孫の面倒をみてくれるおじいちゃんやおばあちゃんは、子育て世代にとって心強い存在です。
その一方で
「いつも助かっているけれど、お礼をしたほうがいい?」
「どんなものが喜ばれる?」
と気になるママ・パパは多いようです。
親しき仲にも礼儀あり、とはいうものの、
「子どもを見てもらうたびに毎回お礼をしていてはきりがない」
「お礼の話をしたら他人行儀で水くさいと言われてしまった」
など、人ぞれぞれ悩みは異なります。
この記事では、孫の面倒をみてくれる実家や義実家へのお礼について解説します。
また、あらためてお礼をしたい人向けに感謝の気持ちを伝える方法をご紹介します。
目次
孫の面倒を見たい! でも本音は孫疲れ?
まずは孫の面倒をみることについて、祖父母世代がどう考えているのかを確認しておきましょう。
主婦の友社が2019年に、孫がいる50代~70代の女性を対象に行った「孫育てに関する意識調査」によると、約6割の祖母が1カ月に1回以上の頻度で孫の面倒をみていることが判明。
さらに1週間に1日以上孫の世話をしている人の割合は約35%で、およそ3人に1人の祖母が子育て世代を日常的にサポートしているという結果になりました。
サポート内容は「食事のしたく」や「保育園・幼稚園の送迎」「一緒に遊ぶ」など幅広く、さまざまなシーンで子育てファミリーを支える大きな力になっていることは間違いありません。
共働きが当たり前になった今では、孫の面倒をみる祖母の割合は増加傾向にあります。
その一方で、「孫の世話で肉体的・精神的に疲れてしまう」という意見も多いことは、知っておいたほうがよいでしょう。
孫の面倒でモヤモヤする理由とは?
同調査によると、祖母の立場で孫の世話をすることに対し、モヤモヤや不満がある人は約52%とほぼ半数を占めます。
モヤモヤの理由は「自分の体調不良時」や「自分の子どもやその配偶者と意見が食い違う時」、「自分の時間を犠牲にしていると感じる時」などです。
さらに「孫との時間も大切だが、自分の時間も大切にしたい」と考えている祖母の割合は95.5%にものぼります。
この結果からすると、孫の面倒をみてもらうときは祖父母の体調やストレスへの気遣いが必要だといえるでしょう。
経済的な負担を感じている人も多い?
同調査によると、半数以上の祖母が年間10万円以上を孫のために使っていることが分かりました。
そのうち金銭的な負担を感じている人は25%と、決して少なくありません。
お金の使い道は誕生日やクリスマス、お年玉といったイベント時のプレゼントのほか、入園祝いや入学祝い、お出かけ時の出費やちょっとしたお菓子代など、多岐にわたります。
子ども夫婦から実家の両親へ「孫育て」の費用を精算している場合もありますが、事務的にお金を渡すだけでは感謝の気持ちがあまり伝わらないかもしれません。
時間やお金を使って孫の面倒を見てくれている祖父母に、一年のうち何回かはきちんとお礼をする機会を設けることを考えるのもよさそうです。
「孫育ては当たり前ではない!」実家両親からの不満の声も
孫の面倒を見てくれる祖父母の気持ちとしては
「息子や娘家族のサポートをしてあげたい」
「孫の成長を見られてうれしい」
というものがほとんどでしょう。
その一方で、
「感謝の言葉がない」
「世話をして当たり前と思われている」
といった不満を抱えている人も少なくないのが現実のようです。
特に小さな子どもの世話をするには、体力も気力も必要です。
それなのに感謝の言葉すらなく、子ども夫婦が「孫の面倒を見てもらって当たり前」という態度でいれば、祖父母のストレスの原因にもなってしまうでしょう。
「感謝されないことが余計に疲れを感じさせる」という祖父母からの意見もあるため、「ありがとう」の気持ちを伝えるのはとても大切なことが分かります。
孫の世話をしてもらっている頻度に応じてお礼をした方がよいといえるでしょう。
【孫を預けるパターン別】お礼のコツと金額相場
孫と祖父母の関わり方は家庭によって異なります。
ここでは、「ほぼ毎日」「月に数回」「親がどうしても世話ができないときだけ」など、孫を預けるパターン別に、おすすめのお礼の方法を紹介します。
日常的に孫を預ける時【園の送迎など】
常日頃からサポートをしてもらっている場合は、まずはその都度
「いつもありがとう」
「サポートしてもらって助かります」
など、感謝の言葉を忘れないようにしましょう。
そのうえで、
- 1カ月に1回程度は外食に誘ってごちそうする
- 外食メニューと同程度のお取り寄せグルメをプレゼントする
など、日常的にお礼をするのがおすすめです。
祖父母に預けて、しょっちゅうご飯を食べさせてもらっているのであれば、食事の足しになるものを渡して準備や食費の負担を軽くすることも考えましょう。
- 温めるだけで一品用意できる「レトルト食品」
- 祖父母も子どもも食べられる「お菓子」
などがあれば、役立ててもらえるでしょう。
子どもに好き嫌いが多い場合は、「これなら喜んで食べる」というものを渡せば、祖父母の手間を省けるので助けになるはずです。
自分の都合で月~年に数回預ける時
日常的に預けているわけではないものの、自分たちがリフレッシュしたいときや体調不良のときなどに時々面倒を見てもらうこともあるでしょう。
その場合は、その都度ちょっとしたお礼を渡すのがおすすめです。
子ども夫婦のリフレッシュのために孫を預けたなら、出先で見つけた名産品やスイーツなどをお土産に渡して、「おかげで楽しいひとときを過ごせました」と感謝の気持ちを伝えましょう。
