ステーキのおすすめ部位は?ダイエット用・ギフト用・記念日用に紹介

更新日:2022年11月22日

ステーキ肉には多くの部位があるので、どれを購入したらいいのか迷いますよね。

「ダイエット中だからヘルシーにしたい」

「記念日はジューシーなお肉を食べたい」

そんなニーズに合ったお肉選びができるよう、ステーキの奥深い魅力や部位ごとの特徴を紹介します。

ステーキは部位によって味も値段も違う! 

ステーキ 部位

「サーロイン」や「ヒレ」など、なぜステーキは部位が細かく分かれているのか、不思議に思う人もいるかもしれません。

牛肉は部位によって肉の付き方や発達の仕方が違うため、どこの部位をステーキ肉にするかでサシの入り方や味わい、噛み心地などが変わってきます。

牛1頭から取れるお肉の量は部位によってかなりの差があり、取れる量が少ない部位は「希少部位」と呼ばれ、値段が高くなる傾向があります。「シャトーブリアン」や「カイノミ」は特に希少価値が高いため、高級肉としても有名ですよね。

シャトーブリアンは、牛1頭(約800kg)につきわずか1kg~2kgほどしか取れません。

牛の腰辺りにあるヒレ肉の中心部分にあり、肉質は柔らかく、きめ細かくジューシーであるため、贈答用の高級ステーキとして人気があります。

カイノミは中バラの中でも背中側のヒレに近い部分にある希少部位。柔らかく適度なサシが入った赤身で、ジューシーな味わいのため、「肉のお姫様」と呼ばれている人気の部位です。

知っておきたい! ステーキの代表的な部位8つ

ステーキ 部位

ステーキ肉として販売されている牛肉にはいろいろな部位があり、味や食感、サシの入り方など、それぞれ違いがあります。

その中でも特に知っておきたい代表的な8つの部位と、それぞれの特徴をご紹介します。

サーロイン

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▲【三田和牛】サーロインステーキ170g×4

サーロインと聞けば、ほとんどの人が「ステーキ!」と連想するほど、ステーキ肉としてお馴染みですよね。

牛の背中側の肩から腰にかけて、ロースと呼ばれる大きな部分がありますが、サーロインはその中でも一番腰の近くにある部位です。

語源は、フランス語のシュールロンジュ(上の腰部)という言葉。それが英語になるとシュールがサーになり、ロンジュがロインに変化してサーロインという言葉が生まれたといわれています。

サーロインは、「牛肉の王様」とも呼ばれる高級でおいしい部位。赤身の中に細かく入る美しい霜降りのサシと、焼いたときに出るジューシーな脂や香りが特徴的なお肉です。

ボリュームのある部位なので食べ応えがあり、食べ盛りのお子さんの誕生日や家族のお祝いに最適です!

リブロース

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リブロースは、きめ細かい霜降りと、赤身と脂身のバランスの良さが特徴的なお肉。柔らかさと濃厚で上品な旨味を持っています。

このお肉は、肩ロースとサーロインの中間にあります。リブはあばらを意味し、ロースはローストが語源なので、「焼いて食べるとおいしいお肉」という意味が込められた名前との説があります。赤みが少し残る程度のレアで焼くのがおすすめです。

リブロースは、ジューシーでボリューム感のあるお肉を食べたいときに最適!

夫婦やカップルの記念日には、赤ワインと合わせて最高のリブロースのステーキを味わってみてはいかがでしょうか。

肩ロース

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▲【三田和牛】肩ロース・カルビ サイコロステーキセット1㎏

肩ロースはロースの中でも肩甲骨付近にあるとても大きい部位。赤身と脂身のバランスがとても良いお肉です。

また、サーロインやリブロースよりも安価でありながらロースの特徴を持ち、ほどよい噛み応えと濃厚な旨味を味わうことができます。

肩ロースは特別な日に食べるお肉というよりも、もう少し気軽にステーキを食べたいときなどに向いています。そのため、ちょっと贅沢したい金曜日のディナーや、家族の誕生日のお祝いなどにおすすめです。

モモ

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▲【三田和牛】モモステーキ170g×4

モモ肉は内モモ、外モモ、ランイチ、シンタマの4つの部位に細分化されます。

ステーキ肉として柔らかくて食べやすいのは、どちらかというと内モモのお肉。内モモは後ろ足の付け根の部分で、脂身が少ない赤身肉であるため、脂身が苦手な人でも食べやすいといわれています。厚切りにカットして焼くと、さっぱりとしたおいしいステーキに!

