お盆やお正月、GWなどの大型連休にある親戚の集まりには、大人のマナーとして手土産が欠かせません。
しかし1年に1~2回程度のこととはいえ、「いつも同じ手土産ばかりでマンネリ化している」「飽きられているかもしれない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
特に義実家を訪問する際は、自分の実家よりも気を遣ってしまい、手土産選びが難航することも珍しくありません。
今回は、たまにある親戚の集まりで「気が利く」と思われる手土産を選ぶコツと、失礼なく渡すマナーについて解説します。
目次
親戚の集まりで持参すると喜ばれる、目新しい手土産のヒント
親戚の集まりに持参する手土産といえば、好みや家族構成に合った定番商品や人気のお取り寄せなど、無難であることを重視する人も多いでしょう。
関係性も親密度も個々に違う人が集まる場の手土産として正解ではあるものの、何年も続くとマンネリ化が気になります。
まずは「いつも喜んでもらえる手土産を選ぶようにしているけれど、もうネタがない…」など、手土産選びで行き詰まったときに、目新しい手土産のアイデアをつかむヒントを紹介します。
会話のきっかけになる手土産
たまにしかない親戚の集まりでは、なかなか会話が弾まず気まずい思いをすることも少なくありません。
そんなときは、世間話や雑談のきっかけになるアイテムを手土産に選びましょう。
「近所に新しくできたお店の名物」「テレビで取り上げられて遠くから買いに来る人もいる」など、その手土産を食べながら近況報告ができたり、選んだ理由を説明できたりするアイテムがおすすめです。
また、その土地ならではの食べ物や特定の地域でしか買えないものなども、話題づくりに役立つ品物です。普段何気なく購入しているお菓子が地域の人以外にとっては珍しいこともあります。
住んでいる地域や出身地などに、隠れた名産品がないかチェックしてみましょう。
お年寄りから小さな子どもまで楽しめる手土産
多くの親族・親戚が集まる場には、特定の年代の人しか楽しめないものではなく、高齢者から子どもまで幅広い年代の人が楽しめる手土産を選びましょう。
例えば高齢者には、硬さが自慢のせんべいやお餅を使ったお菓子のように、食べづらいものや飲み込みにくいものは歓迎されません。
小さな子どもが多い集まりの場合、手や洋服が汚れやすい食べ物やこぼれやすいお菓子などは後片づけの問題が出てきます。できる限り老若男女が楽しめるものをチョイスしましょう。
そのうえで複数人で分けやすく、なおかつ個々で食べやすいように、個包装で賞味期限が長いものを選ぶのがおすすめです。
開けた瞬間に華やぐ、おしゃれなパッケージの手土産
見た目が華やかで彩りの良い手土産は、それだけで話題になります。特におばや姪っ子など女性が多い集まりなら、テーブルに並べただけで「おしゃれ!」「かわいい!」と場が盛り上がるはず。
パッケージがおしゃれなアイテムやデコレーションにこだわったお菓子など、思わず写真に撮りたくなるようなものを選びましょう。
また、年末年始の集まりならお正月仕様になっている商品など、季節感のあるアイテムも話題性があります。お盆であれば、見た目が涼しげで冷やすとおいしいフルーツゼリーや水ようかんなども選択肢に入ってきます。
親戚の集まりに持参する手土産の予算はどのくらい?
