―豊岡鞄公式ギフトショップ―
―豊岡鞄公式ギフトショップ―
1982年(昭和57年)の創業以来、皮革を使った持ち手などをつくり続けてきたモリタ。谷口啓志社長は大手自動車メーカーの技術者出身らしく、非常に手間のかかる持ち手の製造を得意としてきました。鞄の製造を始めたのは2000年代になってからで、現在はパーツ製作のノウハウを活かした「TOTTE」シリーズが自社ブランドの主力となっています。
持ち手は鞄の重さがダイレクトにかかるパーツ。そのため丈夫であることが第一ですが、革を使ってデザイン的な美しさも同時に表現しようとすれば熟練の技を要します。持ち手の製造で培ったハイレベルな技術を鞄づくりに活かせるところがモリタの強みです。
他の豊岡鞄メーカーと比べて、モリタは異色の存在です。持ち手や革パーツの製造から、鞄そのものをつくろうという大きな方向転換の裏には、「革の加工技術を活かしてオリジナルのバッグをつくりたい」という、長年温めてきた強い想いがありました。
「豊岡鞄全般のことでいうと、協会も尽力しているので今後は若い職人が盛り上げていってほしいですね。これまで長く大手メーカーのOEM生産を手がけてきましたが、いずれは自社ブランドの比率を同じぐらいに上げていきたいです」(谷口啓志社長)
取材担当・レポーター
新垣 大
スタッフレポート
工房では、超有名バッグメーカーの商品がまさにつくられているところで、職人さんの精緻な手仕事を目のあたりにしました。TOTTEの精巧なつくりにも納得です。
若い世代のスタッフが豊岡鞄を引っ張っていく
モリタでは、谷口社長は総監督な立場で事業全体を俯瞰し、自社ブランドのことは主に義理の息子さんに任せているそうです。若い世代の意見を柔軟に取り入れた生産体制からは、豊岡鞄をさらに盛り上げてほしいという期待が感じられました。
今後は、TOTTEに名前を入れたり、誕生日プレゼント用にプラスアルファのアイデアを盛り込んでいきたいそうです。
モリタ ブランド一覧
日本一の鞄の産地でつくられる「豊岡鞄」は、
兵庫県鞄工業組合が厳しい審査で認定した地域ブランド品です。
豊岡鞄
公式ギフトショップ
丁寧な職人技と素材へのこだわりが生み出す感動の逸品。
豊岡鞄は、耐久性に優れ、保証制度も充実しているので大切な方へのギフトにも安心して贈れます。