丸竹

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丸竹(まるたけ)

梅の最高級品「南高梅」と
秘伝の調味液で
一粒一粒、
心を込めて作る
丸竹の梅干し

メーカーネーム 丸竹

【事業者概要】

株式会社丸竹(和歌山県みなべ町)の主要品目は南高梅の梅干しです。梅は和歌山県を代表する特産品の一つですが、その中でも最高級品と謳われるブランドが、みなべ町などで生産されている南高梅。果実が大きくて果肉は柔らかいものの、皮肌は薄いため、梅干しづくりも非常に手間がかかります。

この南高梅の梅干しを約1世紀にわたってつくり続けてきたのが同社。創業者の孫にあたる代表取締役・山縣久美子社長に、商品の特徴やこだわり、梅干しづくりへの想いをお聞きしました。

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丸竹の生産者

代表取締役社長

山縣 久美子 さん

プロフィール

和歌山県日高郡みなべ町(旧南部川村)出身。大学卒業後、大丸、神戸きもの学院着付け教室での勤務を経て丸竹入社。平成7年、代表取締役社長に就任。

最高の梅干しをめざし、
最良の素材にこだわる

南高梅が最高級品と称される理由を教えてください。

山縣: まず弊社の梅干しづくりの歴史からお話しします。大正13(1924)年の創業期は、初代の丸山竹次郎が紀州備長炭や梅干しの木樽などを製造していました。本格的に梅干しがメインとなったのは昭和になってからで、二代目・丸山久雄が自家農園で採れる南高梅の梅干しを製造販売し、現在に至ります。

── みなべの南高梅は最高級品といわれます。どのような特徴がありますか?

山縣: 大粒で肉厚なところが通常品種と比べて異なる点です。果肉が柔らかく、皮がとても薄いので、取り扱いには十分注意しなければなりません。丸竹の紀州産梅干しは、この南高梅のA級(※無傷で皮が薄く適度にやわらかく粒揃いの良いもの)を使用しており、品質に強いこだわりがあります。
弊社と農家の間に入っている梅の仲買業者さんも、私共のこだわりをよく把握されていて、A級の中から皮肌がより柔らかいもの、特に品質が良いものを卸してくださります。「認定されているA級でも、一番いいやつじゃないと丸竹さんには絶対にお渡しできないですよ」とおっしゃって。

── 仲買業者さんを本気にさせる「丸竹基準」のようなものがあると(笑)。

山縣: やっぱり、好きな皮肌というものがあるんです、私好みの。とにかく柔らかいものが好きで。ですから不作の年は大変ですよ。和歌山は台風も多くて、被害に遭ったときは果実が落ちるし枝で傷が付くしで、収穫量は例年よりも極端に少なくなります。自然災害を経てお客様の元へ届けられた梅干しは、まさに生き残った梅なので、いっそう価値が高いですね。

南高梅を引き立たせるこだわりの素材とは?

山縣: 最高級の南高梅と同じように、弊社は梅干しづくりの原材料もこだわり抜いています。例えば、収穫した青梅を水洗いして次に行なう塩漬け。ここでは鳴門の塩を使っています。塩分がしっかりと入り、溶けやすいから、梅干しに適しているんです。

── 味付け用の塩とは、また違うのですか?

山縣: はい。梅干しの味付けは弊社独自の配分で調合した調味液に漬けますが、そこに入れるのは鳴門の塩ではなく赤穂の塩です。ミネラル成分を豊富に含んでいて、しっとりとしています。食材によく浸透する塩ですね。 調味液には他に鰹節も入っています。こちらは鹿児島県産の枕崎鰹節というもの。以前は地元の削り節を使っていましたが、より安心安全な食材を使いたいと考え、品質が高くて最も有名な枕崎産に切り替えました。これらを調合したオリジナル調味液が、南高梅本来の味を最大限に引き出します。原材料はすべて国産です。

秘伝の調味液で、しっかりと味付け

秘伝の調味液で、しっかりと味付け

── 素材へのこだわりが、ものすごいですね。

山縣: そのぶんコストはかかります。でも、素材にこだわるのは、ひとえに良い商品をつくりたいから。その一心です。それでいうと、使っている水も特別なものなんですよ。
梅干しづくりに水は欠かせませんが、普通の水道水ではなく、紀州熊野の名水「富田(とんだ)の水」を使用しています。この湧き水は軟水で、混じりけがなく、梅干しの味がまろやかになるんです。富田の水を梅干しづくりに使っているメーカーは弊社だけだと思います。

丹精込めて
つくられた梅干しは
ギフトにもぴったり

梅干しは、どのようにして生産されるのですか?

