出産のお祝いをいただいた方へ、内祝いの贈り物を配送するケースはよくあります。
手渡しなら気にならないことでも、郵送で届けるとなると改めて疑問が出てくるものです。
内祝いギフトの送り方にもマナーがあり、配送サービスを利用する際は失礼のないように細やかな配慮が必要です。
この記事ではお返しの品の送り方で気になる注意ポイントを確認します。
その他、関連するマナーもご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
出産内祝いの送り方:送り主の名前は誰に?
内祝いを配送サービスを使って届ける際には差出人や品物につけるのし紙の書き方に注意が必要です。
配送伝票の差出人は両親の連名で
内祝いの品を配送する際、送り状の差出人の欄は赤ちゃん本人の名前にすべきか迷う人もいるようです。
しかし、いきなり赤ちゃんの名前だけ書かれた荷物が贈られてきても、受け取った人は贈り主の見当がつかず不安になるかもしれません。
内祝いの差出人は両親の名前を書くのが通例です。
届ける相手は赤ちゃんの両親の関係者ですから、両親の名前を記入して、相手に誰からの贈りものかはっきり分かるようにしましょう。
夫側の知人に送るか、妻側の知人に送るかで、差出人の名前を迷う人もいますが、夫婦連名で送ることをおすすめします。
しかし、内祝いの品をオンラインショップで購入して配送依頼をする場合、差出人の名前が一人分しか設定できないこともあります。
その場合は受け取った相手への配慮を優先し、誰からの贈り物かがすぐに分かるほうの名前を使いましょう。
内祝いを受け取る人の立場に立って「誰からの内祝いなのか」を一目で分かるようにしておく心遣いが大切です。
のし紙は赤ちゃんの名前をふりがな付きで
内祝いには「出産祝いをくださった相手に赤ちゃんの名前をお披露目する」という意味もあります。
赤ちゃんの名前を知らせるチャンスは少ないので、内祝いを送る際に手紙などを添えて報告するのが一般的です。
出産内祝いの品には必ず出産祝い用ののし紙を掛け、水引の下の名入れ部分に赤ちゃんの名前を記載しましょう。
赤ちゃんの名前には、必ずふりがなをふってください。
難しい漢字を使っている場合や、変わった読み方をする場合はもちろん、読みやすい漢字を使っている場合も、きちんとふりがなをふるようにしましょう。
出産内祝いに使うのしの水引は紅白の蝶結び
のし紙や水引の伝統的なマナーに気をつけましょう。
水引は、出産祝いにふさわしいとされている紅白の蝶結び(花結び)を選んでください。
蝶結びは簡単にほどけてすぐ結び治せることから、出産祝いや開店祝いなどの「何度あっても嬉しいお祝い事」のときに用いられます。
水引の本数は、出産内祝いの場合は5本のものを使うのが一般的です。
配送するなら「内のし」にする
贈り物ののし紙の付け方には二通りあります。
品物にのし紙を掛けてから包装紙で包むことを「内のし」、包装紙で包んだ上からのし紙を掛けることを「外のし」と呼びます。
内のしは外側からは見えないので控えめに贈り物をしたいときに向いています。
一方、誰からの贈り物かひと目で分かるようにしたいときは外のしがいいでしょう。
内祝いの場合は先方からいただいたお祝いへの感謝の贈り物ですから、内のしが選ばれることが多いようです。
さらに、配送サービスを使う場合、外のしにしてしまうと輸送中に汚れたり破れたりすることも考えられます。
赤ちゃんの名前が書かれたのし紙をキレイなままの状態で届けるために、配送するなら内のしにしましょう。
出産内祝いの基本マナーを確認
出産内祝いにはいくつかの一般的なマナーがあります。
以下の基本的は必ずおさえておくようにしてください。
内祝いの相場は出産祝いの半額〜3分の1
出産内祝いは、値段の相場が決まっています。
お祝いにもらった金額の3分の1〜半額が相場とされており、例えば1万円の品物をもらった場合、3千円〜5千円の品物をお返しすることになります。
ただし、両親に内祝いを贈る場合には、相場に従う必要はないという考え方もあります。
そもそも両親の場合は、必ずしもお返しをする必要はありません。