親戚の集まりに持参する手土産の相場は、集まる人数にもよりますが一般的に「2,000円から5,000円」です。親戚に気を遣わせず、抵抗なく受け取ってもらえることを基準に選びましょう。
ポイントは高すぎず安すぎないことと、親戚間で浮いてしまわないことです。
ほかの親戚が持ってくる手土産を思い出しながらさりげなくチェックしつつ、「だいたいこのくらい」という相場をつかんでおきましょう。
ただし年末年始の帰省時は、お正月向けにいつもより高めの品物を選んでも問題ありません。
また、1年に1~2回のこととはいえ、毎回のように高めの手土産を持参すると恐縮されることもあります。訪問頻度に合わせて予算を控えめにするなど、状況に応じて調整しましょう。
親戚の集まりにおすすめの手土産ギフトアイデア
先方に保管の手間をかけさせないためにも常温保存がきく食べ物がおすすめですが、あらかじめ相談のうえであれば要冷蔵や要冷凍の食品でも問題ありません。
冷蔵品を保冷して持参すれば、到着してすぐにその場で振る舞えるのもメリットです。
ここでは、GiftA(ギフタ)が「ちょっと珍しくてよいもの」をコンセプトに全国各地から集めた「アーツセレクション」の中から、マンネリを解消しやすく喜ばれる手土産を紹介します。
宴を盛り上げる希少な「お酒」
親戚にお酒好きが多いのであれば、店頭ではなかなか手に入らない希少なクラフトビールや日本酒、ワインなどを手土産にして場を盛り上げましょう。
大人限定の手土産になってしまう点が気になる場合は、予算に応じて大人にはお酒、子どもにはジュースやお菓子と別々に用意するのもひとつの方法です。
ここではお酒好きをうならせる逸品を紹介します。
ビール職人こだわりの「クラフトビール」
定番のビールとはひと味違う風味を楽しめるクラフトビールは、ゴールデンウィークのBBQやお盆の宴会におすすめです。
複数の種類がセットになった飲み比べセットなら、珍しさから会話も弾みます。みんなで味見したり、感想を伝え合ったりしてお酒トークで盛り上がりましょう。
上質な白ワインのような味わいの「日本酒」
日本酒というと人によって好みが分かれるイメージもありますが、最近はワイングラスで日本酒をスマートに楽しむスタイルも広まりつつあります。
白ワインのようなフルーティーな味わいのものなら、日本酒初心者にも飲みやすく、お酒を飲み交わして親交を深める宴会にもおすすめ。普段の晩酌では飲まないような純米大吟醸や純米吟醸がセットになった商品なら、飲み比べも楽しめます。
伊勢神宮の御料酒にも選ばれている「白鷹」の日本酒なら、年配の人にも喜ばれます。
酸味と甘味の絶妙なバランス!「至高の100%ピュアジュース」
親戚にお酒を飲まない人が多い、または子どもがたくさんいる集まりには、年代を問わず口にしやすい100%ジュースを持参しましょう。ジュースのギフトは好みが分かれにくく日持ちもするため、その場で開封する機会がない場合も後で楽しんでもらえます。
素材や絞り方にこだわった至高の100%ピュアジュース100%ジュースは、素材そのものの味をダイレクトに堪能できるのが魅力。
トマトは独特の青臭さが取り除かれているため、生のトマトが苦手な人でも飲みやすいと評判です。シャインマスカットのジュースは珍しさもあり、みんなで試飲すれば盛り上がるに違いありません。
ピュアな風味が、子どもも大人も笑顔にしてくれます。
ジュースのギフトは好みが分かれにくく日持ちもするため、その場で開封する機会がない場合も後で楽しんでもらえます。
開けた瞬間インパクト大「多幸を呼ぶグルメ」
お盆やお正月に親戚がそれぞれ手土産を持ち寄ると、似たような食べ物ばかりになってしまうことも珍しくありません。
そんなときにおすすめなのが、ほかの人が選ばないようなインパクトのある商品です。
おいしく茹でた「明石だこ」と、「からし酢味噌」と「海苔ワサビ」のディップ2種類がセットになっているグルメは、開封した瞬間にみんなを驚かせられる逸品。
見た目だけでなく通好みの味わいも魅力で、お酒のおつまみにもなります。
甘くない手土産に最適な「梅干し」
いつも甘いものを手土産にしているなら、思い切って甘くないギフトを選ぶのも脱マンネリに効果的です。
普段の暮らしではなかなか買わないような「高級梅干し」は、ご飯のおともとして歓迎されるだけでなく、お酒のおつまみやお茶請けにもなります。
熱中症予防にも役立つので、お盆などの暑い季節にも何かと重宝します。
また、はちみつ味の完熟梅ならお子様にもおいしく食べてもらえます。おやつにしてもよし、小腹が空いたときのおにぎりの具にもぴったり。
