自分では買わないけれどもらって嬉しいものとして、「ちょっと高級な食べ物のプレゼント」が挙げられます。
食べ物ギフトは、相手を問わず気軽に贈りやすく、気を遣わせてしまう心配もそれほどありません。
プレゼント選びに悩んだら、普段自宅で食べるものよりもワンランク上のグルメギフトを探すのがおすすめです。
ちょっとした贅沢感をプレゼントできるから、受け取ったお相手の満足感がアップしますよ。
以下に予算別で「きちんと感のある食べ物ギフト」の例をご紹介します。
目次
【予算3000円前後】自分では買わないけどもらって嬉しい食べ物
予算3,000円で選ぶ食べ物ギフトは、お手ごろで相手のプレッシャーとなりにくい価格帯です。
- 知人への結婚祝いや出産祝い
- 引っ越しや新築のお祝い
- お中元
- お歳暮 など
上記のようなさまざまなギフトシーンで選ばれています。
お祝いの贈り物としてはもちろん、お祝いのお返し（内祝い）にもぴったり。
自分では普段買わないような少し贅沢な食べ物をもらえると、嬉しいと感じる人は多いようです。
予算3,000円で贈り物選びに迷ったら、以下で紹介する人気の食べ物ギフトをチェックしてくださいね。
有名ブランドの「焼き菓子」
専門店やデパ地下で見かける有名ブランドでは、3,000円前後の予算で購入できるギフトセットが多数販売されています。
さまざまな種類の焼き菓子が箱に入っている商品は、贈り物にぴったり！
「今日はどれを食べようかな」と選ぶ楽しみを感じられるだけでなく、周りの人とそれぞれ好きなものをシェアし合う楽しみも贈れます。
見た目がかわいい「クッキー」や、貝殻のフォルムの「マドレーヌ」、細長い「フィナンシェ」などは、子どもから大人にまで大人気の定番品。
コーヒー・紅茶・ミルクにもよく合うので、優雅なティータイムを過ごしてもらえるでしょう。
サクサク食感が好きな人には「ラスク」がおすすめ。お酒のおつまみにもなりますよ。
流行に敏感なおしゃれな人には、釣り鐘型をした「カヌレ」はいかがでしょうか。写真映えする見た目や重厚感のある佇まいが、贈り物にぴったりです。
ゆったりとしたティータイムに最適な「生菓子」
生菓子とは、水分を多めに含んで「しっとり」「プルプル」の食感を楽しめるお菓子の総称です。
ギフトにふさわしい生菓子といえば、フルーツがたくさん使われているジューシーな「ゼリー」。カラフルな商品が多いので、見た目のインパクト抜群です。高級青果店が販売しているフルーツゼリーなら、季節のフルーツの味わいを存分に楽しんでもらえるでしょう。
子どもから年配の方まで幅広い世代に人気の生菓子といえば「プリン」。口どけがなめらかで、やさしい甘さが魅力です。
近年では、昔懐かしい「硬めプリン」や、練乳を使ったブラジルスタイルの「プヂン」など、新しいスタイルのプリンも注目を集めています。
このほか洋菓子なら「ワッフル」、和菓子なら「水羊羹」なども、ホッとひと息つきたいティータイムにぴったり。
お相手やご家族の喜ぶ顔を思い浮かべながら選んでみましょう。
ちょっとリッチな「調味料」
毎日の料理に欠かせない調味料。
素材にこだわった高級な調味料は、メニューや味付けのバリエーションを広げてくれる心強いアイテムになってくれます。
調味料ギフトを贈るなら、普段使い用より少しリッチなものにするのが喜ばれるコツ。
- 有名な原産地の素材を使ったもの
- おしゃれなパッケージ
- 無添加
- メーカー独自のこだわり製法
上記のようなポイントにぜひ注目してください。
料理好きな人へのギフトなら「塩」「味噌」「しょう油」などの基本的な調味料こそ厳選しましょう。
高級な調味料は料理に使うだけでなく、完成した料理にかけてアクセントにしたりと幅広く活躍してくれます。美味しくて役立つプレゼントになるでしょう。
洋食派の人には、トーストやヨーグルトに添える「ジャム」、サラダにかける「ドレッシング」などがおすすめ。複数の味がセットになっているギフト商品なら、日替わりで楽しんでもらえます。
心穏やかな気持ちにさせる「和食材」
繊細でやさしい味わいの「和風食材」は、和食派の人や年配の方から好評のギフトです。
