故人がなくなってから1年後の命日に合わせて、家族や親族、親しい友人を中心に行われる一周忌。
一周忌法要の施主は、会場や会食など、多くの手配に追われます。
なかでも「お返しの品(引き出物)」については、葬儀と法事とでしきたりやマナーが異なるため、混乱してしまう方も多いでしょう。
一周忌で初めて施主を務める方なら、なおさら不安ではないでしょうか。
この記事では、一周忌法要で用意するお返しの品(引き出物)を渡す時期について詳しく解説します。
ふさわしい品物やマナー、時間がないときに便利なサービスもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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一周忌のお返しは当日?後日?基本とよくある3つのケース
一周忌など法事のお返しの品を「引き出物」と呼びます。
法事の引き出物は、葬儀を終えて四十九日のあとに返す「香典返し」とは返し方が違うため、時期を勘違いしないよう注意が必要です。
引き出物をいつ贈るのか(当日/後日)について、基本とよくある3つのケースに分けて解説します。
【当日】一周忌のお返しは「当日手渡し」が基本
一周忌では、「会食(お斎:おとき)」と「引き出物」をもってお返しとします。
引き出物は、「当日」列席者一人ひとりに「手渡し」するのが基本です。
会食のあと、列席者がお帰りになる前のタイミングで、お礼の言葉とともに手渡しましょう。
【(当日)一周忌のお返しマナーや渡すタイミングをチェック▼】
【後日】欠席された方から御仏前をいただいた場合
欠席者が列席者に御仏前を託したり、遺族へ現金書留を送付してくださったりするケースがあります。
その場合は、法要後1週間〜10日を目安に、お礼の品を贈りましょう。
お礼の言葉とともに直接渡すのが一番ですが、郵送しても問題はありません。
郵送する品物には挨拶状(お礼状)を添えるのがマナーです。
【後日】思ったよりも高額の御仏前をいただいた場合
列席者からいただく御仏前の相場は一人当たり1万円程度とされています。
しかし縁の深い方からは、3万円以上の高額な御仏前をいただくケースも。
この場合、マナー上は当日の引き出物をお渡しするのみで問題はありません。
気になる場合には、1週間〜10日以内に高価すぎない「心ばかり」の品物を贈るとよいでしょう。
【後日】列席者を気づかってはじめから郵送の手配をすることも
最近では、帰りの荷物にならないよう、列席者全員に対し「後日に郵送」をする施主も増えてきています。
高齢の方が多い場合や、重量のあるものを贈りたいときには最適な方法でしょう。
一周忌法要より1週間〜10日以内を目安に、挨拶状(お礼状)を添えて郵送してください。
当日は列席者に、「引き出物は後日郵送する」と明確に伝えることが大切です。
後日のお返しの相場
一周忌では、「会食」と「引き出物」をもってお返しとします。
列席者全員に後日郵送するケースでは、同じように「会食」もお返しの一部だと考えてかまいません。
引き出物は、いただく御仏前の金額をあらかじめ想定したうえで、一律に同じものを用意しましょう。
予算の計算方法は以下の通りです。
いただく御仏前を1万円と想定するなら、「5,000円の会食と2,000円の引き出物でお返しする」という風に考えます。
【後日】欠席者へのお返しは「1/3~半返し」
一周忌を欠席したものの、御仏前を贈ってくださった方には、御仏前の1/3〜半額の「半返し」でお返しします。
会食でのお返しをしていない分、列席者と同じ引き出物では足りないことがあるため注意しましょう。
会食分を差し引いて贈ってくださった方には、列席者と同じ品物でもかまいません。
【後日】高額な御仏前をくださった方へは追加でお礼を
