結婚祝いを友達から品物でもらった場合、お返し(内祝い)をどうすればいいのか、ちょっと対応に迷ってしまいますよね。
この記事では、祝福のプレゼントをくれた友達へ、感謝を伝える贈答マナーを解説します。
友達へのお返し選びで悩んでいる方のために、おすすめギフトもご紹介。
結婚を祝福してくれた友達に「ありがとう」の気持ちをしっかり伝えられるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
友達から結婚祝いを物でもらった場合でもお返しすべき?
結論からいえば、結婚祝いを物でもらったときも、現金(ご祝儀)を贈られたときと同様に、お返し(内祝い)の品を贈るのがマナーです。
「お祝いを現金ではなく品物でもらったから、お返ししなくてもいいよね」
というような問題ではありません。
人生の節目である結婚祝いにおいては、祝ってくださった方に対して礼を尽くすことが重要です。
「気心の知れた友達だから」「品物でもらったから」とうやむやにしてしまうと、後々の人間関係に響く可能性もあるでしょう。
ただし、物をもらったときの対応は、現金をもらった場合とは違う注意点があるのも事実。
以下でお返しの仕方を確認しておきましょう。
物を贈ってくれた友達へ、結婚内祝いを贈る準備
いただいた結婚祝いにお返しをする場合、準備をどう進めればいいのでしょうか。
手順を2つに分けて解説します。
まずはもらった品物の金額をリサーチ
はじめに、結婚祝いでもらった品のおおよその金額を、インターネットなどで調べましょう。
お返しの金額は、いただいたお祝いをもとに判断するのがマナーとされています。
そのため、まずは判断基準となる金額を調べる必要があるのです。
いただいた贈り物の値段を調べることに抵抗がある人もいるかもしれません。
しかし、これはふさわしいお返しをするためなので、失礼にはあたりません。
インターネットで品物のブランドやギフトの特徴、名称などで金額をリサーチしてみましょう。
まったく同じ品物が見つからない場合は、類似の品物から大体の金額を予測してもOKです。
お返しの相場は「もらった物の半額(半返し)」
結婚祝いのお返し(結婚内祝い)は、お相手からいただいた金額の半分程度(半返し)にするのが一般的な相場とされています。
あくまでも目安なので、きっちり半額である必要はありません。
友達からもらったプレゼントの値段がわかったら、その半額ぐらいでお返しの品を検討するといいでしょう。
反対に、相場よりも極端に安すぎたり、いただいた品物よりも明らかに高価な物を贈ったりすることは、先方に対して失礼にあたります。
内祝いを友達に気持ちよく受け取ってもらうために、「もらった物の値段の半額」を目安にするといいでしょう。
結婚祝いを物でもらった場合、友達への内祝いマナー
「親しき中にも礼儀あり」ということわざがあるように、人生の節目では相手が親しい友達であっても礼を尽くすことが重要です。
友達だからこそ大事にしたい、結婚内祝いマナーの基本について解説します。
お返しを贈るのは結婚祝いをもらってから1カ月以内
結婚祝いのお返し(内祝い)を贈るタイミングは、お祝いをもらって1カ月以内が目安です。
また、結婚式を挙げる前にお祝いをもらった場合は、挙式の日から1カ月以内に贈れば問題ありません。
結婚した直後は、新しい生活ペースになじむまで何かと慌ただしくなりがち。
結婚祝いを受け取ったら、すぐにお礼の気持ちを伝え、続けてお返し品の準備を始めましょう。
友達だからこそ丁寧に。のし紙マナーも確認
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改まった場面での贈り物には、「のし紙」を掛けるのがマナーです。
友達に贈る内祝いにも、正式な贈答品であることを表す「のし紙」を掛けましょう。