手間暇かけて作られる高品質な「梅干し」は、白いご飯に添えたりお弁当に入れたりするだけでなく、お酒のおつまみとしても活躍してくれます。
ギフト向けの木箱入りや、個包装されている梅干しなら高級感も抜群。賞味期限が長めで保存が利くのも嬉しいポイントです。
忙しくて料理する時間を取れない人や、毎回の食事の準備を負担に感じる人には、高級感のある和食のお供をプレゼントするのもいいでしょう。
白いご飯にかけるだけの「高級お茶漬け」、レトルトや缶詰の「鯛」や「カニ」などは、美味しさはもちろん、お相手に楽をしてもらえるところも魅力。
フリーズドライ商品にも、ギフト向き商品が多く登場しているので、ぜひチェックしてみましょう。
高級食材を使った「雑炊」や「味噌汁」などのギフトセットが人気を集めています。お湯をかけるだけで1品用意できるので、一人暮らしの方への贈り物にすればきっと喜ばれるはず。
お相手のライフスタイルに合った和風食材のギフトを選んでみてくださいね。
自分で選ぶ楽しみがある「カタログギフト」
「どんなものを贈れば喜んでもらえるのか分からなくて不安……」
そんなときは、贈られた人が好きなアイテムを選べる「カタログギフト」がおすすめです。
結婚式の引き出物などでおなじみのカタログギフトは、1冊からでも気軽にネット購入が可能です。
ちょっとしたお礼の品を贈りたいときや、ご挨拶に品物を添えたいときなど、さまざまなシーンで重宝するでしょう。
カタログギフトは近年どんどん進化しています。
一般的にカタログギフトといえば、食品・雑貨・食器など幅広いジャンルの品物を掲載する「総合カタログ」が主流。
その一方で、「食べ物に特化したカタログギフト」もたくさん登場しているのです。
上記のような「食べ物に特化した個性あるカタログギフト」が最近人気を集めています。
写真やイラストが豊富に使われていて、ページをめくるだけで食欲がわいてくるようなカタログなら、お相手に選ぶ楽しみもプレゼントできるでしょう。
【予算5,000円～1万円】自分では買わないけどもらって嬉しい食べ物
結婚祝い・出産祝い・昇進祝いなどの贈り物を、予算5,000円から1万円で探す人が多いようです。
相手の好みが分からないときこそ、自分では買わないものの、もらうと嬉しい食べ物ギフトがぴったりです。
有名パティシエ監修の「アイス」や「スイーツ」
ちょっと高級感のある食べ物ギフトを探すなら、有名パティシエ監修のお菓子が話題づくりにもなっておすすめ。SNSで話題になっていたり、雑誌でよく見かけたりする「アイスクリーム」や「スイーツ」のギフトセットが人気です。
パティシエがプロデュースしているスイーツは、素材や見た目にこだわりのあるものがほとんど。普段口にしているものとはひと味もふた味も違う、贅沢な気分を感じてもらえるでしょう。
さらに「一度食べてみたかった！」「見かけて気になっていたから嬉しい！」など、感動も一緒にプレゼントできるというメリットも。
また、お相手がお気に入りのパティシエが手がける品物を贈るときは、
「ここのお菓子が好きだと言っていたから」
とひと言添えて贈りましょう。
「自分の好みを覚えていてくれるなんて嬉しい！」と、きっと喜んでもらえるに違いありません。
旬な味わいで季節を楽しむ「高級フルーツ」
四季を感じる暮らしを大切にしている方にぴったりの食べ物ギフトといえば、みずみずしい「高級フルーツ」です。
フルーツ本来のおいしさを味わってもらいたいなら、旬のものにこだわりましょう。
- 春……「イチゴ」「デコポン」など
- 春から夏にかけて……「メロン」「モモ」「サクランボ」など
- 夏……「スイカ」「マンゴー」「シャインマスカット」など
- 夏から秋にかけて……「ブドウ」「梨」など
- 秋から冬にかけて……「リンゴ」「柿」など
以上のように、日本には季節を感じさせてくれるフルーツがたくさんあります。
一種類に絞れないときは、フルーツの詰め合わせもおすすめです。普段から見慣れた「バナナ」や「ミカン」なども、ギフト用の高級品なら、いつもとは違った新鮮な特別感を味わってもらえるでしょう。
「ホテルブランド」のスープや総菜
