ご注文 2,640円(税込)以上で送料無料

【初心者におすすめの基礎知識】どんな種類がある?ワインの見分け方を解説

更新日:2022年11月21日

ワインには、一般的な赤ワイン・白ワイン以外にもさまざまな種類があるのをご存じですか?

ワインの世界にもっと深く触れてみたい人は、基礎知識としてワインの種類を学んでおきましょう。情報を知っておくことでお気に入りのワインが見つかるかもしれません。

一緒にワインを飲む友人に「こんなワインもあるんだよ」など、話せる引き出しが増えれば、より楽しみが広がるでしょう。

この記事では、ワインの種類について解説します。

製法によるワインの種類

ワイン 種類

ワインは製法によって以下の4種類に分類されます。

  • スティルワイン
  • スパークリングワイン
  • フォーティファイドワイン
  • フレーバードワイン

それぞれの特徴について、くわしく解説します。

スティルワイン

ワイン 種類
スティルワインとは、非発泡の最もスタンダードなワインです。一般的に「ワイン」といえば、スティルワインを指します。

アルコール度数は9~15度のものが大半です。また、おいしく飲める適温は赤・白、甘口・辛口、ライトボディ・フルボディなど、条件によって変わります。

以下は、条件に応じた一般的な適温です。

スティルワインの種類 適正温度
白ワイン(甘口) 6~8℃ぐらい
白ワイン(辛口) 10℃前後
赤ワイン(ライトボディ) 12~14℃ぐらい
赤ワイン(フルボディ) 16~20℃ぐらい

スパークリングワイン

ワイン 種類

スパークリングワインとは、発泡するワインの総称です。ブドウジュースを二次発酵させた際に発生する二酸化炭素を逃がさず、閉じ込めることでできあがります。

発酵過程では必ず二酸化炭素が発生するため、すべてのワインはスパークリングワインから生成されると言えるでしょう。

最近では、非発泡のワインの瓶詰め時に炭酸を注入してスパークリングワインにしているものもあります。

おいしく飲めて泡が抜けにくい適温は5~8℃ぐらいだと言われています。

フォーティファイドワイン

ワイン 種類
フォーティファイドワインは、発酵中、あるいは発酵前にアルコール度数が高いブランデーなどのお酒を加えたコクのあるワインです。

発酵段階でアルコールを加えることで酵母の活動を止め、糖度を残します。

製法の関係上、アルコール度数はスティルワインよりも高く、15~22度程度のものが一般的です。また、アルコールの添加によって、保存性も高まります。

飲みごろの温度は常温が基本とされています。

フレーバードワイン

ワイン 種類

フレーバードワインとは、果汁、果実、ハーブ、薬草、蒸留酒などを加えたワインのことです。

ベースにはスティルワインが使用されます。「アロマタイズドワイン」「香味付けワイン」といった名称も一般的です。

飲みごろの温度は、ベースが白ワインなら少し冷やして、赤ワインなら常温に近い温度でよいとされていますが、香りを際立たせるために温めて飲む楽しみ方もあります。

スティルワインの代表的な種類

ワイン 種類
市場に多く出回っているのはスティルワインです。赤ワインや白ワインといったワインもスティルワインに分類されます。

以下では、スティルワインの種類を解説します。

赤ワイン

ワイン 種類
▲ミュールシャトーブリヤン 赤

赤ワインはスティルワインの代表的な種類であり、白ワインと並んで多くの人に親しまれています。黒ブドウを使用した、鮮やかな赤色が特徴のワインです。

黒ブドウであっても果肉は白いため、果汁を絞るだけでは赤くはなりません。果皮や種を果汁と一緒に漬け込むマセラシオン(醸し)という製法で果皮の色素が抽出されることにより、特徴的な赤色が生み出されます。