のし紙は、贈り物の名目によって、以下のようにふさわしい形式が決まっています。
<結婚内祝いに使うのし紙>
- 水引(飾り紐)・・・「紅白・結び切り」
- 表書き(贈り物の名目)・・・「内祝」「寿」が一般的
- 名入れ・・・「夫婦の下の名前」など
詳しくは、以下の記事もご参照ください。
マナーに不安があるときはプロの力を借りましょう。
ギフト専門店で内祝いの品を購入すれば、贈答品の扱いに慣れたスタッフが対応するので、のし紙や包装も安心して任せられます。
購入時に「結婚内祝いとして贈りたい」と相談すれば、適したのし紙を用意してもらえますよ。
友達のライフスタイルに寄り添った内祝いが喜ばれる
内祝いギフトを選ぶとき、「友達に喜んでもらえるものを贈りたい」と思いますよね。
喜ばれるギフトを選びたいときは、「お相手の家族構成や生活スタイルをよく思い出すこと」をおすすめします。
友達の普段の生活の中に、喜ばれる贈り物のヒントが隠されていることがよくあるからです。
たとえば、友達が小学生の子どもを持つ既婚者なら、家族の人数や子どもの年齢に合わせることが大切。
そうすれば、家族みんなで食べられるお菓子やグルメギフトが内祝いの候補に挙げられるでしょう。
一方、お酒の飲めない友達に高級ワインを贈っても、迷惑になってしまう可能性が大です。
また、料理をあまりしない友達におしゃれな調理器具を贈っても、使いこなせず困らせてしまうかもしれません。
喜ばれる内祝いを選ぶコツは、自分の好みだけでギフトを決めてしまわず、相手の生活に寄り添ったものを考えること。
そうすれば、受け取った友達は「自分の状況を考えてこれを選んでくれたんだな」と、温かい気持ちになってくれることでしょう。
結婚祝いの品物をくれた友達に! 内祝いのおすすめ品
友達から結婚祝いに品物をもらったら、感謝の気持ちを込めて内祝いを贈りましょう。
ギフト専門店で購入できるおすすめのアイテムを、厳選してご紹介します。
友達の好みに合いそうな「お菓子」
甘い物が好きな友達への結婚内祝いには、華やかで高級感のあるお菓子がぴったり。
慶事ギフトにふさわしい、おめでたい意味が込められたお菓子がおすすめです。
たとえば、生地が層状になった焼き菓子は「年齢や幸福を積み重ねていくさま」にたとえられる、縁起のいいお菓子です。
丸い形のお菓子は「家庭円満」、2つの同じ形を重ねるお菓子は「夫婦円満の象徴」ともいわれています。
<結婚祝いのお返しにおすすめのお菓子>
- バウムクーヘン:「長寿」「繁栄」
- ミルフィーユ:「幸せを重ねる」
- 最中:「結び付き」
- どら焼き:「円満な家庭」
- マカロン:「特別な人」
お菓子を贈る際は、受け取った人が急いで食べなくてもよい「賞味期限が長くて常温保管ができる物」が適しています。
お相手の家族みんなに行きわたるよう、人数よりも多めの数の詰合せを選びましょう。
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国産ブランドの「上質タオル」
定番の日用品ギフトとして贈りやすい「タオル」。
定期的に買い替えが必要な消耗品なので、「何回もらってもうれしい」という人が多いアイテムです。
結婚内祝いとしてタオルを贈るなら、普段用とはひと味違う高級ラインにこだわりましょう。
受け取った人に喜ばれるコツは、「自分用に買うには手が出にくい、上質素材の高級品」を選ぶことです。
良質な心地よいタオルは、使う人の暮らしの中にちょっとした贅沢感をもたらしてくれるでしょう。
内祝い向きなのは、「今治タオル」や「泉州タオル」などの高級国産ブランドです。
オーガニックコットン製で木箱入りのものは、内祝いギフトとしてのインパクトも十分。
やさしい肌触りで、小さい赤ちゃんのいる友達への内祝いに贈っても喜ばれるでしょう。
お酒が好きな友達なら「縁起のいいお酒」
お酒が好きな友達への結婚内祝いには、結婚祝いらしい華やかさのあるお酒を贈ってはいかがでしょうか。