名門ホテルの名前を冠した「スープ」や「お惣菜」のギフトセットも、見映えが良く人気の高い品です。
自宅にいながらホテルのレストランで食事をしているようなリッチな気分を感じてもらえるでしょう。
コーンスープやポタージュスープ、コンソメスープなどが定番人気。普段の献立に1品プラスしたり軽めの朝食にしたりと、使い勝手がいいのが魅力です。ビーフストロガノフやカレーなら、ご飯を用意するだけで1食まかなえます。
缶詰やレトルトタイプなら食べたいときに温めるだけでよく、調理の手間もかかりません。さらにこれらは賞味期限が長いものが多く、長期保存ができるところもギフトに適しています。
ホテルグルメが好きな人や、食事の準備に手間をかけられない忙しい人へのプレゼントとしてもぴったりでしょう。
ちょっと贅沢な「肉グルメ」「海鮮グルメ」
もらって嬉しいリッチ感のある食材といえば、高級ハムなど「お肉の加工品」や、「海鮮グルメ」も外せません。
「ハム」や「ソーセージ」「ベーコン」といった肉加工品は、大人にも子どもにも人気があるので、ファミリー向けの贈り物にもおすすめです。
海鮮好きの人には「マグロ」「エビ」「ホタテ」「イカ」「フグ」など、ちょっとリッチな海の幸の産直グルメを贈って喜んでもらいましょう。
お相手のライフスタイルや好みによっては、「生鮮食品より加工品が助かる」というケースもあります。
ふっくらジューシーに焼きあげて味わう「干物」、ご飯のお供になる「明太子」や「筋子」などもギフト向き。
スーパーで購入するよりもワンランク上のものを選びましょう。
あると便利な「高級ブランド米」
日本人の主食であり、毎日のように食卓にのぼるお米。
普段食べているものよりもリッチな「高級ブランド米」のギフトセットは、実用性も兼ね備えた贈り物として喜ばれるでしょう。
食べ盛りの子供さんのいるご家庭ならきっと役立てていただけるはずです。
お米は銘柄によって風味や食感などに個性があるため、さまざまな種類のお米がセットになっている食べ比べギフトもおすすめです。
便利に使ってもらえるだけでなく、新しい美味しさとの出会いもプレゼントできるはず。ギフトをきっかけに、お気に入りのブランド米を見つけてもらえるかもしれません。
ギフト向けの高級米は少量ずつ小分けになっているタイプもあるので、必要な分だけそのつど開封して使ってもらえるものを贈ると使い勝手がいいでしょう。
お米の消費量が多くない年配の人や、一人暮らしの人への贈り物にもぴったりです。
必需品だからギフトで贈ると喜ばれる「非常食セット」
普段は使わないけれど家に置いておきたいものといえば、災害時に役立つ「非常食セット」でしょう。
「防災用に備蓄しておいた方がいい」と思ってはいるものの、実際には用意できていない人も少なくないようです。
そんな方への贈り物におすすめなのが、ギフト向きにパッケージされた非常食セット。
いざというときのためにストックしておける非常食セットは、実用性の高さにおいても申し分ありません。
プレゼントとして喜んでもらえるだけでなく、「何かあったときに困らないようにしてね」という思いやりの気持ちも伝わるでしょう。
昨今の非常食は、味も種類も豊富です。パンの缶詰やお湯や水を注ぐだけで食べられるレトルトのご飯、フタを開けるだけで食べられる缶詰のおかずなど、バリエーション豊かなギフトセットがたくさんあります。
非常時の栄養補給はもちろん、キャンプや登山などのアウトドアでも活用してもらえるでしょう。
【予算1万円～2万円】自分では買わないけどもらって嬉しい食べ物
予算1万円から2万円程度のギフトは、長く付き合いのある人や近しい家族への記念日にふさわしい価格帯です。
特別な贈り物をしたい一方で、相手に気遣わせたくない気持ちもあるときは、「特別感のあるグルメギフト」がおすすめです。
特別な日に食べたい「高級和牛」
もらって嬉しい食べ物ギフトの代表格といえば「高級和牛」。
とろけるような食感や深みのある味わいで世界中の人々をとりこにする和牛は、自分ではなかなか購入しないという人が多いもの。
特別な日のお祝いの席を盛り上げる、美しいサシの入ったブランド和牛をプレゼントして喜んでもらいましょう。
