1年間の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮。
せっかくなら相手に喜ばれるものを贈りたいですよね。
食べ物ギフトはお歳暮の定番ですが、何年も同じものを贈ってマンネリ化してきたなどの理由で「食べ物以外のお歳暮を探している」という人は多いようです。
そこで今回は、「食べ物以外でおすすめのお歳暮ギフト」をご紹介します。
お歳暮は食べ物以外を贈っても失礼にならないのか、食べ物以外のギフトを選ぶ際のポイントなどもあわせて解説します。
目次
お歳暮では食べ物以外を贈ってもOK
お歳暮の定番といえば飲料やグルメギフト、スイーツや調味料などの食べ物を思い浮かべる人が多いでしょう。
食べ物ギフトは消費すればなくなるので受け取った人の負担になりにくいことや、人の集まる機会が多い年末年始に使いやすいことから、お歳暮の定番となっています。
しかし、贈る相手への感謝の気持ちが伝われば、食べ物以外のお歳暮を贈っても全く問題ありません。
そもそも、お歳暮には「この1年間ありがとうございます」という感謝の気持ちと、「来年もよろしくお願いします」という挨拶の2つの意味を含む季節のご挨拶です。
つまり、感謝と挨拶が相手に伝われば、食べ物にこだわる必要はありません。
むしろ、目先を買えたお歳暮を贈ることで「この人は本当に自分のことを考えて選んでくれた」と、お相手により喜んでもらえることもあるでしょう。
食べ物以外のお歳暮を選ぶときのポイント
感謝の気持ちを伝えるために重要なことは、相手に喜んでもらえるギフトを選ぶことです。ここでは、食べ物以外のお歳暮を選ぶときのポイントをご紹介します。
相手の好みやライフスタイルに合わせる
1つ目のポイントは、相手の好みやライフスタイルに合わせたものを選ぶことです。
たとえば、
など、相手が好きそうなものや役立ちそうなものを想像してみると、いいアイデアが浮かぶはずです。
大切なことは、自分目線ではなく、相手の目線で選ぶこと。
相手にとって不要なものを贈らないよう、食べ物を贈るとき以上に好みや家族構成、ライフスタイルを考慮しましょう。
気軽に贈れる消えものが安心
2つ目のポイントは、気軽に贈れる消えものを選ぶことです。
後々まで形に残る贈り物だと受け取った人が保管場所に困ってしまう可能性がありますが、日常生活で使う消えものなら受け取っても困る人は少ないはず。
消えものは、相手に負担がかかりにくいことが大きなメリットです。
たとえば少し高級なオーガニック素材の洗剤やせっけん、入浴剤やスキンケア商品など、自分ではあまり買わない上質なものを贈れば、印象に残るおしゃれなお歳暮になるでしょう。
ただし、お歳暮を贈る相手が親しい関係の人なら、形に残るギフトもおすすめです。好みやライフスタイルを知っているからこそ選べるギフトは、感謝の気持ちが伝わるはずです。
食べ物以外でも喜ばれる！おすすめのお歳暮
食べ物以外のおすすめお歳暮ギフトをご紹介します。
贈る相手と自分との関係性や、ライフスタイル別にご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
子どもや高齢者のいる家庭に贈りやすい【洗剤】
洗剤は食べ物以外のお歳暮ギフトとして人気があります。
意外に思われるかもしれませんが、
- 自分で重たいものを買うのが大変な「高齢のご家庭」
- 洗剤の消費が激しい「子供のいるご家庭」
に喜ばれるでしょう。
日用品の買い置きをストックしている家庭は多いため、保管に困るケースも少ないはずです。
特別感のあるお歳暮にしたい場合は、近所のスーパーなどでは見かけないような、香りにこだわった商品もおすすめですね。
小さい子どもがいる家庭に贈るなら、天然成分で肌に優しい洗剤も使い勝手が良くて喜ばれるでしょう。
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1.ハンドソープセット
衛生観念が高まり、手を洗う機会が増えた今の時代、ハンドソープセットは喜ばれるギフトの1つ。