希少性が高くておしゃれな「クラフトビール」「ワイン」などが内祝いとして人気を集めています。
伝統製法でビール職人がつくるクラフトビールは、一般的なビールよりも香り豊かで味わいに深みがあります。
ラベルのデザインに凝ったおしゃれなものが多いので、異なる味の飲み比べセットにすると見た目も華やかになります。
ワインが好きな友達への内祝いには、赤ワインと白ワインの「紅白ワイン」セットがぴったり。
お祝いの席で振る舞われることの多い「シャンパン」も、高貴なイメージがあり、結婚内祝いにふさわしい特別感があります。
友達のお酒の好みが分かっているのであれば、「日本酒」や「焼酎」もおすすめです。
特別なギフトにふさわしい銘酒や古酒など、いつもとは違うプレミアムな逸品が喜ばれるでしょう。
家事に育児に頑張る友達には「高級レトルトグルメ」
家事や育児に忙しい子育て世代の友達には、結婚内祝いに「手間を掛けずに美味しく食べられるグルメギフト」を贈ってはいかがでしょうか。
高級グルメをギフト用にレトルトパックにしたものが、バリエーション豊富に登場しています。
美味しい上に、家事の時短にも一役買ってくれる、喜ばれる内祝いギフトになるでしょう。
レトルト食品を贈るなら、結婚内祝いにふさわしい高級感があるかどうかも重要なチェックポイント。
有名レストランのシェフが監修した洋食や、国産素材だけを使った老舗旅館のお惣菜など、ブランド感を打ち出した高級レトルトをチョイスしましょう。
レトルトグルメは保存期間が長く日持ちするものが多いので、常備食にもなるという実用的なメリットもありますよ。
<手間なく食べられるおすすめのグルメギフト>
- 有名レストラン監修 冷凍「ローストビーフ」「ハンバーグ」
- 老舗料亭監修 真空パック「魚介類の煮付け」
- 高級ホテル監修 缶詰「スープ」「カレー」など
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仕事に励む友達に「コーヒー・紅茶・ジュース」
仕事で忙しい友達への結婚内祝いには、休憩時間のお供になる「ソフトドリンク」がおすすめです。
高品質なコーヒー・紅茶は香りが高く、仕事の合間のいい気分転換になってくれるでしょう。
オフィスでも手軽に楽しめるよう、コーヒーはドリップタイプ、紅茶はティーバッグタイプがおすすめ。
扱いやすい形状にこだわるのも、お相手への心づかいのうちです。
カフェインが苦手な友達や、小さな子どものいる友達への内祝いなら、高級な無添加ジュースもぴったり。
小さめサイズの缶・瓶入りジュースなら、職場のデスクや鞄の中に入れたいときも邪魔になりません。
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友達の好きな物を選んでもらえる「カタログギフト」
「友達の好みに合わせたギフト選びに自信がない」
「こだわりがある友達なので、自分で好きな物を選んでほしい」
そんなふうにギフト選びに悩んだときは、受け取った人が好きなギフト商品を選べる「結婚内祝い向きカタログギフト」がおすすめです。
従来からある「総合型カタログギフト」の他、コンセプトに沿ってギフトアイテムを集めたユニークなカタログギフトも増えています。
友達のイメージ合うカタログギフトを選んでみましょう。
<結婚内祝いにおすすめのカタログギフト>
- 雑誌やセレクトショップとコラボした「総合カタログ」
- 北欧雑貨を中心とした「インテリアカタログ」
- お肉好きが絶賛!「お肉専門カタログ」
- 老舗・産直にこだわった「グルメカタログ」
カタログギフトの掲載商品は、ギフト専門店のネットショップにあるデジタルカタログで閲覧できる場合があります。
購入前に中身を確認したい人は、サイト上でチェックしてみると安心できるでしょう。
