香典返しや法事のお返しにおいて、コーヒーは定番のアイテムです。
定番とはいえ、好みが分かれる飲み物なので、どのような品物を贈ろうか迷うのではないでしょうか。
コーヒーの種類や選び方を知っておけば、お相手により感謝が伝わる香典返しを贈れるでしょう。
そこで、この記事では香典返しにふさわしいコーヒー選びのポイントや注意点をご紹介します。
お相手がどのようなコーヒーを好むかわからない場合の対応も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
香典返し・法事のお返しにコーヒーを贈るときのポイント
弔事のお返しには、不幸を繰り返さないようにという意味を込めて「消えもの」を贈るのがよいとされています。
そのため、飲めばなくなるコーヒーは香典返しに選びやすい品物の一つです。
昨今では、体にやさしい素材を使用したコーヒーや、カフェインが含まれていないコーヒーも登場しています。
商品の多様化により、コーヒーは男性だけでなく女性への香典返しにも贈りやすくなっています。
香典返し用にコーヒーを購入するときは、あらかじめ賞味期限を確認しましょう。
一般的に、インスタントやドリップバッグのタイプは日持ちするものが多いですが、商品によっては賞味期限が短めの場合もあります。
また、先方に失礼な印象を与えないよう、パッケージにも注意を払いましょう。
次に、香典返しにふさわしいコーヒーのパッケージについて詳しく解説します。
パッケージや包装紙が派手すぎないか確認する
香典返しや法事のお返しにコーヒーを贈る際は、パッケージや包装紙が派手なものは避けましょう。
結婚式の引き出物や誕生日プレゼントにも選ばれやすいコーヒーは、目を引くような華やかなパッケージの商品が少なくありません。
なかには、縁起のよい紅白のドリップバッグや、おめでたいモチーフが入ったコーヒーギフトもあります。
弔事用には慶事を連想させるものは避け、ベージュやブラウンなど、なるべく落ち着いた色合いのパッケージや包装紙を選びましょう。
【シーン別】香典返し・法事のお返しにおすすめのコーヒー
せっかく香典返し・法事のお返しにコーヒーを贈るなら、相手に感謝が伝わる品選びをしたいものです。
この章では、職場への香典返しにおすすめの品から、コーヒーだけでは物足りないときに適したセット、カフェインを控えている方にぴったりのコーヒーまで、贈るシーンや相手に合わせた品物をご紹介します。
職場への香典返しには個包装のコーヒーセットを
職場の方々から連名で香典をいただいた場合は、複数人で分けられる個包装のコーヒーがおすすめです。
たとえば、
・小分けされているスティック型のインスタントコーヒー
・有名コーヒーショップのドリップバッグのセット
味わいが異なるコーヒーの詰め合わせを選べば、職場で休憩するときの飲み物としてみなさんに重宝されるでしょう。
甘党の方や若い方には「ラテ」も人気
ミルクがたっぷり入った「ラテ」も、実は香典返し・法事のお返しによく選ばれている品物です。
若い方や甘党の方には、ブラックコーヒーが苦手という方もいますが、甘いラテなら贈りやすいでしょう。
いろいろなフレーバーの入った詰め合わせなら、飽きずに飲んでもらえるためおすすめです。
コーヒーだけでは物足りないときにはお菓子とのセットを
「コーヒーだけではありきたりだから、何かプラスして贈りたい」という場合は、コーヒーとスイーツがセットになった品物がおすすめです。
- 女性には、おしゃれなパウンドケーキのセット
- 男性には、ビターチョコレートのセット
- 家族が多い方には、クッキー詰め合わせのセット
などがおすすめです。
お菓子とのセットを贈る際は、賞味期限に注意しましょう。お相手に「早く食べないと」と焦らせないよう、なるべく日持ちするものを選ぶのがポイントです。
500円~1000円の少額ギフト
- ご近所さんがかけつけて香典を包んでくださった
- 友人から連名で香典をいただいた
といったケースでは、1人あたりの香典は少額になります。
少額の香典返しには、500円〜1000円程度のコーヒーギフトが最適です。
量より質を意識し、有名ブランドの品物を選ぶとよいでしょう。
カフェインを控えている方にはデカフェのコーヒーを
小さなお子さんのいる家庭に贈る場合は、カフェインが含まれていないものがおすすめです。
カフェインが入っていない商品は「デカフェ(ディカフェ)・カフェインレス・ノンカフェイン」などと呼ばれています。
- 妊婦さんのいる家庭には、お家での時間を楽しめるドリップバッグのセット
- 赤ちゃんがいる忙しいママさんには、手軽に飲めるスティック型のインスタントコーヒー
- 健康志向の女性には、オーガニックコーヒーのドリップバッグ
などを選びましょう。
【タイプ別】コーヒーの特徴と選び方
一般的に、弔事用として販売されているコーヒーには、主に4つのタイプがあります。
- インスタント
- ドリップバッグ
- コーヒー豆
