香典返しの相場は、頂いた香典額の「1/3~半額」相当の品物を贈るのが一般的です。
しかし近頃は「品物ではなく、現金で香典返しをしたい」と思っている方も多いようです。
確かに品選びは手間や労力がかかりますし、何より気力が回復しない時期でもあるでしょう。
今回は現金で香典返しができるのか、そのほか弔事マナーや注意点をご紹介します。
目次
香典返しを「現金」で贈ることは失礼?
結論からいうと、香典返しを現金で贈るのは失礼とされています。
以下がその理由です。
1.具体的な金額がわかるのは品がないと思われる
香典返しとして品物を贈れば正確な金額は先方に分からず、予測するしかありません。
たいていの場合、何円相当のお返しをされたのかはっきりとは分からないでしょう。
しかし、香典返しを現金や商品券で贈ると具体的な金額が先方に分かってしまいます。
その額が相場の範囲内でも少なめだと相手が不満に思うこともあり得るので、控えた方が無難とされています。
2.目上の人に現金を贈ること自体が失礼
そもそも、目上の人に現金を贈る行為は相手を軽んじていると思われるため、失礼にあたります。
現金や商品券を贈るのは「これを生活の足しにしてください」という励ましの意味合いを含むとされるからです。
立場が上の人やご年配の方は、若い世代に比べて古くからのしきたりや作法を尊重する傾向にあるので、特にタブーを犯さないよう気をつけましょう。
3.贈り物選びに手を抜いたと思われる
現金を贈るのは合理的でいいと考える人なら良いのですが、「贈り物を選ぶ手間を省いた」と思う人も少なからずいるでしょう。
相手への感謝を示すはずの香典返しなのに「きちんとお返しの品を選ばなかった」と相手に思われ、不快な気持ちにさせてしまう可能性があります。
では、香典返しに「商品券」は受け入れられるのか?
商品券はどうでしょうか。
近年「商品券」は、香典返しの品として許容されつつある商品です。
商品券を取り扱う会社では、弔事用の掛け紙(のし)や包装紙を付けてくれるところもある通り、時代の流れとともに弔事マナーは変化しているといえるでしょう。
ただし、マナー違反ととらえる人も多くいます。
「商品券は現金と同じ」「香典返しの品選びに手を抜いた」と思われる可能性も少なくありません。
特に目上の方の中には、現金=商品券と考えている人もいるので、高齢の方や上司、恩師などには避けたほうが無難です。
商品券を贈るなら品物をセットで
もし「頂いた香典が高額で、それ相応のお返し品を選ぶのに困っている…」といった場合は、
- 商品券とお菓子
- 商品券と日用品
というようにセットで贈るのも一つの手。
品物は、食べたり使ったりしてなくなる「消え物」、例えば
日用品では、
が適しています。
掛け紙(のし)は、商品券にかけましょう。品物に掛け紙(のし)は要りません。
品選びに困らない・失礼にならないお返し品とは
「やはり現金や商品券を贈るわけにはいかない。でも香典返しの品選びをしている余裕がない……」。
そんな悩みを抱えているなら、弔事用のカタログギフトはいかがでしょう。
「現金」や「商品券」では金額が相手に知られてしまいますが、カタログギフトは「先方には購入価格がわからない」という利点があります。
ネット通販なら、最新カタログギフトが卸値で購入できる
またインターネットのギフト専門店なら、デパートや葬儀会社で定価販売している最新カタログが、お得な割引価格で販売されています。
カタログギフトにはグルメ・ファッション雑貨・家電・温泉体験など幅広いギフト商品が掲載。相手の好みが分からないときは、自分で欲しいものを選んでもらえるカタログギフトは重宝するでしょう。
「どんなギフト商品が載っているのか知りたい」と不安な方は、パソコンやスマホから電子カタログで中身をご覧いただくこともできます。
「掛け紙(のし)」「挨拶状」「包装」が無料サービス
