夏のデザートといえば、アイスクリームですよね。お世話になっている方にアイスクリームのお中元を贈ろうとしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一部では「アイスクリームのお中元は迷惑」という声も……。
本当に、アイスクリームのお中元は迷惑なのでしょうか？ また、迷惑にならずにアイスクリームのお中元を贈るにはどうすればよいのでしょうか？
この記事では、アイスクリームのお中元が迷惑と言われる理由と、相手に負担をかけずにアイスクリームのお中元を受け取ってもらうためのポイントを解説します。
目次
「アイスクリームのお中元は迷惑」と言われる理由とは？
なぜ「アイスクリームのお中元は迷惑」という意見があるのでしょうか。アイスクリームのお中元を贈ろうとしている場合は、その理由について知っておくことが大切です。
迷惑にならないよう配慮するためにも、アイスクリームのお中元に対する以下のようなマイナス意見も知っておきましょう。
受け取りに手間がかかる
アイスクリームは溶ける可能性があるため原則として宅配ボックスでの受け取りができず、対面でしか受け取る方法がありません。
そのため、配達時に相手が自宅にいなければ、相手が再配達を調整したり、営業所に受け取りに行ったりしなければならなくなります。
留守がちな家庭の場合は、アイスクリームのお中元を受け取るだけで手間がかかってしまうのです。
冷凍庫の中でスペースをとる
アイスクリームは冷凍保存が必須です。食材を冷凍庫に保存している家庭が多いため、アイスクリームのお中元を贈ると保存スペースを確保する手間をかけてしまうことになります。
小さい冷蔵庫しかない家庭の場合は冷凍庫のスペースも小さく、突然のアイスクリームのお中元に対応できないことがあります。
「アイスクリームのお中元はうれしい！」という声も多数
もちろん、「アイスクリームのお中元は迷惑！」という声だけではありません。受け取った人のなかには、「うれしかった」という口コミを残している人もたくさんいます。
インターネットで調べると「迷惑」という意見が目立って気になる人もいるかもしれません。しかし、以下のようなポジティブな声があることも踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。
暑い夏にぴったり
冷たく清涼感があるアイスクリームは、夏に最適なデザート。甘いものが苦手な方でない限りは、プレゼントされるとうれしいはずです。
お中元には日頃の感謝やねぎらいを伝える意味合いもあるため、アイスクリームを贈ると「暑い夏を乗り切りましょう」というメッセージにもなりますよ。
子どもが喜ぶ
甘いアイスクリームは子どもたちに好まれやすいデザートです。そのため、特に子どもがいる家庭へのお中元におすすめと言えます。
子どもたちの人数が多い家庭であれば、量が多いアイスクリームのギフトを贈っても消費が早く、保存に困らないでしょう。
好きなタイミングで食べられる
アイスクリームは適切な温度管理を行えば、かなり長期間保存できる食品だと言われています。
そのため、冷凍庫に保存してさえいれば、受け取ってから時間がたってもおいしくいただくことが可能です。
人によっては、甘いもののお中元がたくさん届いて、消費するのに困ってしまうことがあるかもしれません。
相手のタイミングで食べていただける点は、アイスクリームのお中元ならではの魅力と言えます。
アイスクリームのお中元で迷惑にならないためのポイント
受け取りや保存の関係から、アイスクリームのお中元が迷惑になってしまうケースがあることは事実です。
アイスクリームのお中元で相手の負担にならないためには、以下のようなポイントを意識しておきましょう。
事前に連絡しておく
アイスクリームのお中元を贈りたい場合は、可能な限り事前に連絡しておきましょう。相手の都合を聞いておけば、受取日時を調整できます。
前もって冷凍庫のスペースを確保しておくように伝えることも可能です。アイスクリームの好き嫌いについても確認しておくと、安心して贈れるでしょう。
家族構成を確認しておく
家族構成を確認しておくと、アイスクリームのギフト選びの参考になります。上記のとおり、子どもがいる世帯であれば、アイスクリームのギフトが好まれやすいでしょう。
子どもが多い世帯であれば消費も早いため、少し量が多いギフトがおすすめです。
一方、人数が多い家族でも、お年寄りがいる世帯の場合、アイスクリームを食べきれずに冷凍庫のスペースを長期間専有してしまうことが考えられるでしょう。
また、1～2人暮らしの場合、冷凍庫が小さいことが多く迷惑になってしまうケースが少なくありません。
量よりも品質を重視して選ぶ
アイスクリームのギフト選びで重視していただきたいのは品質です。
アイスクリーム自体は市販されている一般的なスイーツのため、ギフトでは高級な、普段は買わない価格帯のものを選ぶと喜ばれやすいでしょう。
また、品質を重視することで量が少なくなるため、冷凍庫で保管しやすくなります。
個包装になっているものを選ぶ
アイスクリームのなかには、大きな容器に入ったものを取り分けるタイプの商品もあります。お中元では、基本的にこういった商品はおすすめできません。
大きな容器に入ったアイスクリームには、以下のようなデメリットがあります。
- 取り分けに手間がかかる
- 食器を洗う必要がある
- 容器があるため食べても保管スペースが小さくならない
お中元でアイスクリームを贈る場合は、贈り先にやさしい個包装タイプのギフトを選びましょう。
どんなアイスクリームがある？ お中元で選ばれる種類
せっかくお中元でアイスクリームを贈るのであれば、市販のものとは違う少し贅沢なものを贈りたいですよね。
お中元で贈るのであれば、以下のようなアイスクリームがおすすめですよ。
和風アイスクリーム
抹茶や黒蜜を使ったアイスや、大福、どらやきなど和菓子と組み合わせた和風アイスクリームがおすすめです。
日本の風習であるお中元と自然にマッチします。目上の方や年配の方に贈りやすい点もポイントです。
シャーベット・ジェラート
オシャレなアイスクリームのギフトを贈りたければ、シャーベットやジェラートもおすすめです。食感がシャリシャリしており、清涼感を楽しめます。
乳脂肪分が一般的なアイスクリームよりも低いため、ローカロリーなこともうれしいポイントです。
フルーツアイス
果肉をそのまま詰め込んだフルーツアイスもお中元では人気です。フルーツはお中元の定番のため、アイスで贈ることも検討してみましょう。
旬のフルーツが使われたアイスであれば、お中元として最適です。
お中元でアイスクリーム以外の定番は？
相手の都合や好みの問題から、アイスクリームのお中元を贈れない場合はほかのギフトも検討してみましょう。
お中元では、以下のようなギフトが定番として選ばれています。
食べ物
お中元で食べ物を贈る場合は、以下のようなものが人気です。
- 精肉・加工肉
- ジュース・コーヒー
- 和菓子・焼き菓子
- そうめん
基本的に、
- 日持ちしやすい
- 嫌いな人が少ない
- 夏に合っている
などの基準で選ばれます。
食べ物以外
お中元では、以下のような食べ物以外のギフトが選ばれることもあります。
- タオル
- 洗剤
- 入浴剤
こうした消耗品・日用品であれば、好みに関わらず使えばなくなるため、相手の家で邪魔になることがありません。
まとめ
この記事でご紹介したとおり、「アイスクリームのお中元が迷惑」という声が一部にはあるようです。
しかし、決してアイスクリーム自体が嫌いな人が多いわけではありません。どうしても保存や受け取りが問題になってしまいやすいだけです。
こうした問題をクリアするために、できればアイスクリームのお中元を贈る前に、家族構成や受け取りの都合を確認しておきましょう。
とっておきのアイスクリームギフトで、お世話になっている方に感謝を伝えてくださいね。