ダイエット中の人は、牛肉の脂質が気になることもありますよね。でも、脂質の少ないモモ肉であれば、ダイエット中のご褒美などに利用しやすいでしょう。

ランプ

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ランプは英語の「rump」から来ている名称で、臀部(でんぶ)という意味があります。

その名のとおり、ランプは牛の腰からお尻にかけてとれる赤身肉。モモ肉の中の「ランイチ」はランプとイチボを指します。

ランプは赤身のさっぱりとした味わいがありますが、程良いサシが入っているため、濃厚な味わいと旨味を兼ね備えています。肉質は柔らかく、厚切りのステーキに向いています。

ランプはサシが少なめであるため、カロリーは低めです。さらに柔らかくて食べやすいという特徴を持つことから、カロリーを気にする人や高齢者のいるご家庭での食事会などに喜ばれるでしょう。

ヒレ

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脂の旨味を堪能できるサーロインが「牛肉の王様」と呼ばれているのに対し、赤身で柔らかく上品な味わいのヒレは「牛肉の女王様」と呼ばれ親しまれています。

ヒレは1頭に対し、わずかしか取れない高級部位。脂がとても少なく、肉質がきめ細かい高級肉です。

ヒレの中心部にはシャトーブリアンと呼ばれる希少部位があり、最高級のステーキ肉として利用されます。

ヒレという言葉は、もともとフランス語のフィレ(骨のない)という言葉から変化しています。東日本ではヒレと呼びますが、西日本ではヘレと呼ぶことも。

ヒレステーキは高級感があり柔らかくて噛みやすいため、年齢層が高い世代にも人気があります。そのため、結婚記念日や還暦の祝いなど、特別なお祝いに家族や夫婦で楽しんでみてはいかがでしょう。

ミスジ

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ミスジは牛の肩甲骨の裏辺りにあるウデ肉の一部。ウデ肉というと硬いイメージがありますが、ミスジの場合はあまり動かす部位ではないため、柔らかくてとても食べやすい部位です。

ミスジの名の由来は、肉の見た目にあります。断面の中心とその上下に3本の筋が入っているため、三筋(ミスジ)と呼ばれるようになったといわれています。

実際には上下の筋は取り除かれて、肉の中心に1本の筋が入っている状態で販売されています。

筋は焼くと縮むことがあるので、筋を切ってから調理するといいでしょう。

ミスジもまた、牛1頭から2kg~3kgほどしかとれない希少部位。

そのため、昇進祝いや誕生日祝いなど特別なシーンで食べるステーキとしていかがでしょう。

ミスジは水分量が少ない部位ですので、火を通し過ぎると脂が落ちてパサつき感が出てしまいます。焼き目が付いたくらいですばやく味付けをして仕上げると、おいしく食べることができますよ。

カイノミ

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カイノミはヒレ肉に近い脇腹あたりにある希少部位。見た目が貝の身に似ていることから、カイノミと呼ばれています。

カイノミはトモバラと呼ばれる部位の一部ですが、ヒレ肉の一番近くにあることから、少し歯ごたえのある赤身の柔らかさと旨味を兼ね備えています。カルビやロースよりもあっさりしていているため、年代を問わず人気のあるお肉です。

この部位が活躍できるシーンは、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が集まるホームパーティーなど。親戚が大勢集まる機会に、ぜひカイノミのステーキでおもてなしをしてみてはいかがでしょう。

失敗しない!ステーキ肉の部位の選び方

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ステーキ肉を購入するときに、「どのような部位を選んだらいいのかわからない」と迷うことはないでしょうか? 

そこで、失敗しないステーキ肉の部位の選び方を詳しくご紹介します。

自分へのご褒美ならサーロインやロース

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ジューシーでサシが多めのお肉を選びたいなら、サーロインやリブロース、肩ロースがおすすめです。

これらロースと呼ばれる部位はジューシーで濃厚な味わいがあり、お肉が持つ脂肪の旨味を十分に楽しむことができます。特に若い人が食べるステーキ肉として最適! ロースのうちのどれを選んでもきっと喜ばれるはずです。

また、この3種類のロース肉は、ステーキ肉としてとても人気がある部位ですので、流通量が多いため買いやすいという利点もあります。お肉専門店はもちろんのこと、ネット通販でも簡単に買うことができます。

自分へのご褒美としてはもちろん、気軽な友人とのディナーや記念日のお祝いなど、いろいろなシーンに利用してみましょう。

ダイエット中の人には赤身肉がおすすめ

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ダイエット中は、できるだけ脂身の少ないおいしい赤身肉を選びたいですよね。

モモやヒレ、ランプなどの赤身肉は、他の部位と比べるとカロリーが低め。そのためダイエット中の人にもおすすめです!