詰め替えパック入りのハンドソープセットは、消費速度が早いファミリーにおすすめのお歳暮です。
また、オーガニック成分で作られたハンドソープは、手荒れを気にする人や小さい子どもがいる家庭におすすめ。
ハンドソープだけだとお歳暮として物足りなく感じる場合は、タオルとセットにすればボリュームアップ。華やかなギフトに変身しますよ。
2.衣類洗剤セット
衣類洗剤セットを贈る場合は、相手の香りの好みや普段使っているメーカー、家族のアレルギーの有無などをリサーチしておくことがポイントです。相手の生活環境に合う洗剤を選びましょう。
例えば、子どもがスポーツをやっている家庭なら、普段使っている洗剤のセットがおすすめ。
特別感のあるギフトを贈りたい場合は、香りや仕上がり感にこだわった柔軟剤もおすすめです。
乾燥しやすい冬に嬉しい【スキンケア】
お歳暮を贈るのは、空気が乾燥する冬の時期。普段はあまり気にしない人でも、冬の時期だけは乾燥を気にする人も多いことから、スキンケア商品もお歳暮としておすすめです。
スキンケア商品は、消えものの中でも特別感やおしゃれ感を感じさせる商品が多く、お歳暮に最適。特に、相手が女性の場合は喜ばれるでしょう。
1.ハンドクリーム
手の肌トラブルを防いでくれるハンドクリームは、年齢・性別を問わないため、ギフトとして贈りやすい定番商品です。
ハンドクリームを選ぶポイントは、香りと保湿感。香りの好みを知らない場合や男性に贈る場合は、無香料タイプが無難でしょう。
また、パッケージのデザインも重要なポイントです。特に女性はハンドクリームをバッグにしのばせて持ち歩くことが多いもの。
おしゃれなパッケージで香りの良いハンドクリームなら、使う度に気分が上がり、喜んでもらえるでしょう。
2.保湿系化粧品
保湿系化粧品のおすすめは、化粧水や乳液、ボディクリームやリップクリームなどです。肌の乾燥に悩んでいる人や普段スキンケアを気にしない男性にもおすすめです。
保湿系化粧品を選ぶポイントは成分とテクスチャー。保湿に優れたヒアルロン酸やセラミド、シアバターなどが入ったものがおすすめです。
塗った後の感触も忘れずに確認しましょう。親しい間柄の人には、普段使っているブランドのものを贈るのもおすすめです。
身も心もリラックスしてもらえる【入浴剤】
お歳暮を贈る寒い季節には、身も心もリラックスしてもらえる入浴剤のお歳暮もおすすめです。
忙しい毎日を過ごしている人に
「年末年始くらいはリラックスして休んでください」
といういたわりを込めて、入浴剤を贈ってみてはいかがでしょうか？
入浴剤の魅力は、成分によってさまざまな効果が得られること。
- アロマの香りでリラックス効果が得られるもの
- 保湿効果を謳うもの
- 血行促進で疲れを取るタイプ など
上記のような複数の種類の詰め合わせセットを贈れば、毎日入浴剤を選ぶ楽しみを味わってもらえるでしょう。
1.各地の名湯が楽しめる入浴剤
名湯が楽しめる入浴剤セットは、旅行好きな人や温泉好きな人におすすめです。
受け取った人は「今日はどの温泉にしよう」と選ぶ楽しみができ、毎日のバスタイムがいつもより特別な時間になるでしょう。
さらに、自分も同じ入浴剤を使えば、実際に会ったときに話のネタとしても盛り上がるかもしれません。
2.疲れが取れる入浴剤
疲れが取れる入浴剤セットは、入浴剤の効能で疲れを癒してほしいと思う人へおすすめのギフトです。
自宅のお風呂でさまざまな効能が期待できるため、相手の健康を気遣う気持ちが伝えられます。
炭酸ガス系の入浴剤は血行促進の効果があるため、疲れがとれやすいことが特徴。
スキンケア系はしっとり肌になれる保湿効果が期待できます。
生薬系は肩こりや腰痛、肌荒れや湿疹などに効果があるとされています。
いろんなタイプの入浴剤があるので、相手の状況に合ったものを選ぶと喜んでもらえるでしょう。
特別なひとときになる【タンブラー・グラス】
形に残るお歳暮を贈りたい相手には、タンブラーやグラスがおすすめです。
毎年お酒を贈っているけれど「今年はいつもと違うギフトを贈りたい」と考えている人にピッタリ。