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」では、掛け紙(のし)・挨拶状・包装を無料でお付けし、先方のご自宅まで直送しています。
- 心のこもった挨拶状(お礼状・メッセージカード)全5種
- 自由に編集もできる文例20種
- 香典返し用包装紙6種
から、お好きなものが選択可能。「手抜き感なしの香典返しが、自宅から簡単にできた」とご好評いただいています。
スマホ・パソコン操作に慣れていなくてもご安心ください。ご注文フォームから案内に従って進めば、スムーズにご注文を完了していただけます。
またGiftA(ギフタ)には、お客様対応専門スタッフが常駐しております。
『注文方法や操作方法が分からない』『商品についてもう少し詳しく知りたい』『マナーに不明点がある』など不安がございましたら下記お問い合わせ欄よりメールでご連絡ください。あなたの心配事にお答えし、解決までご一緒いたします。
【相手別】おすすめのカタログギフトはここで探そう
「現金や商品券よりカタログギフトをお贈りしようか…」と迷っている方へ。
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」が、おすすめのカタログギフトを特徴ごとに紹介します。贈り先様にご満足いただける品選びのヒントにしてください。
最大48%OFF『 割引カタログギフト【コスパ重視】シリーズ』
香典返しの品物選びに迷っている方におすすめしたいのが、こちらの【コスパ重視】シリーズ。
有名ブランドアイテムや日用品、体験型ギフト、旅行、厳選グルメなど、あらゆる世代の方に好きなものを選んでいただける、GiftA(ギフタ)人気№1の定番カタログです。
ネットで初めてギフトをご購入される人は、「返礼品に割引カタログギフトって大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、品質についてはどうぞご安心ください。
当店で取り扱うカタログは大手有名メーカーの最新版で、他社で定価販売しているものと表紙や中身はまったく同じ。流通経路を工夫して安く仕入れることで、お得な卸価が実現しました。
- 割引価格で購入したことは、贈り先様にわからない
- まとめ買いにお得なボリューム割引あり
- 価格帯は2000円台~3万円台の全15種類。1/3返しか半返しに迷っても安心
「予算内でワンランク上の贈り物ができた」と多くのお客様から好評です。
百貨店や式場でも。『【割引カタログギフト プレミアム】』シリーズ
百貨店や葬儀社でも取り扱われる、高級路線の割引カタログギフト。
上司・恩師といった目上の方、マナーに厳格なご高齢の方、特別な人への返礼品に選ばれています。
- 知名度があるブランドがそろう、品質重視の品を贈りたい
- 価格より、評価が高いカタログギフトを探している
- お相手の好みがわからないので、衣食住、幅広いラインアップのカタログを届けたい
といった方に好評です。
このカタログは通常、大幅な割引がないお品ですが、GiftA(ギフタ)では流通経路を工夫することにより、お得な卸価が実現しました。
買えば買うほど割引が大きくなる「ボリューム割引」もおすすめです。
厳選品だけをセレクトした最高級カタログ【麗(うらら)】
上品な和装表紙が香典返しにふさわしい、最高級カタログギフト。
長くご愛用いただけるような逸品、思い出に残る体験、有名店や全国の選りすぐりグルメなど、最高品質のラインナップを誇ります。
- 温泉
- ペア食事券
- クルーズ船乗船券
- 乗馬、伝統工芸アトリエ見学
など体験ギフトも充実しているので、「もう十分、物は持っている」というご高齢の方にいかがでしょうか。「ずっと元気でいてください」というメッセージもお伝えいただけます。
また、質と癒やしを重視したアイテムが多いため、目上の人や特にお世話になった方にもおすすめです。
お肉専用のグルメカタログギフト【おいしいお肉の贈り物】
