お肉の高級部位として有名な、シャトーブリアン。
1頭の牛から少量しか取れず「幻の部位」とも呼ばれています。値段の高さも納得の、やみつきになる味わいがシャトーブリアンの魅力です。
今回は、知っておくとさらにおいしくなるシャトーブリアンの基礎知識を紹介します!
幻の部位!シャトーブリアンとは?
肉質がきめ細かく、とろけるようなジューシーさが特徴のシャトーブリアン。とてもおいしい部位なので、一度食べたら忘れられなくなってしまうかも!
なお、牛肉・豚肉ともにシャトーブリアンと呼ばれる部位がありますが、この記事では牛肉のシャトーブリアンを中心に解説します。
シャトーブリアンはどこにある部位?
シャトーブリアンは牛ヒレ肉の中心部分にあたる、とくに肉質の良い部位のこと。高級肉として有名なヒレの、さらに内側にあるというだけでもどれだけ贅沢な希少部位かがお分かりいただけるのではないでしょうか。
シャトーブリアンには厚みがありますが、運動量が少ないため筋肉が柔らかいのが特徴です。
一般的に「肉が柔らかい=脂肪が多い部位」「肉が硬め=脂肪が少ない部位」というイメージを持っている人が多いかもしれません。
しかし、シャトーブリアンは「脂肪分が少ないのに柔らかい」のが大きな特徴。そのため、他の部位とは一味違うおいしさを味わうことができるのです。
シャトーブリアンは1頭の牛から600g〜2kg程度しか得られないため、とても高価で取引されます。高級ブランド和牛のシャトーブリアンなら、100gあたり数万円の高価格帯で販売されることもあるほどです。
なお、豚肉の場合は豚ヒレ肉の中心部分の肉質の良い部分をシャトーブリアンと呼び、やはり希少性の高さやおいしさから人気の高い部位として知られています。
シャトーブリアンの名前の由来
シャトーブリアンという名前の由来には諸説ありますが、とくに2つの説が有名です。
ひとつ目は、フランス革命時代の政治家、フランソワ・ルネ・ヴィコント・ドゥ・シャトーブリアンの名前に由来しているという説。美食家としても有名だった彼が、この部位を好んで食べていたため、部位の名称になったと考えられています。
もうひとつの説として、フランスにあるシャトーブリアンという都市の名が由来になったともいわれています。
シャトーブリアンの味の特徴
シャトーブリアンは、上品な味わい深さが特徴。やわらかくてジューシー、脂っぽくないので軽やかな口当たりなのが魅力です。
赤身肉でありながら繊細なサシが入っているため、シャトーブリアンは噛み切りやすい部位といえます。歯が弱くなってきた高齢者の方や、あごの力が強くない子供でも食べやすいでしょう。
噛むと口いっぱいに広がる肉汁の味わいは、シャトーブリアンならでは。脂肪分が少ないため、ヘルシーで軽やかな口当たりを楽しむことができますよ。
また、肉と相性が良いとされる赤ワインを合わせると、シャトーブリアンの味わいがいっそう引き立つでしょう 。
赤ワインの酸味と渋みが肉本来の旨味をしっかりと際立たせるので、シャトーブリアンの贅沢な味わいを余すところなく楽しみたいなら、赤ワインと合わせるのがおすすめです。
シャトーブリアンのおいしい焼き方
シャトーブリアンのおいしさを十分に引き出す調理方法として、焼肉よりもステーキがおすすめです。
焼き方のコツは、料理するしばらく前に冷蔵庫から出してお肉を常温に戻しておくこと。そして、焼く直前に塩コショウをふりかけます。
牛脂とニンニクをフライパンに入れたら加熱し、シャトーブリアンをフライパンに置いたら強火にしましょう。1分半くらいで肉を裏返して中火にし、さらに2分くらい焼くと、おいしく仕上がりますよ。
肉の厚みがあって好みの焼き加減にならない場合は、フライパンに蓋をして蒸らすと火の通りが良くなります。
シャトーブリアンに合わせたい!おすすめワイン
シャトーブリアンにぴったりなのは、なんといっても赤ワインです! シャトーブリアンの味を豊かに引き出してくれる、一緒に飲みたいおすすめの赤ワインを紹介します。
【ギフトボックス入り】シャトーブリヤン1992 赤
山梨の老舗ワイナリーとして知られるサドヤ。1992年に自社農園で収穫したぶどうを用いて造った最高峰ワインが、その名も「【ギフトボックス入り】シャトーブリヤン1992 赤」です。
古酒ならではの深みとバランスの良い酸味・渋みが織りなす複雑な味わい。
品質管理を徹底するために注文ごとにボトリングする特別感も、このワインの魅力です。ボトリングしたばかりの新鮮なワインを味わう貴重な機会を、ぜひお楽しみください。
高級感のあるギフトボックス入りなので、大切な人への贈り物にもぴったり。
誕生日や結婚記念日、還暦のお祝いなど、一生もののイベントのお供に、シャトーブリアンのステーキと合わせてみてはいかがでしょうか。
ミュールシャトーブリヤン 赤
サドヤの最高峰ワイン「シャトーブリヤン」のセカンドラベルである「ミュールシャトーブリヤン」。
複数の年に収穫されたぶどうを組み合わせて作られた、マルチヴィンテージワインです。ぶどうの果実味と樽香が織りなす深い余韻が特徴的で、力強さとまろやかさを絶妙なバランスで両立させています。
このワインには、しっかりとした味付けの肉料理がよく合います。シャトーブリアンのステーキはもちろん、ビーフシチューなどの煮込み料理とも好相性。肉の甘みや旨味を存分に引き立ててくれるでしょう。
シャトーブリアンを囲んで家族とお祝いする日のディナーや、パートナーとの大切な記念日などにぴったりです。
特別な日に、特別なお肉と一緒にこのワインを味わって、いつもと違う贅沢な時間を楽しみませんか?
まとめ
お肉の希少部位であり、とても高価なシャトーブリアン。
繊細な肉質で、厚みがあるのに噛み切りやすいのが特徴です。サシの入り方が程よいため、脂っぽいお肉を重たいと感じる方のお口にも合いやすく、満足感を得やすい部位といえるでしょう。
高級食材として知られるシャトーブリアンは特別な日のごちそうにぴったり。シャトーブリアンの旨味をじっくり味わいたい人は、赤ワインと合わせることをおすすめします。
上質な赤ワインに合わせると、シャトーブリアンの味がいっそう引き立つとともに、口の中の後味をさっぱりさせてくれる効果も期待できます。
大切な人への贈り物に、あるいは、大切な人とともに過ごす人生のワンシーンに。シャトーブリアンをチョイスして、幸せいっぱいの食事を楽しみましょう。
今度シャトーブリアンを買うときには、今回の情報をぜひ参考にしてくださいね。