香典を下さった方へ贈る香典返し。
お礼の品物はさまざまですが、高齢者の方に贈る際は特に、マナーに気を付けたいものです。
失礼にあたらず、満足して頂ける香典返しの品物12選を紹介します。
目次
改めて理解しておきたい「香典返し」の意味
香典返しの品を贈る際は、ただ品物を渡すだけでなく、そこに込める気持ちや意味をしっかりと把握しておくことが大切です。
特に、高齢の方へ香典返しを行う際は、香典返しの基本的な意味を改めて理解し、マナーを守って対応するように心がたいものです。
香典返しの金額相場や贈る時期などもふまえて解説します。
無事に法要を終えた報告と感謝を伝える
そもそも「香典」とは、故人にお供えする金品のことを指します。香典を下さった方に、返礼品を通して感謝の気持ちを伝えるのが「香典返し」です。
また、法要などを無事に終えたことを知らせる意味もあります。
香典返しの金額相場
香典返しの金額は、頂いた香典の「3分の1~半分ほど」が相場とされています。
そのため、1万円の香典には3,000円~5,000円程の品物をお返しするのが一般的です。
香典の金額は、相手との関係や立場によって異なります。
特に、親族や目上の高齢者から頂く香典の場合、10万円など高額の香典を頂くこともあるでしょう。
この場合、扶助の意味が込められているため、半額でお返ししてしまうと失礼になってしまいます。
お気持ちを受け取り、3分の1の金額を目安に香典返しを選んでお相手を立てるようにしましょう。
香典返しを贈る時期
香典返しは四十九日が過ぎた忌明け法要後に贈るのが一般的です。
香典返しの品物は、初七日から始まる忌明け法要の期間に手配しておくと慌てずに済みます。
品物を贈る方法は、手渡しでも郵送でも問題ありません。
忌明けから1カ月以内にお返しするようにしましょう。
郵送する場合の送料について
郵送で送る香典返しの品物を選ぶとき、送料を含めるか否かで悩むことがあるでしょう。
用意する香典返しの数によっては、送料だけでも大きな負担となってしまいます。
結論としては、送料を含めても含めなくても、どちらにおいてもマナー違反となることはありません。
ただ、配送する場合は「送料を含めた金額で品物を選ぶ」ことをおすすめします。
コンパクトなサイズの「カタログギフト」は、「メール便」で送れる場合があり、送料の負担を低減できます。
また、香典返しをご自宅に一括配送する場合は、
「会員登録すると、1件当たり一定金額以上ご購入で送料無料」
などのサービスがあるショップを利用するとよいでしょう。
香典返しを高齢者に贈る際のマナー
香典返しは、贈る相手の年代や立場にかかわらず、一般常識として意識したいマナーがあります。
特に、高齢の方へ贈る香典返しの場合は、品物以外のマナーに対してもしっかりと理解しておく必要があります。
品物に「挨拶状」を添える理由や、「掛け紙」についてのマナーを解説します。
高齢の方へ贈る香典返しには必ず「挨拶状」を添える
香典返しの品物を郵送するときは「挨拶状」を添えるのが基本的なマナーです。
挨拶状には、葬儀に参列して下さったことに対するお礼と、法要を無事に終えた旨、配送での香典返しとなるお詫びを記します。
挨拶状の書き方については、「句読点を使用しない」「忌み言葉である重ね言葉を使用しない」といったルールがあるので注意しましょう。
「掛け紙」のマナー
品物にかける「掛け紙」と「のし紙」の違いも重要です。
「熨斗(のし)」は、縁起物であるため、おめでたい慶事の贈り物に添えるものです。
弔事にかかわる贈り物には、「熨斗(のし)」がなく水引だけが印刷された「掛け紙」をかけましょう。
水引は、上の画像のように「結び切り」が鉄則。「繰り返さない」といった意味が込められています。
香典返しを郵送する場合も「掛け紙」は必要です。
運搬中に破れたり、汚れたりすることを防ぐため、品物に掛け紙を付けてから、包装紙で包む「内掛け」にします。
