを贈るのがためらわれるケースもあります。特に目上や年配の方に贈る場合、カタログギフトという文化を理解してもらえるか心配なようです。
「贈り物として見劣りしそう……」
一般的なお中元ギフトと異なり、カタログギフトの品物自体は単なる冊子です。そのため、見た目の特別感に欠けるという意見も。ボリュームが少なく見えてしまうという問題もあります。
カタログギフトはあくまで品物を選んでもらうための資料ですが、受け取った際の特別感を演出するための工夫は必要かもしれません。
「相手に手間をかけそう……」
「記載されている品物のなかからほしいものを選ぶ」というカタログギフトの使い方自体が「相手にとって手間になるのでは?」と心配する方がいます。
また、カタログギフトに触れたことがない人の場合、欲しい商品があっても申し込み方がわからないかもしれません。
「値段がばれそう……」
「カタログギフトの値段が受け取った人にばれてしまうのではないか?」という声も。
お中元を毎年贈っている人であれば、なるべく安く抑えたいと考えるかもしれません。
カタログギフトのなかには、価格を抑えて良質な品物をラインナップしたものもあります。一方で、「安いものを用意したのではないか」と思われるのが心配になることから、こうしたコスパの良いカタログギフトを贈るのを躊躇してしまう方も多いようです
カタログギフトのお中元は相手にどう思われている?
カタログギフトのお中元は、受け取った相手にどんな印象を与えるのでしょうか?
NTT西日本は、過去にお中元・お歳暮に関する調査を実施しています。「Q. あなたが貰って嬉しいお中元・お歳暮の商品をお答えください。」というアンケートでは、カタログギフトが第5位(26.8%)に位置しています。
参照▶~2015年 お中元・お歳暮の実態を大解明!~「贈りたいもの」と「もらいたいもの」に潜む“認識のズレ”が判明!|西日本電信電話株式会社のプレスリリース
カタログギフトを受け取った人の一般的な感想として、「嬉しい」という声も少なくありません。
世代や相手との関係、地域などさまざまな要素を加味して考えなくてはいけませんが、カタログギフトへの一般的なイメージは決して悪くないことがわかります。
少なくとも贈る側が「カタログギフト=失礼」と断定し、過度に避ける必要はないと言えるでしょう。
カタログギフトのお中元は相手にとってもメリットがある
贈る側にとって手間がかからないことから「失礼ではないか?」と躊躇しがちなカタログギフト。しかし、相手にとってもメリットがあることも見逃せません。
相手の方にとっての代表的なカタログギフトのメリットを紹介します。
相手が好きな品物を選べる
掲載されている品物のなかから相手が好きなものを選べる点は、他のギフトにはないカタログギフトならではのメリットです。
お中元の場合、もらう品物が”夏”を意識した”グルメ系”に集中しがちなもの。相手のもとには、他の人から贈られるお中元の定番ギフトが多数集まるかもしれません。NTT西日本の調査でも「もらうものがかぶっている」「たまには違うものがほしい」と多くの対象者が回答しています。
参照▶~2015年 お中元・お歳暮の実態を大解明!~「贈りたいもの」と「もらいたいもの」に潜む“認識のズレ”が判明!|西日本電信電話株式会社のプレスリリース
カタログギフトであれば、相手が好きな品物を選ぶため、定番のお中元との差別化ができます。
相手が都合の良いタイミングで品物を受け取れる
相手が好きなタイミングで品物を取り寄せられる点も、カタログギフトのメリットのひとつといえます。
交友関係が広い相手であれば多数のお中元が届けられて、保管だけで手間になることも考えられるでしょう。カタログギフトは冊子のため保管の場所をとりません。
相手は、他のお中元の処理が落ち着いてからゆっくりと必要なものを考えられます。一般的なカタログギフトの使用期限は4カ月程度となっています。
失礼にならないためのお中元マナー
上記で紹介した調査結果からもわかるとおり、カタログギフトはお中元として市民権を得ていると言えます。しかし、一部ながらカタログギフトに対して良いイメージを抱いていない人がいることも事実です。
不必要に印象を悪くしないためにも、カタログギフトを贈る際はお中元のマナーを意識しておきましょう。おさらいのために、一般的なお中元マナーを解説します。
贈る時期に注意する
まず、お中元を贈る時期についておさらいしておきましょう。お中元は7月15日、もしくは8月15日までに届くように贈るのが一般的です。
厳密には贈り先のお盆の時期によって異なるため、確認しておくことをおすすめします。
お中元の時期に遅れる場合は、暑中見舞い・残暑見舞いとして贈りましょう。
熨斗(のし)袋・水引選びに注意する
カタログギフトを贈る場合も、熨斗・水引などの一般的なお中元マナーを守ることが大切です。
今後も関係が続いていくことが好ましいため、「何度繰り返しても良い慶事」という意味の紅白蝶結びの水引を選びましょう。
表書きには「お中元」「御中元」と記載します。
暑中見舞い、残暑見舞いとして贈る場合は表書きも変えますが、「見舞い」は目上の方に対して使えないため「お伺い」「御伺い」といった表現に変更してください。
