母の日の代表的なプレゼントといえば、カーネーションなどのお花。しかし、それだと定番すぎて、
「毎年同じでマンネリだから、お花以外で気の利いたプレゼントをあげたい」
と感じている人は多いようです。
今回は「お花以外で、喜ばれる母の日ギフト」をテーマに、お母さんの年代別のプレゼントの選び方と、おすすめプレゼントをピックアップしました。
「たまには違うプレゼントを贈って『ありがとう』の気持ちを伝えたい」
そんな方は、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
「花以外」の母の日プレゼント選び、押さえるポイントは?
母の日のプレゼントは、お母さん自身の趣味や好みにマッチするものを選びたいですよね。
たとえば、以下のように、お母さんのライフスタイルによって、喜んでもらえるプレゼントも違ってくるでしょう。
- 外出が好きか、家で過ごすのが好きか
- 自宅に来客は多いか
- 料理好きか、外食を楽しむのが好きか
- お酒が好きか
- 仕事をしているか など
普段のお母さんの行動パターンを思い出してみると、ちょっとしたことに贈り物選びのヒントが隠されているかもしれません。
そこを踏まえた上で
「普段使いのアイテムよりも少し高級なもの」
「あるとうれしいけれど、自分ではなかなか買わないもの」
を考えると、プレゼント候補が絞りやすくなります。
生活感が出すぎず、特別感や非日常感があるものは、受け取る側の気持ちをハッピーにしてくれるに違いありません。
花以外の母の日プレゼントの選び方【50代以下のお母さん】
50代以下のお母さんには、仕事を続けながら家庭のこともこなしている方がたくさんいます。
まだまだ活動的なお母さんが多い世代。母の日のプレゼントはお出かけにまつわるもので、実用性とファッション性を兼ね備えたものがおすすめです。
フルタイムでバリバリ働くお母さん
通勤時に活用できる小物として「ポーチ」や「パスケース」などが役立ちそうです。
小物が多くてバッグの中が散らかりがちなお母さんには「バッグインバッグ」も重宝されるでしょう。
ファッションやメイクが好きなお母さん
流行の「コスメグッズ」や「ビューティ家電」なども喜ばれそうです。プレゼントがきっかけとなって新作カラーや新製品にチャレンジできるかもしれませんよ。
仕事と家事の両立で大忙しのお母さん
”たまにはゆっくり過ごしてね”という気持ちを込めて、切るだけ、温めるだけで食べられる高級ラインの「お惣菜ギフト」を贈るのもよいでしょう。
日常的に食べるものよりワンランク上のグルメを贈れば、手軽にリッチな食事を楽しんでもらえますよ。
花以外の母の日プレゼントの選び方【60代・70代のお母さん】
60代・70代はお母さん自身が退職の節目を迎えたり、子供が独立する・孫が生まれるなどの変化が多い時期。プライベートな時間が増え、新たな趣味を始めるお母さんも少なくありません。
まずは、お母さんが家でゆっくり過ごす派なのか、それとも外出したい派なのかを考えるとプレゼントが選びやすくなりますよ。
家でゆっくり過ごすのが好きなお母さん
部屋に飾って楽しめる「インテリア用品」・丁寧な暮らしを彩る「キッチングッズ」など
旅行などお出かけが好きなお母さん
日差しよけの「ストール」「帽子」「日傘」など、これから暑くなる時期を快適に過ごせるもの
健康に気を遣っているお母さん
60代・70代は健康面が気になってくる年代でもあります。体をいたわる「健康グッズ」を視野に入れてみるのも一つの方法です。
グルメギフトを贈る場合も、健康に気遣った食べ物やドリンク類をチョイスすると思いが伝わるでしょう。
花以外の母の日プレゼントの選び方【80代以上のお母さん】
80代は少しずつ遠出する機会が減り、家で過ごす時間が長くなる世代。家事やおしゃれをおっくうに感じる人も増えてくる傾向にあります。
そんな世代へのプレゼントは、実用性だけでなく「日常の中で新鮮な気分を感じさせてくれるもの」がおすすめです。
甘い物が好きなお母さん
ゼリーや水ようかんなどの口当たりとのど越しの良いお菓子は、暑くなり始めの季節に喜ばれます。