▼掛け紙(のし紙)の選び方・書き方について詳しく紹介しています▼
【高齢者向け】香典返しに相応しい食べ物
不祝儀である香典のお返しには、後に残らない「消えもの」を選ぶのがマナーです。
高齢者にもなじみがあり、古くから香典返しの品物として選ばれている定番品なら安心して贈れます。
ここではギフト専門店GiftA(ギフタ)専任スタッフが、高齢者への香典返し向けに厳選した品物をご紹介。
ぜひ参考にしてください。
お米・ごはん
「お米」は、香典返しの定番品の一つで、「香典」の由来とされている品物でもあります。
昔の葬儀では、お米が相互扶助として持ち寄られていました。
のちにお米は金品へと変化したものの、この名残から香典返しに「お米」が多く選ばれています。
有名ブランド米や、各種食べ比べセットなど、香典返しに適したお米ギフトを選ぶとよいでしょう。
高齢の方からは「お米は重量があるため、配送で貰うと助かる」という声も聞かれます。
「当日返しだからお米は重すぎる…」という場合には「ごはんもの」も選択肢のひとつ。
「炊き込みごはん」や「おこわ」のセットは、軽くて高齢の方も持ち帰りやすいため、当日返しに好適です。
お茶
仏教と深い関わりのある「お茶」も、古くから香典返しの品物に選ばれています。
お茶は、昔から「境界を区切る」とされ、故人とお別れするために、そして参列者同士が境界を越えて親しくなれるようにと飲まれてきました。
また「お茶は体に良いもの」ということも、香典返しに選ばれる理由の一つです。
高齢の方はお茶を淹れるのが日課になっていることも多いため、ワンランク上の高級茶も喜ばれるでしょう。
消えもので日持ちがすること価格や量も幅広いことからも、香典返しの好適品として選ばれています。
のり
「海苔」も、香典返しの品物として古くから用いられている品です。
消えもので消費期限が長いこと、日常的に食べる人が多い食品であることがその理由です。
また「朝食は和食派」という高齢者に、海苔は重宝していただけるでしょう。
海苔は、贈り物として相応しい厳かな見た目のものが多く、商品の価格帯が幅広い品物でもあります。
予算に応じた品物が選びやすく、遺族の負担を軽減できる品物ともいえるでしょう。
梅干し
日本食には欠かせない「梅干し」も、古くから香典返しの品として親しまれています。
こちらも、長期保存ができること、消えものであることのほか、贈る季節を問わないことも、選ばれる理由です。
ご飯のお供にそのまま食べられること、調理の味付けとしても使えるほか、お茶請けにするなど、活用の幅が広いため、満足してもらいやすいでしょう。
また、一口に梅干しと言っても、「しそ漬け」「はちみつ漬け」「減塩」など、味のバリエーションがあります。バラエティに富んだ梅干しセットなどが選べる点でも、人気の品です。
高齢の方には、血圧や糖尿に配慮した梅干しを選ぶとよいでしょう。
▼梅干しが香典返しに適している理由はこちら▼
しいたけ
「しいたけ」も、香典返しに用いられる代表的な品物です。
精進料理に使われていることや、干ししいたけであれば日持ちがすることが理由です。
焼いたり煮たりして食べられるだけでなく、出汁を取って使えるなど、調理の幅が広いことから、貰った側が重宝する品でもあります。
肉厚な「どんこ」しいたけなど、高級とされる品もあるため、予算に応じたものが選びやすいでしょう。
なお、しいたけは家庭で調理をされる高齢の方へ贈る際は適していますが、老人ホームに入居している場合は食事が提供されることがあります。
お相手の生活スタイルを確認してから選ぶようにしましょう。
【高齢者向け】香典返しにおすすめの品物
伝統やマナーを重んじる高齢者への香典返しに、頭を悩ませる人は多くいることでしょう。
古くから親しまれている品物以外には、どのような品物であれば高齢者にも満足頂けるのでしょうか?