ブランド和牛や各地の地鶏、高級ハム・ソーセージなど、お肉に特化したカタログギフト。若い世代やファミリー層に贈る香典返しに人気です。
日本全国の美味しいお肉が選べるので、お出かけする機会が減った贈り先様にも、お喜びいただけるのではないでしょうか。
香典返しに「四つ足生臭もの」はタブーとされ、生肉はNGと言われていますが、カタログでなら問題ありません。
GiftA(ギフタ)でも多くのお客様が「おいしいお肉の贈り物」を香典返しとして選ばれています。
ブランド牛のうんちくや美味しい和牛の食べ方などの読み物付き。贈り先様の楽しい食卓の話題に一役買うかもしれませんね。
コース一覧・デジタルカタログはこちら現金の香典返しをする地域もあり
基本的には香典返しに現金を贈るのは良くないとされていますが、地域によっては現金でお返しをする場合もあります。
相手の方が住んでいる地域ではどのような習慣なのかを調べ、それに沿ったお返しをすると良いでしょう。
たとえば、千葉県東部では現金で香典返しをする習慣があります。
頂いた香典が1万円以下の場合は、半分の額を即日返し専用の不祝儀袋に入れてお返しをするという方法が浸透しており、これは必ず当日中にお返しするものとされています。
ただし、お返しの金額が1万円以上になる場合は、現金ではなく品物でのお返しがよいとされています。
現金でのお返しが習慣となっている地域は全国的に見てそれほど多くはありませんが、そういった地域もあるということを心に留めておきましょう。
香典を贈る側になったときの注意点
それでは、ここからは葬儀の参列者側の視点に立って、香典を現金書留で送る際のマナーを紹介します。
お悔やみの手紙などを添える
香典を現金で送る際には、お悔やみの手紙を添えるのが大事です。
お悔やみの手紙にはご遺族の方々に向けた言葉を書くようにしましょう。
現金だけでなくお悔やみの手紙を添えることで、相手をいたわる温かい気遣いが伝わるでしょう。
反対に、現金だけが送られてくると遺族としては義務的でそっけなく感じてしまうかもしれません。
手紙は白の模様が入っていない便箋1枚に手書きで書くのが良いとされています。
便箋を封筒に入れる際に、二重になっている封筒は使わず、白の無地の封筒を使うのがマナーです。
二重になっている封筒は「不幸が重なる」とされ、失礼にあたるので避けましょう。
手紙に書く内容としては突然の訃報に驚いていること、ご遺族への気遣いの言葉(心を痛めていること、気持ちを強く持つようにとの励まし)、実際に葬儀に行けなかったことへの謝罪などがおすすめです。
最後は「ご冥福をお祈り致します。」と結ぶのが一般的です。
これらの内容は故人との関係性によって変わることもあります。
また、ご遺族に誰からの手紙が分かるように、自分が故人とどのような関係だったのかを忘れずに記すと良いでしょう。
現金書留を使い、香典袋(不祝儀袋)に現金を入れる
香典を送る際には現金書留を使います。
お金は普通の郵便封筒に入れて送ることはできません。
これは香典に限らず、どんな場合でも同じルールなので、覚えておきましょう。
現金書留用の封筒は郵便局で購入します。
封筒の大きさは香典袋が入る大きめのサイズを選び、サイズが分からない場合は郵便局の人に見せてもらいましょう。
あるいは窓口で「香典袋が入る大きさの封筒が欲しい」と言えば伝わります。
現金は、現金書留用の封筒に直接入れてはいけません。
これはマナーに反するやり方で、必ず不祝儀袋を購入し、中袋に現金を入れてください。
まとめ
一部の地域を除いて、香典返しを現金や商品券でお返しするのはマナー違反とされています。
きちんと品物でお返しすることが大切です。
その際は、カタログギフトを贈ると相手が好きなものを選べるので喜ばれやすいでしょう。
また、香典を贈る立場になったとき、現金で郵送する場合は必ず現金書留で送らなければなりません。
お悔やみの手紙も添えて、相手の気持ちに寄り添ったマナーを心掛けましょう。