- ボトルコーヒー
商品の種類が多いからこそ、どのタイプを贈ればよいか迷うものです。
この章では、コーヒーのタイプ別に特徴や選び方をご紹介していきます。
お湯を注ぐだけの「インスタント」
インスタントコーヒーは、コーヒー液を抽出してから乾燥させ、粉末状にしたもの。
粉末をマグカップやタンブラーに入れてお湯を注ぐだけで、簡単に飲むことができます。
インスタントコーヒーには、1杯分が個包装されているタイプと、瓶詰めされているタイプがあります。
大手メーカーのものや有名店のものなど、商品の種類が豊富なため、香典返しの予算に合わせて選びやすいでしょう。
ただし、豆から挽いたコーヒーに比べ、味や香りは劣ってしまいます。
そのため、コーヒーの味や香りを重視して選ぶなら、他のタイプを検討するのがおすすめです。
手軽にドリップコーヒーを楽しめる「ドリップバッグ」
ドリップバッグは、コーヒー豆を挽いた状態で1杯分ずつ包装したものです。
マグカップに乗せて少しずつお湯を注ぐと、ドリップバッグならではの挽き立てのようなコーヒーが抽出できます。
ミルなどの専用器具を持っていない場合でも、本格的なコーヒーが飲めるので、相手を選ばず贈ることができます。
味や香りのよさと手軽さを両立しているため、香典返しのコーヒーに迷った際にはドリップバッグがおすすめです。
コーヒーを日替わりで楽しめる、数種類の豆を使ったドリップバッグの詰め合わせも販売されています。
アレンジしやすい「コーヒー豆」
コーヒー豆は、豆の産地や焙煎の度合いを細かく選び、味わいを変えられるのが特徴です。
飲む直前に豆を挽くことで、インスタントやドリップバッグとは一味違う、香り高いコーヒーを抽出できます。
近では、おしゃれな瓶に詰められたコーヒー豆のセットなど、返礼品にふさわしい商品も登場しています。
ただし、コーヒー豆を挽くには、ミルなどの専用器具が必要です。
頻繁に連絡を取り合う友人など、よほど親しい間柄で好みもよく知っている方への香典返しでない限りは、他のタイプを選ぶことをおすすめします。
夏場におすすめ「ボトルコーヒー」
暑い季節に香典返しを贈るなら、ボトルコーヒーがおすすめです。
ボトルコーヒーとはその名の通り、ボトルに詰められた液体状のコーヒーのこと。
お湯を用意する手間もかからないので、夏場に最適な香典返しです。
コーヒーをミルクで割れば、アイスカフェラテも楽しめます。
高級感のあるボトルに入っているものなら、会社の上司など目上の方に贈っても失礼はないでしょう。
注意点は、他のタイプに比べて重さがあることです。
葬儀の当日に香典返しを渡す「即日返し」には適さないでしょう。
郵送でお贈りするのがベターです。
相手の好みがわからない場合はどうする?
ここまでご紹介してきた通り、コーヒーにはさまざまなタイプの商品があります。
「○○さんはコーヒーが好きだから、香典返しにコーヒーを贈ろう」と考えていても、相手に満足していただける品物を選ぶのは意外と難しいものです。
また、葬儀の前後はなにかと忙しいため、香典返しをゆっくり選ぶ余裕がないかもしれません。
そのような場合におすすめの香典返しが、カタログギフトです。
この章では、コーヒーを贈りたいときにカタログギフトが役に立つ理由を解説します。
コーヒーを相手に選んでいただけるカタログギフト
カタログギフトには、コーヒーをはじめ、高級グルメやブランド雑貨など豊富な種類の商品が掲載されています。
また、最近ではコーヒー専門のカタログギフトも登場しています。
専門のカタログギフトなら、コーヒー豆の種類から相手に選んでもらえるため、こだわりの強い方にも満足していただけるでしょう。
また、カタログギフトのメリットとして、香典返しの予算に合わせて品選びやすいことが挙げられます。
一般的に、2,000円台から50,000円台を中心に、幅広い価格のものが用意されています。
GiftA(ギフタ)なら香典返しにふさわしい体裁で贈れる
ギフト専門店のGiftA(ギフタ)は、豊富な種類のカタログギフトを取り揃えています。
カタログギフトを香典返しにふさわしい体裁で贈れる、以下のサービスも利用可能です。
- 挨拶状(お礼状)やメッセージカードの無料作成サービス
- 掛け紙(のし紙)と包装紙の組み合わせが無料で選べるサービス
さらにカタログギフトは、一部大型商品を除き、メール便でお相手のご自宅ポストにお届けします。
メール便利用なら、送り先が不在であっても再配達の手間がかかりません。
香典返し・法事のお返しには相手に満足していただけるコーヒーを贈ろう
「消えもの」が好まれる香典返しには、緑茶や紅茶のほか、コーヒーもおすすめです。
お相手の好みに合わせたコーヒーを贈って、いただいた香典への感謝を伝えたいものです。
今回ご紹介したポイントを押さえて、先方に満足していただける香典返しを選びましょう。
どのようなタイプのコーヒーを贈ろうか悩む場合は、カタログギフトもぜひ選択肢の一つとして考えてみてください。