タオル
消耗品である「国産タオル」は、消えものが望ましい香典返しに最適な品です。
日用品としての実用性はもちろん、香典返しにおけるタオルには「故人とお別れする悲しみを拭い去る」という意味が込められています。
また、諸説ある由来の一つには「故人が身に着ける白装束にちなんで白いタオルを贈る」ともいわれています。
現代では、相手の好みが分かっているのであれば色にとらわれる必要はありませんが、
- 無地の高品質な国産タオル
- オーガニック素材のタオル
が人気。バスタオルよりも使いやすくかさばらない「フェイスタイル」や「ハンドタオルなどのセット」が、高齢者にはおすすめです。
石けん・洗剤
「石けん」や「洗剤」も、香典返しにおいては「悲しみを洗い流す」という意味があるため、マナーを重んじる年配の方に贈っても問題ありません。
石けんは、定番の固形石けんから液体石けん、天然ハーブなど特殊な成分や技法で作られたものまでバリエーションが豊富です。
洗剤系は重量があることから「郵送でもらうと助かる」という高齢者も多くいます。
量の多さが心配な場合、タオルとのセットなど工夫するとよいでしょう。
お吸い物ギフト・フリーズドライ
「お吸い物」や「フリーズドライ食品」は、日常の食卓に彩りを添えてくれる品です。
お湯を用意するだけで食べられる手軽さは高齢の方からも根強い人気があり、飽きの来ない味の豊富さも魅力です。
ただし、おめでたいイメージのある紅白や貝がモチーフになっているアイテムは避けるようにしましょう。
香典返しとして贈るなら、シックな色合いや、シンプルな形をしているものが無難です。
四角いパック入りのフリーズドライは、形からマナー違反を連想しにくいためおすすめです。
焼菓子・和菓子ギフト
贈り物の定番ともいえる「お菓子」も、香典返しにおすすめの品です。
お菓子のギフトが香典返しに選ばれる理由は、なんといってもジャンルが多彩な点です。
焼き菓子やゼリーなど洋菓子から、せんべい、羊羹などの和菓子まで、豊富な味の中から相手の好みに合わせたものが選べます。
ただし、値段によっては量が多くなってしまうことがあるため注意が必要です。
一人暮らしの高齢者へ贈る場合は、個装になっているものや、賞味期限の長いものなどを選ぶようにしましょう。
また、糖尿など相手の健康状態に配慮して選ぶことも大切です。
野菜ジュース
高齢である相手の健康を気遣う意味も込めて「野菜ジュース」を贈るのもおすすめです。
消えものなので、マナーにもかなった贈り物になります。
高価な野菜ジュースや、地域産品など特別感のあるものだと満足してもらえることでしょう。
瓶入りや紙パックなどさまざまなタイプがありますが、1回で飲み切れるタイプが便利です。
また、常温で長期間保管できるものだとなおよいでしょう。
味噌
製法によって味が異なる「味噌」は、日常的に和食を食べる人に満足してもらいやすい品です。
消えものであること、味噌汁や炒め物、漬物など幅広く使える点で重宝することでしょう。
白味噌や赤味噌、合わせ味噌などがセットになったギフトは、味の変化を食べ比べることもできます。
健康に欠かせない必須アミノ酸9種を全て含む味噌は、高齢の方に健康を気遣った香典返しの品となるでしょう。
高齢者に「カタログギフト」はあり?
近年、香典返しとしても利用率の高い「カタログギフト」ですが、「高齢の方には失礼になるのでは?」という心配もあることでしょう。
押さえておくべきポイントを紹介します。
好きなものがわからない高齢者におすすめ
相手が好きなものを選べるカタログギフトは、今や香典返しの定番です。
遠方に住む高齢の親族、高齢だった故人の友人など、趣味・趣向がわからない相手への香典返しに、カタログギフトは重宝するでしょう。
- ブランドの名品
- 全国のお取り寄せグルメ
- 温泉やクルージングなど体験型ギフト
品物だけでなく、幅広いラインナップがそろっているため失敗がありません。
特化型カタログギフトも続々登場
従来の「総合カタログ=ほしいものが見つからない」といったイメージを一新する、目新しいカタログギフトも次々と販売されています。
香典返しとしての贈りやすさから近年人気が高まっているカタログギフトですが、高齢者の中には「手抜き感がある」と感じる人がいることも事実です。
高齢者にカタログギフトを贈るときは、昔からの定番品「消え物(お菓子やお茶など)」や、国産タオルを添えて贈るとスマートです。
受け入れてもらえるか迷ったときは、カタログギフトは避けるといった判断するのが賢明といえるでしょう。
感謝の気持ちを伝える香典返しですから、受け取った側の気持ちを考えて選ぶことが大切です。
高額の香典返しこそカタログギフトがおすすめ
高齢の身内から5~10万円の高額な香典をいただいたら、当然、お返しも高額になります。