高額の御仏前をくださった方に追加には、高価すぎない「心ばかり」の品を贈りましょう。
「心ばかり」の金額は自分の年齢などによっても変わります。
相手に気を遣わせないよう、自分にとってあまり大きな負担にならない価格の品が好適です。
2,000円〜3,000円前後を目安にしましょう。
【一周忌の相場】会食なし、連名の方へのお返しなど詳しくはこちら
送料は「予算」に含めても「施主負担」でも可
品物を郵送する場合は、1件1件に「送料」がかかってきます。
人数が多い場合は負担が大きくなるでしょう。
送料について予算に含めるか、施主が負担するかは、実はとくに決まっていません。
予算内で引き出物と送料をまかなっても、マナー違反にはならないのでご安心ください。
ギフト専門店などでは「送料無料サービス」を実施している場合もあるため、うまく使えば送料の負担を減らすことも可能です。
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後日に贈る一周忌のお返しにふさわしい品
法事のお返しの品は「不祝儀をあとに残さない」という慣例から「消えもの」を選ぶのが基本とされています。
代表的なのは以下のような品物です。
いずれも、パッケージや品物自体が華美でないものを選びましょう。
白や紺、グレー、薄紫などの落ち着いた色合いの品が好適です。
引き出物を一周忌当日に手渡しする場合は、持ち帰りに困らないよう、軽くてかさばらない品物を選びます。
お菓子や海苔、ドリップバッグのコーヒーなどが人気です。
後日に郵送する場合は、重量のあるものをお返しに選んでもかまいません。
瓶詰の調味料や質の高い洗剤、お米なども、実用的で気に入ってもらいやすいでしょう。
【タブーは四つ足生臭もの・おめでたいもの】
一周忌のお返しには贈ってはいけないタブーもあります。誤って選ばないようにしましょう。
「モチーフ」には気づかないケースもあるのでよく注意してください。
- 四つ足生臭もの…肉や魚などの生もの
- 慶事に贈るもの…お酒、昆布、かつお節 など慶事に贈る品
- おめでたいモチーフ…紅白、松竹梅、鶴亀、おしどり、ふくろう、うさぎなど
【一周忌のお返しにふさわしい品物はこちら▼】
カタログギフトも人気

「香典返し」の定番である弔事用カタログギフト。
近年では法事のお返しにもよく選ばれています。
人気の理由は、相手が好きなものを選べるため、失敗が少ないこと。
予算が5,000円以上と高めなら、安心して贈れるカタログギフトがとくにおすすめです。
当日贈る引き出物よりも高価になりやすい「欠席者への返礼品」にも選びやすいでしょう。
グルメカタログギフトは気に入ってもらいやすい

「カタログギフトは以前にも贈ったことがある」
「マンネリ感がある…」
という方におすすめなのが、グルメのみに特化した「グルメカタログギフト」です。
グルメカタログギフトには、全国各地から選りすぐりの「おいしいもの」が掲載されています。
食べ応えのあるお肉や海鮮、フルーツ、スイーツまで幅広くそろうため、子どものいるご家庭にも気に入ってもらいやすいでしょう。
食べものは形に残らないため、転勤族など「もの」を増やしたくない方へのお返しにも最適です。
季節感のある品もおすすめ
季節に合った品は、風情を感じ相手を気づかう気持ちも伝わるため、喜んでもらいやすいお返しです。
後日郵送するなら、重量のある瓶詰のゼリーや缶入りのジュースセットなども気軽に贈れます。
冬は、スープやお茶漬など体が温まるものが好適です。
ホテル監修のスープ缶など、普段よりワンランク上の品ならより気に入ってもらいやすいでしょう。
後日に贈る一周忌のお返し|掛け紙(のし紙)・お礼状マナー
一周忌のお返し(引き出物)には、当日・後日問わず必ず「掛け紙(通称:のし紙/のし)」をつけます。
品物を郵送する場合は、必ず「挨拶状(お礼状)」を添えるのがマナーです。