相手が好きなお酒の種類に合わせた器を選べば、「自分の好みをよく知ってくれている」と好感をもってくれるでしょう。
おちょこセット
おちょこセットは、夫婦で晩酌をするのが好きな上司などにおすすめ。
また、新年の挨拶ではおちょこを使う機会も多いため、新年に家族や親戚で集まって食事会をする家庭にもおすすめです。
おちょこを持っていない家庭は少ないかもしれませんが、ガラス製や木製のおちょこなど、個性的な素材やデザインを選べば、普段とは一味違ったお歳暮になるでしょう。
タンブラー
タンブラーはお酒が好きな恩師や両親、お酒関係の得意先などにおすすめ。さらに、お酒を飲まない人に贈っても違和感がないため、重宝するセレクトです。
保冷性や保温性に優れているタンブラーは、夏場の冷たい飲み物から冬場の温かい飲み物まで、どんなドリンクにも適しています。
名前やイニシャルを刻んで送れば、さらに特別なお歳暮になるでしょう。蓋つきのタイプにすれば、デスクワークをしている人の普段用に役立ててもらえます。
大切な家族の備えに【防災グッズ】
近年、注目されているギフトの1つに防災グッズがあります。
両親や親戚、離れて暮らす一人暮らしの家族などに、いざというときに身を守れる防災グッズを贈ってみてはいかがでしょうか？
贈りものとして特におすすめの防災グッズは、非常食。非常食は賞味期限がある消えもののため、もらっても邪魔になるものではありません。
雑炊やおにぎりなどの定番はもちろん、水で食べられる麺類や缶詰、パンやお菓子など、災害時にすぐに活躍しそうな非常食がおすすめです。
防災グッズが1つのセットになったものを選ぶなら、両手が使えるよう背中に背負えるバッグタイプがいいでしょう。
相手に好みの品を選んでもらえる【お歳暮向けカタログギフト】
目先を変えるお歳暮として、お歳暮向きカタログギフトも人気を集めています。
カタログギフトの大きな特徴として、受け取った相手がカタログの中から好きなものを選べる楽しさがあります。
相手が複数の人からお歳暮をもらう人でも、「他の人と同じ商品がかぶってしまう」という心配がありません。
「カタログギフトだけだと、お歳暮として素っ気ないと思われそう」と心配な場合は、ぜひメッセージカードを添えましょう。
心のこもったメッセージで「なぜこのカタログギフトを贈ったのか」について一言添えれば、感謝の気持ちは間違いなく伝わります。
「お肉がお好きだとお聞きしたので、和牛のお肉をそろえたカタログギフトにしました」
など、相手に「自分のことを考えてこのカタログを選んでくれたんだな」と分かるメッセージを添えれば、きっと心遣いに喜んでもらえるはずです。
ただし、相手が高齢の人や多忙な人の場合は注意が必要です。
高齢の人はカタログから注文することに慣れていないケースがあります。
また、多忙な人はカタログをゆっくり見る時間がなく面倒に感じさせてしまうかもしれません。
お歳暮で贈ってはいけないものに注意
最後に、お歳暮で贈ってはいけないとされているものをご紹介します。
- 言葉から死や苦しいイメージを連想させる：クシ・シクラメン
- 不吉な意味を持つ花や植物：彼岸花・ほおずき・ラベンダー
- 縁を切る意味になる：ハンカチ・包丁・ナイフ・ハサミ
- 相手を下に見る意味があるとされる：靴・靴下・時計・鞄・文房具・下着
お歳暮は、お世話になった方への一年間の感謝を表す贈り物。
不吉・不幸を連想させるもの、相手に不快な思いを与えるものや失礼だと感じさせるものは避けるべきとされています。
自分が贈ろうとしているアイテムに不吉な意味がないか、念のため贈る前に確認しておきましょう。
【食べ物以外のお歳暮】まとめ
「お歳暮といえば食べ物」というイメージが定着していますが、実際には食べ物以外を贈ってもマナー違反にはなりません。
むしろ、毎年同じものを贈ってマンネリを感じている人や、相手の食べ物の好みがわからない場合は、食べ物以外のお歳暮が喜ばれることもあるでしょう。
ただし、お歳暮で贈るべきではないNGの品もあるので要注意です。
今年はいつもと一味違うお歳暮を贈って、改めて感謝を伝えてみてはいかがでしょうか？
