出産内祝いのメッセージを初めて書くときには、どう書いてよいか悩むことも多いでしょう。マナー違反にならないか、何かNGワードがないかなど気になってしまうものです。
せっかくのお祝いですから、喜んでもらうための具体的なメッセージや例文、本当に気持ちが伝わる書き方のコツをご紹介します。
出産内祝いのメッセージ
出産内祝いのメッセージは基本に忠実に書くことを意識しましょう。お礼のメッセージを送る上での注意点を理解し、相手に感謝の気持ちが伝わるようにすれば喜ばれるでしょう。
出産内祝いの内容は?
出産内祝いのメッセージの内容でまず注意すべきは、いただいた出産祝いへのお礼の言葉を忘れないようにすることです。目上の方はもちろん、身内や友人であったとしてもあまりくだけた感謝の言葉にならないようにしましょう。
さらに継続的なお付き合いをお願いすることも出産内祝いのメッセージの内容に加えるべきです。特に両親や義両親へのメッセージは欠かさないようにしましょう。
相手に感謝の気持ちが伝わるように
相手に感謝の気持ちが伝わるようにするには、まず励ましへのお礼を伝えましょう。
妊娠中の不安や体調の変化に戸惑っていたときに応援してくれた方も多いはずです。心強く支えてくれた方へのお礼の言葉をしっかり書くようにしましょう。
さらに相手への気遣いも必要です。自分は赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいの気持ちであっても、たとえば相手は不妊治療等で苦労しているなど、世の中にはさまざまな事情を抱えた人がいることを忘れず、気配りするのが大人の対応です。
出産内祝いのメッセージを送るにあたって、相手の方がそのような事情に該当している可能性も考えるべきでしょう。
出産内祝いにおけるマナー
出産内祝いはマナーを守るのが大前提です。親しい間柄ならあまり気にする必要がないと考える方もいるようですが、相手に礼儀をわきまえていないように受け取られてしまうと、その後も印象が悪くなってしまうことも考えられます。またマナー違反として不快に感じられることもあるかもしれません。
誠意が伝わるように相手への配慮を忘れないようにするのがマナーです。
出産内祝いはいつ渡すべきか
出産内祝いを渡すタイミングは生後1カ月ごろです。生後1カ月には赤ちゃんが健康に育つことを願う行事である「お宮参り」があり、その頃に内祝いを渡すのがよいとされています。
生後1カ月を過ぎてしまったらなるべく早く、できれば生後2か月ごろまでに渡すのがよいでしょう。事前に出産内祝いを渡す可能性がある方をリストアップしておけばスムーズです。
遠方に出向く必要があって手渡しができない場合もあるはずです。手渡しができない場合は配送するのがよいでしょう。マナー違反となることはないものの、事前に一報を入れる気遣いを忘れないようにしましょう。
内祝いで使うのを避けたいNGワード
出産内祝いを渡す場合には避けるべき言葉があります。覚えておくべきは、ネガティブな連想をさせる言葉です。
「落ちる」「死ぬ」「苦しい」「病」などの言葉は、悪い結果や母子の未来に不穏な影を投げかける言葉に該当します。細かな気遣いをする上で、使うのは避けたいNGワードとして覚えておきましょう。
出産内祝いの例文紹介
出産祝いのメッセージの内容は、例文を参考にするのがおすすめです。大まかな流れを把握しておけば、文章構成にミスがなく感謝の気持ちが伝わる仕上がりになります。
一般的な出産内祝いの例文
一般的な出産内祝いのメッセージは少し堅苦しいと思える程度にしましょう。フランク過ぎる内容は避けるのが無難です。
一般的な出産内祝いの例文は以下を参考にしてください。
【例文】
この度はお祝いの品をありがとうございました。
お陰様で親子共々健やかに過ごしております。
ささやかではありますが、お礼の品をお贈りします。
今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
親しい友達へ贈る場合
親しい友達に贈る出産内祝いのメッセージはフランクなもので問題ありません。友達へ贈る出産祝いのメッセージ内容は以下を参考にしてください。
【例文】
出産祝いをありがとう!
ささやかですが内祝いの品を贈ります。
子供も元気に育って忙しい日々が続いているけど、落ち着いたらまた遊びに行こうね!
親族へ贈る場合
親族への結婚内祝いのメッセージは少し堅いと思えるくらいの内容でちょうどよいといえます。自分の親族だけではなく、パートナーの親族も目にすることを意識しましょう。
親族へ贈る場合の出産祝いのメッセージ内容は以下を参考にしてください。
【例文】
この度は出産祝いをいただきありがとうございます。
主人/家内もたいへん喜んでおります。
ほんの気持ちですが、ささやかなお礼をお贈りします。
これからもお世話になることと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
まとめ
出産内祝いのメッセージにおいて、使ってはいけない言葉など気にかけるポイントはあるものの、基本に忠実に、誠実な対応をしていけばマナー違反となることはありません。
出産祝いをくださった相手に感謝の気持ちが伝わるようにし、さらに今後の相手との関係や距離感も考えてメッセージを作成していくのが望ましいといえます。