白ワイン

ワイン 種類
▲ミュールシャトーブリヤン 白

白ワインは、赤ワインと並び代表的なワインです。一部例外はありますが、基本的には白ブドウが使われています。白というよりは、淡い黄色のワインです。

白ワインは赤ワインとは異なり、発酵の際にマセラシオンを行いません。そのため、果皮から渋み成分が抽出されず、スッキリとした味わいが魅力のワインになります。

ロゼワイン

ワイン 種類

ロゼワインは、白ワインと赤ワインの中間のようなピンク色が特徴のワインです。

いくつかの製法があり、実際に白ワインと赤ワインを混ぜてつくられることもあります。

黒ブドウをマセラシオンし、果汁のみを抜き取り発酵させるセニエ法という製法が代表的です。

スパークリングワインの代表的な種類

ワイン 種類

スパークリングワインは、主に産地で区別します。各地で造られる代表的なスパークリングワインの種類をご紹介します。

シャンパン(シャンパーニュ)

シャンパン(シャンパーニュ)は、フランス北部のシャンパーニュ地方で製造される、スパークリングワインの一種です。

「シャンパン」のブランドを名乗るためには産地のほか、ブドウ品種、製法、醸造期間、アルコール度数など厳しい基準をクリアしなければなりません。

クレマン

クレマンはシャンパーニュ地方以外の定められた地域で造られる、フランス産スパークリングワインです。

製法は伝統的なシャンパンと同じですが、シャンパンよりも価格が安いことから、ワイン通の間では親しまれています。

カヴァ

カヴァは、スペインのカタルーニャ州を中心とするエリアで造られているスパークリングワインです。

クレマンと同じく、手頃な価格で本格的なスパークリングワインが楽しめることから人気です。

ゼクト

ゼクトはドイツで造られるスパークリングワインです。複数のベースワインをブレンドして製造します。

実は、ドイツは世界一スパークリングワインを消費している国。ドイツ国内で大量に製造されたゼクトのほとんどがドイツ国内で消費されるほど、国民的な人気があります。

フランチャコルタ

フランチャコルタは、イタリアのフランチャコルタ地方で製造される高級スパークリングワインの代表銘柄です。

シャンパンは15カ月以上の熟成が必要ですが、フランチャコルタはさらに長い18カ月以上の熟成が必要になります。

生産量が少ないのも特徴で、シャンパンの5%程度しか生産されておらず、「フランチャコルタの奇跡」という別名で呼ばれるほど希少価値があります。

ランブルスコ

ランブルスコは、主にイタリアのエミリア・ロマーニャ州で造られるスパークリングワインです。

希少な赤のスパークリングワインであるほか、一般的なワインと比べてアルコール度数が低いことから、飲みやすいスパークリングとして親しまれています。

フォーティファイドワインの代表的な種類

ワイン 種類

フォーティファイドワインとは、製造途中でアルコール度数が高いお酒を添加してワイン全体のアルコール度数を高めたもの。

マデイラ、ポートワイン、シェリー、マルサラは、「世界四大フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)」と呼ばれています。

以下では、これらにヴァン・ド・リキュール(VDL)、ヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)を加えた6種類のフォーティファイドワインを紹介します。

マデイラ

マデイラは、ポルトガル本土の南西1,000kmほど離れた場所に位置するマデイラ島で造られているフォーティファイドワインです。

ブランデーなどアルコール度数が高いお酒で全体のアルコール分を高めます。常温で半年程度放置しても品質が変わらないほど、保存性に優れているのが特徴です。

ポートワイン

ポートワインは、ポルトガルのドウロ地方で造られているフォーティファイドワインです。

ポルトガルで造られるポートワインですが、最大消費国はイギリスだと言われています。

17世紀末、イギリスとフランスの第2次百年戦争が始まった際に、イギリス国内で人気が高かったフランスワインの輸入が禁止されました。その代わりとしてポートワインの原型がイギリス人に飲まれ始めたことが人気のきっかけとされています。

シェリー

シェリーは、スペイン南部のヘレス・デ・ラ・フロンテーラを中心とした地域で造られているフォーティファイドワインです。

日本では「シェリー酒」と呼ばれることが多く、独自のお酒の種類と思われていることもありますが、厳密にはフォーティファイドワインに区分されます。

マルサラ

マルサラは、イタリア・シチリア島で造られるフォーティファイドワイン。ワイン、ブランデー、ブドウジュースなどから造られます。また、オークの樽で熟成させることから木の豊かな香りが移る点が特徴です。