体調不良で代わりに子どもの面倒を見てもらったなら、心配をかけたお詫びも兼ねて、祖父母が自分では買わないような少しリッチなギフトを贈るのがおすすめです。
大切なのは「緊急時に子育てをサポートしてもらえて助かった」という感謝を伝えること。
予算としては3,000円以上を目安にするのがおすすめです。
長期的に孫を預ける時【二人目出産など】
二人目の赤ちゃんの出産を控えているなら、子どもを実家に長期的に預ける必要が出てくるでしょう。
このパターンでは、実家の両親は孫の面倒を見るためにライフサイクルを変えなければならず、大きな負担がかかります。
また、遠方から自宅へ来てもらい、泊まり込みで世話をしてもらうケースもあるでしょう。
上記のように、実家の両親に多大な協力をしてもらった場合は、かかった費用を負担するのが前提となります。さらに、祖父母の好物で高級路線のものをお礼として贈るのがおすすめです。
現金だけを贈ると味気なくなったり「水臭い」と言われる可能性もありますが、品物を贈れば祖父母も受け取りやすくなるでしょう。
いたわりの気持ちを込めて、高級レストランでの食事や、祖父母が水入らずで楽しめる旅行などをプレゼントするという方法もあります。
実家の両親に「孫を見るのにお礼は水臭い」と言われたら
祖父母から「お礼はいらない」とはっきり言われた際は、無理に渡さなくても問題ありません。
年齢を重ねると、欲しいものがなくなってくる人も多いためです。
祖父母がお礼を渡すことを「他人行儀だ」と感じるタイプであれば、無理に渡すとネガティブにとらえられてしまう可能性もあります。
お礼を断られたときは祖父母が喜んでくれることをして、孫の楽しい時間を過ごせるようにはからいましょう。
祖父母がすぐに会える距離に住んでいる場合は、孫と一緒に顔を見せたり、お茶をしに出かけたりして、孫との思い出をプレゼントするのもひとつの方法です。
また、祖父母の誕生日や記念日のプレゼントを奮発することで感謝をあらわすのもいいでしょう。
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孫疲れも吹き飛ぶ! 面倒を見てくれたお礼のアイデア3選
ここでは孫の面倒を見てくれる祖父母にお礼を渡すとき、どんなものが喜ばれるのかをご紹介します。品物選びで迷ったときの参考にしてください。
ちょっとした差し入れ【お菓子やフルーツなど】
季節のフルーツや話題のスイーツ、祖父母の好物などは、孫を実家に連れて行く際の差し入れとして贈りやすいもの。「ぜひ食べてほしい」とひと言を添えて渡せば喜ばれるでしょう。
「おいしい食べ物を贈っても、孫に食べさせたいといって両親が自分で食べてくれない」
といった場合は、コーヒーのギフトセットなど、大人向けの品物を贈るのもおすすめです。
祖父母世代には目新しいものより定番品を好む人も多いため、老舗店や有名ホテル監修のロングセラーなら失敗は少ないでしょう。
義実家の両親に贈るお礼の品なら、普段の会話からそれとなく好みをリサーチしておくと、品物選びに役立ちます。
食事会にも!お取り寄せグルメ
家族全員で食卓を囲める「すき焼きセット」や「海鮮セット」などのお取り寄せグルメも、祖父母世代へのお礼におすすめ。
夫婦でじっくりと味わってもらうのもよし、食事会を開いて三世代でディナーを楽しむのもよし。上質グルメギフトは、活用の幅が広がります。
お酒が好きな祖父母には、晩酌タイムが楽しくなるような「ちょっと高級なお酒」や、お酒とセットで「おつまみ」も喜ばれますよ。
誕生日や記念日に奮発!高額カタログギフト
- 日頃の感謝を伝えたいとき
- 下の子の出産で長期間にわたって孫の世話をしてもらったとき
- 祖父母の結婚記念日
上記のような「ちょっと奮発した贈り物を渡したいとき」には、高級路線の「カタログギフト」がおすすめです。
受け取った側が好きなものを選べるので好みを外すことがなく、選ぶ楽しみもプレゼントできます。
カタログギフトにはさまざまなジャンルのギフトを網羅した「総合カタログ」のほか、全国各地の名産品を選べるものや逸品グルメに特化した「グルメカタログギフト」など、多くの種類があります。
「お父さん・お母さんの好きそうなものがたくさん載っているからこれを選んだ」と、理由をひと言添えて贈れば、あなたからの感謝の気持ちがきっと両親に伝わるでしょう。
お礼してよかった! 祖父母が喜ぶギフト&メッセージを
祖父母世代には
「息子や娘の力になりたい」
「孫と一緒に過ごしたい」
と考えている人が多いものの、少しずつ身体的に厳しくなってくるのも事実です。
孫の面倒を見るために体力と時間を使い、がんばってくれている両親や義両親には、感謝の気持ちをしっかりと伝えたいものですね。
お礼の品は高価なものである必要はありません。
出先で見つけたおみやげを渡したり、ちょっとした贈り物をしたりするだけでもうれしく思うのが親心。
もし「お礼は不要」とはっきり言われている場合は、実家の両親の誕生日や記念日のプレゼントを奮発して、孫の手から渡すと喜ばれるでしょう。
ギフトを渡す際は、孫の写真入りで「おじいちゃん・おばあちゃん、いつもありがとう」などの言葉をつづったメッセージカードを添えるとよりいっそう喜んでもらえる演出になりますよ。
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素敵な贈り物で、いつも孫のお世話をしてくれる祖父母に感謝を伝えてくださいね。