常温で長期間保存できるものなら、食べたいときに少しずつ召し上がっていただけますよ。
手軽におしゃれを楽しみたいお母さん
日常のお出かけに使える「スカーフ」や、快適でありつつデザイン性も高い「パジャマ」など、毎日の暮らしを明るく彩ってくれるものを選んでみてはいかがでしょうか。
ポイントは、鮮やかな色のアイテムや気分が華やぐようなデザインを選ぶこと。お母さんの気持ちが明るくなるようなものがおすすめです。
便利グッズに興味のあるお母さん
高齢者向けに人気のある便利グッズも、80代以上のお母さんへの母の日プレゼント向きです。
「テレビ用スピーカー」といったおうち時間を楽しめるアイテムや、「転倒防止スリッパ」なども検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、人によっては「まだまだ元気なのに、こんなものをもらうと年寄り扱いされているようだ」と不愉快に思われる場合もあります。
ご本人の正確や状況を見て柔軟に判断してくださいね。
母の日に花以外のプレゼント、人気の品を Pick Up
「花以外の母の日プレゼント」として、おすすめのアイテムをご紹介します。
プレゼント選びは楽しい反面、毎年めぐってくる母の日だけに「もうアイデアが尽きた」とお悩みの方も多いようです。
「目新しい贈り物が思いつかない」というときに、以下のギフトアイデアを参考にしてみてください。
グルメギフト
具体的には、「量より質」で選ぶA5ランクの和牛や、肉厚の国産うなぎ、初夏に旬を迎える高級さくらんぼやメロンなど挙げられます。
料理をするのが好きなお母さんなら、高級な調味料も喜ばれるはず。いつもの手料理をワンランクアップできると喜んでもらえるでしょう。
甘いものが好きなお母さんには、いつものティータイムを華やかなに彩ってくれるスイーツがぴったり。名門ホテルのスイーツや老舗店の銘菓など、知名度の高いお菓子を選べば失敗がありません。
食べ物ギフトを贈る際の注意点は、お母さんの体質によって、高血圧やコレステロールなどに配慮する必要があること。
お母さんの好みや食事制限の状況など、あらかじめチェックしてから選ぶようにしましょう。
お酒、ジュースなどのドリンク
辛党のお母さんには、食事の時間をより楽しく演出してくれるお酒が喜ばれるでしょう。お母さんのためにわざわざ選んだことが伝わるようなお酒をチョイスすると好印象です。
- お酒好きなら一度は飲んでみたい銘柄のワイン
- 手に入りにくいの限定醸造の日本酒
- 醸造所の職人がつくる希少なクラフトビール など
母の日に相応しいギフトになるように、パッケージやラベルのデザインにこだわって選ぶのもよいでしょう。
毎日決まって飲む人も多いコーヒーや紅茶も、プレゼントにおすすめです。複数の味わいの詰め合わせを贈れば、飲み比べも楽しんでもらえるでしょう。
これから暑くなる季節を迎えるため、果汁100%の高級ジュースなどもプレゼントに喜ばれます。
その他、フルーツビネガーのドリンク、野菜ジュースやスムージーなど、健康志向のドリンクなら、お母さんの身体を気遣っている気持ちも届けられそうです。
健康グッズ
お母さんにはいつまでも元気でいてもらいたいですよね。年齢に合わせた健康グッズも、母の日のプレゼントに適しています。
注意点として、お母さんのライフスタイルに合わせて取り入れやすいものを選ぶのがコツです。
外に出かけることが多いお母さんなら、ウォーキングシューズのオーダーメイドチケットを贈るという手もあります。
家にいることが多いお母さんには、室内で使えるマッサージグッズやバランスボールなどがおすすめ。手軽に使えるアイテムほどハードルが低く、健康づくりに役立ててもらえるでしょう。
お母さんがまだ持っていないもの、必要になりそうなものの中から選んでみてください。
美容家電やスキンケア用品
- フェイシャルスチーマー
- 美容ローラー・美顔器
- ヘッドマッサージャー
- ドライヤー
- パック
- ネイルカラー
- ハンドクリーム
- リップ
ただし、基礎化粧品やファンデーションは、使い慣れたものがある女性がほとんど。