ギフト向けの高級和牛は、販売店のお取り寄せサービスを使って先方へ贈ることもできます。
調理の仕方によってふさわしいカットが異なるため、届いたらすぐに食べられるカットを選びましょう。
- 肉好きの若い世代には「ステーキ」
- 家族で食卓を囲むなら「すき焼き用」「しゃぶしゃぶ用」
- バーベキューが好きなご家庭には「焼き肉用」
上記のように、お相手の好みに合わせて選べると理想的です。
なお、生のお肉のギフトは基本的に冷凍での配送になります。そのため、先方が受け取れるタイミングや冷凍庫で保管できるかどうかまで配慮するとスマートです。
金額が高いからこそ好きな品物を自分で選ぶ「カタログギフト」
高額な食べ物ギフトを贈るときは、
「予算をかけても先方の好みに合わなかったらどうしよう」
という悩みもついて回ります。
お相手に確実に喜んでもらいたいときは、受け取った側が好みの食べ物を選べる「グルメに特化したカタログギフト」を贈るという選択肢もあります。
高級グルメ専門のカタログギフトなら、ギフト向き食材が豊富に掲載されています。
高級和牛や海鮮・お米・スイーツ・ドリンクなど、豊富なランナップから「食べてみたい」と思うアイテムや好物を選んでもらえるでしょう。
- 全国から選りすぐった特産品のみを取り扱っているカタログ
- 高級ブランド肉に特化したカタログ
- おしゃれなスイーツを集めたカタログ
- 各地のご当地グルメをテーマにしたカタログ
上記のようにカタログギフトそれぞれに個性があり、よりすぐりの食べ物ギフトを掲載しています。
ページをめくればリッチな食材がずらり。
「好きな食べ物をじっくり選んでくださいね」
という気持ちを込めてプレゼントしましょう。
自分では買わないけどもらって嬉しい食べ物を選ぶポイントは？
食べ物のギフトは選択肢が豊富で、「どんなものを選べばいいのかな」と迷ってしまうこともあります。
自分ではめったに買わないけれどもらって嬉しい食べ物を贈る際に、押さえておきたいポイントをご紹介します。
自分用には買わないリッチなもの
食べ物ギフトを選ぶときは、自分のために買うには少し高いと感じるもの、普段使いする品よりワンランク上のものなど、リッチ感のある品物を選ぶのが基本。
- 和牛なら誰もが知るようなブランド和牛
- フルーツなら産地にこだわった人気の高級品種
- スイーツなら有名店のギフト限定商品
これらのような特別感ある食べ物は、受け取った側もきっと気持ちが高まることでしょう。
期間限定商品のようにいつでも手に入るわけではない品物も、リッチな気持ちを味わってもらえるはず。
「自分用にはなかなか買おうという気持ちにならないけれど、あると嬉しいもの」を基準に選んでみましょう。
パッケージのデザインがおしゃれなもの
食べ物ギフトを贈るときは、パッケージも重要なチェックポイントです。
たとえば醤油・味噌・塩など、「高級品だけれど、もの自体は地味に見えがちなもの」を贈る場合は、ぜひパッケージがスタイリッシュかどうかにこだわってください。
見た目にギフトらしい華やかさがあれば、それだけで「素敵！」「センスがいい」と喜んでもらえるでしょう。
おしゃれな瓶や缶に入っているタイプなら、キッチンに置いておくだけでもちょっとしたインテリアになり、暮らしを彩ってくれるはずです。
また、かしこまった場で手渡す贈り物は、格式高い印象を与える木箱や紙箱入りのタイプがおすすめです。
大切な人への贈り物や感謝を表すプレゼントは、「大切なあなたのために選びました」という気持ちも伝えたいもの。
味はもちろん、見た目にもこだわって選びましょう。
ちょっとリッチな食べ物で喜んでもらおう
自分ではなかなか買わないけれど、誰かからもらうと嬉しいのが上質グルメ。
食べ物ギフトは世代を問わず喜ばれ、贅沢な時間を味わってもらえるステキな贈り物になります。
食べると無くなる、いわゆる「消えもの」と言われるギフトであり、その分、お相手に気を遣わせにくいというメリットも見逃せません。
贈り物に悩んだら、普段よりも少しリッチな食べ物からギフト候補を探してみてはいかがでしょうか。