両親は孫が生まれたお祝いに多めの金額を贈ってくれることが多く、それは新生活のスタートを援助したいという心遣いであるケースが多いでしょう。
そんなときにきっちりした額で返してしまうと、他人行儀になってしまうこともありえます。
どうしてもお返しをしたい場合には、少ない金額でもいいので両親に喜んでもらえそうなものを選びましょう。
生後1ヶ月頃に贈るが準備は早めに
出産内祝いは、生後1ヶ月のタイミングで贈るのが良いとされています。
生後1ヶ月ごろは赤ちゃんの誕生を地域の氏神様に報告する「お宮参り」があり、これを終えてすぐに出産内祝いを贈るのが一般的な流れです。
出産祝いは生後1ヶ月以内にくださる人が多く、その方々へお宮参りの時期にまとめてお返しをします。
生後1ヶ月を超えてから出産祝いをくださった方には、その都度、内祝いの品を準備して贈ることになります。
目安としてお祝いをいただいてから1ヶ月以内に贈れば問題ありません。
出産内祝いを贈る時期は大切ですので、必ず正しいタイミングで贈るようにしましょう。
赤ちゃんが生後1ヶ月の頃は、お母さんの身体がまだまだ辛い時期で、とくに初産の場合は育児に苦戦していることも考えられます。
そんな中でお宮参りの準備をしながら出産内祝いを用意するのは想像以上に大変な作業になると予想されます。
可能なら出産前から少しずつ内祝いの準備を進めておきましょう。
出産祝いへの感謝を伝える手紙を添える
贈りものと一緒に手紙も添えれば、相手に丁寧な印象を持ってもらえます。
手紙にはお祝いを頂いたことへの感謝の気持ちや、赤ちゃん名前の由来、これからも変わらぬお付き合いをお願いする言葉を綴りましょう。
心のこもった手紙を内祝いと一緒に贈れば、きっと受け取った人にあなたの気持ちが届くことでしょう。
相手の年齢や家族構成を考えた贈り物を
出産内祝いで贈るプレゼントを選ぶときは、相手の好みや家族の人数などを考え、使い勝手が良くて喜ばれるものを選びましょう。
定番人気のギフトは、普段用ではあまり買わないような高級なお菓子の詰め合わせや、コーヒー・紅茶のギフトセットなどです。
職場の上司など目上の人には高級感のあるタオルや石鹸など、上質な素材にこだわった日用品がおすすめです。
両親や近い親戚への内祝いなら、赤ちゃんの名入れをしたお菓子や赤ちゃんが生まれたときと同じ重さのお米なども喜ばれるでしょう。
内祝いの送り方で迷ったらカタログギフトを
内祝いを配送サービスで送りたい場合、便利なのがオンラインショップから直送できるカタログギフトです。
相手への配送手配をネット上で完結できるので、赤ちゃんのお世話で忙しい時期には便利なシステムです。
カタログギフトは相手の好みがわからなくても本人に好きなものを選んでもらえます。
贈る側としても個別で品物を選ぶ手間を省けるのは大きなメリットになるでしょう。
また、ギフト専門店なら贈答品の扱いに慣れているので、お祝いの品につけるのし紙やメッセージカードなど豊富なデザインが用意されています。
まずはカタログギフトの価格帯ごとに無料サンプルを取り寄せて、掲載されているギフト商品をチェックしてみましょう。
内祝いは複数の人に同時に送ることが多いので、送料の負担金額が大きいです。
メール便で届けてくれるショップなら、負担を軽減できるでしょう。
またサイトによっては、「会員は一定以上の金額の購入で送料無料」などのサービスがあることも。
ショップ選びの際はチェックしてみてください。
まとめ
内祝いを配送する際の差出人は両親の名前を連名で書くのが良いでしょう。
また、出産内祝いののし紙の名入れ部分には赤ちゃんの名前をふりがなつきで記入します。
内祝いを配送するときは、品物だけを送るのではなく、いただいた出産祝いへの感謝を込めた手紙も添えましょう。
大切なのは、赤ちゃんの誕生を祝福してくださった方へ感謝の気持ちをしっかり届けることです。
今回ご紹介した情報をぜひ参考にしてみてください。
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