職場の上司が還暦を迎えたとき、どんなお祝いの言葉を添えればよいのか悩みませんか？
この記事では、上司など目上の人に還暦祝いメッセージを送るときのマナーや喜ばれるポイントをご紹介します。
日ごろお世話になっている相手への礼儀正しい文章の書き方や、ご家族に配慮した言葉の入れ方など、役に立つヒントが満載。
最後にお祝いの文例もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
上司への還暦祝いメッセージのマナー
普段お世話になっている上司には、いつまでも変わらず元気でいてもらいたいもの。
上司へ還暦祝いのメッセージを贈る際は、そうした気持ちを伝えたいですが、失礼のないようマナーも意識しなければなりません。
最低限押さえておきたい3つのマナーについてご説明します。
マナー① 適度な長さにまとめる
還暦祝いのメッセージは、手紙と同じく短すぎても長すぎてもよくありません。適度な長さを心がけましょう。
還暦は第2の人生がスタートする節目ともいわれ、定年を迎える人も多くいます。特別な年齢を迎えたと感じる人は多いでしょう。
そんな大切な日に贈られたメッセージが「還暦おめでとうございます」だけでは、主役を寂しい気持ちにさせてしまいます。
しかしその反対にメッセージが長すぎても、「返事を書いたほうがいいのかな？」と相手が気をつかってしまうかも……。
短すぎず長すぎず、適度な文章量のメッセージに仕上げたほうがよいでしょう。
マナー② 親しい間柄でも礼儀正しく
会社によっては上司と部下が和気あいあいと仕事をしているところもあります。社長や上司とプライベートでも交流があるという人もいるでしょう。
ただし、たとえ普段から親しくしていても、還暦祝いのメッセージは礼儀正しい文章で書くことをおすすめします。贈ったメッセージは思い出の品となり、形に残るからです。
ビジネス文書のように堅苦しい文章を書く必要はありませんが、お祝いの気持ちをこめていつもより丁寧な言葉づかいを意識してみてください。
マナー③ 文例を参考にお祝いの気持ちをこめる
この記事の最後ではメッセージの文例をご紹介しますが、これをそのまま使わず、感謝の気持ちを自分の言葉でまとめてください。
相手への敬意と感謝の気持ちをこめて文章を考えれば、心からお祝いしている気持ちが伝わって感動してくれるでしょう。
還暦祝いは日ごろの感謝の気持ちを伝えるタイミングでもあります。文例は参考程度に留めて、オリジナルの祝福メッセージを考えてみましょう。
上司に喜ばれるメッセージを書くポイント
ここからは、上司に喜んでもらえるメッセージを書くためのポイントを4つご紹介します。
相手との具体的なエピソードを盛りこむ
メッセージには、還暦祝いを迎えた相手との具体的なエピソードを盛りこみましょう。
たとえば、「右も左も分からず落ち込んでいた新人の私を励まそうと飲みに誘って、契約の取り方を一から説明してくださったことを覚えていますか？」などです。
相手との具体的なエピソードに加えて、「それによって自分はどんなことを学んだのか」「どうスキルアップしたのか」といった成長ストーリーも盛り込むとよりよいでしょう。
お祝いと感謝の言葉だけではなく、より具体性をもたせることで、「あなたに向けたお祝いのメッセージです」ということが伝わりやすくなります。
相手も「覚えていてくれたんだ」と感動してくれるため、おすすめです。
本人とご家族の健康を気遣う言葉を入れる
上司へのメッセージには、60歳を迎える本人や家族の健康を気づかう言葉を入れると喜ばれます。
「奥様は2つ年上と伺っていますが、お元気にされていますか？」など、家族への配慮があると、より親しみのこもった嬉しいメッセージになるでしょう。
これからの活躍を祈る言葉を入れる
60歳の還暦を迎えて退職する人もいますが、現在は「人生、100年時代」。65歳まで継続して働くというケースも増えてきました。
そこをふまえて、これからの活躍を祈る言葉も添えましょう。
メッセージでエールを送ることで、「まだまだ頑張らなきゃ！」と励みになるはずです。
相手に老いを感じさせず若さを強調する
メッセージの中では老いを感じさせる言葉や表現はNG。反対に、若さを強調することを意識しましょう。
たとえば、
「いつもパワフルな仕事ぶりを見て、私も負けていられないなと気合いが入ります」
「60歳になっても若々しいお姿を見て、私も◯◯さんのような60歳になりたいと憧れています」
などです。
このように、年齢を感じさせないポジティブなメッセージを贈ると大変喜ばれます。
おすすめのメッセージ文例はこちら
上司宛てのメッセージとしておすすめの文例を2つご紹介します。
下記の内容を参考に、自分なりのアレンジを加えて素敵なメッセージをつづってください。
【文例1】
◯◯さん、還暦おめでとうございます。
私が新人のころに◯◯さんから教わった契約獲得の秘訣を今も活用しています。おかげさまで、今では営業成績NO.1に選ばれるまでに成長しました。本当にありがとうございます。
◯◯さんのいつも若々しく元気に仕事をされる姿を見て、私も負けていられないなと感じています。
無理だけはなされないように、いつでも私を頼ってくださいね。これからもよろしくお願いします。
【文例2】
◯◯さん、還暦おめでとうございます。いつも丁寧なご指導に感謝しています。
還暦とは思えない元気なご様子を見て、私もそんな60歳になりたいと憧れています。どうかご自愛いただき、今後ますますご活躍されますよう心よりお祈りしています。
まとめ
上司の還暦祝いでメッセージを贈る際のマナーや喜ばれるポイントをご紹介しました。
還暦を迎えることで「また年齢を重ねてしまった」と落ち込む人もいるらしいですが、いまだ現役でバリバリと働いている人は「これからも頑張るぞ」と前向きにとらえてくれるはず。
普段からお世話になっている上司にお祝いメッセージを贈るときは、フレンドリーになりすぎず、フォーマルな姿勢を意識して、感謝の気持ちをこめた文章を考えてみてください。
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