山縣: 梅干しづくりをひとことで言い表すと“手間のかたまり”。毎年6月頃に青梅の収穫が始まり、木から自然に離れ落ちた梅をネットで受け止めます。そして一粒一粒、傷つけないように気をつけながら手で拾い集めるんです。その後、梅の実を水洗いして、先ほど申し上げた鳴門の塩をまんべんなく振りかけ、梅樽に入れて熟成させます。期間は、だいたい1カ月ほど。そうすると、梅エキスがじわっと浸出してくるのです。

── 干している光景を見かけますが、あれは?

山縣: 熟成の後に行なうハウスでの天日干しですね。真夏の太陽の下で干しますが、毎日、手作業で慎重に丁寧にひっくり返します。日光をまんべんなく浴びさせるんです。それが終わると、いよいよ梅の選別。ある程度の選果は収穫時に機械で行なっていて、ここでは梅干しの皮の厚さや傷の有無を人の眼と手で確認していきます。質ごとに7種類に分類してようやく選別が終わり、あとは水洗いと、丸竹秘伝の調味液の漬け込みという流れです。

繊細な南高梅を一粒一粒丁寧に目視

繊細な南高梅を一粒一粒丁寧に目視

── ほとんどが手作業! 大変な手間と時間がかかっていますね。

山縣: 弊社は少人数で生産しているため、年間生産量は多くありません。10kgの梅樽で800ぐらい。1年で8,000kgです。1日で1,000kg以上も生産している他社さんもおられますから少ないほうですね。とにかく南高梅は一粒一粒を手で触って見ていくしかありません。よい成分を可能な限り自然に残したいので、原材料も製法も変えるつもりはないです。

梅干しを通してお客様へ伝えたいこと

山縣: 梅干しはクエン酸を豊富に含んだ食べ物です。疲労回復や抗酸化作用の効果も期待でき、昔から健康によいとされてきました。そうした特徴もあって、贈答にも喜ばれているのだと思います。

美味しさと想いが詰まった梅干し

美味しさと想いが詰まった梅干し

── 近年は昔ながらのものから、はちみつ入りの食べやすいものまで種類が豊富ですよね。

山縣: 塩だけで漬け込んだ伝統的な梅干しや、国産はちみつを加えた甘口の梅干しなど、それぞれにファンの方がいらっしゃいます。全商品に固定のお客様がいらっしゃいますから、お好みを尊重して、たとえ小ロットでも生産をやめるわけにはいきません。個々のお客様を大切にしたいですから。また、弊社の商品ラインナップには『味のお散歩』という詰め合わせ商品もございますので、ご家族へのギフトセットにおすすめです。

お客様へのメッセージ

丸竹の生産者

山縣: 私は物心ついたときから両親が梅干しをつくっていて、その後、家業の中に入り、平成6(1995)年に3代目社長となりました。就任後に私の中で楽しくなっていったのは、お客様との語り合いです。いろんなお客様のご意見を伺い、お好みいただける商品をどんどん開発してきました。

苦労もありましたが常に根底にあるのは、一粒一粒、心を込めてつくった美味しい梅干しをお届けしたいという想いです。お客様の食卓が笑顔で包まれることを願いつつ丁寧におつくりしておりますので、ぜひ丸竹の梅干しをご賞味いただければと思います。

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梅干し大好き
ギフトコンシェルジュ 新垣

ギフトコンシェルジュ チェック

昔から梅干しは贈答品の定番ですが、その理由を教えてください。
また、ご家族向けの商品でおすすめは?

私も、いただいて嬉しい贈り物の一つが梅干しです(笑)。白ごはんが何杯でもすすみます。日本の食文化に根付いているということもありますが、梅干しが健康に良い食べ物なのでギフトにも適しているのでしょうね。山縣社長もおっしゃっていましたが、梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は身体の中にある疲労物質「乳酸」を分解する有機化合物。ゆえに、健康づくりをサポートする食品といわれます。「いつまでも健康でいてください」という想いを込めたギフトになり、お中元やお歳暮、内祝い、母の日のプレゼントにも喜ばれるそうです。

丸竹の商品

定番から食べやすいものまで、最近の梅干しは多彩
その他の理由としては「賞味期限が長くて日持ちする」「毎日ちょっとずつ楽しめる」「南高梅のような高級ブランドは贅沢感を味わえる」などが挙げられます。丸竹さんの梅干しも、やはり夏と冬に贈答用のご注文が多いとか。最近は、国産はちみつやりんご酢を加えたフルーティーな梅干しも人気ですが、個人的には丸竹さんの『白干(しらぼし)』みたいな塩だけで漬け込んだ酸っぱいやつが好きですね。ご家族へのギフトや、自分で食べ比べしてみたいという方は、詰め合わせがおすすめです。取材後、丸竹さんから個包装の梅干しを頂戴し、食べてみましたが、やっぱり南高梅は最高! 堪能しました。

丸竹の商品一覧

  • 花衣(ほんのり甘い)個包装15個入

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