プレゼントするなら、いつものお手入れにプラスできるスペシャルケアグッズや、いくつあってもうれしいアイテムが狙い目です。
美顔器やドライヤーなどの美容家電は、お母さんが長年使い続けているものをアップグレードできるよう、最新モデルをプレゼントすると喜ばれますよ。
ファッション小物
その日の気分に合わせて使い分けられるファッション小物は、いくつあっても困りません。
母の日がある5月はこれから夏に向けて気温が上がっていく時期。日焼け対策になるアイテムや、UVカット加工が施されているファッション小物を贈ると、すぐに活躍してくれるでしょう。
暑いときに役立つ扇子は、上品な印象の装いに一役買ってくれるうえ、価格もお手頃です。母の日ギフトにはちょうど良いアイテムと言えるでしょう。
年齢を重ねて眼鏡をかけることが多くなったお母さんには、眼鏡ケースやチェーンなどの小物もおすすめ。「実はおしゃれなのが欲しかったの!」と喜んでもらえるかもしれません。
お母さんが好きそうなデザインが分からないときは、似合うと思うアイテムをチョイスして「似合いそうだから選んだ」と伝えましょう。
あなたがお母さんのことを思う気持ちが伝わり、きっと喜んでもらえるはずです。
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テーブルウェア・キッチン用品
料理やお菓子づくりが好きなお母さんには、キッチンまわりで使うものをプレゼントすると喜ばれそうです。
お母さんの趣味に役立ったり、時短ができて家事が楽になるかどうかを考えながら選びましょう。
予算が許せば、思い切って炊飯器や電子レンジなどのキッチン家電を買い換えてあげるのも一つの方法です。
この場合は、お母さん自身に欲しいアイテムをリクエストしてもらってから選ぶのがいいでしょう。
お母さんがキッチンまわりで欲しがっているものがあるかどうか、「家電の調子が悪い」など困っていないか、さりげなくチェックしてみてくださいね。
インテリア小物・雑貨
【インテリア小物・雑貨の一例】
- アロマディフューザー
- 温度計や湿度計
- ハーバリウム
- 花瓶
- 好きな曲のオルゴール
自宅で過ごす時間が多いお母さんには、おしゃれなインテリア雑貨が喜んでもらえるでしょう。
見ているだけで癒されるハーバリウムや、香りでリラックスさせてくれるアロマディフューザーなどは、女性向けギフトとして大人気。
フラワーギフトのような華やかさがありながら、お手入れ要らずで長く楽しんでもらえるメリットもあります。
お世話好きのお母さんなら、毎日手をかけて育てられるハーブの栽培キットや、メダカの飼育セットなども検討してみましょう。
自分以外のきょうだいが、母の日に花を贈ることが分かっているなら、それを生けるための素敵な花瓶を贈るのもすてきですね。
ホームグッズ・リラックスグッズ
上質なホームグッズやリラックスグッズは、毎日の暮らしを快適にしてくれるアイテム。
ルームウェアやパジャマ、スリッパなどは消耗品の側面もあるため、きっと役立ててもらえるでしょう。
これからの寝苦しい季節に重宝する寝具もおすすめです。
オーガニックコットンやヨーロッパリネン(麻)など、上質素材でできた肌触りの良いタオルケットなどがプレゼント向きです。
スマホや新しい機械が苦手なお母さんには、昔ながらの使い方でCDやカセットテープ、ラジオを聴けるラジカセなども喜ばれます。
好きな音楽を聴きながら、リラックスタイムを過ごしてもらいましょう。
バスグッズ
バスタイムを毎日楽しみにしているお母さんには、お風呂でゆったりくつろげる時間を贈りましょう。
定番は、お風呂で使えるボディケアグッズやマッサージグッズ。
入浴剤やバスソルトは、さまざまなタイプの詰め合わせセットにすれば、毎日選ぶ楽しみも味わってもらえます。
ギフトらしい目新しさにこだわるなら、湯船に浸かっている間も退屈せずに済む防水テレビや、防水ラジオもおすすめです。
いつものお風呂を幻想的な空間にするバスライトなども、お風呂の時間がより楽しみになるアイテム。自分では購入しない人が多いものほど、プレゼントすればきっと新鮮に感じてもらえるでしょう。
ランチやエステなどの体験型ギフト