掛け紙、挨拶状の書き方・マナーについて解説します。
掛け紙(のし紙)の書き方
掛け紙の選び方・書き方には、地域性や用途によって違いがあります。
水引は、関東では黒白、関西では黄白の結び切りが主流です。
表書きは、以下の書き方が基本です。
- 志 …関東などで主流
- 粗供養…関西などで主流
- 茶の子…中部・四国などで主流
当日の引き出物や、全員に後日郵送、欠席者に後日郵送する場合は、お住いの地域に合わせていずれかを選びましょう。
年長の親戚や家族に確認するとより安心です。
高額の御仏前をいただいた方への追加の返礼品には、以下の表書きをします。
- 御礼
- 心ばかり
※当日贈った引き出物と表書きを変えることで、当日の返礼品に追加しての贈り物であることがわかりやすくなります。
挨拶状(お礼状)の書き方
品物を郵送する場合は、感謝の気持ちを記したお礼状を添えるのがマナーです。
ケースごとに、記載するべきポイントを紹介します。
【法要には欠席したものの御仏前をくださった方へ】
- ご厚志(御仏前などの心遣い)へのお礼
例:御丁重なるご厚志を賜りまして誠に有難く厚く御礼申し上げます) - 〇月〇日に無事法要を営んだこと
- 供養のしるしに品物を贈ること
【高額の御仏前をくださった方へ】
- 過分な心遣いへのお礼
例:過分なお心遣いをいただきまして誠にありがたく厚くお礼申し上げます - お礼のしるしに品物を贈ること
【列席者全員に郵送する場合】
- 心遣いへのお礼
例:御丁重なるご厚志を賜りまして誠に有難く厚く御礼申し上げます - お礼のしるしに品物を贈ること
また、すべてのケースに共通して、「略儀」にて書中でお礼伝えることを記すのも大切です(本来は直接会うほうがよいため)。
弔事の挨拶状には注意点もあります。
【弔事の挨拶状に書いてはいけないこと】
- 「句読点」を使わない
- 「時候の挨拶」は記さない
- 「ますます」などの忌み言葉を使わない
ポイントや注意点を踏まえた挨拶状(お礼状)の文例はこちらも参考にしてください。
時間がない方は「即日出荷」可能なギフト専門店が便利
失礼のない掛け紙や挨拶状をつけるなら、「百貨店」や「ギフト専門店」に手配を依頼するのが安心です。
しかし一周忌まで時間がない方は、お店に行く時間を取れないこともあるでしょう。
ギフト専門店GIFTA(ギフタ)は、自宅にいながら品物の手配ができる通販サイトです。
13時までの注文で最短即日出荷が可能(※対象商品のみ)のため、スムーズに一周忌の引き出物を用意できます。
人気のカタログギフトや有名店のお菓子、飲み物も即日出荷の対象です。
そのほかにも、
- 送料無料の品物多数
- 一周忌に適した掛け紙無料
- テンプレートから文章を選べる挨拶状(お礼状)無料
など、さまざまなサービスをご用意。
サイトの使い方や掛け紙の選び方など、迷うことがあれば問い合わせフォームよりお気軽にご質問ください。
【1分でおさらい】一周忌のお返しを後日に贈る場合の対処法
一周忌のお返しは主に当日に贈りますが、後日のケースもあります。
【一周忌の返礼品を後日に贈るケース】
- 欠席者が御仏前を贈ってくださった場合
- 高額な御仏前をいただき、追加でお礼をしたい場合
- 帰りの荷物にならないよう列席者全員にお返しを郵送する場合
一周忌の引き出物は「軽くてかさばらないもの」が基本とされていますが、郵送する場合は重さを気にする必要はありません。
多少重さがあっても、相手に気に入っていただける品物を選びましょう。
品物には必ず掛け紙を掛け、後日郵送する際には挨拶状(お礼状)をつけて相手に感謝を伝えましょう。
当日まで時間がないなら、ギフト専門のネットショップが便利です。
「即日出荷」「送料無料」「掛け紙・挨拶状無料」などのサービスを利用すれば、準備に忙しい施主の負担を軽くできるでしょう。