1粒ずつ個包装になっているタイプは高級感があり、かしこまった雰囲気を演出したいときにも重宝します。
新しいのに懐かしい!体にやさしい「おやつクルトン」
親戚に子育て世代が増えたときなど、幅広い年代が集まるときは、子どもから高齢者まで楽しめる懐かしい味わいのお菓子がおすすめです。
化学調味料不使用の「かぞくのクルトン」なら、小さな子が口にしても安心。さまざまなフレーバーをセットにして持参すれば違う味をつまんだり好みで選んだりしやすく、喜ばれます。
甘い味付けのものだけでなく、カレー味やマニーマスタード味など、お酒のおつまみになる点も見逃せません。サラダに添えたり、スープに浮かべたりしてもおいしく味わえます。
レンチンだけで料亭の味「お取り寄せグルメ」
レンジでチンするだけで一品用意できるお取り寄せグルメは、大勢が集まるときにこそ大いに役立ちます。食事のときに助かるのはもちろんのこと、晩酌時のおつまみとしても活用できます。
例えば、縁起のいい魚として知られる鯛のかぶと煮ギフトは、にぎやかな宴席にもぴったり。じっくり40分かけて焚き上げた本格的な味わいが、レンチンだけで食卓へ。手軽さとおいしさを両立する手土産を持参して、皆が集まるひとときを楽しみましょう。
親戚の集まりに持参する手土産マナーまとめ
親戚の集まりに手土産を持参するときは、マナーや礼儀作法に気を配ることも大切です。失敗してひんしゅくを買わないために、手土産を渡すときのマナーを紹介します。
仏壇へのお供え物は、手土産と別に用意する
お盆の帰省やお出かけで仏壇へのお供え物を持参するときは、「手土産」と「お供え」をそれぞれ別に用意しましょう。
仏壇へのお供え物は一定期間お供えしてから分けることになるため、常温で置いておけることと、後から分けやすいことが重要です。
定番品は、個包装になっているお菓子や旬のフルーツなど。数日にわたってお供えする家庭もあるため、賞味期限の短いものは避けましょう。夏場に溶けやすいチョコレートなどもあまりおすすめできません。
手土産には「のし」を付けて贈り主の名を記入する
手土産にはのしを付けることで改まった印象になります。親戚が多い場合は、のしにフルネームで贈り主名をしっかり記載しておくと誰からの手土産なのか分かり、管理がしやすくなります。
のしの種類は「紅白の蝶結び」で、水引の上部に入れる表書きは「御土産」や「御挨拶」です。
年末年始の集まりに持参する場合は「御年賀」でも問題ありません。贈り主の名前は一般的には苗字だけで済ませることが多いものの、親戚の集まりでは同じ苗字ばかりになる可能性が高いため、フルネームがおすすめです。
夫婦連名で贈るときは、右に男性のフルネームを、右に女性の名前のみを書くのが一般的です。
玄関先はNG!原則、家の中に通されてから渡す
用意した手土産は、風呂敷に包むか紙袋に入れるかして持参します。風呂敷で持参するなら、ほどきやすい「平包み」がおすすめです。
手土産は玄関先で渡すのではなく、家の中に案内されたのちに渡します。紙袋や風呂敷から出し、のしの表書きが相手から読める向きで差し出しましょう。
適切なタイミングは、和室の場合は座って挨拶をした後、洋室の場合は椅子に座る前です。持参するときに使った風呂敷や紙袋は持ち帰るのが原則ですが、紙袋が不要になる場合はお相手に処分をお願いしても問題ありません。
ただし、要冷蔵のアイテムやアイスクリームなどの冷凍品を持参した場合は早めに冷蔵庫に入れてもらうなどの対応が必要になってくるため、一言添えて玄関先で渡すようにします。
親戚の集まりには気遣いが伝わる手土産を持参しよう
親戚の集まりには、なるべく大勢の人が楽しめるものを選びましょう。
一部の人しか食べられないものや健康状態に配慮していないものなどは避け、集まる人数や年代、状況に合わせた手土産を持参するようにします。
手土産のマンネリ化を解消したいときは、会話のきっかけになったり、その場が盛り上がったりする品物を選ぶのがおすすめです。
普段の生活ではなかなか買わないアイテムや簡単には手に入らないものを意識して選ぶと、恒例の集まりに彩りを添えられます。
また、のしがけや手渡しする際のマナーについてもしっかりチェックしておきましょう。
特に義実家で失敗してしまうと、せっかくの手土産も台なしになってしまいかねません。
ギフト専門店のGiftA(ギフタ)なら、親戚の集まりにふさわしい手土産を選べるだけでなく、のしも無料で利用できます。便利なサービスを活用して、皆が笑顔になる手土産を選んでみてください。