実は高額の香典返しにこそ、カタログギフトはおすすめです。
もし好みではない食べ物や使わない品物を贈ってしまったら、申し訳なく残念な気持ちになりますね。
ハイグレードのカタログギフトには、
- 有名一流ブランドや国産の逸品
- 高級料亭、温泉旅行などお出かけギフト
- 海鮮、国産ブランド牛など高級食材
といった厳選品がセレクトされています。相手がほしいもの・好きなものを選べるため、きっとご満足いただけるでしょう。
デジタルカタログギフトで中身を確認
カタログギフトはパソコンやスマートフォンで今すぐ中身を確認できます。
- 『JTBありがとうプレミアム』旅行会社JTBと、大手メーカー・ハーモニックのコラボカタログ/4コース
- 『THE PREMIUM GIFT by Harmonick』カタログギフトの最高峰。各種プラン・アイテムを厳選/1コース
そのほか【予算3万~5万円以上】のカタログギフトはこちらからお進みください。すべて中身をご確認いただけます。
サポート充実のGiftA(ギフタ)で安心
香典返しに「カタログギフト」を贈るなら、サポート体制の充実した「GiftA(ギフタ)」がおすすめです。
「包装紙」や「掛け紙」「挨拶状」は基本無料。包装紙のデザインも好みに合わせて選ぶことができます。
カタログギフトはお得なメール便でのお届けに対応。メール便で送れないサイズのものは宅配便で配送します。
また、お届け先ごとに一定金額以上ご購入の場合は、会員登録すると一部商品を除いて宅配便の送料が無料になります。
商品の到着確認やカタログの紛失・破損対応など、贈り主・贈り先を問わずアフターフォローも万全なので、はじめてカタログギフトを贈るという方でも安心して購入頂けるはずです。
高齢者への香典返しはマナーを理解して適切な対応を
高齢の方に贈る香典返しは、品物選びで迷いがちです。
基本的なマナーや、香典返しとしてふさわしい品物・満足してもらいやすいアイテムを把握しておきましょう。
先方が新しいものに抵抗がなさそうな方なら、受け取った側が自分で好きなものを選べる「カタログギフト」を贈れば、より満足度の高い贈り物となるはずです。
贈る相手の好みや性格を配慮し、満足して頂ける品物を贈りましょう。
【高齢者向け】おすすめのカタログギフト
高齢の方にご満足いただけるカタログギフトをどのように探したらよいでしょうか。
ギフト専門店「GiftA(ギフタ)」が、品選びのヒントをご紹介します。
厳選品だけをセレクトした最高級カタログ【麗(うらら)】
上品な和装表紙が香典返しにふさわしい、最高級カタログギフト。
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- 温泉
- ペア食事券
- クルーズ船乗船券
- 乗馬、伝統工芸アトリエ見学
など体験ギフトも充実しているので、「もう十分、物は持っている」というご高齢の方にいかがでしょうか。「ずっと元気でいてください」というメッセージもお伝えいただけます。
また、質と癒やしを重視したアイテムが多いため、目上の人や特にお世話になった方にもおすすめです。
百貨店や式場でも。『【割引カタログギフト プレミアム】』シリーズ
百貨店や葬儀社でも取り扱われる、高級路線の割引カタログギフト。
上司・恩師といった目上の方、マナーに厳格なご高齢の方、特別な人への返礼品に選ばれています。
- 知名度があるブランドがそろう、品質重視の品を贈りたい
- 価格より、評価が高いカタログギフトを探している
- お相手の好みがわからないので、衣食住、幅広いラインアップのカタログを届けたい
といった方に好評です。
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香典返しの品物選びに迷っている方におすすめしたいのが、こちらの【コスパ重視】シリーズ。
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「予算内でワンランク上の贈り物ができた」と多くのお客様から好評です。
全国ご当地グルメが集合【47CLUB(よんななくらぶ)】
全国47都道府県のご当地グルメが並ぶ「47CLUB(よんななクラブ)」。
地方新聞社のいちおしの「本当においしい自慢のグルメ」を掲載したカタログです。
- 旅行に出かける機会が少ないご高齢の方
- 料理好き・食通の方
- 若い方、食べ盛りのお子様がいるご家族
にいかがでしょうか。
知る人ぞ知るご当地グルメは見るだけでも楽しく、また編集部の推薦コメントやグルメ解説は、読み物としても秀逸です。
その土地の食文化に触れたり旅行気分に浸ったりと、おいしさだけでなく食の楽しさを丸ごとお届けできます。
▼そのほか、香典返しにふさわしいカタログギフトを多数ご用意しています▼