多くの場合、カタログギフトでも熨斗・水引を指定できるサービスが提供されているため、お中元でカタログギフトを贈る際はぜひ活用してください。
不幸があった方には忌明け後に贈る
不幸があった相手には、少なくとも忌明け後まで待ってお中元を贈りましょう。
お中元はお祝いごとでなく感謝の気持ちです。勘違いされることがありますが、喪中の相手にお中元を贈ることには問題はありません。
ただし、相手の気持ちに配慮することは大切です。相手が落ち着いた状態でお中元を受け取れるように、最近不幸があった場合は忌明けを待つようにしましょう。
メッセージで感謝の気持ちを伝える
カタログギフトの手抜き感を払拭するために、メッセージを添えることが大切です。
お中元を贈る際は、一般的に簡単な挨拶文や添え状が同梱されます。
カタログギフトを贈る際も、日頃のお付き合いに感謝するメッセージを添えると、印象は大きく変わってくるでしょう。
多くのカタログギフト配送のサービスでは、メッセージカードを添付してカタログギフトを贈れます。
どうしてもカタログギフトのお中元が「失礼なのでは?」と思ってしまう場合は
カタログギフトに対する一般的なイメージや失礼にならない配慮について解説してきました。
一方で、やはりどうしても「カタログギフトを贈ると失礼に思われそう……」と心配になってしまう方がいるかもしれません。
贈る相手によっては少し気を遣わなければならない場合もあるでしょう。
どうしてもカタログギフトを贈るのが心配な場合におすすめの対応について解説します。
お中元かお歳暮のどちらかだけカタログギフトにする
カタログギフトを贈るのをお中元かお歳暮のどちらかに限定してみましょう。
品物選びに負担がかからない時期は一般的なギフトを贈り、それ以外の時期にカタログギフトを贈るのがおすすめです。
「毎回カタログギフトを贈っても大丈夫?」という心配を解消できるはずです。
カタログギフトを贈った際は、ぜひ相手のリアクションを確認してください。喜ばれているようであれば、毎回カタログギフトを贈っても良いでしょう。
目上・年配の方にはカタログギフトを贈るのを避ける
特に気を遣う相手に対しては、カタログギフトを贈るのを避けたほうが良いかもしれません。
年配の方はカタログギフトがどういうものか理解できない場合や、申し込み方がわからない場合があります。
また、目上の方などカタログギフトがどういった印象を与えるかわからず、関係性を悪くしたくない場合は、贈らないほうが無難です。
GiftA(ギフタ)のカタログギフトならではの失礼にならない配慮
GiftA(ギフタ)では、カタログギフトのお中元で感謝を伝えられるメッセージカード・挨拶状の添付サービスを行っています。相手によって個別にメッセージを用意できるため、特に気を遣わなけらばならない相手には特別な文章を作成することも可能です。
挨拶文例も用意しているため、文章作成が苦手な方でも簡単に挨拶状を作れます。カタログギフトの手抜き感で相手に悪い印象を与えることが心配な方におすすめです。
GiftA(ギフタ)では大手有名メーカーのカタログギフトを独自ルートで仕入れ、ネット直販ならではの安さで提供している点もポイント。リーズナブルな価格で購入可能な一方、その事実は相手にはわかりません。予算を抑えて良いお中元を贈りたい場合におすすめです。
取り扱っているカタログギフトのジャンルが幅広いことも強みのひとつ。定番のグルメ系のほか、生活雑貨、エコ系など豊富にラインナップしています。他のお中元との差別化が可能になり、受け取った方に喜んでもらえるでしょう。
お中元用として多くの方にお選びいただいているカタログギフトを紹介します。
『北海道七つ星ギフト』
美食の宝庫である北海道から、地元で本当に愛されているグルメをチョイス。海鮮、お肉、野菜と、北海道の魅力がぎっしりと詰め込まれています。お中元でグルメ系のカタログギフトを贈りたい場合は、第一候補にしていただきたい商品のひとつです。
『ファインチョイス』
業界でも最大級を誇る掲載商品数の多さが魅力のシリーズです。国内外の有名ブランドからよりすぐりのギフトをセレクト。産直グルメ・ファッション雑貨・体験ギフトなど品物のジャンルが幅広く、性別や年齢を問わずさまざまなニーズに対応できます。
『割引カタログギフト』
GiftA(ギフタ)の独自ルートでの卸値による仕入と、ネット直販ならではのコスト削減で、大手メーカーの高品質カタログギフトを提供する人気のシリーズです。
割引率の高い「コスパ重視」シリーズと、よりクオリティーに比重を置いた「プレミアム」シリーズの2種を展開しています。
まとめ
カタログギフトは贈り物として十分に市民権を獲得しており、お中元で贈っても失礼な印象を与えることはほとんどありません。
どうしても心配な場合は、お中元・お歳暮のどちらかだけカタログギフトにする、相手によっては贈るのを控えるといった方法で対応してみてはいかがでしょうか。
また、お中元のマナーをしっかりと意識して印象を悪くしないことも大切です。特別感を出したい場合は、メッセージを添えて感謝の気持ちを伝えましょう。