ヴァン・ド・リキュール(VDL)

ヴァン・ド・リキュール(VDL)は、フランスで造られるフォーティファイドワインです。添加するお酒には、コニャックやアルマニャックなどが使用されます。

主に発酵前のブドウ果汁に、高いアルコール度数のお酒を添加する点が特徴です。

ヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)

ヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)は、主に南フランスで造られる、甘口のフォーティファイドワインです。

ヴァン・ド・リキュールとは異なり、ブドウ果汁の発酵中にアルコールを添加してアルコール度数を高めます。

フレーバードワインの代表的な種類

ワイン 種類

世界ではさまざまな種類のフレーバードワインが造られています。

以下では、代表的なフレーバードワインを3種類ピックアップして紹介します。

サングリア

サングリアは果物や甘味料・スパイスなどを一緒に漬け込んだスペイン発祥のフレーバードワインです。

フルーツの甘みを感じられ、お酒に弱い人でも飲みやすいワインとして親しまれています。赤白の一般的なワインを使用して、自宅でも作ることが可能です。

ヴェルモット

ヴェルモットは白ワインに香草を漬け込んだフレーバードワインです。

イタリア発祥の「スイート・ヴェルモット」とフランス発祥の「ドライ・ヴェルモット」という2種類の系統があります。

レツィーナ

レツィーナは、ギリシャで造られている松ヤニの風味が付いた白いフレーバードワインです。

古代ギリシャ時代、ワインを保存するためにツボの口と蓋の間に栓がわりの松ヤニを塗っていたため、ワインに風味が移ったのが起源です。

現在のレツィーナは松ヤニをティーバッグのような袋に入れ、醸造時に漬けることで風味づけをしています。

ワイン選びで迷ったら……GiftA(ギフタ)がおすすめする『SADOYA』のワインを

ワイン 種類
▲山梨県の自社農場で丁寧に栽培されたぶどうを使用した日本の食事によくあうワインの赤白セット/ミュールシャトーブリヤン 赤&白セット

ご紹介したように、ワインには多くの種類があります。おいしいワインを探している人におすすめの種類としてご紹介したいのが、「日本ワイン」です。

「日本ワイン」は、日本で栽培されたブドウのみを使用し、日本で醸造された正真正銘の日本産ワインのことをいいます。

元来、日本では気候の問題からワイン造りが難しいと考えられていました。しかし、ワイナリーとブドウ農家の努力が実を結び、近年は世界のワインコンクールで何度も受賞するほど、日本のワインが評価されています。

今回、GiftA(ギフタ)が紹介したいのは山梨・甲府のワイナリー『SADOYA』です。大正6年の創業以降、積極的にフランスのワイン文化を吸収し、本場の技術を取り込んできました。1936年には苗木からのブドウ栽培に成功しています。

現在も『SADOYA』自社栽培のブドウから、「食事のパートナー」をコンセプトにワイン造りを続けているワイナリーです。

スタンダードなスティルワインを楽しみたければ、「ミュールシャトーブリヤン 赤&白セット」がおすすめ。看板商品のセカンドラインであり、『SADOYA』のこだわりを手頃な価格で味わえます。

 

スパークリングワインをお探しであれば、「ドライ スパークリング」はいかがでしょうか。辛口の味わいは、和食との相性も良好です。

デザートとして味わえる非常に甘口なフォーティファイドワイン「オーナーヴ」も人気商品。

お気に入りのフルーツを漬け込んで、フレーバードワインを作るのもおすすめです。

まとめ

ワイン 種類

一口に「ワイン」といっても、さまざまな種類があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

普段、一般的な赤白ワインを飲んでいる人は、ぜひ他のワインにも挑戦してみてください。

誰かとワインを飲む際は、今回の内容のようなワインの種類に関する知識を話すと、ワインの世界がより広がって楽しめるかもしれません。

ページの一番上へ