- ホテルや料亭でのランチ
- エステ、整体
- 日帰り温泉
- スイーツビュッフェやアフタヌーンティー
- カフェで使えるドリンクチケット
- 旅行
母の日のプレゼントというと品物を思い浮かべがちですが、アクティブで出かけることが好きなお母さんには「体験型ギフト」がぴったりです。
お母さんが近くに住んでいるなら、豪華なランチやアフタヌーンティーに誘うのもおすすめ。ドライブや旅行を計画して、お出かけを楽しむのもいい方法です。
エステや整体でリフレッシュしてもらいたいときは、好きなときに使える体験用チケットを贈ると喜ばれるはず。
非日常が味わえる体験そのものをプレゼントすれば、ずっとお母さんの心に残るステキな贈り物になるでしょう。
シニア向けの便利なアイテム
- 杖
- 押して歩けるショッピングカート
- 座椅子
- 玄関用の腰かけ
- テレビ用スピーカー
お母さんから体調面の不安や心配を打ち明けられたら、それを解消できる実用的なプレゼントを贈るのもいいでしょう。
歩くのが大変になってきたお母さんには、杖がおすすめ。カラフルなデザインのものがたくさんあるので、1本持っているだけで安全かつ楽しくお出かけできるようになるでしょう。
以前になんとなく購入した杖を長く使っているお母さんには、おしゃれで機能性の高い杖に買い替えてあげるのもおすすめです。
また、手元でテレビのボリュームを調整できるテレビ用スピーカーは、シニア世代の人気アイテムのひとつ。家で過ごすことが多いお母さんに贈れば、喜ばれるに違いありません。
カタログギフト
「いろいろ考えたけれど、プレゼントが決まらない」
「贈りたいものが多くて悩んでしまう」
そんなときには、「母の日向けのカタログギフト」がおすすめ。カタログギフトの大きなメリットは、お母さん自身に好きなものをじっくり選んでもらえることです。
カタログギフトは、内容も年々進化中。
一般的に結婚式の引き出物などでよく見かけるのが、幅広いギフト商品を取りそろえた「総合型カタログギフト」。
その他にも、
- お肉などのグルメギフトに特化した「グルメ専門カタログギフト」
- エステやランチなどの利用券に特化した「体験型カタログギフト」
- おしゃれなお菓子だけを集めた「スイーツ専門カタログギフト」
- セレクトショップなどが監修している、デザイン性の高い「ブランドカタログギフト」
などなど、多彩なコンセプトのカタログギフトが登場しています。
雑誌感覚で読めるように編集されたおしゃれなカタログもあるので、読み物としても楽しんでもらえるでしょう。
プレゼントする際は「お母さんが好きそうなものがたくさん載っているから、好きなものを選んでね」と伝えましょう。
お母さんが高齢なら、ギフトの引き換え手続きを手伝ってあげることで、コミュニケーションを深めるきっかけにもなりそうです。
花以外で母の日プレゼントを贈る相場と注意点
母の日の予算は一般的に、 3,000円から5,000円程度 といわれています。
とはいえ家族間のことですから、余計な気を遣わせない範囲で選べば問題ありません。
また、結婚している人は義理のお母さんへプレゼントを贈ることもあるでしょう。
義母へのプレゼント予算は、実母と差を付けないことをおすすめします。何かの拍子に「価格に差があった」と分かってしまうと、家族みんなが気まずい思いをするかもしれません。
花以外にもプレゼントは多彩! お母さんを喜ばそう
母の日のプレゼントにマンネリを感じているなら、お母さんの年代や好み、趣味などに合わせて花以外のものを選んでみましょう。
食べ物・家電・コスメ・雑貨など、選択肢はたくさんあります。どうしても迷うときは、お母さん自身で好きなギフトを選べる母の日向けのカタログギフトをプレゼントしてはいかがでしょうか。
特別感を出すには、華やかなリボンや包装紙できれいにラッピングしたり、メッセージカードを添えたりすると効果的。
「花以外のものを贈りたいけれど、お母さんが花も好きだから迷う」なんていうときは、贈り物に花を1輪添えるとおしゃれですよ。
素敵なプレゼントを選んだら、感謝の言葉を添えてお母さんに渡してあげてくださいね。