結婚祝いをくれた友達へのお返しで注意したいこと
友達への結婚内祝いで、相手に違和感を持たれることは避けたいですよね。
お返しの品選びの際に注意したいポイントを以下にご紹介します。
内祝いギフトを勢いで決めてしまう前に、いったん立ち止まってチェックしてくださいね。
自分たち夫婦の名入れギフトは賛否両論
自分たちの名前が入った「名入れギフト」は、人によって好みが分かれるアイテムなので、注意が必要です。
日常的に使用するもの・形として残るものに誰かの名前や写真が入っていると、もらった側としては「扱いに困る」と感じることが多いようです。
記念品として好意的に受け止めてくれる人もいるようですが、人によって賛否両論あるのは事実なので、避けたほうが無難かもしれません。
どうしても名入りギフトを贈りたい場合は、お菓子などの「消え物ギフト」にする方法がおすすめです。
あとに残らない消耗品なら、名前が入っていても相手も気兼ねなく受け取りやすいでしょう。
結婚の前後は、どうしてもテンションが上がりがち。
自分たちが贈りたい気持ちだけで内祝いの品を決めてしまうと、思わぬ失敗をする可能性もあります。
ギフトを受け取る相手のことや後々の使い勝手も考えて、みんなに喜ばれる内祝い選びを心がけましょう。
お相手からもらった物と「同じ物」は避けたほうがベター
友達から結婚祝いとしてもらった物とまったく同じ物は、贈らないほうが無難です。
自分が贈ったものと同じものをお返しされると、人によっては
「内祝いを考えるのが面倒で手抜きしたのでは」
「気に入らなかったことを暗に示そうと同じ物を返されたのかも」
と、不審に思う可能性があります。
一般的に、好意的に受け止める人はあまりいないようです。
たとえ「自分がもらって気に入った物だから」という理由だとしても、相手からもらった物と同じ物は避けるほうがベターでしょう。
写真入りメッセージカードを添えて友達に感謝を伝えよう
内祝いの品を贈るとき、物だけではなく、必ずお礼状(挨拶状・メッセージカード)も添えて感謝を伝えるのがマナーです。
その際に、「結婚の写真を入れたメッセージカード」を添えてはいかがでしょうか。
ギフト自体に名入れをする内祝い品は賛否が分かれるもの。
しかし、写真入りの挨拶状をギフトに添える方法なら、主張しすぎる心配がありません。
結婚した二人のことをスマートに紹介できる上、お相手の手元に記念として残してもらいやすくなるでしょう。
結婚祝いのお返しは、「幸せのお福分け」という意味も込められています。
幸せいっぱいの二人の写真を添えて感謝を伝えることで、受け取った相手も「お祝いを贈って良かった」と思ってくれそうですね。
ギフト専門店の当社では、購入したギフト商品にメッセージカードが無料で同梱できます(※一部対象外商品あり)。
スマートフォンやパソコンからギフトをご注文する際に、写真入りオリジナルメッセージカードも一緒に作成できます。
忙しい結婚後のタイミングでも、挨拶状がスムーズに手配できるので、ぜひサービスをご活用ください。
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友達から結婚祝いを物でもらった場合も内祝いを贈ろう
結婚内祝いを贈ることは、幸福の「お福分け」でもあります。
友達から結婚祝いとして品物をもらったら、感謝の気持ちを込めて内祝いを贈りましょう。
その上で、もらった物の価格を調べることは失礼には当たりません。
内祝いの品を選ぶとき、自分の好みだけで決めないことが失敗を避けるコツ。
ギフトを受け取った友達の顔や普段の生活を想像して、「これなら喜んでくれそう」と思えるものを選ぶことで、より感謝の伝わるギフトとなるでしょう。
新しい門出を祝福してくれた友達に、「ありがとう」の気持ちをしっかり伝えたいもの。
慶事にふさわしい贈答マナーを踏まえ、温かい心遣いの感じられるギフトを贈りましょう。