一般的な和牛ステーキ100gの部位別カロリーの目安は次のとおりです。

  • サーロイン 約498kcal
  • リブロース 約468kcal
  • 肩ロース 約411kcal
  • モモ 約246kcal
  • ランプ 約347kcal
  • ヒレ 約223kcal

このように各部位のカロリーを比較してみると、ランプのカロリーはそれほど高いほうではないことがわかります。

つまり、ランプは脂質が控えめであるにもかかわらず、肉の脂も堪能できるバランスのいいお肉。そのため、モモやヒレと並んで、脂っこいものが苦手な人やヘルシー志向の人におすすめの部位です。

お祝いやギフト用など特別な日のステーキ肉は希少部位を

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和牛の希少部位ほど値段が高くなる傾向があります。

カイノミやミスジ、シャトーブリアンは牛1頭から取れる量がとても少ないため、最高級部位として知られています。

これら希少部位は和牛特有の上品な甘さと香りがあり、ジューシーな味わいはまさに絶品! 高級な赤ワインと合わせたいときなどにおすすめです。

このような希少部位のステーキは、ギフトとして贈ると大変喜ばれます。また、大切な人へのお祝いや特別な日のディナーにも最適。

思い出に残る素敵な食卓となることは、まず間違いないでしょう。

部位別:GiftA(ギフタ)厳選のブランド牛ステーキ

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肉のおいしさは、ブランド名やランク付けだけでは決まりません。おいしさを目利きできる食肉のプロが選んだお肉であることも重要です。

お肉の専門店で購入すれば、厳選された質のいいステーキ肉と出会うことができるでしょう。

GiftA(ギフタ)おすすめのブランド牛ステーキを部位別にご紹介します。

『【但馬牛】カイノミ芯ステーキ150g×4』

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▲【但馬牛】カイノミ芯ステーキ150g×4

但馬牛と聞いてピンとこない人も、神戸牛と聞けば知らない人はいないのでは? 

実は「神戸牛」とは、但馬牛を出荷する際に、特に厳しい審査基準をクリアした牛肉に与えられる称号のこと。つまり、神戸牛の元は但馬牛なのです。

但馬牛のカイノミステーキの特徴は、肉の中にバランス良く入ったきめ細かなサシ。このお肉を贈られた人は、脂の乗った旨味にきっと満足してくれることでしょう。

但馬牛のカイノミステーキは、ジューシーな柔らかさと上品な甘味があり、お年寄りでもペロリと平らげてしまうほど食べやすいと評判です!

ご贈答用のお肉としても十分に価値ある品ですので、大切な人への贈り物や目上の方への贈り物にもぴったりです。

『【三田和牛】4種ステーキセット620g』

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▲【三田和牛】4種ステーキセット620g

三田和牛もまた、但馬牛と同じく良質な肉質や脂質を持った和牛ブランド。それにもかかわらず、但馬牛よりも少しリーズナブルな価格で取引されています。

兵庫県六甲山系の地域で時間をかけて1頭1頭丁寧に育てられ、きめ細かい霜降りのある素晴らしいお肉に仕上げることに成功しました。

ご紹介するのは、「霜降りのサーロイン」と「赤身のイチボ」をセットにした、三田和牛のお得な食べ比べセット。

和牛肉の脂の多さが気になる」という人でも、三田和牛の霜降り肉はさっぱり食べられるという声が寄せられています。

ヘルシー志向の女性や比較的年齢層の高い世代にもおすすめです。

まとめ

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本当においしいステーキ肉を買いたいと思っても、一般の人が肉選びをするのはなかなか難しいですよね。

また、ステーキ肉をやみくもに選んでも、食べる人のニーズや好みに合わなければ失敗するかもしれません。

まずは食べる人のニーズや好みを押さえ、その人に合った部位がどこかを考えてみるのがポイント。そのうえで、信頼できるお肉専門店でプロの目利きで厳選した品揃えから選べば、きっと満足いくお肉と出会えるでしょう。

高品質なステーキ肉は、家族のお祝いや自分へのご褒美、パーティのおもてなし用など、いろんな場面で大活躍します。また、ギフト対応しているお肉屋さんのものを贈答品として贈れば、幅広い年代から喜ばれるはずです。

目的に合った部位を選んで、ステーキをどんどん楽しんでみてはいかがでしょうか。

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